芦沢央のレビュー一覧

  • 汚れた手をそこで拭かない

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    五つの話全てに対し自分が共通に感じたのは、一つ一つの話を読み終えて残る粘着的な人間の汚さです。でも、それもそれでその人の歩んで来てしまった人生(道)でもあるしなるようにしてなったのはかとも思ってしまった。黒い絵の時と同様自分的には物語にのめり込んでしまうほど面白かったです。

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    2026年03月06日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    古本屋さんでみかけ、タイトルが気になり読んでみることに。
    こういう人怖、大好きです。

    5編の闇深ーいお話。

    ストーリーもよく作り込まれているし、文章も読みやすい。
    うわぁ嫌だなと思うけど、読んでいってしまう。
    とても引き込まれた。

    『目撃者はいなかった』は一つの仕事のミスからあれよあれよいう間にとんでもない展開になるが、「これさえ隠してしまえば、バレなければ」というなんかわかるなぁというところが自分ごとのように思い、読みながらドキドキしてしまう。

    『姉のように』は子育てをしてきた身としてはわかる部分もあり、読んでいて苦しくなってくる。
    でも最後に「あっ」となったところがいい。

    初めて

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    2026年03月05日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    短編でも直木賞の候補になれるんだ〜

    抱っこ紐外しとかチャリの轢き逃げとかめちゃくちゃ現代的なテーマで興味深かった。人の性格の悪さとか醜い部分書くのが上手な方だなぁ、、、

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    2026年03月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

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    2026年03月04日
  • 雨利終活写真館

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    ミステリー度合いが心地よく、優しい空気感が流れていて個人的にはとても好きなお話だった。
    遺影専門の写真館、風変わりな店主、心の折れた主人公となんだかストーリー展開が予想されてしまう感じだったのにラストまで温かい気持ちでかけぬけた。10年たって加筆修正された芹沢央さんのプロ意識も伺えるあとがきも良かった。

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    2026年02月28日
  • 僕の神さま

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    隣の博士のドラえもん並の発明品を使いこなしてる、
    見た目は子供・中身は大人って事になってる、
    メガネの小学一年生探偵の百万倍、
    大人でスマートな小学生探偵だと思う。
    五年生だけど。

    僕が切ない。
    大人にだって勇気のない人はいるんだよ。
    人の人生背負える水谷くんの方が特殊なんだからね。
    僕のお母さんも勇気のある人だよ。尊敬する。

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    2026年02月27日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    汚れた手をそこで拭いてしまう、お話(?)。

    嘘や誤魔化しなどから生まれる日常の問題を描く(?)5つの短編集。

    大掛かりなトリックはないけれど、些細な謎にはっと驚かされたりした。
    「忘却」だけ、先に落とし所が読めましたわ。

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    2026年02月26日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    五編からなる短編小説のこの作品はどこまでも人間の醜さやこの世の不条理さをリアリティをもって突きつけてくる作品だった。タイトルの「汚れた手をそこで拭かない」を見た時、足を洗うということわざがあるように、ちゃんと水で汚れた手を洗い流せたらよかったのだと思う。しかし、人間は簡単には自分の悪い現状から抜け出すことはできないし、他人の目、地位、自分の置かれている状況から、正しい選択はできなくなってしまうから、汚れた手を洗う以外の方法で解決しようとする。
    そして間違いを犯す。
    この本を読んだとき、登場人物の心情描写がリアルすぎて過去の自分と重なってしまうことが多々あった。
    フィクションと現実を曖昧にさせら

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    2026年02月25日
  • 今だけのあの子

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    「○○ない××」というタイトルになっている5つのお話が入った短編集。
    読み進めていくと、最初の印象とは全く違った様子が見えてくる。
    ある話の主人公が別の話にも登場する等、全体を通してうっすら繋がりがあるところが良かったです。

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    2026年02月23日
  • 悪いものが、来ませんように

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    うわぁ〜依存ってこういうことか…ってなりました。
    お互いに支え合うことは良いことだけど、なくてはならないまでいってしまうと重いというかなんというか…
    そしてどんでん返しに驚かされました…

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    2026年02月22日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    短編だからか、書き方の妙なのか、読んでて疲れない。
    長編も読んでみたくなった。
    リアルに有りそうな人間の堕ち方や怖くてイヤーな結末。
    でも爽やかな感じも有って不思議。

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    2026年02月21日
  • 最後の一行 white

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    タイトルに“最後の一行”とあるわりには、最後の一行にインパクトはない。
    四編とも、短編集の中の脇役としておもしろい作品って感じで、なぜこの四編で一冊作られたのか不思議。
    (しかもwhiteってなってるから、blackがあるのかと調べたら今のところないみたい)

    その中でも『次はあんたの番だよ』は、最近法月綸太郎シリーズを読み始めたばかりの私には嬉しいサプライズ。
    まだ『雪密室』しか読んでない私には、ものすごくアップデートされた法月親子も新鮮だった。
    これも短編にギュッとまとめちゃってるから詰め込みすぎな感じがあったけど、もう少し長いストーリーにしたらもっとおもしろそうだったな。

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    2026年02月20日
  • いつかの人質

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    生々しい人間関係の描写もうまいし、視点の切り替わりと徐々に明らかになっていく展開は読ませられた。動機も筋も納得するものだったし良かった。

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    2026年02月18日
  • 今だけのあの子

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    文学的でどこか悲しさを感じられる粒ぞろいの作品達で考えさせられた。願わない少女は年代が違うとはいえ感じる部分が多かった。

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    2026年02月18日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    これはめっちゃええですね。大変好みでありました。最も良かった点、死者数です。ページ数と死者数の割合がgoodすぎますね。唸りました。
    ホラーって死なんですよね。道は定まってるといいますか。死というゴールに向かう試合の過程がホラーですよね。この作品は全ての話でそこの描写が抜群でした。だからちゃんと怖かったし、近くて丁寧、そして唐突でした。要素が正しく揃っていて、まるで教科書のようでした。したがって、「ホラーでなんかおすすめない?」と聞かれた場合には、黙ってこちらを差し出したらよいでしょう。

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    2026年02月18日
  • 最後の一行 white

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    金子玲介さんの短編が収録されているので、手に取ったが、斜線堂有紀さん、芦沢央さんと豪華なラインナップで驚いた。(法月綸太郎さんも有名だと思うが、あまり知らない。)

    「最後の一行」として最もインパクトがあったのは、金子玲介さんの短編だった。
    ふわふわのうさぎのような物体と少年との交流を通し、全体的に暖かな空気が流れているように感じた。物体は健気にもしばらくは自分の星に帰らず、少年が大人になるまで見守ると言ってくれるのだが、段々と弱り果てていく。
    ああ、これ死んじゃうんだろうなと思うが、最後の一行で衝撃的な事実が明らかになる。
    少年はものすごく後悔したと思うが、私はこの終わり方は嫌いじゃない。

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    2026年02月17日
  • 最後の一行 white

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    2026年。以下4作家のアンソロジー。“最後の一行”で見ていた景色が変わるーー。
    「ゼリーに満たされて・金子玲介」テンポが良くて、一番楽しめたな。最後の一行きいてるし。
    「人魚の骨を拾い往く・斜線堂有紀」人肌を切り裂く岩肌がある洞窟。人魚食べると不死身になるんだよね。
    「次はあんたの番だよ・法月綸太郎」のりりん、苦手になってしまった。初期のは好きなんだがw
    「ひび割れ・芦沢央」ブラック企業のリフォーム屋。最後の一行きいている。

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    2026年02月23日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    なんとも後味と胸糞が悪いものが多く読むのに一呼吸いる感じの本。だけどそのどれもが最後の展開にゾッとし、引き込まれていく。個人的には「ありがとう、ばあば」「姉のように」が面白かった(面白いって言い方して良いかはわからないけど)。ミステリーとしてもサスペンスとしても評価が高いのが頷ける本だなと思いました。

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    2026年02月13日
  • 罪の余白

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    1/21

    芦沢央さんの処女作。
    いじめの話は読んでいて辛い。
    学校が自分の世界全てだと思ってしまう心理もわかるけど、もし自分の子供がこのような状況になったらどうするだろう、と考えながら読んでしまった。

    ドラマ版も配役ぴったりでよかった。

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    2026年02月13日
  • 罪の余白

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    娘の学校での転落死を受け入れられず、死の真相を解明しようとする父親と、隠蔽しようとするいじめの主犯のクラスメイト2人。
    ラストの展開は父親にとってせめてもの救いだったのではないだろうか。
    悲しさも胸糞悪さもあり、余韻が残る作品だった。
    これがデビュー作って、芦沢央さん凄い!

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    2026年02月12日