芦沢央のレビュー一覧

  • 夜の道標

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    芦沢央さん、2冊目。
    “作家生活10周年記念作品”らしいが、皆さんの★も多かったこの本にしてみた。

    「仲村桜介」「長尾豊子」「平良正太郎」「橋本波留」の四人の視点から語られる物語。
    「バスケ好きの少年」「惣菜店のパート社員」「上司からいびられ捜査が行き詰った事件だけを押し付けられている刑事」「父から『当たり屋』を強要されている桜介の同級生」の、その背景と今の立ち位置が丁寧に語られて、ずんずんと読まされる。
    それらの話が、どうつながっていくのかと思っていたが、その四人の視点からでしか語られない、五人目の登場人物を中心に巧く結びついていく。

    『数年前から「正しさが変わること」について考えるよう

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    2026年01月25日
  • 今だけのあの子

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    どのお話も展開が面白かった。
    昔ドラマのセリフで聞いた「女の友情ハムより薄い」
    女の友情は単に薄いだけじゃない繊細で脆くてもっともっと深いところにあるをうまく表現した短篇集

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    2026年01月25日
  • もの語る一手

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    タイトルどおり将棋にまつわるお話たちです。「おまえレベルの話はしてない」は別で読んだことがあったので流し読みでした。「桂跳ね」は史書の解説みたいで、読むのが苦しかったです。将棋のルールをそもそも知らないので、そこが分かればもっと楽しめたのかもしれません。全体としては満足です。

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    2026年01月25日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久々に、一日で読み切れるほどちょうど良い長さと、読む手が止まらない面白さを持ち合わせる小説でした。
    伏線を散りばめておいて終盤で一気に回収していく小説は、ミステリーでもホラーでも一気読みしたくなります。
    本を読んでいる側にも災いが伝播して来そうな仕掛けや、登場人物がこの後どうなったのか・どうなるのかが想像できる後味の悪さも良かったです。
    しっかりオチが用意されているモキュメンタリー系のホラーは、怖いというより面白くて好きだなと思いました。

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    2026年01月24日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ミステリーの中でも、主人公(探偵や警察)を騙すタイプと、読者を騙すタイプがありますが、この本は完全に後者でしょう。
    家系図マジックといいますか、途中から「えっ、そうなの」とまんまと騙されてしまいました。
    愛情とは時に狂気で、愛情を注ぐ相手にすら理解出来ないこともあるけど、その愛憎を上手くトリックに入れ込んでいるなと思いました。

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    2026年01月22日
  • 悪いものが、来ませんように

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    すき!
    この騙し今まで何度もされてるのに、
    また騙されちゃった(^o^)
    もう一度読み直したい!

    最近は人気なものを順番に読んでるんだけど、
    妊娠系多くない?
    これって今みんながある話題ってこと?
    それとも昔からずっとみんなが悩む課題なの?

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    2026年01月20日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ずっと嫌なかんじ、心がずっとそわそわざわざわ落ち着かない(いい意味です)

    短編小説はサクサク読める分物足りなさを感じるほうなのですが、どれも暗い重みがあってよかったです

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    2026年01月18日
  • 嘘と隣人

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    警察を定年退職した平良正太郎のもとには、知人たちから次々と調べてほしいと依頼が舞い込む。
    戸惑いながらも、解決しようと調べるのだが、余計なことは伝えない方がいいと、分かっても心の中にとどめたりもする。真実が全てではない。今さら明かして事を荒立てても、誰の得にもならない。よく考えて、口にしなくては。しかし、つい口を滑らせて、口は災いのもと。

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    2026年02月01日
  • 嘘と隣人

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    保身や承認欲求を満たすために嘘をつく5つのストーリー。自分ちょっとした嘘が身近にいた人の人生に影響を及ぼす怖さ。
    最後の『嘘と隣人』では、SNSの投稿は、全てが真実とは限らない事を知った上で楽しむ必要がありそう。

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    2026年01月18日
  • 今だけのあの子

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    ネタバレ

    「女の友情」を集めた短編集。
    ドロドロした不穏な始まりから、終盤にかけて謎が解けていき、おそらくハッピーエンドと呼ばれる結末なんだと思う。

    ただ私は、一般的なハッピーエンドで感じる爽やかな「良かった!」という感じよりも、砂を噛んだような嫌なザラザラ感が残ったんだよな。

    それは面白くなかったということではなく、あまりにも描写がリアルで自分の心の中にある嫉妬とか、疑念とかが炙り出されるからなんだと思う。
    芦沢央さんの作品は初めて読んだけど、このリアルな描写を他の本でも感じてみたくなった

    私は1番最後の『正しくない言葉』が1番好きでした。
    それぞれのお話に緩い繋がりがあるから、それを探すのも楽

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    2026年01月16日
  • おまえレベルの話はしてない

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    あっという間に読めました。
    何と言ったらいいのか、20代の頃の何かに夢中になっていた夏のモヤモヤしてた自分を思い出して苦しく切なく感じながら読めました。
    芦沢央さん、オススメです!

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    2026年01月14日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めてホラー小説に挑戦。

    著者の芦沢氏が見聞き、体験した怪異を連続短編としてまとめたもの。最初の自己語りにエッセイ味を感じてきついかと思ったけど、全然そんなことなくてガッツリ創作だったので楽しめた。

    この本の面白いところは著者の怪異経験の大元が「謎のおばさん」に帰着するという謎のループをその円環から一つ離れた第三者として読者が観測し続けるという不思議な入れ子構造になっているところにあると思う。

    過去のツイートや榊桔平というライターをあたかも実在しているように描いていて、細部まで抜かりないところも緻密さが伺える。

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    2026年01月14日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まずタイトルが秀逸
    【ホラーXミステリー】
    5話まではちょっと怖いけど、腑に落ちない点の方が気になり、無理にオチがないのがリアルで怖いのかなーくらいでスッキリしないまま読み進めていたが
    最終話で一変。怒涛の伏線回収
    腑に落ちなかった点が見事に繋がっていき、鳥肌が止まらなかった。
    【フェイクドキュメンタリー】
    現実とフィクションの境目が分からなくなる仕掛けが巧妙。語り手の「私」が著者で前作のタイトルも出てきたり、登場するオカルトライターは最後まで実在すると思い込んでしまった。

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    2026年01月14日
  • 夜の道標

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    4人の視点で進んでいく物語。

    それぞれの思惑がリアルに感じ、桜介と波留の視点は少々辛い。

    何故1996年が舞台なのか。
    実在する事件や社会的に騒がれたドキュメンタリーやバラエティが入り混じって進む。一気読みでした。

    阿久津弦とはどういう人間なのか。
    彼からの視点が読みたかった。


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    2026年01月12日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

     見事に騙されました。このパターンのどんでん返しは結構、見てきたつもりでしたが、想像を超えていました。
     姉妹や友達のように仲良く買い物している母親と娘は良く目にしますし、娘に名前やニックネームで呼ばせている母親も知っています。それだけだと、ただの微笑ましいエピソードなのかも知れませんが、娘が結婚後に子どもができた後、母親が娘をけしかけて、夫と離婚させ、母と娘で子を育てる例も何度か見てきました。そうなると、母子密着が世代を超えて続くこととなるように思います。
     一卵性母娘は、問題点が見えにくいのですが、母親が自分自身の理想する生き方を、娘に投影しているという点で、やはり問題をはらんでいると思い

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    2026年01月12日
  • だから捨ててと言ったのに

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    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

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    2026年01月11日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    え、今まで読んできたホラー小説の中で群を抜いていちばん怖いホラーでした。
    これ22時とかに読んだから、普通に読む時間間違えた。特に第4章の夢の話が怖かった
    今日眠れないかと思ったぐらいです。。。
    モキュメンタリー系のホラーがだいぶ苦手なことに気付かされました笑
    でも最終章の「禁忌」からの展開が結構すきだった
    自分も呪われるんじゃないかって思ったぐらい怖かったけど笑
    ホラーは怖いけど、こう言うストーリーがちゃんと面白い系であれば他の作品も読めそうだし、読みたい

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    2026年01月10日
  • だから捨ててと言ったのに

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    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文

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    2026年01月09日
  • 魂婚心中

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    SFミステリ短編集、もう少し長く読みたいなと思う話とちょっとよく分からないなと思う話もあり楽しめました。

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    2026年01月05日
  • 悪いものが、来ませんように

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    もう一度組み直される人物相関図。エピローグに至っての再どんでん返し。衝撃の展開にドキドキが止まりませんでした。そして改めて考えなおすのは、私自身と母との関係。嫌いなタイプでも、娘は愛されるのだろう。

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    2026年01月02日