櫛木理宇のレビュー一覧

  • 悲鳴(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    たくさんの問題が詰め込まれていました。昔ながらの考えに凝り固まった人々達、本当に頭がおかしいと思う人間関係。こんな所で暮らすのはしんどすぎる。
    彼女達を襲った悲劇。サチが可哀想でならない。亡くなられたもう1人の女性も。こんな残酷な事をしても犯人達に懺悔の気持ちもない。自分は酷い目にあったからっと自分の気持ちばかりで気持ちの悪い連中です。

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    2026年05月15日
  • 死刑にいたる病

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    カラッとした晴天の中読んでもこの小説の中は暗くジメジメしている…残虐で、生い立ちは辛く悲しい、主人公雅也の現実と理想と掛け離れてしんどい。読んでいてしんどいのに読むのをやめられなかった。終わり方も嫌!でも面白い…

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    2026年05月12日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    私刑がテーマであり、道中不快な場面があるが、そこで気分を害せば害するほど、その後の展開が大変痛快に感じられて、とても面白い作品でした。

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    2026年05月10日
  • 虎を追う

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    ネタバレ

    面白かった。
    ただ、なんでい警察官関係者を黒幕のひとりにする話が多いんだろう。
    ここで一気につまらなくなる。
    たしかに警察の人だと証拠品を片付けたり、捜査内容が筒抜けになったりするけどさ。
    読者が「えっ?犯人のひとりなの?」ってただ驚かすために警察官を悪者にするのは本当にやめて欲しい。

    真犯人が自己顕示欲が強いばかりに
    逮捕されたけど
    もっと利口に動けば捕まることなかったのにな。
    しかし犯人って(小説だけでなく)他責転換な人間ばかりやな。

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    2026年05月09日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    主人公である青年の家庭は、再婚を経て既に青年を家族という枠から用済みと突き付けた事により、青年の最後の微かな希望さえ酷く傷つけ青年をある意味で解き放ってしまった。
    また、青年を見いだした教授も、若くして母を失っている。そして不貞を働く父を恨んでいた。
    この2人は決してマザコンとかではない。家庭を、母(妻)を顧みなかった父親が共通点であり、そして青年の向かった村で代々行われていた依代(ヨリ)を辱める行為の末その依代達の溜まりに溜まった怨念の思いが、いわば、ヨリ(達)+(トヨ子)そして青年、教授の三者三様であれど行き着いた思いの先が一致しただけの事である。
    それだけの事で、地獄の蓋が開かれてしまう

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    2026年05月08日
  • 鬼門の村

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    櫛木理宇でホラーというと、『ホーンテッド・キャンパス』シリーズがあがるが、あれは森司とこよみの恋愛が絡んでいるから甘めだ。
    本作はアクセル全開、櫛木理宇が混じり気なしのホラーを書いて本気で怖がらせに来たぞ、と嬉しくなった。
    大学生が一つ一つの話を読み、整理していく過程ですら人ならざる地へ足を踏み込んでいるようでゾワゾワと鳥肌が止まらないのだが、そこから明らかになっていく真相には底の見えない闇があった。怖い話とは悲しい話ではあるのだが、本作はその悲しみすら飲み飲んで怖さへとシフトして予告なしにアクセルを踏み込んでいる。終盤、この物語が、彼らが向かおうとしている方向が見えた時、悲鳴と喝采をあげてい

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    2026年05月07日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    想像していたストーリーを覆される話だった。
    てっきり殺人依存性のサイコパスが事件を起こしていくようなものかと思っていたが、精神を操り上手く人を使って自分の手は汚さず卑劣な殺人をコントロールする話で、またその主人公が50代のパッとしないその辺にいるおばさんというのが、現実性が増して怖いし他の作品とは一味違うストーリーになっていた。

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    2026年05月07日
  • 鬼門の村

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    呪いを作るための蠱毒的な部分が恐ろしかった。
    集団的心理や飢え、貧困は同じ人間に対してこうも残酷になれる要素なのだろうか。
    この続きを読みたいと思わせる終わり方。

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    2026年05月06日
  • 執着者

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    とても怖かった。
    老人の存在もだけど、
    警察ってこんなに苦しんでるストーカー被害者にあんな対応をするのかと。
    そんなことないよね?
    きっともっと力になってくれるよね。
    小説の話だけだよね?
    それがとても怖いと思った。

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    2026年05月04日
  • 拷問依存症

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    4作目ともなると、何を書けばいいんだ。

    そんな気持ちで書いてます。

    とにかく誰も救われない。

    これがまだ続くんかなぁ。

    もうどうしようもない結末すぎて、毎回胸が苦しくなる。

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    2026年05月02日
  • 鬼門の村

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     2万8千円の実話怪談の整理のバイト、一家惨殺事件のあった家、怖いものから奇妙なものまで様々な怪談の数々、村の食べ物・水への禁忌などホラーの醍醐味が詰まっていながら単純な因習村ホラーで終わらない面白さがあって一気読みだった。

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    2026年05月02日
  • 虎を追う

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    過去の事件の真犯人を見つけていく過程が読み進めるに連れ濃くなっていくのが良い。櫛木さんの描く事件は何故か毎回深掘りしたくなってしまい、もっと知りたくなる…。孫を含めた協力者が新しく面白い。事件の真相もしっかりと読み応えのある結末になっている。

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    2026年04月29日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    怖かったし気味悪かったし真相も胸くそ悪かった(褒めています)教授の思惑と、体験談を追っていくこと、どちらもなぜなのかと先がとても気になりあっという間に読んでしまいました。ラストやっちまえ!と何か応援してしまい、怖かったのに不思議な読後感!面白かった。櫛木さんの小説は初読みでしたが他の本もぜひ読んでみたい。

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    2026年04月24日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    完全に作者&ジャケ買いだったけどとても抉られた。

    同じ境遇でもたった1人との出会いで人間は変わる。
    最後の方の2人の話の移行具合がなんとも辛かった。

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    2026年04月21日
  • 氷の致死量

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    読み切った感!大満足でした。
    アセクシャル、性的マイノリティ、幼少期の虐待、虐待の連鎖、、、たくさん勉強になりました。
    ミステリーの方もとても面白かった。読み応えあった。

    主人公は最後何と言いたかったんだろう、、

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    2026年04月16日
  • 執着者

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    傑作。
    「ストーカー」という題材をここまで生々しく描いた作品は初めて見た。
    本筋の刑事サスペンスも面白いが、第一章と第三章で描かれる、ストーカー被害者の女性目線がマジで怖い。

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    2026年04月15日
  • 監禁依存症

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    最近、Netflixで「九条の大罪」を一気見した。

    どう考えても極悪な犯罪者を弁護し、世に放つ九条。
    ヤクザに金をもらって言いなりになるのではなく、感情を抜きにして「法律」という平等なルールのもと、正当な権利を行使することが九条の軸となっている。

    確かに、あの作品は本当にいろんな人間がでてくる。
    境界知能の人間が生き抜くために犯罪に手を染めてしまうこと。その大元は結局ヤクザだったり、機能していない家族のせいだったり。

    私は「九条の大罪」を観て、
    法律を理解して使う人間の難しさを感じた。

    では本作「監禁依存症」は?
    今回の話には「小諸成太郎」という弁護士が中心にいる。
    小諸弁護士は性加害

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    2026年04月15日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    すごく面白かった。久しぶりに一気に一冊読んでしまった。
    連続殺人鬼・榛村から手紙をもらったパッとしない大学生・雅也。警戒しながらも関係者に聞き回ったり、事件について調べたりしていくうちに、周りから「話しやすくなったね」と評される。本を読んだり、出かけて色んな人と話したからかな、と思っていたら、急に雅也の母親の話になっていってびっくり。幼い子に対して変な目で見たり、榛村への共感が危険なくらい高まって行った時に、金村や灯里からの連絡でストップがかかったのは、よ、よかったね〜、と読んでた。
    でもエピローグを読んだら、榛村が操ってたの、あの人もこの人もみーんなじゃない!って最後にびっくり。
    主人公の栄

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    2026年04月15日
  • 監禁依存症

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    朝起きて一気読みしました。
    このジャンルの本に惹きつけられてしまう自分の本性は否定できないです。
    ですが短絡的に受け入れるのではなく被害者の苦痛を擬似的にでも共有する事ができるほど最後まで容赦なく読者に「依存症」の意味を問いかけてきます。

    読書はいつでも私を救ってくれます。

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    2026年04月12日
  • 死刑にいたる病

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    シリアルキラーについて学びながら、本作品を楽しめた。
    二転三転、最後の最後まで驚かされた。主人公に救いがあったのか、シリアルキラーに翻弄されて地獄を見ることになるのか、、、
    良くも悪くも主人公が影響を受けて変わっていく姿が気持ちよかった。

    去年シリアルキラー展行ったなーと思い返した。シリアルキラー展自体はただの生活歴の羅列で読むことが疲れただけだったけど、「死刑にいたる病」は小説として落とし込んでいてとても面白かった。幼少期の被虐待体験って本当に痛ましい。

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    2026年04月09日