芦沢央のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ものすごく良かった。取材もしっかりされたんだろうが、経験してない苦悩をよくここまで書けるなぁ。さすが芦沢央、と改めて思った。
停滞した四段棋士芝と、二段で退会した大島。
時間をカウントされ、水を飲む=投了するな、と思える程度でないと、「芝」は難しいかもしれない。
一方「大島」のほうは奨励会の制度からきちんと説明してくれる。
大島は三段リーグに進んでいないというところもポイントで、元棋士仲間からも本当の苦しみを知らないと思われている。それも絶妙。
また、AIや研究会に触れられているのも面白く、ABEMAで評価値越しに対局を観ているのが、とても乱暴なことなのではないか、とも思うようになった。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ奈津子と紗英、ずっと友人関係だと思って読み進めていた。
後半のあるところで、え!?!?となった。
この2人は親子だったのか…と。
そこから結末まで一気に読んだ。
前半はありがちな話だと思っていた。
しかし後半、読んでいて心が苦しくなった。
私も親の立場であるが、まるで自分のことを見ているかのような場面がいくつかあった。
愛ってなんなのか、自分は愛を勘違いしているんじゃないか、どうして?と私もよく言ってしまうから…
心に重くのしかかる内容だった。
最後の最後に、やはり親の子への愛を感じることはできたが、悲しい結末に変わりはない。
親と子の悲しい話だった。
女の狂気も感じた。
途中まで友人関