櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
櫛木作品を毎回読む度、そこに描かれる絶望に打ちひしがれる。
二つの家族を襲った悲劇、犯人の自殺、残された遺族に付きまとう「何故?」という問いかけ。
二人の少女が女性憎悪の謎に向かっていく様に目を見張った。SNSを駆使して当事者たちから話を聞き出すのだが、ここで描かれるのはSNSを活用している人間のそれ。見ただけではなく、それを行い、自分の言葉で消化して描かれている。
並行して描かれる警察の捜査も小さな手がかりから真相に迫っていく様は読み応え抜群だ。一見、何の関係もなさそうな出来事や物証を一つずつすくい上げていく。
本書を読み終えて、我々を動かし続けるネットの声について考えた。それはあくまでも神 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ぼくは、彼女を理解しきれなかった。いや、理解できずとも、丸ごと許容してやればよかったんだ。」
内容は全然違うのに、着地点が『本性』と重なった。
列挙される性的マイノリティを調べつつ、”ヘテロセクシャル:異性愛者”の段で、ああ、普通の…ってなって、こういうとこだな、と思う。「『こうあるべき』なんて型は、性的指向には全く意味がない」「人それぞれとしか言いようがない」、そのとおりだと思うし、偏見もないつもりだけれど、つい”普通”とか”基準”を設けてしまう。なかなか意識を変えていくのは難しい。
犯人も含めて登場人物の、その生い立ちに起因する言動に筋が通っていて腹落ち感がすごい。櫛木理宇には珍しくサ -
購入済み
これがハマるということなのか。
この作品にはじわじわハマっていきました。
始まりはもう何年も前に、吉田宙丸先生のコミカライズを読んだことでした(吉田先生のファンで^^)。
内容はずっと覚えていて原作も気になっていたのですが、何冊もあるので躊躇していました。
そして最近読み始めたら、楽しくて仕方ありません!森司君とこよみちゃんの関係がとてもピュアで良いですし、部長や藍さんのコミュニケーション能力の高さ、泉水君の迫力も、読んでいて気持ち良い。オカ研がとても良い!
箸井地図先生のコミカライズも凄く気になってきてしまいました(吉田先生のコミカライズと収録話がほとんどかぶっているというのに)!
ハマってしまった、と自覚する今日この頃で -
Posted by ブクログ
ネタバレ実は1年前、【死刑にいたる病】の映画を観ていた。
穏やかに話す阿部サダヲが印象的で、話の内容も面白いなあと思った記憶がある。
そして今。
やっと原作である本作品を手に取り読んでみた。
ある意味《主人公》である榛村の容姿が映画と原作で異なっている(決して悪い意味では無い)以外は映画は原作に忠実で、映画の内容をより細やかに書いてあり分かりやすい。
櫛木理宇の作品を読むのはこれが初めてだったが、癖のない文に想像力を掻き立てる描写、魅力的なキャラクターに読む手が止まらずほぼノンストップで読み終えた。
その後出た感想は、ため息だった一つである。
それは読み終えた達成感か、或いは脱力感か -
Posted by ブクログ
買った理由→
表紙買い(好きな画家さん)
「『死刑にいたる病』の人なんだーへー読んでみようかな〜」
ラストの怒涛の展開で鳥肌立った。
文体の硬さも程良くて読みやすい。
犯人の動機とキャラクターが特に良かった。
主人とは常にそうあって欲しい。
予想外の着地。どんでん返し大好き。
エピローグまで読んでプロローグ読むと溜め息が出ちゃう。
全員キャラが立っていて作り込まれている。
読んでいて「誰だっけ?」っていう無駄な時間が一切無かった。ストレスフリー。
フラグが丁寧でわかりにくいのに、解決の瞬間「あれがフラグだったんだ!」と直ぐに気付ける気持ちよさがある。
この人の小説全部読みたい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ浜真千代シリーズ3冊目。
監禁から読んでしまうと話の展開が分からないので
殺人依存症から読むのがおすすめ。
色々な人の日常、話が進んでいき
最後はどうやって終わりになるんだ?もうページ数が少ないのに終わるの??と
勝手にドキドキして読み進めてました。
プロローグとエピローグでの伏線回収。
絢と架乃と初めて出会った所、セガワさんと片仮名で書かれてたのはそういう事だったのか、と
後で気付いた。
登場人物全てが浜真千代が関係していて
依存性シリーズがどう完結するのか、楽しみながら
読み進めてました。
父親も父親ながら成太郎も弁護士の立場ではあるが
減刑を勝ち取る為に、ここまで被害者を攻め立て