芦沢央のレビュー一覧

  • 悪いものが、来ませんように

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    ミスリードを誘っている感をひしひしと感じたが、しっかり騙されてしまった。

    歪んだ愛情の結末と思いきや、美しい(?)ヒューマンドラマに少し感動してしまった。

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    2025年10月10日
  • 貘の耳たぶ

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    ネタバレ

    こんなにも読むのが辛く、苦しい本は読んだことがないです。
    同じ歳くらいの子どもを持つ母親として、そしてどちらかといえば(自分は母親になるべきじゃなかったのでは?と思う意味では)繭子寄りの自分にとっては共感なんでしょうか、震えるほど怖くなりました。
    自分は大丈夫だと思う一方で、自分の子供がいなくなる恐怖を背後に感じながら、自分の子供が泣いている姿を思い浮かべながら読んでしまったので、本を読んでいるのが電車の中だったとしても涙目だったと思います。
    本当に辛くて帰ってからは焦るように子どもを保育園に迎えに行って、抱きしめました。

    実際に自分が他の子と取り替えをするかといえばたぶんしないけど、してし

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    2025年10月10日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    5部構成からなるホラーオムニバスかと思ったら、最後の6.禁忌で全ての繋がりと伏線回収出来てなかった謎が分かりそこからまた繋がる、結論全ては最初の1からの始まりだったらと、鳥肌が凄い。
    3.妄信が個人的に一番好き!!

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    2025年10月10日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    良い意味でイライラする内容だったー!笑
    どうしてこうしないの!って思うけど実際自分も同じ目にあった時に同じことするんだろうな笑笑

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    2025年10月08日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    イヤミスの好きな人にはおすすめです。心が元気な時に読んだ方がいい作品。追い詰められる恐怖、理不尽な流れはクセになるかも。

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    2025年10月07日
  • 今だけのあの子

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    ああ、『この人は私がいなければ駄目なんだ』と、自尊心や己の存在意義を相手に求めてしまう気持ちがわかるな……。
    どの物語にも『この子のそばには私が』という関係性が描かれていて、自分の胸の中の暗い部分を照らされたような、羞恥心というか……ズキズキ痛むような感覚がありました。

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    2025年10月07日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    1話目から芦沢さんらしいゾワッが始まったなぁと思ったら2話目にハラハラと焦りとゾクゾクが混ざり合い初めて変な感覚に襲われました。そしてまた3話の電気事件や4話の自業自得さはゾワッとさせられ、いつもの流れだなと思っているところにまたまた最終話でハラハラさせられ考えさせられる終わり方となりました。

    タイトルの汚れた手をそこで拭かないというお話が入っていなくて読み終えてから何気なく考えていたらまたゾワッとしました(。ŏ_ŏ。)

    オモテの話に実はウラが隠されている書き方がお好きな方は、是非一度読んでみて欲しいです。

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    2025年10月07日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    「姉のように」がかなり衝撃的恐怖でした。ゾクゾクゾワゾワするお話ばかりで不穏な空気を描くのがうまい作者さん。

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    2025年10月07日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    考えてみれば高校生の頃はスティーブンキングとか読んでたしホラーとか好きだったかも!
    と、この作品を読みました。

    神楽坂の怪談をテーマに短編小説の依頼を受けた主人公。「染み」を執筆したことをきっかけに、怪異は繋がっていく。
    現実とフィクションの境目があやふやで、そこがなんとも怖いと言うか、私は面白い!と感じました。

    2025年9月5日

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    2025年10月06日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    読みやすくてしっかり怖い。とても楽しめて一気に読めてしまった。あまり本を読まない人にもおすすめできそう。

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    2025年10月05日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    どの短編も、引き込まれる作品。
    「これ絶対ろくな事ならんやつ……」と続きが気になりハラハラしながら楽しめました。
    特にミモザがしんどかったです。
    帯にも書いてあった「悪い事をしたから悪いことが起きるとは限らないんだよ」というセリフが、あまりにも理不尽で、でも現実世界もそうだよなと……

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    2025年10月01日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ホラー小説を読むのは初めてだったが、よくショート動画でおすすめされてたので読んでみた!

    がっつりホラーというより、ミステリーとヒトコワ要素も絡んでいて、それでいて短編なので読みやすく内容も面白かった!

    ちょっとずつ話が繋がってるのも、理解した瞬間ハッとした!

    子供の頃、ホン怖を観ていたら母から
    「そんなん観てたらほんまにお化け寄ってくるで」って言われたの思い出した。
    この本でもそんな感じの事を霊媒師の人が言ってたから。

    (´∀`)

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    2025年10月01日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    短編集にしてはどれも読みごたえのある心が焦ったりざわつく感じのものばかり。
    どんどん読み進めたくなる感じも良い。

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    2025年09月30日
  • もの語る一手

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    祖父に誘われても覚えきれなかった将棋。そんな私でもすごく楽しむことができた。青山さんと貴志さんのものは特に楽しめました。アマチュア(将棋教室)から的中屋、女流棋士と将棋1つを取ってもいろんな話が出来上がるのはすごい!しかも皆さん超有名な作家さん。1冊で得できました。

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    2025年09月29日
  • 夜の道標

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    殺人から逃走する男とそれを匿う女。犯人を追い続ける刑事と親から虐待される少年。その運命が交錯する先にある真実には唸らされた。良作です。

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    2025年09月29日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    人の不幸は蜜の味。な話から始まり、不気味さから温かみに持って来る表題作で終わる。
    最後の一撃が強めで、短編集なので読み返しやすい。

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    2025年09月29日
  • 雨利終活写真館

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    なんとなく文章の雰囲気が違うなあと思ったら、これ十年前の作品なのか。
    遺影専門の写真館なんて初めて知った。
    あとがきを見たら、実際にそういう専門の写真家さんが居たみたい。
    遺された人達がちゃんと前を向くための謎解きは、少し切なくて温かくて、不意に泣きそうになった。
    この頃から人間の心に焦点を当てたミステリーを執筆されてたんだなあと。
    これからも描き続けて欲しいと思いました。
    それにしても、雨利はミステリアスすぎて気になる。
    道頓堀はキャラが良い。凄く好ましい。
    この二人の背景も読んでみたかったな。

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    2025年09月28日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    芦沢央さんの怖い世界。
    短編集である今作は「人間の怖さ」がテーマ。
    どの話も怖かったけど、「忘却」が特にゾワゾワした。

    アパートの隣室に住む高齢男性が亡くなった。
    電気代未払いで通電ストップされたことが死因。
    亡くなった男性は、隣室の高齢夫婦に親切にしてくれていた。
    でも…その男性は…亡くなった本当の理由とは…

    あの世とか幽霊とかよりいちばん怖いのって人間なんじゃないかしら。

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    2025年09月28日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    人の心の弱さや不安定さが原因で些細なきっかけから登場人物の日常が崩れる、もしくは小さな事件の裏によく見ると人の心の暗い部分が見え隠れするような短編が5つ。
    読んでいて楽しいわけではないけれど、自分の中で共感できてしまう部分もあり、読んでしまう。

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    2025年09月28日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    読む手が止まらないを実感できる本。怖すぎるのに面白くて恐ろしくてどんどん深いところまで探りたくなってしまう。汚れた手はすぐに洗おう。

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    2025年09月27日