芦沢央のレビュー一覧

  • 今だけのあの子

    Posted by ブクログ

    2024.4.26
    ★3.8

    大学時代、新婦とは一番の親友だった。けれど恵には招待状が届いていない。たった六人しかいない同じグループの女子の中で,どうして私だけ。呼ばれてもいない結婚式に向かう恵の運命、そして新婦の真意とは。進学、就職、結婚、出産、女性はライフステージが変わることで付き合う相手も変わる。「密が明かされたとき、人間の素顔が浮かび上がる。傑作ミステリ短編集。

    短編のミステリ初めて読んだ!面白かった!
    それぞれ独立したお話かと思ったら、少し繋がっていてそれがわかるのも面白かった。
    女の友情は脆く続かないなんてイメージがあるけどそれを逆手にとったお話で思いやりに溢れていた。
    今だけ

    0
    2026年08月20日
  • 嘘と隣人

    Posted by ブクログ

    嫌〜な後味になる短編ばかり
    特に『アイランドキッチン』と『最善』、人の死を利用していると感じてしまうし、良かれと思ってとった行動が“最悪”につながってしまったところに強くもやもやが残る
    正太郎が探偵事務所の手伝いをするならば続編あるかな?仕事となるとないのかしら…読んでみたいけど

    0
    2026年08月20日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    ドロドロ系かと思ったらしっかりミステリーだった!
    人物の繋がりや、そんな事言う?な発言などで少し違和感を覚えたけど、しっかり終盤で明確になるゾワッと感!
    親子、姉妹、友達、「愛」ゆえに誰か一人を責めることなど出来なくて…
    面白くて引き込まれて先が気になってほぼ一気読みです。

    0
    2026年08月19日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    すごい、びっくりしてしまった。
    奈津子と紗英の関係性の描写がすごい。
    ものすごい仲がいい友達なんだなと軽く思っていたら、どんどんとあれ?と思う場面があり、最後にもう一つ魅せてくれる。
    とても面白かった。

    0
    2026年08月14日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いい意味で裏の裏の裏って感じで、少しづつ、少しづつ真実が分かり、もうこれ以上ないでしょって思いホントに最後の最後にそうだったんだって内容でした
    今回はオーディブルのみで楽しみましたがそれでも文字が浮き上がるような内容で最後まで一気聴きしました
    ラストは絶望の中でも救われた気分になれました

    0
    2026年08月14日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     芦沢さんの作品を読むのは、2作目です.
     この連作短編集は、作者本人が出版社の依頼で怪異小説を書いて、その連載のためにエピソードを募集し、取材して書いているというプロットで書かれていることもあり,非常にリアリティーを感じさせる作りになっています。
     しかし、怪異をどう理解するかということを様々な形で考察してくところも興味深いものでした。
     1話目からどんどん引き込まれて、一気読みしてしまったのは、ある意味怪異に引き寄せられたのかもと思わされるほど怖い話です。
     しかしながら本当に怖いのは、ヒトなのかもしれないと気付かされます。
     中々凝った作りと確かな文章力で力のある作家さんなのだと思いまし

    0
    2026年08月13日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    米澤先生の「満願」を思い起こす珠玉の短編集。日常系ミステリーの最高峰。もはやホラー?最初は些細な出来事だったのにちょっとした出来心から思いもよらぬ顛末に。

    古くは「嫌われ松子の一生」でしょうか。主人公が転落していく物語は。そこまで壮大ではないですが各編の主人公は日常の中で悪いほうに悪いほうに選択して少しずつ追い詰められていきます。
    この描写が見事で心臓バクバクが止まりません。なぜこうしなかったの!?と心の中で叫びつつ、ああ自分もきっと選択してしまうだろうという諦観。

    ひとつひとつが長編を読んだかのような満足感が得られます。一緒に絶望してみませんか。

    0
    2026年08月13日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    じわじわ怖い系
    怖さは6くらいかな
    結局正体が分からないところ、影響が客観的な立ち位置だった語り部にまで及んで来てるんじゃない?と言う侵食してくる部分が肝かな
    実際に雑誌に掲載させたと言うのも、現実に近く感じて面白いなと思います

    短編が繋がる形式で読みやすい

    0
    2026年08月13日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    この本から得た最も大切なメッセージ

    家族という括り、所詮他人。
    人の心のうちなんてわかりはしない。

    先生は、逢いに来た時なんて声をかけたんだろうか。

    0
    2026年08月12日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    計5編の短篇集。どれも印象に残るレベルの高い短篇ばかりで、最後の一撃のクオリティが高い。個人的には、表題作の「許されようとは思いません」「目撃者はいなかった」「ありがとう、ばぁば」の順。それぞれ気に入ったポイントは異なるが、表題作の最後の謎解きの爽快感と、「目撃者」の少しずつ追い込まれていくスリリングな展開が印象的。

    0
    2026年08月11日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目撃者はいなかった
    すごく嫌な手汗を掻いた。自分のためにしか証言できない主人公は、最後に真実を言えるのかな。

    ありがとう、ばあば
    他人の死を軽く扱った結果自分に返ってくるという、自分を死に向かわせる伏線をばあばが自分で張り続けてるのが面白い。

    絵の中の男
    先生が夫を殺した理由と鑑定士の元へ持ち込まれた贋作の関係性を回想していく。最初に提示された情報と真実がかけ離れているほど物語はギャップが生まれて面白くなるなと思った。

    姉のように
    どんでん返し×イヤミス。主人公の周囲(特に夫)の無理解と娘が的確に嫌なことをしてくるのに、イライラしてしまった。終盤じわじわ気付かされるどんでん返しにやられた

    0
    2026年08月10日
  • あなたが正しくいられたとき

    Posted by ブクログ

    表題作の「あなたが正しくいられたとき」と、「代償」がよかった

    主人公が真相を突きつけられて頭がパーン…っとなるところが(勝手に)横山秀夫作品に似ているなぁと思っている

    0
    2026年08月10日
  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

    将棋というものを深く知るわけではないけれど、その奥深さや、指す人間が持つドラマなど、いろんな視点で物語は紡げるんだなぁとどの話も素直に面白かった。

    0
    2026年08月07日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クレセント錠を開けるという共通トリックを題材にした作者別々の短編アンソロジー

    同じトリックを題材にしても作者それぞれに特色があり、叙述的なものや人情話、完全な技巧派と読んでいて飽きないのはいい
    まあただ一部それでいいの?と思う作品はあったが…
    そしてやはり島田荘司が群を抜いて秀逸である

    0
    2026年08月06日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰に出会うかで人生は変わるし、人は多面的であるということを痛感する。

    なんでこの時代が舞台なの?という疑問が、中盤で確認に変わっていく話。ミステリーというより社会派小説。刑事達が、読者の私たちが絶句するようなことを国がしていた事実。『国がそうすべきだって言ったんじゃ無いですか!』という『母親』の台詞の打席と重さと罪悪感に言い表せない感情になる。

    エピローグで、少しだけ希望のあるこれからを予感させてくれてよかった。

    0
    2026年08月05日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    Boy Meets Girlではなく、少年が逃亡犯とめぐり逢ってしまう物語。だが、その少年も逃亡犯も、どこか様子がおかしい。

    少年・波留が小学6年生という設定は秀逸だと思う。成長の個人差が大きく表れる時期で、大人びた子もいれば、まだまだ子供らしさの残る子もいる。そんな中、家庭環境のためにさまざまなことを諦めざるを得なかった波留は、無理に大人ぶっている子供だ。

    一方の逃亡犯、阿久津弦は、明らかに何らかの障害を抱えている。

    そんな二人の逃避行は、どうあがいても長続きするはずがなく、あっけなく終わりを迎える。それでも、その道中にはバディもののようにずっと見ていたくなる空気感があった。

    ただし

    0
    2026年08月03日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    エッ!?!?!?!?!?となった
    おもしろい

    子を思う気持ちはいつまで経っても無くならない、良くも悪くも

    0
    2026年08月03日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ホラー小説。
    主人公の私が聞いた怪談をまとめたもの。

    5話目まではそれぞれ関係のない話と思っていたが、共通した人物の存在や同じ死に方をしているとわかってきて、ゾワッとした。
    全ての話がつながっている。
    一つ一つの話もインパクトはそこまでないが、おもしろい。
    「染み」が1番好みだった。
    「お祓いを頼む女」は終盤近くまでおもしろオバサンの話かと思いきや、しっかり最後にホラーになった。
    「妄言」もお隣さんからこんなことを言われたら、堪らないなと思いながら読んだ。

    0
    2026年08月03日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2016年既読。読者側がドキドキする。最初の目撃者はいなかった、発注ミスをした営業マンが繕おうとすればするほど沼落ちする。ありがとうばあば、孫のマネージャーをするばあばは真冬のホテルの外に締め出される。孫は喪中なら年賀状出さなくていいね、と言う。すべての話が思いうる理由の何歩も上を行く結末を迎えおもしろかった。

    0
    2026年08月02日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    面白かった!『3月のライオン』とはまた違った種類の苦しみと狂気。文章自体がうねる化け物みたいでゾクゾクした。

    表紙や帯のエンタメ感が強いが、中身は着実に一手一手を重ねて狂っていく感じだった。

    0
    2026年08月02日