【感想・ネタバレ】魂婚心中のレビュー

あらすじ

もしも死後結婚のマッチングアプリがあったら? ベストセラー作家が贈るSFミステリ傑作集 死後結婚用マッチングアプリ「KonKon」が普及した社会で、推しのアイドルの秘密のKonKonアカウントを見つけてしまい感情爆発した社会人女性がとんでもない凶行へと驀進してしまう表題作のほか、この現実とちょっとだけ異なる世界の謎と関係性の物語、全六篇!

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Posted by ブクログ

芦沢央さんこういうのもやるのか!
今まで読んだ芦沢作品は、明日自分ごとになってもおかしくないリアルさがあって、入り口は広いのにどんどん狭い方へ吸い込まれて行って気づいた時には出られない感覚があった

ただこの本は、1段目(設定)からガクンと現実(少なくとも現在の日本社会)からはなれたところからスタートして、その設定の中に人間が息づいてる
狭い入り口から入ってみたら、中は意外と広くてみんな"普通"に生活してて、みたいな

なんかそういう意味で?今までとは真逆な印象だったけど、芦沢作品の好きなところはそのままで
何が言いたいかって、好きな本でした

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

短編。話が長いものも短いものもあり、分量がちょうどよかった。
そして面白い…!!
あとがき初めて読んだけど、芦沢央さん面白いな…。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

なかなか面白い。
現実とは異なる少し歪なパラレルワールドが舞台で惹かれた。
真冬の一日中曇りの日のような雰囲気の話だな、と思ったのは私だけなのだろうか?

ずっと平行に突っ走り、妖しさMAXで終了した後に、めちゃくちゃラフでユーモアのあるあとがきがあって思わず笑った。
この作家さん好きだな、推そ。と思えた。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

芦沢央さんのイメージと全然違う作品ばかり。
設定が突飛で、最初の数ページ理解が難しい話もありましたが、一旦内容が分かってまた最初から読み返すと納得できてすごくおもしろい!

一番気に入ったのはゲーマーのお話。ゲーム実況はほとんど見たことないのですが、文章からリアルに映像が想像できて臨場感がありよかったです。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

もし推しと死んだ後に結婚出来るとしたら…どうする?
独身で亡くなった場合、魂婚という死後の結婚式を葬式とともに行うのが普通の世界で、偶然にも推しがマッチングアプリで魂婚相手を探してる事を知ってしまう…
もし彼女が死んだ後すぐに死ねば結婚できるかもしれない…

SFミステリ短編集。
表題作の魂婚心中も面白かったけれど、RTAネタやネットスラングもりもりの話など、Twitter民ならにやりと楽しめるネタが満載!
楽しかったー!!

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2025年09月11日

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発想が面白く、着地点が予想できない作品ばかりでとても楽しかった!
表題作「魂婚心中」、「閻魔帳SEO」が特に好き。
芦沢央さんは名前だけ知ってて初挑戦だったのですが、他の作品も読んでみたい。

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2025年08月21日

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ネタバレ

作品それぞれのカラーは結構違うけど、どれもユニークな世界観で面白かった短編集。
冥婚アプリ、あったら流行りそう。
閻魔帳SEOなんて、アルゴリズム変えてくるGoogleとSEO対策の攻防戦がこんな形で落とし込まれてくるなんて想定外。
間違い探しの中にいる人っていう設定もなかなか思いつかない

2025.7.1
138

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2025年07月01日

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SFミステリ短編集ということで、今までに読んだ芦沢央さんの作品とは雰囲気が違うと思った。「二十五万分の一」と「九月某日の誓い」が好きだったな。「閻魔帳SEO」も最後の展開が青春小説のような爽やかさがあってよかった。

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2025年05月19日

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短編集。SF・ミステリーなど話によって違った雰囲気を味わえた。
「二十五万分の一」はちょっとした切なさがよかった。
「この世界には間違いが七つある」は世界観が面白い。
「閻魔町SEO」のラストが唐突なネットミームネタ(インド人を右に!)で笑った。

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2025年05月14日

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SFミステリ短編集。今までの芦沢央と全然違う手触り。2人の関係性とそれに伴う死、がテーマなのかな。お気に入りは推しと冥婚しようとする表題作と大正時代の超能力者お嬢様もの『九月某日の誓い』。

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2025年04月30日

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ネタバレ

SF小説、「魂婚心中」の主人公が働いていたブラック企業がリアルすぎてわ〜となった。推し活に励む主人公みたいな人は実際に多いと思う。「閻魔帳neo」はネットミームいくつ見つけられるかを試していた。
この本はネットに通じた若い人の方が楽しめるのかもしれないと思う。

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

本当に発想が天才すぎて最高オブ最高。
眠れない夜に一話だけ読もうと思ったのに
読んだら更に眠れず全話一気読みしました。笑

いちばん面白かったのは「この世界には間違いが七つある」
いちばん騙されたのは「魂婚心中」
いちばん心にグッときたのは「九月某日の誓い」
いちばん綺麗だったのは「二十五万分の一」
いちばん展開が読めなかったのは「閻魔帳SEO」
(唯一、「ゲーマーの〜」だけは読むのが難しすぎて
断念してしまった…残念…)

九月某日の誓いの続編、いつか出してほしい!

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2025年04月21日

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タイトルに惹かれて読み始めたらSFだった。
SF苦手なんだよな~と思いながら、案の定『ゲーマーのGlitch』や『閻魔帳SEO』はおもしろいのかどうかさえ分からないまま読んでいた 笑

でも『九月某日の誓い』はおもしろくて、そう繋がるのか!と伏線回収も良くて、最後に満足感が高まって読み終えられた。
『この世界には間違いが七つある』はまさかの結末で、こういうの大好き!!

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2025年04月02日

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ネタバレ

芹沢央ってSFも描くんや、って思ったらSF作品集は本作が初みたい。初作にしては堂に入ってるのがさすが。
感情で読ませる系の作品はほぼなく、筋立てや世界観で読ませる短編で構成されているのが潔い。

趣味丸出しなのも好感を持てるのだが、知らないとどうにもならない作品もあって、「閻魔帳SEO」なんてオチが全く分からず(ゲーマーにはたまらんネタらしのだが)おいてきぼりにされた感。せやけどこれは読者が悪いんやろな。

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2025年04月02日

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SFミステリー短編集。
連作短編集ではなく、それぞれが独立した話でした。洋書を読んでるような感覚な読後感。

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2025年03月15日

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ネタバレ

6篇の短編集

こんな世界がこれから先にあってもおかしくないなぁと思ってしまう。
どこかでこんな世界が存在してるのではないかなぁと思ってしまう。
不思議だけど、どこか納得してしまう。
それぞれの世界観がしっかりわかることと、その世界の人物達の感情や行動があまりにリアルに感じるからかしら。

特に好きだったのは
「魂婚心中」 オタクの鑑ですよ!!

「二十五万分の一」 この短さでこんなに心動
かされるなんて!!本当にすごい!!

「九月某日の誓い」 全ての真実が明らかにな
ったとき、二人がともに強く生きて欲しいと
思った!!

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2025年02月24日

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「ゲーマーの Glitch」「閻魔帳 SEO」が面白かった。この二つを楽しめるかどうかは人によるでしょう。

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2025年02月21日

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2025.1.9~2025.1.12

二十五万分の一と、九月某日の誓いが特に好きだったかなぁ
全体的に読みやすいSFミステリでした

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2025年01月12日

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名前だけずっと拝見していた初読の作家さんでした。6つの短編集ですが、現実世界と地続きのSFという側面の作品からは三崎亜記さんのようなイメージを受けました。ハイファンタジー的な現実離れしたSFよりはそういったものの方が好みなので、なかなか良かったです。

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2025年01月09日

Posted by ブクログ

死んでから結婚する魂婚のために必死になるアイドルオタクの話や、架空のゲーム実況の話などの不思議世界の短編集。ホラー要素もあり短くて読みやすかった。
全体に漫画原作っぽい感じ
設定が奇抜だけど「二十五万分の一」が好きだった。

魂婚心中
ゲーマーのGlirch
二十五万分の一
閻魔帳SEO
この世界には間違いが七つある
九月棒日の誓い

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2024年10月30日

Posted by ブクログ

良くも悪くも現代的な小説という話
短編集ではなく魂婚心中はもう少し掘り下げて詳しく書いても良かったのでは、と感じた。
他の短編もオチで昔ネットで有名になったある画像を知らないと面白さがわからないような話もあり、読む人を選ぶ本かな

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

知らずに読んだが、SF短編集でどの話も設定が突飛でどうなるのか分からない。

魂婚心中
新しい角度の推し活。推し活が深みにハマると、こうなるかもと少し思い当たる所を感じつつ読めた。

ゲーマーのGlitch
RTAって、こんなことをしてるのかと、知らない世界を覗き見た。RTA動画が見たくなる。

の世界には間違いが七つある
これを題材にする視点が凄い。その発想はなかった。
綺麗なオチ。

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2025年11月26日

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【私はただ、自分が嫌な思いをすることより、自分を嫌いになることの方が怖いだけ】
特殊な設定と独特な世界観で繰り広げられる芦沢さんの新境地・6篇のSFミステリー短編集。死後結婚用マッチングアプリが普及した社会で「推し」への愛の暴走を描いた表題作とこの短い物語の中に切なさを凝縮した「二十五万分の一」、そして超能力×ミステリーで先が読めない展開にハラハラさせられる「九月某日の誓い」が特にお気に入りだった。イヤミスの印象が強い芦沢さん作品の中でも読後感は良く、心地良い余韻が残る短編もあった。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

芦沢央がSF書いたぞーっっ
このミスにもSFに挑戦したいと書かれていたので期待してました
NOVAに掲載もされたのもあり読みやすい作品が並んでますが
「ゲーマーのGlitch」という作品がずば抜けて好みでした
五感全てを連動させるヘッドギアをつけて行うゲームのタイムアタック大会の様子、という内容
れは素晴らしい
ゲームSFってそこそこあるけれどタイムアタックって所に目をつけたのが他にないのでは
短編に向いたテーマだし、五感を連動させながらタイムアタックを行うから悲しくて涙流しながら笑うプレイヤーの映像は強烈でした

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2025年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。特に繋がりのない話を6話収録。
死後結婚用マッチングアプリ「KonKon」が普及する世界。推しであるアイドル配信者のリアルアカウントを見つけてしまった女性。推しと結婚したいという考えに取り憑かれてしまう…。『魂婚心中』
ホラーゲームのRTA(リアルタイムアタック)を競う大会で三連覇中の王者と元絶対王者が相対する。このゲームには特定の条件下でエンディングを迎えると記憶を消せるという噂があり…。『ゲーマーのGlitch』
嘘をつくと消えてしまう世界。消失を認識できる一族の少女は高校である先輩と出会い…。『二十五万分の一』
ある日人類は八階層から成る死後の世界を見せられ、自らの罪業と善行の一覧が見えるようになった。少しでも上の階層に行きたいと願う人々に対しアドバイスを行うSEO業者が現れた…。『閻魔帳SEO』
ある部屋にいる五人。〈マスター〉が見ている間は決められた位置から動いてはならないというルールなのに、殺人が起こってしまう…。『この世界には間違いが七つある』
あるお屋敷に住むお嬢様と遊び相手として雇われた少女。主人夫婦と使用人が慰安旅行に出て2人きりの屋敷に侵入者があり…。『九月某日の誓い』

前にこの作者さんの本で読んだのがホラーだったので、タイトルから勝手にホラーかと思っていたが違った。ホラーっぽく見えるのは表題作だけだった。いずれも種類の違う不思議な話。
個人的に好きだったのは『二十五万分の一』と『九月某日の誓い』。『二十五万分の一』は文庫アンソロジーに収録されていたので短いが、世界の理を知るゆえに親しい相手を作れなかった少女と先輩の関係が切ない。『九月某日の誓い』はお嬢様が何を隠したかったのか、恐れていたのかが最後まで読んでようやくわかる。腹を決めた少女の終わり方がいい。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

ちょっとSF的な短編集。
「ゲーマーのGlitch」が好き。RTA大会でこんな作品書けるの面白いな。こういう大会ありそう。

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

魂婚心中(こんこんしんじゅう)、どういう意味?って素朴な疑問から手にとり、購入した作品。まず芦沢央さんが初のSFって気になる。そして帯がやばい!『死ねば推しと結婚できる』。

全6話の短編集。⭐︎5あげたい作品と⭐︎2が混ざっていて、やっぱり、芦沢さんらしい作品が良かった。『9月某日の誓い』はさすが芦沢央!購入して良かったと思えた作品でした。この作品で200ページ読みたい!

『25万分の1』も数ページの超短編だが、この作品も◎。

逆に『ゲーマーのグリッジ』や『閻魔帳SEO』は
まったく合わなかった。珍しいくらい、合わなかった。

そして『魂婚心中』もSFというより、特殊設定って感じ。特殊設定はミステリ要素がないとこんなことになるんだと実感。
推しの配信者をアイドルに推し上げた先に、推しに興じた人ならではの何かが欲しいじゃん。ほわっと終わっていく。ワタシ何か見落としたんだろか?

体力ある時再読かな、こりゃ。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

SF?ミステリー?という感じではなかったけれど意外とどの話もほっこりする感じで楽しめた。表題作は主人公が自分はおかしいと言っているけれどそんなことはないので、むしろファンの鑑だなぁとニコニコ。手軽に読みやすいショートが多くてこの作者を手始めに読むのによいのかも。

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

6話の短編。良かったのは、二十五万分の一と九月某日の誓いがよかったかな?
しかし、私はもしかしたらSFがすこし苦手なのかもしれないと思った。芦沢さんの作品は読んでいたけれど、今まで読んだものとは違う感覚を覚えた。あとがきで、いろいろと書いてくれていたので、なるほど。と納得。

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2024年12月30日

Posted by ブクログ

未婚で死んだ場合に死後結婚出来る制度、マッチングアプリKonKonの話が表題作。ゲームの実況中継、嘘をついたら消える話、超能力などイヤミス系かなと思ったら、SF風味の短編集だった。正直奇想天外すぎてよく分からない。

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2024年12月01日

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