芦沢央のレビュー一覧

  • 今だけのあの子

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    少し想像していたものとは違っていたが、解説を読んでいろいろ腑に落ちた。
    それぞれの物語の友情が今後どうなるか分からないけれど、もしこの先は離れてしまったとしても、この時過ごした時間に嘘はないはず。

    私自身、昔からの友人はほとんどご縁が途切れてしまって、自分の友人との関わり方が良くなかったのかなぁと少し自分を責めていた。
    けれどもそうとは限らないのかなと思えた。あの時、仲良かった“あの子“たちは、“今だけ“だったのかもしれないけれど、大切な人だし、色んなものを与えてくれた。きっと私も“あの子“にとって、そんな存在だったはず。
    私が時々、何してるのかなと思い出すように、“あの子“たちも、ふと思い

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    2025年09月24日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

    なぜか途中でトリックに気づいてしまってからは、もうそうじゃない読み方はできなくなっていた...母性愛って色々な形があるんだよなあ

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    2025年09月22日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    面白かった。
    怪奇とミステリーの融合、創作を現実にとかす作風が楽しく、あっという間に読み終わった。
    夏の夜におすすめ

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    2025年09月18日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

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    2025年09月17日
  • 今だけのあの子

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    本当に全部おもしろかった… 最後の解説読んでやっとそれぞれの繋がりに気付いて更に驚愕。。芦沢央さんの全作品読みたい気持ち

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    2025年09月16日
  • 夜の道標

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    なんだか、やるせない気持ち、割り切れないモヤモヤが胸の奥に残って、でもそれが嫌ではない感じ。
    誰かを傷つける時に悪意があるならばまだマシなのかもしれない。
    無意識、さらに手に負えないのは、そこに善意がある時だと思う。
    その人のため、良かれと思って、で人を傷つけるのはとてもタチが悪い。傷ついた側は傷ついた!と泣くことも傷つけられた!と怒ることもできなくて、さらに自分を傷つける。
    自分の見えている世界が全てではないし、自分の知ってるあの子はあの子のほんの一部でしかないんだと、傷つけられてるのは自分だけじゃなくてもしかしたら自分も知らずに誰かを傷つけているのかもしれない。
    でも、優生保護法、ちょっと

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    2025年09月15日
  • 魂婚心中

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    もし推しと死んだ後に結婚出来るとしたら…どうする?
    独身で亡くなった場合、魂婚という死後の結婚式を葬式とともに行うのが普通の世界で、偶然にも推しがマッチングアプリで魂婚相手を探してる事を知ってしまう…
    もし彼女が死んだ後すぐに死ねば結婚できるかもしれない…

    SFミステリ短編集。
    表題作の魂婚心中も面白かったけれど、RTAネタやネットスラングもりもりの話など、Twitter民ならにやりと楽しめるネタが満載!
    楽しかったー!!

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    2025年09月11日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    小説なのか現実に作家さんの身の回りで
    起きたことなのか…
    リアルで、でも架空のお話のような…
    ふわりふわりと不気味な話の中で
    漂うように読み進めた

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    2025年09月11日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    芦沢央さんの短編集。この本の短編は、全て将棋をテーマに扱っています。”将棋の短編でミステリーが成立するのか?”と思いましたが、読んでみたら見事に著者の作り出す世界にハマってしまいました。

    アマチュア大会優勝者の小学生がプロ棋士とのイベント対局であと一手での詰みをことごとく外す手を選択する。優勝するほどの棋力がありながら、なぜそのような指し手を選択していたのか。読み間違いではなく”対局を敢えて終了させない”ための選択の裏側には盤面以外での悲しい戦いが絡んでいた…「弱い者」

    三段リーグ最終戦前日に訪問してきた友人棋士。ところが、ふとした不注意と悪い偶然から主人公である棋士は、彼の死に関わってし

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    2025年09月11日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    どの話もちょっとしたことがきっかけで、どんどん人が追い詰められて悪い方向に向かっていく事態にゾクッとさせられました。
    それ加え「姉のように」は、見事にどんでん返しにはまりましたし、「許されようとは思いません」は、読んでいる最中は人間の怖さを感じたのとともに、この作品だけ唯一最後に少し救いがあったのが良かったです。

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    2025年09月07日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    1番目の作品が本当にしんどくなる内容だった。会社で起こしてしまったミスをすぐに対処せずにずるずる引き延ばすことでさらに大きな損害に。転がる雪だるまがどんどん大きくなるように、そしてそれを止めなければと思うがそんな勇気も出せずに。

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    2025年09月06日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ホラーは苦手でそのような作品と知らずに手に取ってしまい、文章自体は読みやすく話も面白いけど薄気味悪かった。あと裏表紙怖い。

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    2025年09月05日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ホラーを読んだのは久々だったかも。1話目、ページをめくったところにアレは、ひっ!て声出ちゃったよね。ついでに裏表紙もよく見たりして。紙の本楽しいなーって思いました。どのお話も気持ち悪くて、ラストもすごくよかった。

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    2025年09月05日
  • 悪いものが、来ませんように

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    再読です
    芦沢央さんの本は読んだら次も芦沢央さんの本を読もうという気になる ちょっと変わったどんでん返し 意外な結末 
    最近よくある友達親子の歪んだ話し 

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    2025年09月04日
  • 悪いものが、来ませんように

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    途中で違和感を抱きつつも、最後まで一気に読みました。ラストで違和感の正体はこれだったのか…と。100%楽しむ為に、深く考察せず読み切ることをオススメします。

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    2025年09月04日
  • 今だけのあの子

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    女性の友情をテーマにした短編集。
    話がつながっていることに解説を読んで気付きました...!
    共感できる点もありつつ最後は感動や気付かされることがたくさんあった。

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    2025年09月03日
  • 悪いものが、来ませんように

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    なんというか印象が二転三転する話だったな。ミスリードからのミスリードで感情ガクガクされて疲れるというか。

    んでもまぁ見事うまいことやられちゃったんで少し高めに評価しておこうかなと。なんだかんだで芦沢作品は結構読んでいるし、既に術中なのよね。

    序盤ぶっちゃけ読みづらいなと思ったものの、おお?!とひっくり返ったあたりからノンストップですわ。

    夏のホラー読書特集の合間にと手に取ったものの、人怖感ある作品ですっきりはしなかったけどねw

    次はまたホラー読もうっと。

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    2025年09月01日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    一気読み。
    上手くできたモキュメンタリー。何で今まで読んでなかったのかなこれ?!同作者の別の作品は読んでるのに…

    最後にいなくなったあの人、どうなったのだろう??気になる。

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    2025年08月30日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    数年前に読んだはずなのにすっかり忘れて、今年の初めに読み直した。読み直して、忘れておいてよかったと思った作品。

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    2025年08月27日
  • 悪いものが、来ませんように

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    終盤の一文で「え どうこと?」となり、なるほどーそうだったのか!と全ての違和感が回収されて行く爽快感がありました。初めて読んだ作家さんでしたが他の作品も読んでみたくなりました。
    この作品は再読必至です!

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    2025年08月25日