芦沢央のレビュー一覧

  • 夜の道標

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    めっちゃ面白かった。
    ある殺人事件のミステリー。
    被害者の人物像、虐待される子ども、犯人の人間性、調べる刑事たち。
    謎が紐解かれていくほどに手が止まらない。
    多様性の時代と言われる時代に生きていて良かったと思います。
    とても重いですね。

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    2025年09月24日
  • 僕の神さま

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    めっちゃ面白かった。
    小5ってこんなこと考えたりして生きてたっけな…
    謎の内容も謎解きの鮮やかさもエピローグの終わりも完璧か。
    続編で探偵になった神さまの話を書いてもらいたい。
    めっちゃ良かった。

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    2025年09月21日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    怪談とミステリのどちらも満足に楽しめる
    短編同士の繋がりの明かし方は多少雑な気もするけど、それが逆に怪談だってことを強調してる気もする
    掲載や著者のTwitterをリアルタイムでリンクさせるやり方が現代らしくていい
    解説が本当に秀逸

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    2025年09月19日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    どれもこれも一冊の本だったら良かったのにと思う。短編集でどれもこれも全部面白かったし内容濃すぎるしびっくりするしで芦沢央さん大好きになりました。

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    2025年09月07日
  • 魂婚心中

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    芦沢央さんこういうのもやるのか!
    今まで読んだ芦沢作品は、明日自分ごとになってもおかしくないリアルさがあって、入り口は広いのにどんどん狭い方へ吸い込まれて行って気づいた時には出られない感覚があった

    ただこの本は、1段目(設定)からガクンと現実(少なくとも現在の日本社会)からはなれたところからスタートして、その設定の中に人間が息づいてる
    狭い入り口から入ってみたら、中は意外と広くてみんな"普通"に生活してて、みたいな

    なんかそういう意味で?今までとは真逆な印象だったけど、芦沢作品の好きなところはそのままで
    何が言いたいかって、好きな本でした

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    2025年09月01日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    題名と作者に惹かれて購読。全部本当に面白いイヤミスと思いましたが、特にドスンときたのは、「ありがとう、ばぁば」です。とにかく読んで欲しいです!

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    2025年08月09日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    一番怖かったのは澤村伊智「靴と自転車」。ちょっと心温まる系……かと思いきや、とんでもなかったです。それでも起こってしまう悲劇は予想されたものの、まさかこんな結末だとは。
    表題作の斜線堂有紀「部分地獄」、これは子供の頃だったら一番読みたくなかった作品です。たぶん一番怖く感じたかもしれないし。ある意味「部分」の方が凄惨かも。
    井上雅彦「きれいずかん」、芦沢央「ログインボーナス」、宮部みゆき「よあるきのうた」もお気に入りです。怖さもあるけれど、そればっかりではない。どれも素敵です。

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    2025年08月07日
  • 魂婚心中

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    短編。話が長いものも短いものもあり、分量がちょうどよかった。
    そして面白い…!!
    あとがき初めて読んだけど、芦沢央さん面白いな…。

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    2025年07月19日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    買ってから将棋が題材だと気づき、不安に思いつつ読み出したものの杞憂だった。国宝を読んだ時も感じた、極める者の物語の美しさ、切迫感、切なさがある。将棋を知ってたらもっと楽しめるとは思うけれど、知らなくても物語の大切なところは十分味わえると。

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    2025年07月19日
  • バック・ステージ

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    短編だけど繋がっていて最終的にクライマックスもスカッとした〜〜〜!!
    人間の負の感情も描かれているけど最後はほっこりする話が多くてイヤミス好きだけどこういうのもありと思った!!

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    2025年07月12日
  • 貘の耳たぶ

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    夢中で読んで一気読み。
    もっと続きが読みたい。
    子供が小学生、中学生、高校生・・・と成長していく過程で、取り違えについてどう思うか、どう考えるか、子供視点での話も読みたい。

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    2025年07月11日
  • 神様の罠

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    全編面白かった〜
    なんて豪華な作家陣なの…!

    ハラハラしたり驚いてみたり、あっという間に読み終えました。

    夫の余命 
     余命わずかと知りながら結婚した2人。
     時間を遡りながら思い出を振り返るが…

    崖の下 
     スキー場で遭難した4人。
     そのうち1人が他殺体で見つかる。
     この何もない雪原で凶器は一体何…?
     誰が殺したのか?

    投了図
     将棋ファンと夫と暮らしているが、地元でタイトル戦が開かれることになった喜ばしい時、なぜか夫の様子がおかしい。

    孤独な容疑者
     23年前に殺人を犯した男。
     事件が再調査され…。

    2020年のロマンス詐欺
     コロナ禍、軽い気持ちで始めたバイトが詐欺の

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    2025年07月08日
  • 貘の耳たぶ

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    あなたは、新生児の『取り違え』が現実に起こっていることを知っているでしょうか?

    『新生児 取り違え』、これら二つの言葉を検索ワードにボタンを押すと驚くことに幾つもの結果が返ってきます。『ほとんどは外国で起きた事件のニュース』という一方で、現在進行形で裁判が行われている例など、日本でも実際に『取り違え』が起こっていることがわかります。『産院側のミス』によって起こったそれらの悲劇。何年も何十年も経ってからその事実が発覚しても、それは『取り返しがつかない』事態です。

    安心できる材料としては、それらは昭和の時代に起こった事ばかりであり、現在は何かしらの対策が取られていることです。

     『現在はほと

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    2025年07月07日
  • 今だけのあの子

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    めちゃくちゃ良かった

    『女の友情』ってドロドロしてそう…
    と思っている人に読んでほしい
    私も思っている人です(笑)

    女性の友情が長続きしないのは、結婚とか出産とか大きく環境が変わって、出会う人が変わって、何となく疎遠になっていくからだと
    うん
    確かに私も結婚して出産したら夜遊び友達とは全く音信不通になってしまった。もうどこで何をしているかもわからない。連絡先もわからない。
    当時は『我等友情永久不滅也』をガチでやっていたのに…(笑)
    でも楽しかった思い出とかあの時の友情はずっと忘れないだろうなぁ。
    本当いろいろあったなぁ。
    正に今だけのあの子だったわ。

    読む前と後でタイトルのイメージがガラ

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    2025年06月30日
  • 悪いものが、来ませんように

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    見事に騙されました。違和感はあったのに確信に変わらず思い込んだまま読み進んでいて、明らかになった時そういうことだったのか!って。他の作品も読みたいと思います。

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    2025年06月28日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ホラー連作短編集。最後に話が繋がり、自己責任系の話でもあります。
    「妄言」と「お祓いを頼む女」の二つがお気に入りです。

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    2025年05月21日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    購入済み

    本屋で立ち読みしてた

    読んだことあるな、でも面白いなと思って2周目もきちんと楽しめた。多分どこかの本屋で立ち読みで読破してた。短編なのにひとつひとつの満足度高くて、それぞれの最後でちゃんとゾクッとする。全部好きだけど強いて言うなら目撃者はいなかったが1番好き。でも他も全部好き。

    #ダーク

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    2025年05月03日
  • 悪いものが、来ませんように

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    感じた違和感の数だけ、真実がわかった時心が揺れる。陰鬱な空気感、どうしてそう考えるかなぁが大渋滞で心が大忙し。表題の悪いものとは…?ミステリーとしても色んな要素が含まれていて高評価。

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    2025年04月27日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    「どんでん返しシリーズだから読んでおこう」と軽い気持ちで読んだけれど、5作とも楽しめた。
    『おれ以外のやつが』はもう少し長く、中編だったらもっとおもしろくなったかなと思った。

    『人喰館の殺人』はさすが!というかなんというか、インパクトがすごい。意外と嫌いではない 笑

    『遣唐使船は西へ』は「好みではないなー遣唐使よく分かんないし」なんて思って読み始めたけれど、動機が意外で、だけどすごく良かった。
    なかなか思いつけない動機だよね。

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    2025年04月17日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日