芦沢央のレビュー一覧

  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    汚れた手をどこで拭けばよかったんだろう。

    彩瀬まるさんの解説にうんうんと…
    醜く汚れたのはいつなのか
    ミスを表沙汰にしないようにと足掻くけれど、あれよあれよと最悪な状況に。

    あの時、あの瞬間に『ごめんなさい』と出来ていたら…

    絶望感凄くて、しんどい
    でも面白い!

    最悪で最高♡
    (つい先日ユニバ行ってきました笑)

    0
    2025年11月05日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元々芹沢さんの作品は好きだったのですが、今回のは終わり方が絶妙に嫌ぁな感じで、相変わらず凄く好みのお話しでした!言い方が合ってるかは分からないですが、清々しいほどの絶望感を味わえて良いですね!しかも、想像がつく、実際身近に起こってもおかしくないレベルの話しだから、余計に良かったのかなと思いました。
    「お蔵入り」では、あの時もそう言ってましたよね、の所ででそうくるかぁ!!ってなって盛り上がり、「ミモザ」の最後の旦那さんが見て見ぬふりしてたって分かった時はゾクッとして、好きでしたねー。あれ、靴は?って思ってたからなおさら。解説でも書いてましたが、悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らないんだよ

    0
    2025年11月03日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    良かったーーーーー!眠たいのに続きが気になって気になって夢中で読みました。泣いてないけどめっちゃ切ない切なすぎます。波留のおとん以外全員幸せになってほしい。

    0
    2025年11月03日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の「この世界には間違いが七つある」は、記憶を消してもう一度読みたい。

    前から順番にしっかりとページを読み進められて本当によかった。絵を少しでも見てしまったら危なかった。

    0
    2025年11月01日
  • 罪の余白

    Posted by ブクログ

    芦沢さんの作品は、『火のないところに煙は』から虜にになってしまい定期的に読みたくなります。でも不思議と何故か内容を忘れてしまいがちなのです笑

    ここまでハマると処女作を読んでみたくなり手にしてみました。短編作家さんのイメージがあったので今回も短編かなと思っていたら長編でした。とはいえどこか短編のような構成なので読み易かったです。

    とても処女作とは思えないくらい構成がしっかりしていて相当多くのものを読んだり書いたりしてきたんだろうなと感じました。

    芦沢央っていうのはペンネームみたいで辻村深月さんの『凍りのくじら』の芦沢理帆子と小野不由美さんの『十二国記』に登場する「陽子」から央としたようです

    0
    2025年10月26日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    完全に騙されました。最初から小さな違和感はあったのですが見逃してしまいました。まさにどんでん返しのミステリーです!これだからミステリーはハマってしまいますね。自分の中にある前提の事実がひっくり返されてしまう感覚はハマって抜けられない沼ですね。

    0
    2025年10月21日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    芦沢央を中高生に勧めるならこれかも! 将棋という道を極めても諦めても、本物の天才を前にしたら……。主人公2人とも周囲から見たら天才だよ。こういう天才の話、好き。

    0
    2025年10月19日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    当たり屋ならば、血気胸、多発肋骨骨折を3回繰り返した男性を思い出した。私の当たり屋のイメージはそんな器用な男性しかなかった。もうこんな始まり方されたら、なんとか救われることを期待しながら読むしかなかった。

    0
    2025年10月18日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    Posted by ブクログ

    イヤミスっぽい小説を初めて読んだ。
    これは癖になる。

    ボタンを掛け違えたら私にも起こりそうなことばかり。

    隣の人がクーラーも入れず孤独死したのに、自分の家にお隣の電気代滞納の葉書が紛れ込んでいたお話が1番好き(ネタバレではなく、この先に物語がある)。

    芦沢先生他にも読みたい。

    0
    2025年10月18日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    初めての作家さん
    まさか優生保護法が出てくる作品だとは思っていなかった
    単なる犯人探しのミステリーではなく
    現実的に思える作品
    違う作品も読んでみたい

    0
    2025年10月17日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    許されようとは思わない短編集。
    どの話も身近にあるかもしれないと感じました。
    『ありがとう、ばあば』は、めっちゃ怖\=͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/
    止めてあげて~!

    どの話も胸がザワザワしたり、嫌~な感じだったりで、面白かったです。

    芦沢央さん、やっぱり良いですね(*^^*)

    0
    2025年10月14日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感嘆!!!!!!!!てっきり、山本文緒的な、ヒューマンドラマ的な話かと思いきや、ミステリーだったとは!!!!
    確かに、所々ちょっと引っかかるような、でもスルーもできてしまうほどの小さな違和感があったけれど、まさかそういうことだったなんて!と、一度読み終わった後、すぐ最初から読み直した。

    ミステリーだけれど、ミステリーだけではなくて、夫婦、母娘関係にも深く刺さるものがあった。
    奈津子と紗英は社会的地位が正反対(母と不妊、専業主婦と社会人、友人(表面的であれ)の有無)なのに、根底にある「母に愛されたい」という欲求は一緒で、どんな人であろうと誰かの子どもであり、親には無償の愛を求めるものなんだと思

    0
    2025年10月14日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    読ませるけど、直木賞という感じではなさそう。難しい素材にチャレンジしているのは、間違いないのですが。

    0
    2025年10月13日
  • 今だけのあの子

    Posted by ブクログ

    いろんな女ともだちの話。
    あとがきを読んで5つの物語が繋がってたことに
    初めて気づいてより拍手。めちゃめちゃ拍手。

    仕事が変わったら、結婚したら、子供が出来たら、
    周りが変わっていくことがあるのは風任せなんだなー
    自分に置き換えたときに今のともだちが離れたり
    変わっていくのは怖いなと思うけど、
    人生が変わるときは自分も変わるときだし
    いろんな人との関わりがある方が振り返ったとき楽しい。
    入籍を前に、
    妙にセンチメンタルになっている今読めて本当によかった。

    0
    2025年10月12日
  • 僕の神さま

    Posted by ブクログ

    人から一目置かれたい気持ち、一目置かれている人の気持ち。
    一緒にいたら自分も特別な存在になれた気になるけど、それと同時に湧き上がる劣等感。
    子どもだからこそ、大人びているからこそ、抱えている言葉にできない気持ち。

    わたしがあの頃、人と対峙したり組織に属するたびに、感じていた苦しさがよみがえってきて、なんとも言えない気持ちだった。

    佐土原くんは、新学期をどう過ごしたんだろうか。

    0
    2025年10月08日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    芝君のことを四段だと思っていたのですが、最後の方に、「芝五段」と書いてあり、???となっています。
    この辺り分かる方がもしこれを見てくださっていたら、教えていただけるとうれしいです_(._.)_

    0
    2025年10月04日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    棋士になった者と諦めた者の話。
    棋士を続けていくのは大変だなぁと思った。
    「僕らが食われたのは青春ではない。健全さだ。」

    天才棋士としてやっていける人は、どんな生活をしているのかと思う。許されたトップクラス以外は生きにくい世界。

    0
    2025年10月03日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    つくづく人のいいところ悪いところをとても上手に表現する作家さんだなぁと思います。
    ずっとハラハラしながら読み進めて、救われないなーと思いましたが最後の最後で「お前!!」ってなりましたね。
    好きなことを好きなままでいるのは大変だ。
    面白かったです。

    0
    2025年09月29日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    タイトルと表紙で即決しました。奨励会の過酷さと夢に人生を賭ける残酷さの緻密な断面。あっけないようにも思いましたが、そのざっくりした見せ方で青春のおぼつかなさが際立つようにも感じました。

    0
    2025年09月28日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編だが、一話ずつがしっかりと読み応えがあり、且つとても読みやすかった。
    ミステリ、どんでん返しとしての要素もあった。
    日常から一歩外れたところにある狂気や恐怖といったところが鮮明に描かれており、嫌な気持ちになるものの各話読み始めたら止まらない、そんな本であった。

    0
    2025年09月28日