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“最後の一行”で見ていた景色が変わるーー。 豪華執筆陣による短編の饗宴。 【収録作品】 金子玲介「ゼリーに満たされて」 斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」 法月綸太郎「次はあんたの番だよ」 芦沢央「ひび割れ」
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Posted by ブクログ
はじめましての金子さんのゼリ郎が一番好き。 こういう短編集は、未読の作家さんへの興味をもつきっかけになるから良い。
いままで読んでいた物語が、最後の一行でガラリと景色を変える。 古今東西人気作家さんたちの力作が並ぶ。 最後の一行というよりは、最後の一段落、ぐらいの感じではあったけれども、でも、え、え?そうなの?と思わせてくれる。 惜しむらくは、やや気持ちの悪い話が多かったのが…個人的に血液多めなのは苦手なので、ち...続きを読むょっとそこが超個人的マイナスポイントだった。
四編の短編集。どれもモヤモヤする系で読み心地はよろしくないので、この作家陣のファンとか、新しい作家探したい人とか、イヤミス系嫌いじゃない人にお勧めです。とりあえずどれも面白かったです。 「ゼリーに満たされて」金子玲介 頭に声が鳴り響き、網で助けたウサギっぽい何かは超高度知的生命体。まわりとうちとけら...続きを読むれない、ケーキ屋の息子、小5の森康太は徐々にそいつと仲良くなっていく。そいつはゼリーが好きらしくて毎日康太の作ったゼリーを食べていた。 金子玲介さん、本当に会話文が面白いですね。最後の1行以外は結構明るい感じで楽しく読みました。 「人魚の骨を拾いに往く」斜線堂有紀 子どもも少ない離島に残る人魚の伝説を調べに来た桂木鶫(つぐ姉)に夢中になった5年の伊瀬瑞貴。しかし、子どもたちは糜爛洞という人魚伝説のある洞窟に迷い込み、助けに行ったつぐ姉は行方不明、捜索隊も1人死亡。何故か子どもは全員助かったのだが、その結果に納得いかない瑞貴が大人になって取った行動は…。 「次はあんたの番だよ」法月綸太郎 この探偵シリーズを読んでいなかったけど、込み入ったロジックが面白かったです。えーっと、こういうこと?って、読み終わって考え込みましたけどね。ランニングが趣味の男が公開してない近くで殺された女性の顔をした死体を見たという。しかし、その死体はなく、いや、あれは夢でみたのだと。どっちにしても不可解な供述で…。 「ひび割れ」芦沢央 カリスマ社長のいるリフォーム会社に就職した刈谷は圧に耐えながら仕事や目標発表をしていたが、ある日高所から落ちた。気づくと一緒に作業していた指導する後輩の大槻は自分を助ける気配などなくて…。
どんでん返しに近いものもあれば、そのストーリーをより深いものに落とし込むような一行もあり、改めて一行の文章の力を強く感じた。
タイトルに“最後の一行”とあるわりには、最後の一行にインパクトはない。 四編とも、短編集の中の脇役としておもしろい作品って感じで、なぜこの四編で一冊作られたのか不思議。 (しかもwhiteってなってるから、blackがあるのかと調べたら今のところないみたい) その中でも『次はあんたの番だよ』は、最...続きを読む近法月綸太郎シリーズを読み始めたばかりの私には嬉しいサプライズ。 まだ『雪密室』しか読んでない私には、ものすごくアップデートされた法月親子も新鮮だった。 これも短編にギュッとまとめちゃってるから詰め込みすぎな感じがあったけど、もう少し長いストーリーにしたらもっとおもしろそうだったな。
金子玲介さんの短編が収録されているので、手に取ったが、斜線堂有紀さん、芦沢央さんと豪華なラインナップで驚いた。(法月綸太郎さんも有名だと思うが、あまり知らない。) 「最後の一行」として最もインパクトがあったのは、金子玲介さんの短編だった。 ふわふわのうさぎのような物体と少年との交流を通し、全体的に...続きを読む暖かな空気が流れているように感じた。物体は健気にもしばらくは自分の星に帰らず、少年が大人になるまで見守ると言ってくれるのだが、段々と弱り果てていく。 ああ、これ死んじゃうんだろうなと思うが、最後の一行で衝撃的な事実が明らかになる。 少年はものすごく後悔したと思うが、私はこの終わり方は嫌いじゃない。 物体の、打算とか、媚びとかが一切ない少年への気持ちが愛しく思えた。 芦沢さんの救いのない短編も楽しめた。まさにバッドエンド。でもこれはしょうがないと思う。 この主人公がこうなってしまったのも報いだとしか思えない。 主人公が勤めている会社が精神的にブラック過ぎて、終始、嫌な空気が漂っていた。トップに気にいられるためなら、自分も後輩も犠牲にする主人公のやり方には全く賛成できない。溜飲が下がるとまでは言わないが、ラストは、まあそうなるよねと思ってしまった。
2026年。以下4作家のアンソロジー。“最後の一行”で見ていた景色が変わるーー。 「ゼリーに満たされて・金子玲介」テンポが良くて、一番楽しめたな。最後の一行きいてるし。 「人魚の骨を拾い往く・斜線堂有紀」人肌を切り裂く岩肌がある洞窟。人魚食べると不死身になるんだよね。 「次はあんたの番だよ・法月綸太...続きを読む郎」のりりん、苦手になってしまった。初期のは好きなんだがw 「ひび割れ・芦沢央」ブラック企業のリフォーム屋。最後の一行きいている。
ゼリーに満たされて/金子玲介★★★ 人魚の骨を拾い往く/斜線堂有紀★★★⭐ 次はあんたの番だよ/法月綸太郎★★★★ ひび割れ/芦沢央★★★★
タイトルから期待したのと違ったが、好きな作家さんばかりのアンソロジーで面白かった。ゼリ郎は賢いんだか賢くないんだか。法月親子が時代に合わせてきたのが感慨深い。
2026.05.14 表紙の箔が目に入り、帯文と4人の作家さんの名前で買いだ!と思った。 どの作品も比較的短いとはいえ物語にがっつりハマりこめるし、するすると読める。そして最後の一行で「え」「は?」となる。おもしろかった。 金子さんはいきなり異星人モノでびっくり。ほんわか友情話だと思ったのに。...続きを読む思ったのに! 斜線堂さんは「人魚伝説」。登場人物たちの心のひりひりととげとげが伝わってきて一気に読んだ。で、最後。え?いや、怖いって。 法月さんはもう、ひたすら人物相関と時系列を追った。それほど複雑ではないのに「は?」と思えて、満足。法月さんははじめましてだったけどがっつり長編を読んでみたくなった。 芦沢さんの物語は、人を壊す様、人が壊れていく様がとても恐ろしい。無自覚って怖い。彼はきっと最初からこうするつもりだったのでは。短いけれどたっぷりイヤミスに浸れた
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