芦沢央のレビュー一覧

  • 夜の道標

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    4人の視点で進んでいく物語。

    それぞれの思惑がリアルに感じ、桜介と波留の視点は少々辛い。

    何故1996年が舞台なのか。
    実在する事件や社会的に騒がれたドキュメンタリーやバラエティが入り混じって進む。一気読みでした。

    阿久津弦とはどういう人間なのか。
    彼からの視点が読みたかった。


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    2026年01月12日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

     見事に騙されました。このパターンのどんでん返しは結構、見てきたつもりでしたが、想像を超えていました。
     姉妹や友達のように仲良く買い物している母親と娘は良く目にしますし、娘に名前やニックネームで呼ばせている母親も知っています。それだけだと、ただの微笑ましいエピソードなのかも知れませんが、娘が結婚後に子どもができた後、母親が娘をけしかけて、夫と離婚させ、母と娘で子を育てる例も何度か見てきました。そうなると、母子密着が世代を超えて続くこととなるように思います。
     一卵性母娘は、問題点が見えにくいのですが、母親が自分自身の理想する生き方を、娘に投影しているという点で、やはり問題をはらんでいると思い

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    2026年01月12日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    直木賞候補にあがっていたので。

    面白かった。
    さすが直木賞の候補作というべきか。

    刑事を定年退職して一年半の平良正太郎の周囲で起きる事件や、
    過去に関わった事件の話。
    といっても話の中心は、事件そのものやその解決、犯人逮捕というよりは、
    事件をめぐる人間たちの「悪意」。

    保育士でもある母親が預かった子供を見失ったからと、
    子供の夫がDV夫と知りながら携帯電話のGPSをONにしたり、
    夫が勝手に契約してきた新居が気に入らないからと
    妻が同じマンションの自殺した女性の遺書を隠したり、
    電車の入り口をふさいでいたからと、
    母親の抱っこ紐のバックルを外した男が、
    容疑をかけられないために痴漢の容

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    2026年01月11日
  • だから捨ててと言ったのに

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    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

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    2026年01月11日
  • 嘘と隣人

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    将棋の観戦記を書かれることで知った芦沢央さん、最初は対局室の端にちんまり座るこの女性がミステリーを?と思ったけど、読んでみると骨太な本格推理小説で、今回も期待して読みました。

    元刑事が身の周りで起こる事件について、実は…というオチがある話。1話を読んで短編集かと思い、面白かったのにもう終わりかと残念に思ったら、連作で更に面白かったです。

    見方を変えるとこんな風に…とゾクっとしました。

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    2026年01月10日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    え、今まで読んできたホラー小説の中で群を抜いていちばん怖いホラーでした。
    これ22時とかに読んだから、普通に読む時間間違えた。特に第4章の夢の話が怖かった
    今日眠れないかと思ったぐらいです。。。
    モキュメンタリー系のホラーがだいぶ苦手なことに気付かされました笑
    でも最終章の「禁忌」からの展開が結構すきだった
    自分も呪われるんじゃないかって思ったぐらい怖かったけど笑
    ホラーは怖いけど、こう言うストーリーがちゃんと面白い系であれば他の作品も読めそうだし、読みたい

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    2026年01月10日
  • だから捨ててと言ったのに

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    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文

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    2026年01月09日
  • 嘘と隣人

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    とっさについた小さな嘘が事件を引き起こしてしまう。こんな事が隣で起こったら…と、怖くなる。
    帯には「地獄は始まる あなたの隣の悪意から」とあるけど、私は悪意はあまり感じなかった。悪意がないのなら、私も可能性があるな…と。
    リタイアした元刑事の平良。捜査権がない中、犯罪の匂いを嗅ぎ分けていくのがプロだなと思った。刑事っていう仕事は職業病が抜けないのだろうな。

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    2026年01月07日
  • 嘘と隣人

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    作家さんに対して、よくこういう話を思いつけるなとシンプルに感心してしまいました。
    ただ、収録されている短編がいずれも同じような展開で、ちょっと飽きがくる感じもしました。
    あえてひねらない話があってもよかったのかも。

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    2026年01月05日
  • 魂婚心中

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    SFミステリ短編集、もう少し長く読みたいなと思う話とちょっとよく分からないなと思う話もあり楽しめました。

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    2026年01月05日
  • 嘘と隣人

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    日常の中でご近所や身近な人に降りかかった事件を定年退職した元刑事はどう対処していくのか。SNSでの誹謗中傷や人種差別、痴漢冤罪など5つの連作短編集。嘘が作りだす人間の悪意と哀しみを味わえたミステリーでした。面白かった〜。

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    2026年01月03日
  • 悪いものが、来ませんように

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    もう一度組み直される人物相関図。エピローグに至っての再どんでん返し。衝撃の展開にドキドキが止まりませんでした。そして改めて考えなおすのは、私自身と母との関係。嫌いなタイプでも、娘は愛されるのだろう。

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    2026年01月02日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    2019年、本屋大賞ノミネート作品。
    現代の問題を浮き彫りにした、ミステリ五篇作品。

    特に傑作は『姉のように』。
    事件を起こした姉のようにならないために、自分の娘への虐待の衝動を抑えようとする話。
    主人公の「私」は周囲の目を気にして、被害妄想が膨らみ、「夫」にも理解して貰えず、孤独を抱いていた。
    ひとつの歯車が狂い出すと、歯止めが聞かない悪い方向へと進み、情況は容赦なく、児童虐待へと進み出す。
    そんな主婦たちの心理を徹底的に捉えていた。

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    2025年12月26日
  • おまえレベルの話はしてない

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    インパクトある表題に読む前からワクワク。将棋の世界の厳しさをひたっと知ることとなった。奨励会、年齢制限など、身を置く青年達の葛藤にジワジワ、ズキンときた。

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    2025年12月26日
  • 罪の余白

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    女子高校生・加奈の転落死をきっかけに、加奈本人、友人の咲と真帆、父親の聡、そして聡の同僚・早苗の視点が交差していく群像劇。
    高校のベランダから転落して亡くなった娘は、“自殺だったのか、それともいじめがあったのか。”心理学者でありながら、自分の感情をうまく扱えない父・聡が、その答えを探し始めるところから物語は動き出す。

    特に印象に残ったのは、女子高生の人間関係の描写。
    「友達が人生のすべて」「クラス内のヒエラルキー」といった、女子特有の息苦しさが嫌なほどリアルに伝わってくる。咲の傲慢さや支配的な態度、そしてその女子高生カーストの中で悩みながら、咲の言いなりになってしまう真帆の心情がとても丁寧に

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    2025年12月25日
  • 悪いものが、来ませんように

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    これは予測できなかった!ちょこちょこ感じた違和感はそういうことだったのかと、ほほーとなった。
    不妊に悩んだ経験者としては、気持ちのいい話ではなかったが、いやミス好きなら楽しめそう。

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    2025年12月23日
  • 悪いものが、来ませんように

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    二日で読み切るくらいスラスラ読めた。
    話の展開が澱みなく、とてもテンポが良かったと思います。
    いやミスの気持ちも、感動のような気持ちも味わえる余韻が深い作品でした。

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    2025年12月23日
  • 夜の道標

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    それぞれ違う立場の登場人物の日常が描かれ、何か関係があるのかと読み進めると、少しづつ接点が見えてくる。とても見事な描き方だった。

    結末はなんだかやり切れない。
    その時代の何が正しいのか…
    時が経って善悪の判断ができるが、その時を生きている者は、例え自分の感情と異なっても社会を信じるしかないのかもしれない。

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    2025年12月22日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    澤村伊智さんが以前から気になりつつがっつりホラーが苦手なので子供向けなら読めるかも?と思い読んでみました。
    短編集でテイストがそれぞれ違って面白かったです。怖いけれど、ドーン!バーン!みたいな怖さというよりは、ぞわっとする感じでした。想像力逞しい子供の頃だと眠るのが怖くなったりもしただろうなあ、と。
    「ログインボーナス」(芦沢央さん)、「えんまさん」(黒史郎さん)、「靴と自転車」(澤村さん)が特に面白かったです。

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    2025年12月21日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋好きには
    堪らない短編サスペンス
    被災地で天才少年と出会う?
    三段リーグでの戦い
    詰将棋作成で謎の少年
    事故に遭って後遺症の残る青年
    駒師としての戦い
    見る将棋、詰将棋、タイトル戦前日の検分
    将棋の様にその先を長考したくなる展開は圧巻

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    2025年12月20日