芦沢央のレビュー一覧

  • おまえレベルの話はしてない

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    あっという間に読めました。
    何と言ったらいいのか、20代の頃の何かに夢中になっていた夏のモヤモヤしてた自分を思い出して苦しく切なく感じながら読めました。
    芦沢央さん、オススメです!

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    2026年01月14日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めてホラー小説に挑戦。

    著者の芦沢氏が見聞き、体験した怪異を連続短編としてまとめたもの。最初の自己語りにエッセイ味を感じてきついかと思ったけど、全然そんなことなくてガッツリ創作だったので楽しめた。

    この本の面白いところは著者の怪異経験の大元が「謎のおばさん」に帰着するという謎のループをその円環から一つ離れた第三者として読者が観測し続けるという不思議な入れ子構造になっているところにあると思う。

    過去のツイートや榊桔平というライターをあたかも実在しているように描いていて、細部まで抜かりないところも緻密さが伺える。

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    2026年01月14日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まずタイトルが秀逸
    【ホラーXミステリー】
    5話まではちょっと怖いけど、腑に落ちない点の方が気になり、無理にオチがないのがリアルで怖いのかなーくらいでスッキリしないまま読み進めていたが
    最終話で一変。怒涛の伏線回収
    腑に落ちなかった点が見事に繋がっていき、鳥肌が止まらなかった。
    【フェイクドキュメンタリー】
    現実とフィクションの境目が分からなくなる仕掛けが巧妙。語り手の「私」が著者で前作のタイトルも出てきたり、登場するオカルトライターは最後まで実在すると思い込んでしまった。

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    2026年01月14日
  • 夜の道標

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    4人の視点で進んでいく物語。

    それぞれの思惑がリアルに感じ、桜介と波留の視点は少々辛い。

    何故1996年が舞台なのか。
    実在する事件や社会的に騒がれたドキュメンタリーやバラエティが入り混じって進む。一気読みでした。

    阿久津弦とはどういう人間なのか。
    彼からの視点が読みたかった。


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    2026年01月12日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

     見事に騙されました。このパターンのどんでん返しは結構、見てきたつもりでしたが、想像を超えていました。
     姉妹や友達のように仲良く買い物している母親と娘は良く目にしますし、娘に名前やニックネームで呼ばせている母親も知っています。それだけだと、ただの微笑ましいエピソードなのかも知れませんが、娘が結婚後に子どもができた後、母親が娘をけしかけて、夫と離婚させ、母と娘で子を育てる例も何度か見てきました。そうなると、母子密着が世代を超えて続くこととなるように思います。
     一卵性母娘は、問題点が見えにくいのですが、母親が自分自身の理想する生き方を、娘に投影しているという点で、やはり問題をはらんでいると思い

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    2026年01月12日
  • だから捨ててと言ったのに

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    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

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    2026年01月11日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    え、今まで読んできたホラー小説の中で群を抜いていちばん怖いホラーでした。
    これ22時とかに読んだから、普通に読む時間間違えた。特に第4章の夢の話が怖かった
    今日眠れないかと思ったぐらいです。。。
    モキュメンタリー系のホラーがだいぶ苦手なことに気付かされました笑
    でも最終章の「禁忌」からの展開が結構すきだった
    自分も呪われるんじゃないかって思ったぐらい怖かったけど笑
    ホラーは怖いけど、こう言うストーリーがちゃんと面白い系であれば他の作品も読めそうだし、読みたい

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    2026年01月10日
  • だから捨ててと言ったのに

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    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文

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    2026年01月09日
  • 魂婚心中

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    SFミステリ短編集、もう少し長く読みたいなと思う話とちょっとよく分からないなと思う話もあり楽しめました。

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    2026年01月05日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    2019年、本屋大賞ノミネート作品。
    現代の問題を浮き彫りにした、ミステリ五篇作品。

    特に傑作は『姉のように』。
    事件を起こした姉のようにならないために、自分の娘への虐待の衝動を抑えようとする話。
    主人公の「私」は周囲の目を気にして、被害妄想が膨らみ、「夫」にも理解して貰えず、孤独を抱いていた。
    ひとつの歯車が狂い出すと、歯止めが聞かない悪い方向へと進み、情況は容赦なく、児童虐待へと進み出す。
    そんな主婦たちの心理を徹底的に捉えていた。

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    2025年12月26日
  • おまえレベルの話はしてない

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    インパクトある表題に読む前からワクワク。将棋の世界の厳しさをひたっと知ることとなった。奨励会、年齢制限など、身を置く青年達の葛藤にジワジワ、ズキンときた。

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    2025年12月26日
  • 罪の余白

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    女子高校生・加奈の転落死をきっかけに、加奈本人、友人の咲と真帆、父親の聡、そして聡の同僚・早苗の視点が交差していく群像劇。
    高校のベランダから転落して亡くなった娘は、“自殺だったのか、それともいじめがあったのか。”心理学者でありながら、自分の感情をうまく扱えない父・聡が、その答えを探し始めるところから物語は動き出す。

    特に印象に残ったのは、女子高生の人間関係の描写。
    「友達が人生のすべて」「クラス内のヒエラルキー」といった、女子特有の息苦しさが嫌なほどリアルに伝わってくる。咲の傲慢さや支配的な態度、そしてその女子高生カーストの中で悩みながら、咲の言いなりになってしまう真帆の心情がとても丁寧に

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    2025年12月25日
  • 夜の道標

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    それぞれ違う立場の登場人物の日常が描かれ、何か関係があるのかと読み進めると、少しづつ接点が見えてくる。とても見事な描き方だった。

    結末はなんだかやり切れない。
    その時代の何が正しいのか…
    時が経って善悪の判断ができるが、その時を生きている者は、例え自分の感情と異なっても社会を信じるしかないのかもしれない。

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    2025年12月22日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    澤村伊智さんが以前から気になりつつがっつりホラーが苦手なので子供向けなら読めるかも?と思い読んでみました。
    短編集でテイストがそれぞれ違って面白かったです。怖いけれど、ドーン!バーン!みたいな怖さというよりは、ぞわっとする感じでした。想像力逞しい子供の頃だと眠るのが怖くなったりもしただろうなあ、と。
    「ログインボーナス」(芦沢央さん)、「えんまさん」(黒史郎さん)、「靴と自転車」(澤村さん)が特に面白かったです。

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    2025年12月21日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋好きには
    堪らない短編サスペンス
    被災地で天才少年と出会う?
    三段リーグでの戦い
    詰将棋作成で謎の少年
    事故に遭って後遺症の残る青年
    駒師としての戦い
    見る将棋、詰将棋、タイトル戦前日の検分
    将棋の様にその先を長考したくなる展開は圧巻

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    2025年12月20日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ◾️ページ数 P185

    ◾️感想
    冊表からも題名からもどんなヤンキー本かと思う、その強烈なインパクトに惹かれて読み始めたらまさかの将棋かーい‼️
    中盤までは専門的すぎる内容に少し中だるみしたけれど、後半グッと引き込まれた。
    将棋好きが読んだらもっともっと面白いんだろうなと思った。
    棋士はこんなにも苦労する世界なんだなあと初めて知った。

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    2025年12月17日
  • バック・ステージ

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    パワハラ上司の悪事を暴きたい二人の話から始まる全8章(序章、終章含め)。この二人が悪事を暴く為に色々と動く間に二人の間にも変化が訪れる。そんな二人の掛け合いも面白い。短編集のようにも読める、だけどある章に出てきた登場人物が次の章では彼らのドラマが始まり、自身の生活の中でもスーパーでレジ待ちの後ろにいる人や、道ですれ違う名前も知らない人々にもそれぞれにドラマがあり、悩んだり時には笑ったりして生きてるんだなぁと実感する。最近続けて芦沢先生の作品を読み、これまではイヤミス強めだったのが今回はちょっとほろっとするお話もあって最後まで楽しかった。

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    2025年12月08日
  • 夜の道標

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    学び

    善意が人を救うこともあれば、壊すこともある
    「正しいと思ったこと」が誰かの未来を奪う可能性
    主観的善意と客観的正義のズレ

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    2025年12月06日
  • 夜の道標

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    ネタバレ

    4人の視点から物語は進んでいく。
    父親の命令で危険な行為に手を染めざるを得ない橋本波留。そんな波留を放っておけず、友情を寄せる同級生・仲村桜介。人望ある塾講師が殺害された事件を追う刑事・平良正太郎。そして事件の鍵を握る過去を抱えた女性、長尾豊子。
    この4人の物語が少しずつ絡まり、気付けば大きなうねりへと変わっていく。

    その中心にいるのに、自分の視点では決して語られない男・阿久津弦。

    1996年に起きた塾経営者殺害事件。通常の学校では居場所を見つけにくい子どもたちを受け入れていた個別指導塾・戸川塾。幼少期に阿久津はそこに通い、事件当時は35歳だった。目撃証言から犯人とされたが、嘘がつけず、曖

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    2025年12月03日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    ネタバレ

    5つの物語からなる短編集
    どれも将棋がテーマでありながら一つ一つ違うストーリー
    どれも奥が深く、短編集にするのがもったいないくらい

    1話め 弱い者
    大震災後の避難所が舞台
    被災者を元気づけるための復興支援で将棋を指していた北山八段は、おぼつかない手つきながら時折鋭い手を指してくる少年に惹きつけられる。ところが強いはずの少年が詰めを誤り悪手を打つ。それも二度も。
    試合後の表彰式で少年へ「奨励会に入らないか」と提案する北山。さらに「内弟子にならないか」とも。
    そこではじめて少年だと思っていたその子が、実は女の子であったことを知る…
    避難所で起きていた犯罪。見知らぬ人が夜中に布団に入ってきていた事

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    2025年12月01日