芦沢央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2024.4.26
★3.8
大学時代、新婦とは一番の親友だった。けれど恵には招待状が届いていない。たった六人しかいない同じグループの女子の中で,どうして私だけ。呼ばれてもいない結婚式に向かう恵の運命、そして新婦の真意とは。進学、就職、結婚、出産、女性はライフステージが変わることで付き合う相手も変わる。「密が明かされたとき、人間の素顔が浮かび上がる。傑作ミステリ短編集。
短編のミステリ初めて読んだ!面白かった!
それぞれ独立したお話かと思ったら、少し繋がっていてそれがわかるのも面白かった。
女の友情は脆く続かないなんてイメージがあるけどそれを逆手にとったお話で思いやりに溢れていた。
今だけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ芦沢さんの作品を読むのは、2作目です.
この連作短編集は、作者本人が出版社の依頼で怪異小説を書いて、その連載のためにエピソードを募集し、取材して書いているというプロットで書かれていることもあり,非常にリアリティーを感じさせる作りになっています。
しかし、怪異をどう理解するかということを様々な形で考察してくところも興味深いものでした。
1話目からどんどん引き込まれて、一気読みしてしまったのは、ある意味怪異に引き寄せられたのかもと思わされるほど怖い話です。
しかしながら本当に怖いのは、ヒトなのかもしれないと気付かされます。
中々凝った作りと確かな文章力で力のある作家さんなのだと思いまし -
Posted by ブクログ
米澤先生の「満願」を思い起こす珠玉の短編集。日常系ミステリーの最高峰。もはやホラー?最初は些細な出来事だったのにちょっとした出来心から思いもよらぬ顛末に。
古くは「嫌われ松子の一生」でしょうか。主人公が転落していく物語は。そこまで壮大ではないですが各編の主人公は日常の中で悪いほうに悪いほうに選択して少しずつ追い詰められていきます。
この描写が見事で心臓バクバクが止まりません。なぜこうしなかったの!?と心の中で叫びつつ、ああ自分もきっと選択してしまうだろうという諦観。
ひとつひとつが長編を読んだかのような満足感が得られます。一緒に絶望してみませんか。
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Posted by ブクログ
ネタバレ目撃者はいなかった
すごく嫌な手汗を掻いた。自分のためにしか証言できない主人公は、最後に真実を言えるのかな。
ありがとう、ばあば
他人の死を軽く扱った結果自分に返ってくるという、自分を死に向かわせる伏線をばあばが自分で張り続けてるのが面白い。
絵の中の男
先生が夫を殺した理由と鑑定士の元へ持ち込まれた贋作の関係性を回想していく。最初に提示された情報と真実がかけ離れているほど物語はギャップが生まれて面白くなるなと思った。
姉のように
どんでん返し×イヤミス。主人公の周囲(特に夫)の無理解と娘が的確に嫌なことをしてくるのに、イライラしてしまった。終盤じわじわ気付かされるどんでん返しにやられた -
Posted by ブクログ
Boy Meets Girlではなく、少年が逃亡犯とめぐり逢ってしまう物語。だが、その少年も逃亡犯も、どこか様子がおかしい。
少年・波留が小学6年生という設定は秀逸だと思う。成長の個人差が大きく表れる時期で、大人びた子もいれば、まだまだ子供らしさの残る子もいる。そんな中、家庭環境のためにさまざまなことを諦めざるを得なかった波留は、無理に大人ぶっている子供だ。
一方の逃亡犯、阿久津弦は、明らかに何らかの障害を抱えている。
そんな二人の逃避行は、どうあがいても長続きするはずがなく、あっけなく終わりを迎える。それでも、その道中にはバディもののようにずっと見ていたくなる空気感があった。
ただし