芦沢央のレビュー一覧

  • 嘘と隣人

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    サクサク読める短編集といったかんじ。
    人間の心の奥の嫌なところが見え隠れする物語。
    かといって、凄く重いわけでなく、恐ろしいわけでもなく、ミステリー初心者でも楽に読めると思う。
    ライトに面白かった。

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    2026年04月27日
  • 嘘と隣人

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    定年退職し隠居の身となった元刑事が、角度を変えた視点で事件の裏側の真相を解き明かす短編集。
    1番面白いと思ったのは「かくれんぼ」考え方を変えなければいけないのかぁ…
    表題作の真犯人は早めに当てられたけど、事件内容の全ての真相までは分からなかった
    悪意怖い

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    2026年04月26日
  • いつかの人質

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    最初の誤った誘拐事件から始まり、再度同じ女の子が誘拐されてしまう話。

    ライブに行く行かないの家庭内での話の後の、友達同士の会話ですごく胸を締め付けられた。
    無邪気な悪を感じた気がして、誘拐されてしまったあとその子たちはどう思ったのかが描かれなかったのは残念だった。

    真相に近づくにつれ、確かに声の病気は一切なかったなと思った。
    事件のきっかけも、納得はしたが理解できなかった。
    どう考えても狂気じみてるが、愛がこんなにも歪んでしまうものなんだと怖くなった。

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    2026年04月24日
  • 最後の一行 white

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    どんでん返しに近いものもあれば、そのストーリーをより深いものに落とし込むような一行もあり、改めて一行の文章の力を強く感じた。

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    2026年04月21日
  • おまえレベルの話はしてない

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    普段家族が将棋をABEMAやNHKで見ているので、多少の馴染みはある。
    棋士の頭の中は本当に未知の世界。芝の章は文章にも癖があって読みにくいけど、これが自分には理解できない棋士の頭の中なのかなぁと思いながら読んだ。
    AIの導入で、棋士がミスするのを楽しむエンタメになった…… 的な文(うろ覚え)を読んだ時、終盤で大逆転する盤面は確かにおもしろくはあるなぁ…… と棋士の気持ちも考えずに思っていた。将棋を楽しむにハードルを下げてくれたAIは偉大だけど、弊害もあるのかもしれない。

    大島の章の、芝との差を感じてしまうところや、奨励会の厳しさ、辞めることへの葛藤が苦しくて、フィクションだけど、かなり取材

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    2026年04月19日
  • 夜の道標

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    ある殺人事件の犯人から、どんどん絡み合う人々の様子に引き込まれた。
    特に父親から虐待を受ける波留、殺人を犯してしまった阿久津がなんだか憐れで仕方ない。
    どちらも親に幸せを壊されてしまい、やるせないが、波留にとっては前向きで微笑ましい終わり方でよかった。

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    2026年04月17日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    5篇からなる短編小説。
    個人的には「目撃者はいなかった」が読みやすく、芦沢央を感じやすい話になっていると感じる。ただ、それ以外の短編も面白くぜひ読んでもらいたいなと思う。
    このモヤモヤはどう解消すれば良いのだろうか...

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    2026年04月17日
  • 雨利終活写真館

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    突然の死によって残ってしまったわだかまりとどう向き合うかというテーマがあり、それにミステリ要素が加わっているこの本は唯一無二だ。

    やっぱり芦沢央さんの作品はゾクゾクするし、展開が読めないから面白い。

    怖さとは何か考えさせられた。

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    2026年04月13日
  • 魂婚心中

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    色んなタイプの変わった話が入った短編集でした。
    個人的に好みだったのは女子と女子のクソデカエモ感情に心をやられた「二十五万分の一」と「九月某日の誓い」。

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    2026年04月12日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    城平京がベスト作品だなあと読み進めたラストの芦沢央

    やられました
    タイトルも見事です

    やられた系ミステリーが好きな自分には100点満点の星5!

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    2026年04月12日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    人の心にある暗い部分の言語化が魅力的。暗い表情でイヤな気持ちになるし、息の詰まるような展開なのに、没頭してしまう。最近お気に入りの作者。
    『目撃者はいなかった』ではひとつの嘘から抜け出せず悪い方向に転がって止められなくなる展開。『許されようとは思いません』では祖母の本当の思いに辿り着いたときの結末が良かった。

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    2026年04月07日
  • 嘘と隣人

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    平良正太郎は警察を退職したとともに
    事件やトラブルに見舞われ真相を追って行く事に
    大きな事件ではなく?何故?の部分
    モヤモヤを紐解いて行く
    そこなのか、人の心理を鋭く見る目は圧巻

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    2026年04月06日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋の話がある短編集と思ったら5編とも将棋の話で驚き。面白いのがまた凄い。
    テーマが寄りすぎててちょっとダウン。頭で棋譜が並べられる人が読むとめっちゃおもろいと思います。

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    2026年04月05日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

    完全に騙された。
    殺戮に至る病、系の、登場人物に関してのだましが炸裂し、まさにもう一度読みたくなるような作品。

    新たに得られた価値観などがあるわけではないが、
    描写の仕方により、”母と娘の歪な関係”が薄れる効果をもたらしている

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    2026年04月05日
  • 嘘と隣人

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    各編、えーーーっ‼️の連続。
    そんな、ウラのうらある⁈どんでん返しある?ほんまに起こりうる?
    すごい、と思った。深すぎる。

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    2026年04月01日
  • 今だけのあの子

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    内容をすぐ忘れがちなのでメモ形式で逐次的に記録していくことにする!

    [1話]
    ・おそらく表題作
    結婚式に呼ばれない理由と報復の内容がミステリ的に進行。
    途中で不自然に挟まれる犯罪者の親戚を持つとどう?みたいな話がキーになる。これがあまりに不自然なのでそこに反転性(?)を持たせることを予測不可能の主張にしている。ただ、オチは残念に感じる。単に友達の親が自分の元親でしたとしかならない感が否めない。復讐しないオチは現実的で好きかも。

    [2話]
    個人的にすごく好きな設定。高校生の二人が過去を回想しながら進んでいく物語。無理にどんでん返しをしようとしていない感が逆に好きかも。この手の話でよくある取り

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    2026年05月19日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    定年退職した元刑事の正太郎。日々の暮らしのなかで昔の事件が頭をよぎったり、周囲から集まる様々な相談事をたどる中で、ふと当時とは全く違う真相が見えるー。

    物事が暗転する様は、長岡弘樹を思い出すが、決定的に違うのはすでに過去の事件であり、かつ正太郎の推測の域を出ないものであり、どうにもならないこと。また、解決した現代の事件も後味の悪いものが多い。

    「祭り」では、松島老人が殺された経緯がみえず、消化不良。徘徊していた松島老人に目撃されて?傷害致死でなく、殺意をもって?何度も読んだけど、はっきりわからず。
    ベトナム人が年上を大事にする文化で、自分より後輩でも言うことを聞いてしまう⋯というくだりが、

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    2026年03月31日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    短編集でサクサク読み終わった。
    登場人物の、焦ったり必死だったり苦しい感情が伝わってきて、ぎゅーっとなりながら読んだ。
    特に、イヤイヤ期の娘を必死で世話するお母さんがリアルでしんどかった。
    子役のマネージャーやってる祖母の話は、最後かなりドキっとして面白かった。

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    2026年03月29日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    ネタバレ

    将棋を題材にしたミステリ短編集。
    将棋界だからこそのミステリ展開だったけど、そこから普遍的な考え方みたいなものが感じられた。『弱い者』、『ミイラ』では対局、詰め将棋の中で感じられる違和感に真剣に向き合って真相に至る。表題の『神の悪手』では、棋譜の通りに打てばアリバイが証明できるという、まさに神が用意したかのような筋書きに逆らって、棋士として無意識に棋譜から逸れる最善手を打ってしまう。なにが正しいのかは分からないが、神が用意した筋書きは人としては悪手を連ねた筋書きで、表題を見事に表しているように思った。
    また『恩返し』では、自作の駒が選ばれなかったことが「結果」ではなく、「手段」だと表現されてい

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    2026年03月28日
  • おまえレベルの話はしてない

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    出た当初にサイン本で購入したのに、読み終わる喪失感が嫌で、半年以上読まずに取っておいた本を一気読み。
    将棋界のことをこれだけ文学として昇華して書けるのはスゴイなあと感嘆。けど純文学体で書くことは読者側にとっての必然性がない気も(でも芝の心中の表現はこのほうがいいのかもだし)。
    生粋の将棋ファンとしては、棋士や観戦記者の方以外でこれだけ将棋界や棋士のことを描ける作家に感謝。(『神の悪手』はオールタイムベスト級に好き)
    なお、奨励会に興味ある人は、大崎善生『将棋の子』と合わせて読むのがオススメ。

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    2026年03月28日