芦沢央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
芦沢央先生の作品初なんですが、読み終わった後は凄い、怖い、重い、辛いという言葉が一気に感情と共に押し寄せてきます。
5編の各話全く異なるストーリーで、それほど長くもなくあっという間に読み終えてしまうんですけれど、その一話一話の濃密なお話は、読み手を抗えない欲求の中に即沈ませてしまう没入感があります。
お話も登場人物も違うものでありながら、どれも追い詰められていく人間の心理描写、感情、それらが非常にリアリティで、自分が体験しているわけでもないのにその人物になったような感覚で、怖い辛い嫌だと思いながらも、ページを捲る手が止まりませんでした。
感じる命の危機感、人生の絶望感、心通わせている相手の本心 -
Posted by ブクログ
思わず両腕を撫でさすりたくなる、何とも言えない色々な恐怖を感じる作品。
何もないのに、何もしていないのに、ただ自分は読んだだけなのに。読み手をも巻き込み捉え、逃げを絶たれたような感覚に陥ります。
ただの読者だからってだけで無事に済むと思うな。そう、不気味にこちらを見てニタリと笑われたかのような読後。
いや、怖い。めっちゃ怖い。なんて作品だよっ!となる。良い意味で。
読む手が止まらないのは『許されようとは思いません』と同じ。巻き戻し読み直しをさせられたのも同じ。ゾッとせずにはいられない、終盤にかけての加速する繋がりと恐怖と真相。この話の構築と仕掛け、驚愕と面白さはクセになりそうです。
視覚で見せ -
Posted by ブクログ
はい!芦沢央さん!
タイトルがええ感じ!
短編6つ!
モキュメンタリーみたいな感じになってるのか。小説新潮さんに協力して貰って…
「染み」
占い師怖い!
良く駅ビルとか、道端におられるけど、占って貰った事はない。酔った勢いとかで、占って貰って暴言吐いたりしなあように気をつけよ!
「お祓いを頼む女」
何か怖いとしか思えんけど。
お祓いムリに頼まれて、更に、払祓う義務があるみたいに…
狂ってるとしか思えんけど…
実は…
「妄言」
お隣りの世話好きのおばちゃん。
世話以上に色々介入して来る。
浮気の現場見たとか…
ネタとしては、ちゃんと理由があって怖いけど、近所のおばち -
Posted by ブクログ
少年のモノローグから始まるんで、てっきり青春の闇系かと思ったら壮大な闇だったなぁ。
少年の友情と毒親貧困問題、塾長殺人事件と指名手配犯、それを追う2人の刑事が入り乱れる。
今でこそ指名手配男の言動の不自然さに気づくけど、物語の時代設定上では理解されにくかったかもしれない。
時代のせいだと片付けるには、あまりにも苦しい話しだった。
さて、ではどうすれば良かったのか。
彼らの問題は誰にも解決できない、21世紀の現在でも答えは見いだせていない。
頭で理解していても解決に至らない。
少年達がどうなったのか、犯人は捕らえられたが、その後の審判や刑事のその後は一切語られない。
語りようもないのだ。バ -
Posted by ブクログ
ネタバレえ?は?やられたぁぁ!!!
ってなってからは、1回頭の中を整理しないと落ち着かない、そんなどんでん返し。
前情報ほぼなしで読んだから、作者の思う通りにはめられた笑
他の方も書かれているけど、とっても気持ち悪い。自分の母が奈津子のような行動をしてきたら、愛情よりも嫌悪感が勝つ。
一卵性母娘。なるほどこういうことか。
極端な例ではあるかもしれないけど、愛情って少なくても大きすぎても弊害が生まれる。
特に、親から子への愛の在り方は、子の人格形成に大きく関わる。愛が大きいのは悪いことじゃない。子どもを心から大切に思うのはあたりまえだ。でも、「親」という立場を踏まえて、子どもの成長とともに一定の距離を