櫛木理宇のレビュー一覧
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ネタバレ主人公である青年の家庭は、再婚を経て既に青年を家族という枠から用済みと突き付けた事により、青年の最後の微かな希望さえ酷く傷つけ青年をある意味で解き放ってしまった。
また、青年を見いだした教授も、若くして母を失っている。そして不貞を働く父を恨んでいた。
この2人は決してマザコンとかではない。家庭を、母(妻)を顧みなかった父親が共通点であり、そして青年の向かった村で代々行われていた依代(ヨリ)を辱める行為の末その依代達の溜まりに溜まった怨念の思いが、いわば、ヨリ(達)+(トヨ子)そして青年、教授の三者三様であれど行き着いた思いの先が一致しただけの事である。
それだけの事で、地獄の蓋が開かれてしまう -
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櫛木理宇でホラーというと、『ホーンテッド・キャンパス』シリーズがあがるが、あれは森司とこよみの恋愛が絡んでいるから甘めだ。
本作はアクセル全開、櫛木理宇が混じり気なしのホラーを書いて本気で怖がらせに来たぞ、と嬉しくなった。
大学生が一つ一つの話を読み、整理していく過程ですら人ならざる地へ足を踏み込んでいるようでゾワゾワと鳥肌が止まらないのだが、そこから明らかになっていく真相には底の見えない闇があった。怖い話とは悲しい話ではあるのだが、本作はその悲しみすら飲み飲んで怖さへとシフトして予告なしにアクセルを踏み込んでいる。終盤、この物語が、彼らが向かおうとしている方向が見えた時、悲鳴と喝采をあげてい -
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最近、Netflixで「九条の大罪」を一気見した。
どう考えても極悪な犯罪者を弁護し、世に放つ九条。
ヤクザに金をもらって言いなりになるのではなく、感情を抜きにして「法律」という平等なルールのもと、正当な権利を行使することが九条の軸となっている。
確かに、あの作品は本当にいろんな人間がでてくる。
境界知能の人間が生き抜くために犯罪に手を染めてしまうこと。その大元は結局ヤクザだったり、機能していない家族のせいだったり。
私は「九条の大罪」を観て、
法律を理解して使う人間の難しさを感じた。
では本作「監禁依存症」は?
今回の話には「小諸成太郎」という弁護士が中心にいる。
小諸弁護士は性加害 -
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ネタバレすごく面白かった。久しぶりに一気に一冊読んでしまった。
連続殺人鬼・榛村から手紙をもらったパッとしない大学生・雅也。警戒しながらも関係者に聞き回ったり、事件について調べたりしていくうちに、周りから「話しやすくなったね」と評される。本を読んだり、出かけて色んな人と話したからかな、と思っていたら、急に雅也の母親の話になっていってびっくり。幼い子に対して変な目で見たり、榛村への共感が危険なくらい高まって行った時に、金村や灯里からの連絡でストップがかかったのは、よ、よかったね〜、と読んでた。
でもエピローグを読んだら、榛村が操ってたの、あの人もこの人もみーんなじゃない!って最後にびっくり。
主人公の栄