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Posted by ブクログ
4人の作者による短編集。
なかでも。
金子玲介「ゼリーに満たされて」
メチャクチャ面白かった!!
星新一のショート作品を彷彿とさせる!
超高度知的生命体の異星人と何をやってもダメな主人公の康太。2人の出会いと日々の生活が織りなすストーリー。
異星人のゼリ郎は自信をなくす康太対し、「康太は努力する事ができる。感謝する事ができる。それは何より素晴らしい!」
このセリフ単純だが、凄く好き。
作者の作品をみたら、「死んだ山田と教室」作者だったのね。作風好きかも!!
斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
ホラーとミステリーがバランスよくて良かった!
デビットフィンチャーの映画のような感じ!
人魚はいるのか?いないのか?
法月綸太郎「次はあんたの番だよ」
小田扉の似たタイトルの作品かなぁと思ったら、
正統派ミステリーだった。気分じゃなくて乗れなかった。。。。
芦沢央「ひび割れ」
超絶ブラックな会社の話。
どうしても、池井戸先生の情景で浮かんでしまう。
まさに自業自得?パワハラ上司の結末はこんなもの。
Posted by ブクログ
四編の短編集。どれもモヤモヤする系で読み心地はよろしくないので、この作家陣のファンとか、新しい作家探したい人とか、イヤミス系嫌いじゃない人にお勧めです。とりあえずどれも面白かったです。
「ゼリーに満たされて」金子玲介
頭に声が鳴り響き、網で助けたウサギっぽい何かは超高度知的生命体。まわりとうちとけられない、ケーキ屋の息子、小5の森康太は徐々にそいつと仲良くなっていく。そいつはゼリーが好きらしくて毎日康太の作ったゼリーを食べていた。
金子玲介さん、本当に会話文が面白いですね。最後の1行以外は結構明るい感じで楽しく読みました。
「人魚の骨を拾いに往く」斜線堂有紀
子どもも少ない離島に残る人魚の伝説を調べに来た桂木鶫(つぐ姉)に夢中になった5年の伊瀬瑞貴。しかし、子どもたちは糜爛洞という人魚伝説のある洞窟に迷い込み、助けに行ったつぐ姉は行方不明、捜索隊も1人死亡。何故か子どもは全員助かったのだが、その結果に納得いかない瑞貴が大人になって取った行動は…。
「次はあんたの番だよ」法月綸太郎
この探偵シリーズを読んでいなかったけど、込み入ったロジックが面白かったです。えーっと、こういうこと?って、読み終わって考え込みましたけどね。ランニングが趣味の男が公開してない近くで殺された女性の顔をした死体を見たという。しかし、その死体はなく、いや、あれは夢でみたのだと。どっちにしても不可解な供述で…。
「ひび割れ」芦沢央
カリスマ社長のいるリフォーム会社に就職した刈谷は圧に耐えながら仕事や目標発表をしていたが、ある日高所から落ちた。気づくと一緒に作業していた指導する後輩の大槻は自分を助ける気配などなくて…。
Posted by ブクログ
タイトルに“最後の一行”とあるわりには、最後の一行にインパクトはない。
四編とも、短編集の中の脇役としておもしろい作品って感じで、なぜこの四編で一冊作られたのか不思議。
(しかもwhiteってなってるから、blackがあるのかと調べたら今のところないみたい)
その中でも『次はあんたの番だよ』は、最近法月綸太郎シリーズを読み始めたばかりの私には嬉しいサプライズ。
まだ『雪密室』しか読んでない私には、ものすごくアップデートされた法月親子も新鮮だった。
これも短編にギュッとまとめちゃってるから詰め込みすぎな感じがあったけど、もう少し長いストーリーにしたらもっとおもしろそうだったな。
Posted by ブクログ
金子玲介さんの短編が収録されているので、手に取ったが、斜線堂有紀さん、芦沢央さんと豪華なラインナップで驚いた。(法月綸太郎さんも有名だと思うが、あまり知らない。)
「最後の一行」として最もインパクトがあったのは、金子玲介さんの短編だった。
ふわふわのうさぎのような物体と少年との交流を通し、全体的に暖かな空気が流れているように感じた。物体は健気にもしばらくは自分の星に帰らず、少年が大人になるまで見守ると言ってくれるのだが、段々と弱り果てていく。
ああ、これ死んじゃうんだろうなと思うが、最後の一行で衝撃的な事実が明らかになる。
少年はものすごく後悔したと思うが、私はこの終わり方は嫌いじゃない。
物体の、打算とか、媚びとかが一切ない少年への気持ちが愛しく思えた。
芦沢さんの救いのない短編も楽しめた。まさにバッドエンド。でもこれはしょうがないと思う。
この主人公がこうなってしまったのも報いだとしか思えない。
主人公が勤めている会社が精神的にブラック過ぎて、終始、嫌な空気が漂っていた。トップに気にいられるためなら、自分も後輩も犠牲にする主人公のやり方には全く賛成できない。溜飲が下がるとまでは言わないが、ラストは、まあそうなるよねと思ってしまった。
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小説・文芸
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