芦沢央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
四編の短編集。どれもモヤモヤする系で読み心地はよろしくないので、この作家陣のファンとか、新しい作家探したい人とか、イヤミス系嫌いじゃない人にお勧めです。とりあえずどれも面白かったです。
「ゼリーに満たされて」金子玲介
頭に声が鳴り響き、網で助けたウサギっぽい何かは超高度知的生命体。まわりとうちとけられない、ケーキ屋の息子、小5の森康太は徐々にそいつと仲良くなっていく。そいつはゼリーが好きらしくて毎日康太の作ったゼリーを食べていた。
金子玲介さん、本当に会話文が面白いですね。最後の1行以外は結構明るい感じで楽しく読みました。
「人魚の骨を拾いに往く」斜線堂有紀
子どもも少ない離島に残る人魚の伝説 -
Posted by ブクログ
普段家族が将棋をABEMAやNHKで見ているので、多少の馴染みはある。
棋士の頭の中は本当に未知の世界。芝の章は文章にも癖があって読みにくいけど、これが自分には理解できない棋士の頭の中なのかなぁと思いながら読んだ。
AIの導入で、棋士がミスするのを楽しむエンタメになった…… 的な文(うろ覚え)を読んだ時、終盤で大逆転する盤面は確かにおもしろくはあるなぁ…… と棋士の気持ちも考えずに思っていた。将棋を楽しむにハードルを下げてくれたAIは偉大だけど、弊害もあるのかもしれない。
大島の章の、芝との差を感じてしまうところや、奨励会の厳しさ、辞めることへの葛藤が苦しくて、フィクションだけど、かなり取材 -
Posted by ブクログ
ネタバレ怪異を扱う作品ではあるが、幽霊や超常現象といった怖さよりも、メンヘラ気味の彼氏や、お祓いを執拗に頼む女性、関わるのが大変そうな隣人など、人間そのものの怖さが強く感じられた。また、物語の中で登場人物が立て続けに亡くなっていく展開には少し戸惑いを覚えた。占い師の正体や榊桔平の行方など、最後まで明確に語られない部分が多く、謎が残る終わり方だった。〜だったのだろうか?と読者に解釈を委ねる書き方が特徴的で、なかなか考えさせられる作品だなと感じた。読みやすい文章で、ほどよい没入感もありスラスラ読むことができた。他の作品も読んでみたいと思う。