芦沢央のレビュー一覧
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ネタバレ読みやすかった。主人公の正太郎も、淡々としていて、好印象。
やっぱり、この作者さん好きだなと思った。ローン特約、技能実習生、強制わいせつ罪と迷惑防止条例違反の違いについては勉強になった。
⬛︎かくれんぼ
自分のミスを隠したいと思うことは誰にでもあると思う。だからといって、人に迷惑をかけちゃだめだよ!
結局、ミスは自分1人で何とかしようとすると、余計ややこしくなる。早めに周囲に相談しないと。タケルママは警察なりほかのママ友なりに協力してもらえばよかったんだ。
⬛︎アイルランドキッチン
ローン特約というものがあるんだ。アイルランドキッチン、おしゃれで素敵だと思うけど、言われてみたら確かに -
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女子高校生・加奈の転落死をきっかけに、加奈本人、友人の咲と真帆、父親の聡、そして聡の同僚・早苗の視点が交差していく群像劇。
高校のベランダから転落して亡くなった娘は、“自殺だったのか、それともいじめがあったのか。”心理学者でありながら、自分の感情をうまく扱えない父・聡が、その答えを探し始めるところから物語は動き出す。
特に印象に残ったのは、女子高生の人間関係の描写。
「友達が人生のすべて」「クラス内のヒエラルキー」といった、女子特有の息苦しさが嫌なほどリアルに伝わってくる。咲の傲慢さや支配的な態度、そしてその女子高生カーストの中で悩みながら、咲の言いなりになってしまう真帆の心情がとても丁寧に -
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パワハラ上司の悪事を暴きたい二人の話から始まる全8章(序章、終章含め)。この二人が悪事を暴く為に色々と動く間に二人の間にも変化が訪れる。そんな二人の掛け合いも面白い。短編集のようにも読める、だけどある章に出てきた登場人物が次の章では彼らのドラマが始まり、自身の生活の中でもスーパーでレジ待ちの後ろにいる人や、道ですれ違う名前も知らない人々にもそれぞれにドラマがあり、悩んだり時には笑ったりして生きてるんだなぁと実感する。最近続けて芦沢先生の作品を読み、これまではイヤミス強めだったのが今回はちょっとほろっとするお話もあって最後まで楽しかった。
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ネタバレ4人の視点から物語は進んでいく。
父親の命令で危険な行為に手を染めざるを得ない橋本波留。そんな波留を放っておけず、友情を寄せる同級生・仲村桜介。人望ある塾講師が殺害された事件を追う刑事・平良正太郎。そして事件の鍵を握る過去を抱えた女性、長尾豊子。
この4人の物語が少しずつ絡まり、気付けば大きなうねりへと変わっていく。
その中心にいるのに、自分の視点では決して語られない男・阿久津弦。
1996年に起きた塾経営者殺害事件。通常の学校では居場所を見つけにくい子どもたちを受け入れていた個別指導塾・戸川塾。幼少期に阿久津はそこに通い、事件当時は35歳だった。目撃証言から犯人とされたが、嘘がつけず、曖