芦沢央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ作品の舞台の街が、私の故郷の近くだ。なんだかそれが面白かった。
波瑠が虐待を受けている、というのが一番ショックだった。
無邪気とも見える桜介。波瑠を心配しているクラスメイト。
本当は、手を差し伸べれば、波瑠に助けの手を差し伸べる人たちはたくさんいるのだ。
でも、渦中の人間にはそれが分からない。
波瑠だけではない。渦中の人間って、分からないもんなんだ。
閑話休題。
障害を持つ子供、障害と言っても重度なわけではない。それでも本人たちにしてみたら大きなことで。
俺は〇〇ができないから、人の気持ちを想像することができないから、空気を読むことができない。
そんな人たちは、かなりの人数がいると思わ -
Posted by ブクログ
ミステリー小説との触れ込みで読み始めた
カリスマ監督率いるダンスカンパニーが舞台となる。
主役に選ばれた藤谷誠が新作の公演直前で姿を消してしまう。
殺される被害者が終盤までこの人だと予測していた
が、すっかりミスリードされた!
藤谷誠と恋愛関係になった女性たち、藤谷誠の代役に選ばれたダンサー等の視点で物語が進んでいくに
連れて関係者の過去や性格が見えてくる。
芦沢央は、短編の名手だと思っていたが長編作もしっかりとした構成や緊迫感のある描写で読み応えがあった。
ダンスの知識がなくても十分にダンサーの世界がどれほど過酷な競争社会かなのかが伝わってきた。 -
Posted by ブクログ
四編の短編集。どれもモヤモヤする系で読み心地はよろしくないので、この作家陣のファンとか、新しい作家探したい人とか、イヤミス系嫌いじゃない人にお勧めです。とりあえずどれも面白かったです。
「ゼリーに満たされて」金子玲介
頭に声が鳴り響き、網で助けたウサギっぽい何かは超高度知的生命体。まわりとうちとけられない、ケーキ屋の息子、小5の森康太は徐々にそいつと仲良くなっていく。そいつはゼリーが好きらしくて毎日康太の作ったゼリーを食べていた。
金子玲介さん、本当に会話文が面白いですね。最後の1行以外は結構明るい感じで楽しく読みました。
「人魚の骨を拾いに往く」斜線堂有紀
子どもも少ない離島に残る人魚の伝説 -
Posted by ブクログ
普段家族が将棋をABEMAやNHKで見ているので、多少の馴染みはある。
棋士の頭の中は本当に未知の世界。芝の章は文章にも癖があって読みにくいけど、これが自分には理解できない棋士の頭の中なのかなぁと思いながら読んだ。
AIの導入で、棋士がミスするのを楽しむエンタメになった…… 的な文(うろ覚え)を読んだ時、終盤で大逆転する盤面は確かにおもしろくはあるなぁ…… と棋士の気持ちも考えずに思っていた。将棋を楽しむにハードルを下げてくれたAIは偉大だけど、弊害もあるのかもしれない。
大島の章の、芝との差を感じてしまうところや、奨励会の厳しさ、辞めることへの葛藤が苦しくて、フィクションだけど、かなり取材