芦沢央のレビュー一覧

  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    人の心とは恐ろしいもの。表向きの顔からは想像が出来ない事を秘めている。
    そんななんともやりきれない思いをさせられるストーリーがオムニバスで綴られている。今自分が密かに秘めている闇も、皆が持ち得るものだ、とちょっとだけ安心するかも⁈

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    2025年11月02日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    嫌な気持ちになる短編集。
    営業マンと絵画の話はあまり入り込めなかった。発注数ミスは誤魔化したい気持ちがわかって辛かった。
    子役の話は祖母と母の確執、祖母の教育がいき過ぎたせいで孫に恨まれたのかと思った。子供は単純に見えて複雑、と見せかけてやっぱり単純な部分も多い。
    姉の話は、あんなに泣き叫ぶ子ならどうしたらいいんだろう。私もイライラしてしまいそうと思う。
    祖母の話。どんな気持ちで毎日を生きていたのか…もう終わってしまった祖母の人生にどう向き合うべきか…。でも最後の望みは叶いそうなのと孫は幸せな結婚生活ができそうでよかった。
    芦沢央さん好きだ。他作品もぜひ読みたい。

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    2025年10月29日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ①目撃者はいなかった
    主人公の小物な性格が事の一件を通してありありと写し出されている。彼の焦燥や緊迫がこちらにも伝わってくるようでドキドキ。愚鈍で自己保身に走る彼は報いを受けて終幕。完走して欲しさもあったけど、こっちの締めの方がスッキリ!

    ②ありがとう、ばあば
    子役の孫、杏ちゃんとスパルタマネージャーの祖母、杏ちゃんがなぜばあばを殺そうとするのか回想。スパルタを超えて毒親である祖母が杏ちゃんの意志を汲み取ってあげないせいでサイコパス気味になってるのかなあと感じた。

    ③絵の中の男
    近親者の死から傑作を生む画家さんの話。身近な者の死を経験した者たちが引き寄せられる絵画。オカルト地味てるなあと感

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    2025年11月02日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ・米澤の満願に近い印象の人間ホラー風短編集
    ・なかなかダークで印象に残る話ばかりだけど、苦手な本格ホラーじゃないから助かるし、それでいてしっかりスリルのある展開にずっと楽しかった。短編なのも読みやすくて、でもそれぞれが短編とは思えないほどの奥行きと満足感があって、ずっと面白かった

    芦沢央さんの作品はこれが初めてだったけど、すごく気になる存在。他の作品も、いろいろ読んでみたくなりました。

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    2025年10月27日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2025.10.24 (金)

    おもしろかった……忙しくて読み終わるのにひと月以上かかってしまった…

    解説を読んでて、「うんうん…分かる…そこなのよ❕」と共感しっぱなしだった……
    特に、「姉のように」 はやばい…子育ての悶々とした緊迫感が伝わってきて思わず苦しかった……
    すぐ最初のページに戻ったけどしばらく放心状態……生意気な言い方だけど、良くできてた……
    あと「ありがとう、ばあば」ね…思わず変な笑い声でちゃったもんね…

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    2025年10月24日
  • 夜の道標

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    芦沢央の日本推理作家協会賞受賞作
    1990年代の横浜を舞台に、塾経営者を殺害した被疑者の元教え子、その殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして父親から虐待を受けている少年、それぞれの想いと人生の交錯、その顛末をじっくりと描いています。
    芦沢央らしい感じで淡々と語られるストーリーに、ちょっと中弛み感がありますが、クライマックスは一気に読ませます。その落し処をどう感じるかは、読者次第でしょうか?
    純文学寄りのミステリ・・興味ある方は是非!

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    2025年10月23日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    著者の芹沢さんがこの本を執筆するにあたって実際に経験した6編に渡る怪談集。

    1話目は「神楽坂怪談」を書くように依頼があって書き上げた怪談。
    2話目は、1話目を読んだ君子さんという方の実体験を書き上げた怪談。
    3話目は、その2話目の件で連絡を取ったついでに上司である榊さんが思い出して芹沢さんに話した内容を書き上げた怪談。
    4話目は「小説新潮」の校閲担当者が不動産会社勤務の飲み仲間に3話目の話をした流れで怪異が起こる家の話をされて、その内容を書き上げた怪談。
    5話目は、その飲み仲間の不動産会社社員に4話目の話をしたところ、さらに別の同業者がお祓いをしてくれる霊能者を探しているらしいという話になり

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    2025年10月23日
  • 罪の余白

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    再読です
    『悪いものが来ませんように』と似た話の進み方
    子供を先に亡くしてしまう親のどうにも出来ない感情が読んでて辛い
    早苗さんのようなまっすぐな人の存在が救いだった気がする
    いい話だったかと言われるとそうではない
    ただ、芦沢央さんの本はまた続けて読みたくなるんだよねー

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    2025年10月20日
  • 夜の道標

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    登場人物それぞれの視点から描かれ、次第に容疑者の人物像が浮かび上がってくる構成。展開が早くとても面白かった。私はじんわりと温かな気持ちで読み終わりました。素晴らしい作品だと思います。

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    2025年10月15日
  • 夜の道標

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    桜介や波留、阿久津、ふたりの刑事、それぞれのキャラに魅かれながら読み進めた。優生思想の問題にも考えさせられる。出来たら阿久津と刑事のその後、波留の父親がどうなったのか知りたかったような気がする。「一度子どもが生まれたら、一生親で居続けなければならない。」阿久津の母親の言葉が、重い。きっと世の中の沢山の人がある日突然親なり、親という役目を背負っていく事に時には苦しみながらも生きている。この母親のようにやり直せないこともある。子を持つことの意味をあらためて考えた一冊。

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    2025年10月13日
  • 魂婚心中

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    芦沢央さんのイメージと全然違う作品ばかり。
    設定が突飛で、最初の数ページ理解が難しい話もありましたが、一旦内容が分かってまた最初から読み返すと納得できてすごくおもしろい!

    一番気に入ったのはゲーマーのお話。ゲーム実況はほとんど見たことないのですが、文章からリアルに映像が想像できて臨場感がありよかったです。

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    2025年10月13日
  • 貘の耳たぶ

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    ネタバレ

    こんなにも読むのが辛く、苦しい本は読んだことがないです。
    同じ歳くらいの子どもを持つ母親として、そしてどちらかといえば(自分は母親になるべきじゃなかったのでは?と思う意味では)繭子寄りの自分にとっては共感なんでしょうか、震えるほど怖くなりました。
    自分は大丈夫だと思う一方で、自分の子供がいなくなる恐怖を背後に感じながら、自分の子供が泣いている姿を思い浮かべながら読んでしまったので、本を読んでいるのが電車の中だったとしても涙目だったと思います。
    本当に辛くて帰ってからは焦るように子どもを保育園に迎えに行って、抱きしめました。

    実際に自分が他の子と取り替えをするかといえばたぶんしないけど、してし

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    2025年10月10日
  • 今だけのあの子

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    ああ、『この人は私がいなければ駄目なんだ』と、自尊心や己の存在意義を相手に求めてしまう気持ちがわかるな……。
    どの物語にも『この子のそばには私が』という関係性が描かれていて、自分の胸の中の暗い部分を照らされたような、羞恥心というか……ズキズキ痛むような感覚がありました。

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    2025年10月07日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    「姉のように」がかなり衝撃的恐怖でした。ゾクゾクゾワゾワするお話ばかりで不穏な空気を描くのがうまい作者さん。

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    2025年10月07日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ホラー小説を読むのは初めてだったが、よくショート動画でおすすめされてたので読んでみた!

    がっつりホラーというより、ミステリーとヒトコワ要素も絡んでいて、それでいて短編なので読みやすく内容も面白かった!

    ちょっとずつ話が繋がってるのも、理解した瞬間ハッとした!

    子供の頃、ホン怖を観ていたら母から
    「そんなん観てたらほんまにお化け寄ってくるで」って言われたの思い出した。
    この本でもそんな感じの事を霊媒師の人が言ってたから。

    (´∀`)

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    2025年10月01日
  • もの語る一手

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    祖父に誘われても覚えきれなかった将棋。そんな私でもすごく楽しむことができた。青山さんと貴志さんのものは特に楽しめました。アマチュア(将棋教室)から的中屋、女流棋士と将棋1つを取ってもいろんな話が出来上がるのはすごい!しかも皆さん超有名な作家さん。1冊で得できました。

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    2025年09月29日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    人の不幸は蜜の味。な話から始まり、不気味さから温かみに持って来る表題作で終わる。
    最後の一撃が強めで、短編集なので読み返しやすい。

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    2025年09月29日
  • 雨利終活写真館

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    なんとなく文章の雰囲気が違うなあと思ったら、これ十年前の作品なのか。
    遺影専門の写真館なんて初めて知った。
    あとがきを見たら、実際にそういう専門の写真家さんが居たみたい。
    遺された人達がちゃんと前を向くための謎解きは、少し切なくて温かくて、不意に泣きそうになった。
    この頃から人間の心に焦点を当てたミステリーを執筆されてたんだなあと。
    これからも描き続けて欲しいと思いました。
    それにしても、雨利はミステリアスすぎて気になる。
    道頓堀はキャラが良い。凄く好ましい。
    この二人の背景も読んでみたかったな。

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    2025年09月28日
  • 今だけのあの子

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    少し想像していたものとは違っていたが、解説を読んでいろいろ腑に落ちた。
    それぞれの物語の友情が今後どうなるか分からないけれど、もしこの先は離れてしまったとしても、この時過ごした時間に嘘はないはず。

    私自身、昔からの友人はほとんどご縁が途切れてしまって、自分の友人との関わり方が良くなかったのかなぁと少し自分を責めていた。
    けれどもそうとは限らないのかなと思えた。あの時、仲良かった“あの子“たちは、“今だけ“だったのかもしれないけれど、大切な人だし、色んなものを与えてくれた。きっと私も“あの子“にとって、そんな存在だったはず。
    私が時々、何してるのかなと思い出すように、“あの子“たちも、ふと思い

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    2025年09月24日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

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    2025年09月17日