芦沢央のレビュー一覧
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ずっと前から気になってましたが面白かったです。
とある舞台を中心とした観客や出演者視点で繰り広げられる短編集です。
一つ一つのお話に明確な繋がりはありませんが、この人物が実はこのシーンに出てきたこの人で…みたいなのはちらほらあります。
芦沢さんといえばイヤミスのイメージでしたが、この様な群像劇系もお上手なんだなと改めて作者さんの実力を実感しました。
芦沢さんならではの心理描写の巧みさに、登場人物一人一人の心情や立場にとても共感できました。
特に母と息子の話と二人の大学生の話が好きです。
最後のオチも、個人的にはまさに地の文、そして作者さんの思惑通り「こうきたか〜!」となりました。 -
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ネタバレ単行本を読んだが、文庫本による解説や後書きが読みたい。。脳の情報量のキャパをこえる。。
凪良ゆう氏との対談本で『ぼくの神様』を怖い、と言っていたが本作もなかなか。。
複数目線からなる作風にて
冒頭の刺すシーンは誰が誰を、と思いながら読み進める。
結果、一番順位の低かった登場人物にて驚いた。動機や行動について理解が及ばないというか。。
「見て覚えろ」というのは時代遅れ、パワハラ禁止、という現代でこういった限界ギリギリまで突き詰めないと得ることができないジャンルの関係者達はどう対応しているのだろう。
全肯定するわけではないけれど、ネット検索や最初から答えを教えて貰った問題というのは回答を忘れ -
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似鳥鶏の市立高校シリーズ・柳瀬沙織さんを思い出してしまったのは私だけ?
帯のとおり。
人生も、面白いのはいつも舞台裏。
娘のバレエ教室の発表会、袖幕の仕事が妙に楽しかった。娘の踊りとか正直どーでもよくて、いかに舞台をきっちり回すかに夢中になっていたのに、同じ係のママさんに「ゲネプロか本番かは必ずみんな客席から見られる様にしよう」と提案された。いや、自分舞台裏の仕事が楽しくて仕方ないから客席には行かなくていい、と言ったのに、「そういう事言う人がいたら遠慮して見に行けない人がいるでしょう?」と責められて追い出された。お陰で本番、詰めが甘くて肝を冷やした。彼女は娘の精一杯を見届ける事こそが至上の -
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今まで4作品くらい"猫のアンソロジー"を読んでいるけど一番面白かったかも。
ただ、
ミステリーというよりイヤミスっぽかったり、
ホラー要素もある作品もあるので、表紙のポップさには似つかわしくないかな。
後半の作品が特に楽しかった。
個人的には、『オッドアイ』が好きかな。
『呪い』の嫌な後味の終わり方も好き。
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↓以下、大まかなあらすじ。
●新井素子『黒猫ナイトの冒険』
⇒日常ほんわか系。
まだ子猫で元野良、黒猫(ナイト)目線の話。
カラス(キング)との戦い。
●秋吉理香子『呪い』
⇒日常~イヤミスへ。
猫好きな大学生…ぼ -
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密室にまつわる5編の作品が載っている。
第一話は「このトリックの問題点」。密室事件にまつわる白玖の推理と俺(真中)の、麦ちゃんをめぐる突飛な行動が面白い。
第二話は「大叔母のこと」。すでに亡くなっている天才ケーキ職人だった大叔母が残したもの(遺産)を主人公である女性とその彼氏の二人で、密室での盗難事件を解いていく。
第三話は「神秘の彼女」。突然枕元に現れた盧遮那仏像の話。現実と夢が交錯する。同室の玄馬先輩の仮想の彼女と工学部の美人女子大生鴻巣の意外な関わりが面白い。
第四話は「薄着の女」。女優として少しずつ仕事が増えていく中で、過去の繫がりが引き起こした殺人事件。どう逃げ切るか。
第五話は「世 -
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ネタバレ主に小学校が舞台の日常系ミステリ連作短編で、全四章+エピローグの構成。
第一章は亡くなった祖母が作った桜茶をダメにしちゃった主人公が、自らそれを作って祖父に飲んでもらったら、祖父が体調をくずしちゃう、という内容。
途中、子猫の存在が絡んでくるところに少し違和感を覚えましたが、祖父の体調不良の原因に絡んできて納得。しかし真の原因は……題材的に友井羊さんの「スイーツレシピで謎解きを」を連想させられました。
第二章はクラスメイトの川上さんに関するエピソードが二つ。一つは同じクラスの女子に突然バケツの水を浴びせられるお話。もう一つは父親のパチンコ通いをやめさせる話。
バケツの水の件は、偶然タイ