芦沢央のレビュー一覧

  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    芦沢先生の作品で一番好き。
    ホラーとミステリを掛け合わせたフェイクドキュメンタリー小説。
    心霊現象を論理で考えようとする芦沢先生がいるからこそ、論理で説明できない心霊の恐怖が増しているように感じた。

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    2026年06月24日
  • 罪の余白

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    2026/6/23

    すごい。息が詰まる。

    高校生の娘が学校で転落死。
    父目線、同級生目線、父の同僚目線。

    同級生たちがクソで、どうか天誅が下ってほしいと思いながら読み進めた。
    デビュー作がこれかぁ。さすが。

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    2026年06月23日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    どんでん返しすぎて久々に衝撃でした。
    ええ、そこに関わってくるの!?そっち!?と斜め上からの衝撃が面白くて、しかもそれが短編として何回も味わえるなんて素晴らしい本です。
    しかも読み終えたあと、表紙をはずしてみたら…私はたまたまカバーに差し込むために表紙が外れたから見つけましたが気が付かなかったかもしれないと思うと、そんなところにまで驚かせてくれるのかとワクワクでした。

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    2026年06月22日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    しんどい。
    あまり読み返したくない短編集。
    途中で止めるのも嫌なので、最後まで読んだ。
    特に「姉のように」がつらすぎて、あと何ページあるのか憂鬱になった。

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    2026年06月15日
  • 今だけのあの子

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    〇届かない招待状
    結婚式に自分だけ呼ばれない謎

    〇帰らない理由
    仲の良くない同級生と今は亡き友人の部屋でばったり二人きりになってしまいお互い何かを隠している…?

    〇答えない子ども
    自分の子どもの絵が、ママ友の子どもに盗まれた…?でも関係にヒビ入るの怖いしなんて言おう…

    〇願わない少女
    興味も無い夢を追いかけ続ける理由は、大好きなあの子と一緒にいる理由がほしかったから
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    感情がたくさん揺さぶられて楽しかった。
    どのお話も、えーー?!なんでー?と困惑するような展開があり、常に心地よい緊張感と好奇心に駆られ、短編とは思えないほど夢中で読み進めた。

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    2026年06月14日
  • 雨利終活写真館

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    芦沢央さんって、灰色で背中がゾクッてなるような怖い世界観を描く名手だと思っていますが、この作品のなんとあったかいこと
    読み終わったあと、前を向いていけるような気持ちにさせてくれます

    あとがきで作家としての葛藤と作者さまがずっと大切にしていることが『自分が怖いと感じていること』
    今回でいえば
    「わだかまりを残す死」
    をこんな風に形にできる作家って凄いと感嘆して、最後まで作品を楽しませていただきました

    余談ですが…
    デジタルが主流になって、写真って手軽になりすぎて、逆に写真自体あまり撮らなくなったよねぇ~。と友人と話したことをきっかけに写真(スマフォで)を撮るようにはなったり…
    それこそ遺影に

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    2026年06月09日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    奨励会の話は聞いたことがあったので、その目線で苦悩を読めたのが良かった。強者がいて、自分の位置を突きつけられ、上を見る理由が問われているプロ棋士の視点も新しかった。自分は電車の男だったな、と思った。早指しなら深刻でなくても、正解が分からないことの思考の鈍化は、はまると抜けだせない気がした。

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    2026年06月08日
  • 雨利終活写真館

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    遺影撮影をきっかけに故人の思いも紐解く。
    遺影専門店という変わった設定が分かりやすくて、大事な家族の絆を思い返したり、生きてるうちにわだかまりを無くすきっかけになったり…うるっとしました。
    しかも「なぜ、そうだったのか」を紐解くミステリー要素がお仕事ミステリーと思えぬくらいしっかり作られていて、ぶっきらぼうな雨利の一言でぐんと解決に進むのがスカッとします。
    ピアノのクラシックを聞いながら読んでいたらすごく没頭して読めました。いい話だ…
    そしてまだまだ人生長いけどこんな遺影を生前に撮りたいと思えました。私らしい写真を残したい。

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    2026年05月28日
  • 嘘と隣人

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    読みやすくて、意外な結末にゾワゾワした。
    何気なくついた嘘や、自己本位な行動のせいで、事件があらぬ方向に進んで、真実が見えなくなってしまう。
    しかし、主人公がたまたま介入したせいで、知りたくもなかった真実が見えてしまう……
    こういうのを読むと、今ニュースで報道されているものが必ずしも正しいわけではないし、SNSで感心させられる記事を見ても、誰かの意図や悪意に踊らされているだけなのかも…… と思ってしまう。

    作者の作品の中では闇は薄めだと思うけど、ちょうど良かった。

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    2026年05月21日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    初めましての芦沢央さんの本を読んでみる。
    圧巻。短編集5本すべて良かった。
    ただのどんでん返しではなく、返された後にもうひと返しもふた返しもあって、ふぇ〜ってなる。
    別の芦沢さんの本も読んでみよう。

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    2026年05月12日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編集なのに、一つの物語の満足度がすごい。

    人の気持ち悪いところや薄汚いところを描写するのが上手すぎる。
    でも最後の話はホッとするというか、ちょっと救われる内容で読み応えがあった。

    フィクションではあるけれど、実際に現実でこういう人いるんだろうな、、気味が悪いなぁと感じた。

    特に最初の話の「目撃者はいなかった」は、確かに男が自分の過ちを隠そうとすること自体が悪いんだけど、それにしても、女の静かな怒りというか、、事故(事件)を使って男をどん底に落としていく様がまぁ怖い。
    最愛の人を失った人はなんだってできるんだ。。


    親族が子供への虐待で捕まったという話も、読んでいてすごく辛くなったし、

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    2026年05月07日
  • 夜の道標

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    ネタバレ

    読み終わってやるせなくなる逃亡ものの話
    若干、染井為人の『正体』と同じ読後感(テーマ然り、内容はかなり異なるのだが)
    それぞれのパートの挟み方は有名なノベルゲームの『街』形式
    場面と登場人物が変わっても展開の惹きつけのうまさと巧妙さで、ストレスなく読めるし、それぞれの人物たちが近づいていく様は鳥肌もの
    そして、今では考えられない、旧優生保護法という法律の存在がこの物語の根底にあり、2.3年前に書かれた物語ではあるのだが、過去の過ちを改めて見つめ直すためのストーリーであったように感じた
    また、中盤以降と読み終わった後、2度ほどタイトルの意味を深く考えさせられる、そんな悲しくも素晴らしい物語

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    2026年05月01日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    どれも違う感じで楽しめた!
    神秘の彼女が1番好きかな〜。大叔母のこともよかった。
    最後のやつはクレセント錠のトリック使ってる?分かんなかった。話は良かった。

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    2026年04月15日
  • 僕の神さま

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    すごく好きな作品です!
    さくさく読めるのにしっかりした内容で
    話の展開のスムーズさやミステリー性もあって、まだまだずっと読みたいと思ってしまいました。
    続編が出たら嬉しいです。

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    2026年04月09日
  • 夜の道標

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    『夜の道標』は、間違いなく傑作だった。

    ​特筆すべきは、登場人物それぞれの緻密な心の動きだ。あまりに感情移入してしまい、気がつけば「犯人がこのまま逃げおおせてほしい」と願っている自分がいた。

    ​彼女の文体には独特の癖がある。読み進めるうちは「何のことだ?」と戸惑う描写も多いが、後から周到な説明が入ることで、霧が晴れるようにすべてが繋がっていく。その構成の妙こそが、彼女の真骨頂と言えるだろう。

    ​以前読んだ『悪いものが、来ませんように』は、正直言って読んでいて気持ちの良いものではなかったが、今作は素晴らしい。闇を描きながらも、読後に残る静かな震えは別格だ。

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    2026年04月04日
  • いつかの人質

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    小さな頃、誘拐事件に巻き込まれた愛子が再び誘拐されてしまう。その犯人と理由が驚く。グイグイ惹きつけられ、気がつくとラスト。

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    2026年03月30日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    総合的に、面白かった!!というか怖かった!
    個人的には金子さんの『ゼリーに満たされて』がダントツで好き。
    本当に最後の一行で「ゼリ郎ーーーーーーー!!!!!」って心の中で叫びました。

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    2026年03月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子ども向けの児童文学とは侮れぬほど、ガチで怖い作品ばかり!!

    子どもだけじゃなく、かつて「夜の子どもたち」だった大人にも読んでほしい作品

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    2026年03月20日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    心をえぐる短編集、どの登場人物の焦り、恐怖、後悔、いらだち、不安といった感情に共感でき、自分も登場人物達のような結末を迎える可能性に震えた作品。

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    2026年03月08日
  • 最後の一行 white

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    はじめましての金子さんのゼリ郎が一番好き。
    こういう短編集は、未読の作家さんへの興味をもつきっかけになるから良い。

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    2026年03月07日