櫛木理宇のレビュー一覧

  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

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    ネタバレ

    初っ端からほんのりネタバレでいきます。

    1冊で1つの物語・長編でした。
    櫛木理宇さん、書くの早くてどんどん刊行されますが、やっぱり短編3話で1冊は読み重ねると物足りなさが生まれてしまうみたい。
    (もちろん短編もしっかりとした物語なのだけど!)
    長編読んで、「そうそう、この充足感を求めていたのよ」と思う程度に、物足りなさ生まれてました。

    長編読むと物語の作り込み方の緻密さと、それをライトに読める文章にしている、櫛木理宇さんの技術感じますね。

    前半までは、出てくる人物の多さ(特に今回は同じような年頃だったり、同じような境遇だったり、そうにう「似たような」人物が多さ)に、
    よく分からないながら

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    2022年10月11日
  • 【分冊版】鵜頭川村事件(1)

    購入済み

    先が気になる

    都市から疎開された村で起こった事件。
    昔の日本ならあり得そうで以外に面白い。
    最初に現れた妖怪みたいなのは話が進むにつれて
    わかるはず!?

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    2022年09月19日
  • ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる

    購入済み

    ドキドキびっくりするような怖さではなく、ジワジワ怖い家族にまつわるお話を収録。
    四谷怪談を題材にした話があり、ぼんやりとしか知らなかった内容を知れたのが面白かったです。
    四谷怪談が長年語り継がれるのはいつの世も伊右衛門のような「まるであいつみたい」なワルがいたり、お岩に類する女性たちの影を四谷怪談に見出すからだという部長の話になるほど。
    こよみちゃんと森司の仲も相変わらずでほっこりします。

    #ダーク #胸キュン #怖い

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    2022年09月11日
  • 虎を追う

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    櫛木理宇さん作品、私は5冊目でしたが、今作が一番面白かった‼︎

    サイコサスペンスであり(いつもながらの櫛木さんらしい)誠に残酷でむごたらしく、本当に不愉快になる犯人の悪行シーンやその心情は、読んでいて辛く腹ただしく、思わず顔をしかめるところもありました。(幼い子に対する性犯罪って本当に最悪最低だ)

    しかし、今作はなんといっても「星野班」の活躍を追うのが面白く、先に先にと気がはやりました!
    元刑事の誠司、孫の旭(この子がまた、いい!)その友達の哲、弁護士、関係遺族、記者やジャーナリスト、立場の違いはあれど、彼らの誠実さと正義感、真実を求めるための行動力など、応援する気持ちで夢中で読み進めまし

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    2022年09月05日
  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

    購入済み

    ワハハ

    今回もあっという間に読了しました。面白かった!オカルトと神話と事件が絡みあい、どんどん読み進めました。それにしても、森司くん、自分が何を口走ったか知ったら、恥ずか死んじゃうじゃないでしょうか。でも、こよみちゃんは気合が入ったようで、良かった良かった。

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    2022年09月03日
  • 虎を追う

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    櫛木理宇さん、やっぱり最高!!

    ストーリー展開もいいし、引退した刑事と孫のデジタル世代、雑誌記者、テレビ、SNSとエンタメ要素もたっぷり。連続ドラマ化したら良いのに(^^)
    犯人目線の描写もグロさがリアリティ感ある!
    マジ、ロリコンとか最低だし
    幼児にこんな卑劣なこと出来るなんて、、悪魔の所業としかいいようがない!!

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    2022年08月31日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    初めて「角川ホラー文庫」を買って読んだ。

     きっかけは「死刑にいたる病」の巻末に載っていた。特別な経緯はありません。ホラー小説と言うだけで、作品を前にしてブルブルと震えながら読み始め、何故か途中で止めようとは思わなかった。

     物語:皆川家は現在、女四人で暮らしている。留美子は、付き合っていた男性の紹介で小姑たちに、「ふしだらな女」呼ばわりされていた。お腹には既に小さな命が宿っていたからだ。「わたし、絶対に彼と結婚しますから」それから留美子は順調に三人の娘を生んだ。三人目を産んだ九年後、四度目の妊娠で検診の結果、男児だった。

     あの日の事故を境に、生活のすべてが一変した。以来、留美子は心を

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    2022年08月28日
  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

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    祝デビュー10周年!
    他の小説も映画化されるなど著者の活躍が期待されます。

    今回組み込まれた現代社会は「共同親権」か。
    現代と過去を考えると、昔も今も地続きなのだと気付かされる(もちろん物語の世界はフィクションだが)
    この地続き設定が良い味を出しており、言い伝えや怪異やカミサマと現代社会で舞台が整う構成が毎度素晴らしい。

    前の巻を読み返したりすることも増えて来たので、舞台や登場人物、各巻の解説本などもそろそろ欲しくなる頃合いか
    (などと甘えてみたり)

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    2022年08月27日
  • チェインドッグ

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    ーどうして人は、孤独を恥ずかしいと思ってしまうんだろう。(P.12)
    …顔の皮膚一枚で浮かべたらわれながら薄っぺらな笑みであった。(P.180)
    西の空には、橙と薄桃を刷毛で交互に滲ませたような色あいが広がっていた。細い電線と、まわりに群れ飛ぶ鴉とがくっきりと黒く浮かびあがっている。(P.250)
    焦燥はなかった。かと言って解放感もなかった。ただ、ぽっかりと胸に穴があいていた。たったいまできた穴ではない。ずっと昔からあった、誰にも埋められない、そして誰も埋めてくれない穴だ。深く深く穿たれた穴だ。ふだんはそこに穴があると認識せずに暮らしている。それほどまでに見に親しみ、意識に馴染んだ穴だ。い

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    2022年08月07日
  • ホーンテッド・キャンパス 待ちにし主は来ませり

    購入済み

    駆け抜けた

    あー面白かった。駆け抜けるように終わってしまったけど、エンディングには気になることが。まだ終わりじゃないのね。森司くんとこよみちゃんはクリスマス・イブのデートまでして、学生には高価なアクセサリまで贈ったまでして、まだ付き合ってないことになっているのだろうか。二人のことはそっと見守り続けるとするか。

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    2022年07月18日
  • 虎を追う

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    旭も哲もとにかく行動力が凄い。
    終盤の怒濤の展開に目が離せなかった。

    人生初の櫛木さんの小説でしたがとても面白かったです!

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    2022年07月12日
  • 死刑にいたる病

    購入済み

    一気に読みました。

    普段あまり小説を読まないのですが、TV欄で見たタイトルが気になり購入しました。とても読みやすく一気に読めちゃいます。終盤の展開の頃にはもうこの物語の虜になっていました。

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    2022年05月25日
  • 死刑にいたる病

    ネタバレ 購入済み

    ホラー

    話に引き込まれる
    最後のどんでん返しが圧倒的
    序盤から中盤は主人公がまともだったのにどんどんと犯人に洗脳されていく過程が怖かった
    腑に落ちない終わり方も非常にはがゆい

    #怖い #深い

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    2022年05月20日
  • チェインドッグ

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    とりあえず原作読みしようと借りた本。
    凄く面白かった!最後の匂わせは分かりやす過ぎて要らなかった気もするけどでも面白かった。
    榛木のイメージは阿部サダヲさんじゃないんだけど、きっと面白い映画になってるんだろうなと思う。

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    2022年05月18日
  • 死刑にいたる病

    ネタバレ 購入済み

    一気読みしました。

    雅也が大和に飲まれて行き過ぎて犯罪を犯すのではないか・・と、ヒヤヒヤ。
    雅也と大和・・パン屋の客よりも親密な関係性があるのでは?と予想はしていましたが・・・
    最後の面会で、やはり殺人犯は殺人犯なんだな・・・と。自分をしっかり持つ事って大事ですね。

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    2022年05月06日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    誰にも見てもらえなかった文稀は、「復讐」という名目で、「自分を世に認識してほしい」という腹の奥底に眠る欲求を満たしているように思った。

    「子どもは精神が未発達のため、少年犯罪の心理は明確になっていない」という様な文章があったが、少年犯罪の動機にはこのような心理があるのではないか、という一説を提唱しているようにも見えた。

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    2022年04月23日
  • ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる

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    第19弾。だけれど二人の仲の進展は……うーん、ま、こんなもんでしょか。全くの進歩がないわけではないけれど。その他オカ研メンバーの気持ちはよーく分かるぞ。
    ホラーの部分は今回も怖いです。ほんわかムードに騙されずやっぱりどこまでも怖い。しかし実は一番怖いのって幽霊……よりも生きている人間……よりも……雪っ!? これは雪国の人なら共感できるのでしょうか。閉じ込められるって驚愕すぎます。全然ロマンチックじゃないんだ。
    というのはさておき。「四谷怪談異考」が凄いです。ざっくりとしか知らなかった「四谷怪談」も分かりますし。それになぞらえた現実の事件の謎解き、そしてラストの一番恐ろしく惨たらしい真相の解明ま

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    2022年04月21日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    ネタバレ

    「みの多い皆川さん」こと皆川美海。その家族が洗脳され壊されていく。
    由衣は、美海の異変にいち早く気づいたのだろう。しかし、その時の由衣と美海の間はぎくしゃくした関係だった。美海は、何かを話しかけようとした由衣を無視した。事件後の美海と由衣との親友関係が修復する描写がほしいところでした。
    怖いホラー・サスペンスでした。

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    2022年02月26日
  • ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる

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    このシリーズを読み始めて8年近く経とうとしてる。中学の時に読んだ森司は大学1年生。大学四年生の時に読んだ森司は大学3年生。とうとう彼らの年齢を追い越してしまった。彼らはまだ付き合ってすらいない。

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    2022年01月24日
  • 死んでもいい

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    なんとも毒々しい短編集。何これ大好き。

    ゾッとするような人間の闇をこれでもか!と見せてくる短編6話。一つ残さず面白かった。  

    なんとなく全体的に気味が悪くて気持ち悪いんだよな。よくこんなに色んな種類の人間の歪みを気持ち悪く、切なく、腹立たしく描けるもんだなあ。

    期待よりも更に斜め上をいくどんでん返しをバシバシ叩きつけてくる。毎話読んでて本当に気持ちがいい短編集でした。

    イヤミスと呼ばれるのかもしれないけど私にとっては全然イヤじゃないです。

    最後の「タイトル未定」はまんまと作者に弄ばれた感があってやだもう、好き。笑

    櫛木理宇さん、好きな作家の仲間入り。
     

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    2022年01月17日