櫛木理宇のレビュー一覧

  • 鵜頭川村事件

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    ネタバレ

    最近日本では、自然災害のニュースをよく目にする。行政機関、とりわけ政府が、災害発生中にもかかわらず赤坂あたりでどんちゃん騒ぎをして、あまつさえその様子をSNSに投稿までしてしまう我が国においては、公共の援助を期待できる可能性は薄い。必然的に日ごろから自分たちで対応できる力を備える以外に、生き延びる道はないと言ってもいいのではないだろうか。

    さて、本作では豪雨により孤立した限界集落に近いへき地で、たまたま墓参りに訪れていた男が孤立した村に閉じ込められ、そこで旧因によって引き起こされる騒動と事件に巻き込まれる。こうした村で、本作に描かれているような旧弊がどの程度のこっているものなのかは判然としない。しかし、高齢者が構成員の大半を占める集落では、旧弊に囚われて生きている人たちも多いのではないか。

    豪雨は今やいつでも起きる。場所によっては雨ではなく、雪のこともあるかもしれないが、いずれにせよ自然災害によって地理的な孤立が発生することは、いつだって我がことと捉えておく必要があるだろう。そして、このような状況に遭遇すると、人はパニックを起こすこともまた覚えておかなくてはならない。
    この小説は、豪雨により自分が住む場所が孤立状態に陥ったとき、どのような状況が発生するかということのシミュレーションになっている。物語はフィクションだが、さもあろうというリアリティを備えている。災害は豪雨にとどまらず、豪雪や震災、それにともなって発生する津波など、多様な災害に応用できる。

    パニックに陥った集団の中でおこる悲劇。人がパニックによって少しずつ狂気にさいなまれていく。
    人々が少しずつ狂っていく過程を、作者は丁寧に描き出し、しかもリアリティは最後まで失われることはなかった。恐ろしい物語であるが、昨今の日替わりで災害が発生する我が国において、本作はいわば読む災害マニュアルとしての役割も果たしてくれるのではないだろうか。

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    2026年09月18日
  • 鵜頭川村事件

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    著者とは同郷なので地元が舞台だとすぐにわかります
    そして地元だからこそリアルに想像できました
    本作は昭和50年代の村社会を描いたパニックホラーです
    田舎の閉塞感、暴力を振りかざして自分の思い通りに動こうとする男、理不尽に虐げられる女と子どもたち、ここから抜け出したいと願う若者の苦悩と焦燥…
    痛々しいほどの村社会がそこにありました

    そんな山奥にある村が突然の豪雨で近隣から孤立してしまい、普段から鬱積していた不満が爆発し暴動が起きるお話です
    昨日までは笑顔で挨拶を交わしていた隣人が、ひとたび暴力の魔力に取りつかれるとおぞましいほどの残酷さを覗かせる姿
    めちゃくちゃリアルです笑
    極限状態にあると人間の本性が見えるとはよく言いますが、もし自分だったらどうなるだろうと想像せずにはいられませんでした
    私も暴力に酔いしれ武器を手にして殺戮にふけるのでしょうか
    それとも虐げられる側に立ち、尊厳を捨ててでも地面に額をこすりつけて命乞いをするのでしょうか
    性別が女性であるが故に、死んだほうがましだと思わされるような性暴力にさらされるのかもしれません
    その時、私は相手を殺さずにいられるとは思えません

    様々なことを考えさせるお話です
    主人公は小さな少女の父親です
    愛娘を守るために村から逃げ出せるのか、最後までハラハラしながら読み進めました
    大変面白かったです

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    2026年09月14日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    実話怪談や民俗学ホラーが好きな人は好きだと思う。

    考えれば考えるほどこわい話なのだけれども、主人公がどこか超然として言いつけを守っているので、怖さが和らいでいる。そこが読みやすくしていると思う。これで主人公が平気で現地のものを飲み食いしたりゴリゴリに怪異に巻き込まれていたら死ぬほど怖かったな…

    一見関係ない、数々の実話怪談がじわじわと繋がって言って、じわじわとこちらに迫ってくる。この実話怪談自体もめっちゃ面白いのがすごいのだよな。

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    2026年09月13日
  • 氷河期のゴミ

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    面白かった。時代にあっていると思う。
    実際に起きた事件や過去の出来事が書かれていることで、話に重みが増していた。
    テンポよく、エンタメ性が高い社会派。
    ドラマ化に向いていると思う。

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    2026年09月12日
  • 虎を追う

    ネタバレ 購入済み

    早く真犯人を捕まえて欲しくて夢中で読んでいたら、本当にあっという間に読み終わってしまいました!
    登場人物たちの意外なつながりや真犯人がどこにいるのかなど、気になる要素がポンポン出て来て引き込む力が凄かった。
    世論を操作するという大きな事をやってのけた、星野班の皆がとてもカッコよかったです。
    最後に、メディアが動かすのは人の良い心だけではないことを示す不吉なエピローグが来るのは櫛木先生らしくてゾッ・・・でした。

    #怖い #ドキドキハラハラ #スカッとする

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    2026年09月11日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

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    栗山香那
    武内譲
    峻
    進藤小雪
    晶子伯母
    栗山隆司
    香子
    進藤ハツエ
    佳織
    三咲
    今道刑事
    海老沼弁護士
    宅間守
    武内昭也
    猛討ゆづる

    今道弥平
    伊野田
    小柳
    菅谷
    片山
    加藤智大
    YZR
    緒方
    松隈
    和偉
    藤間
    ジェニファー
    綾子

    武内由布子
    進藤早月
    木野
    城下
    光子
    鶴巻
    江添
    スズコ

    堤田ヒサヨ刀自
    武内元治郎
    武内正造
    からゆき
    キク
    ハツ
    武内チヤ
    由良すず子
    根田
    手島

    森井

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    2026年09月09日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

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    読み終わった時、もう一度最初のページを開きたくなった
    なんて重苦しく辛い物語なんだ…
    でもものすごく勉強になった
    絶対に知っておいた方がいい、学校では決して学ぶことの出来ない日本の仄暗く罪深い歴史を見せつけられた
    グロテスクすぎる
    人の欲望と愚かしさの骨頂を見せられた
    終章のラストがあまりにも辛くて胸が痛い
    どんな思いでこんなことを………泣けてしまう……………

    女性として生まれた者にしかわからない地獄がある
    どんな男性にも少なからずあろう女性軽視の思想、それに翻弄させられる私たち女という生き物の悲しさよ
    男社会の中で虐げられた男性は、なぜ自分を虐げる男性を憎まずに無関係の女性に対して「なんで助けてくれなかった!」といって憎むのだろう
    どういう教育をすれば真っ当な精神の持ち主となれるのだろう
    生まれた土地にもよるのだろうか
    これからの時代が女性にとって生きやすい世の中になることを祈って止まない

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    2026年09月07日
  • ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか

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    ネタバレ

    オカルトな事件に邪魔されず、こよみちゃんと平和なデートをしたいというのが森司の願いであり、それは読者も同じ気持ちだと思う。
    こっちだって、何の憂いなくキャッキャウフフする二人を見たいんだよ。
    ただ作品の性質上、それは叶わぬ願いなのである。
    ホワイトデーも、そのリベンジも、散々だった二人に涙を禁じ得ない。
    でも、予想していたよりは、いちゃついてくれたので、案外満足できたことに自分でもびっくりしたり。

    今回は「生霊」がテーマかな。
    ここに「親子」も入ってくると思っていたのだが、最後の話がこれに該当しなかったので「生霊」の括りで。

    ホワイトデーの話は、意図せず二人のデートの野次馬をすることになっちゃった黒沼コンビを巻き込んでの脱出ものに。
    映画の蘊蓄がいろいろ出てきて興味深い話ではあったけれども、森司たちのことを思うと気の毒でならない。
    初見の第三者からみた二人が、やっぱりむず痒くなるほどじれったいのが知れたのもよい。

    二話目の真実は、もう余命いくばくもない人にとっては致命傷になりかねない残酷な真実に。
    それでも、部長はある意味容赦がない。
    でも、この部長の行動が、最後の話で活きてくるのが胸熱展開だった。

    ラストの話は、ホワイトデーのリベンジデートの筈が、これまたとんでもないネタに巻き込まれる二人の話。
    そんな最中でも、ちゃっかりいちゃついてくれたのは前述通り。
    テーマパークの占い師に「あんたら付き合って二年は経ってるよ」(要約)と看過されたのには爆笑。
    その占い師にちゃんと言葉にしろと言われたのに、やっぱり決定的な言葉を口にしない二人のもどかしさもあり。
    でもスキンシップはするのです、そうなのです。

    でも一番胸にぐんっと来たのは、部長が直接的にはいない中、部長の役割を森司とこよみちゃんが分担して務めていた点。
    蘊蓄の解説は(途中部長にバトンタッチはしたものの)こよみちゃん。
    そして、オカルト現象に対しての説得は森司が。
    この「説得」する姿に、森司の成長を見て、不覚にも泣きそうになってしまった。
    前二つの話で、いや、これまでずっと部長のそんな姿を見てきたからこそできた芸当。
    成長と世代交代を感じた、心に残るシーンだった。
    こよみちゃんも、さぞかし惚れ直したに違いあるまい。
    ここで明かされた真実もまた、決して明るいものではなかったけれども。
    寧ろ反転してしんどい展開だったけれども。

    にしても、もう20作品超えてなお、正式な恋人にならないお二人。
    占い師だけならいざしらず、初見の人にももどかしさを覚えられているお二人、さっさと引っ付け。
    寧ろ今の状況、楽しんでいる節すらないかと思えてきた今日この頃である(特にこよみちゃん)

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    2026年09月04日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    めっちゃ面白かったー!!
    櫛木さんは依存症シリーズとか悲鳴とか重くて心が重くなればなるほど良いイメージだったけど覆されてしまった。

    実写でやるなら3きょうだいは神木隆之介、川口春奈、山田裕貴で何卒。
    もう読んでてそのイメージしか出てこなかった。

    あと出てくるメニューがすんごいおいしそう。
    山菜苦手だけどちょっと食べたくなった。

    続編出ないかなー!

    迷惑さん。幸せになってね。

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    2026年09月03日
  • 拷問依存症

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    依存性シリーズ4作目。
    今回もめちゃくちゃ面白かった!
    死体の損壊具合といい女性蔑視や暴力といい、胸糞悪いのに、巧みなミスリードに翻弄されて最高でした。
    これ、これからどうなっちゃうの??

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    2026年09月03日
  • 鬼門の村

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    途中までしっかりとホラーで夜に読んでてゾクゾクしました。後半は謎が解けていく感じでミステリー感があり爽快だった。流石櫛木先生面白かったです。

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    2026年09月02日
  • 鵜頭川村事件

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    せいぜい殺人事件が2-3起こるくらいだろうと思って読んだのが甘かった…集団パニックと疑心暗鬼の末、村全体がおかしな状況に陥っていく様が、リアルで怖すぎる。

    岩森明は都会に集団就職する。自動車整備工場。やがて親になった。妻は看護師の節子。子供は愛子。三年前節子は膵臓がんに倒れた。半年で亡くなった。愛子は3歳。墓参りに田舎へ。鵜頭川村へは最寄りの駅から40分かかる。

    長雨でバスが止まる。飲酒運転でお地蔵さんの祠が壊れて、村人は祟りを恐れている。20歳くらいの若者が胸と腹から血を流して死んでいる。被害者は長江の敬一さん。駐在さんは爺さんが川に落ちたとかでそっちに行ってしまっている。土砂崩れが起きた。駐在さんは閉め出しだ。村は閉ざされた。

    死体が診療所に運ばれた。電話が使えない。停電もしている。とりあえず葬儀だけして、遺体は氷室に移すことになった。プロパンなのでガスは使える。水道はダメ。井戸はある。7時に公会堂で集会。集会で得られるものはなかった。

    雨はまだ降り続いていて、崖や山側に近い家には避難勧告が出ているが、説得は難渋している。みんなに殺人犯と目されている大助が秀夫の兄嫁を犯そうとしているところを、秀夫が見つけて殴りかかって騒ぎになる。

    若者は自警団を組むことにする。矢萩一族は大助を庇う。なかったことにして欲しいと村のみんなに頼む。矢萩姓のものだちは水も食糧も手に入らなくなる。伸平が自警団のリンチに合う。自警団は50-60人に膨れ上がっている。矢萩の女衆でも仲間割れが始まり、有美が突き飛ばされ食糧を奪われる。自警団は突っ走り始めた。

    自衛隊から救援物資が投下されるが、それは盗まれた。降谷秀夫が後ろから殴られてザマアミロと言われた。矢萩が救援物資を盗んだんだという風説が出る。大助が袋叩きになる。

    元市が由美と岩森が密通していると信じて殴りかかってきて、出て行けと叫んだ。とりあえず愛子と車に避難する。自衛団のリーダーの辰樹はラジオで扇動している。

    矢萩の嫁3人が自警団に駆け込む。続いて自警団の西尾が刺される。自警団はいまや100人。岩森と愛子は託児所の邦枝に引き取られる。殺された敬一の母親だ。ご飯を頂いて車に帰る。自警団が決起する。

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    2026年09月02日
  • ホーンテッド・キャンパス 真夜中は別の顔

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    今回も怖面白かった!
    新入生の2人は結局入部しないのね笑
    いい感じの子達だったけどね。
    カップル2人がちゃんとカップルになってきててほっこり。そろそろ完結も近いのかな?
    ゆっくりゆっくり進んでいってほしいな。
    また次巻が楽しみ!

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    2026年09月02日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    言葉が出ない
    プロローグからエピローグまで一気に読んでしまった
    冒頭では主人公と思われる人物が、かつての友人が集団リンチされた末に遺体となった写真を見るシーンから始まる
    物語が始まると2人の少女が主軸となり描かれている
    舞台は訳ありの人間が集う汚らしいシェアハウス
    社会の底辺と呼ばれるような人間ばかりが住み着いている
    そこへ同時期に流れ着いた2人の少女が出会い、心を通わせながら親交を深めていく
    家庭環境に恵まれず家出をしてきた少女2人
    1人は現状を打破するために前へ進み、もう1人は社会に巣食う深い闇へ取り込まれていく

    終盤は読むのが辛くて苦しくて悲しくてやるせなくて、こんなのどうすれば良かったんだろうって眉間に皺を寄せながら読み進めました
    書評で想像力について「読書におけるそれは、他者の体験や感情を我が事として受け止める力であり、それを私たちは別の言葉で優しさと呼ぶ」と書かれていて、それにも深く胸を突かれました

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    2026年08月30日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    いやー、よかった。
    続きが読みたい。

    そして、最後の締めくくり
    ぼくはとても好きでした。
    櫛木さん作品では珍しくうるっときた。

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    2026年08月29日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    初めに首なし殺人が起き、それから別の事件が起き…。
    別の事件だけど全て繋がっていて、事件解決になってよかった最後にあの人が救われて本当によかったなと思いました。面白かったです!
    事件内容はグロいけど、スローライフな部分等が多くて私は読みやすかったです。

    推しとは適正な距離を保つのはとても大事ですが…彼らはどうなのかそこも大変気になるのでシリーズ化しないかな(笑)

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    2026年08月29日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    重くて読んでいて辛い部分も多いけどすごく衝撃的な本だった。
    いじめや自殺願望、復讐など出てくる内容がすべて負の要素だけど読むのをやめられなかった。
    2人の間に友情はあったのか。
    読後の余韻がすごい。

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    2026年08月28日
  • 赤と白

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    地元が舞台なので痛いほど良くわかる
    冬の閉塞感、雪かきの辛さ、太陽が登らない暗い空、いつまでも溶けない重い雪
    冬の間はどんなに陽気な人間でも毎日の雪に辟易して眉間に皺を寄せてしまうほどの豪雪地帯
    この作品は雪国に住む者ほどリアルに情景を思い浮かべることが出来ると思う
    そして主人公となる少女たちの家庭環境
    現実にありますよ
    こんなに不幸なのはリアリティを感じられないと言う人はなんて恵まれた幸せな人生なんでしょう
    そもそも人には人の地獄があるというのに

    人には言えない家庭の秘密を抱く少女たちの物語です
    読後感はとても悪いです
    絶望が転がっています
    私はとても好きですが苦手な人には受け入れ難いかもしれません

    全体を通して大変素晴らしかったのですが、精神科の入院形態について一点だけ大きな間違いがあったのが残念
    ‪✕‬▶︎措置入院
    〇▶︎医療保護入院

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    2026年08月28日
  • 鵜頭川村事件

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    ミステリー×クローズドサークル×バトロワ×ギャップ系、で最高の興奮。

    ・ちゃんとミステリー(フーダニット)
    ・土砂災害で孤立した村
    ・村での対立・不和による暴動
    ・娘を守るパパは実はサバイバー(設定が良い)

    最後の、家族の苛烈なDBから身を守る術が役にたっていく、という設定が面白く描写されていて良い。

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    2026年08月27日
  • 死んでもいい

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    面白すぎて横転
    ちょっとまって天才か
    いや天才って知ってたけども!
    短編集でここまで満足度の高い作品はそうそう現れるものではないよね!?
    あまりにも面白くて本当はもっと時間をかけて読みたかったのに我慢できずすぐに読み終わってしまった

    それぞれの話が魅力的だから甲乙つけがたい
    強いて言えば表題作が1番好きかも
    でもやっぱり全部大好き!
    どこか耽美で倒錯的な世界観に惹き込まれる
    仄暗い人間の欲望について妙な色気を漂わせながら描かれている短編集
    ダークな世界が好きな人なら確実に刺さるはず
    読後感の悪さが気持ちよくてクセになる!笑

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    2026年08月26日