芦沢央のレビュー一覧
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金子玲介さんの短編が収録されているので、手に取ったが、斜線堂有紀さん、芦沢央さんと豪華なラインナップで驚いた。(法月綸太郎さんも有名だと思うが、あまり知らない。)
「最後の一行」として最もインパクトがあったのは、金子玲介さんの短編だった。
ふわふわのうさぎのような物体と少年との交流を通し、全体的に暖かな空気が流れているように感じた。物体は健気にもしばらくは自分の星に帰らず、少年が大人になるまで見守ると言ってくれるのだが、段々と弱り果てていく。
ああ、これ死んじゃうんだろうなと思うが、最後の一行で衝撃的な事実が明らかになる。
少年はものすごく後悔したと思うが、私はこの終わり方は嫌いじゃない。
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ネタバレ近頃3冊並行して読むようになりました。寝床に持ち込んで読むのは単行本、それより前に家で座って読むのは厚めの文庫本、そして外出時に持参するのは、頁を開くさいに手が疲れるほどには分厚くない文庫本あるいはホラー本。だって夜に読むのは怖いんだものと思いながら昼間に持って出かけて読みはじめたら、帰宅後薄暗くなってからも読むのをやめられず。
ノンフィクションじゃないよね、モキュメンタリーだよねと祈りながら読む。書評までもそう来るのねとビビって笑いました。
欲を言えば切なさがほしい。第5話はもっとそうなり得そうでしたから。ギュッと心を掴まれたい。 -
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自分の子供が自殺したと思った父親が、子供が何故自殺したのかを調べる話。
学校でのやり取りの場面はなんだか息が詰まる展開で、大人になれば「ひとりでいること」に対してのハードルは下がるが、思春期特有のそれを恥ずかしいと思う気持ちが分かるようで、煩わしかった。
何かで見たが、日本と違って海外ではいじめをした人を病院に入れるらしい。
人をいじめるなんて、病気だ。ということで、日本だと加害者よりも被害者を守ることが多いが、実際病院なんだろうと思う。
打算で狡猾で自分を魅せるのが上手い子は、大人が思うよりも多くいるし、そういう子を早く見つけ出す方法が何かしらないのかなと思った。 -
Posted by ブクログ
プロ棋士になったにも関わらず燻り自暴自棄になっている芝とプロになる夢を諦め弁護士になるも鬱屈を抱える大島の話がそれぞれの視点から描かれる
芝の気持ちが少し詠みにくく感じて自己分析の上で諦めた大島視点の方が理解しやすかった
パラリーガルの井野からすれば大島も弁護士になれた、自分が叶えられなかった夢を叶えている存在なんだけどそこには中々気付きにくい
渦中の人にとっては上には上がいて自分はまだ下で足掻いている状態
そこで死にものぐるいで戦って勝てなければ死んでいるのも同じなんたろう
餓えとか枯渇した状態から逃げたくても逃げられない
そういう世界でしか生きられない人がプロになるのかもしれない -
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Posted by ブクログ
ストーリーは、私塾の元教え子の男が、私塾の経営者兼先生に手をかけてしまいある事情から匿われて
いるという設定
また、もう一人の親から虐待を受けている小学生の
男の子もいて、二人の話が軸になっている。
殺人犯として指名手配されてしまい、かつての内部告発から窓際に追いやられた刑事と相棒の部下が、
班場も縮小された事件として、殺人犯の捜査を続けて、元教え子の足取りを追う。
先生は元教え子の恨みを買うような過去は見えなかったが、ラストに進むにつれ、ある背景が見えてくる。
ネタバレになるから書けないが、動機がショッキングな事情からだった。
男の子は父の虐待から生きる気力も削がれていくが、自分のことを真剣