芦沢央のレビュー一覧

  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    同じ密室トリックを使ったアンソロジー。使い古されたものをそれぞれの作家が描く世界。どれも面白かった。似鳥さんのがやっぱり好き。大叔母のことの設定も好きだし、薄着の女のオチも好き。

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    2018年11月18日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    クレセント錠のかかった密室をテーマにしたアンソロジー。島田作品はあまり読んだことないが、密度が違う気がした。好きなのは似鳥さん、彩瀬さん。

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    2018年10月24日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    似鶏さん、彩瀬さんのみ既読の作家さん。このお2人目当てで読みましたが、どの短編も非常に面白かった♪似鶏さんの注釈とか芦沢さんの提供、とかくすっと笑える所も満載。芦沢さんの作品が一番王道ミステリーで、全編ドラマ化しても面白いと思われます。土地勘的にも島田さんの作品は親近感持って読めました。少し切ない真実だっただけにその後が知りたい。長編小説からの抜粋という事なのでまた積読が増えました。個人的には彩瀬さんの作品が一番好き。私も彼女と話がしてみたい。ネタバレになるので書きませんが、春さんは優秀ですよね。

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    2018年10月19日
  • 悪いものが、来ませんように

    ネタバレ

    残念!

    かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
    奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
    とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
    同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
    「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
    そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
    (この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご

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    2018年05月13日
  • 猫ミス!

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    猫が出てくるアンソロジー。どれも良かった。全部猫目線かと思ったらほとんどが人間目線。「オッドアイ」の少年二人が爽やかでよかった。死んだ猫の目の色を確かめるのがお話のポイントだけど、白猫のオッドアイの確率は高いと思うのでどうなんだろ。

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    2018年04月16日
  • 猫ミス!

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    猫が絡んだミステリー集。小松エメルの「一心同体」が面白かったかな。秋吉理香子の「呪い」はオチが予想できるけど、それでもじわりと来るイヤミス。さすがですね。

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    2017年11月29日
  • 猫ミス!

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    猫とミステリーの相性がいいのはその内面が謎に満ちている(何考えてるかわからん)からではないでしょうか。
    アンソロジーなのでどれもミステリーとしては薄味ですが、ストーリーに猫である必然性が(ある程度は)あるので、猫小説としては全然ありでしょう。
    でも恒川氏の『猫どろぼう猫』はホラーです。すげー浮いてる。怖い。
    あと、表紙がダサい。

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    2017年10月21日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    手法、伏線、終わり方含めてモヤッとするものでとても良かった。フェイクドキュメントという手法だけでなく、伏線の回収の仕方やそもそもの話のいい意味でのチープさは想像力を掻き立てながら読んでいく自分の読み方と特にマッチしていて良い作品だった。

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    2025年12月14日
  • 夜の道標

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    ネタバレ

    新進気鋭のイヤミス作家というイメージから読み始める。
    4人の視点から変わる変わる描かれる日常風景に「一体どういう系統の話なんだ…」と困惑気味だったが、中盤になり話が見えてくる。

    大きなトピックは殺人犯の阿久津を匿う豊子と父に当たり屋をさせられている波留の2つ。
    これが最後、どう収束するのか期待したが若干のご都合主義な感じもあるがそこそこ面白かった。

    波留と同級生の桜介が彼を救いたい気持ちとは裏腹に無力で親や先生を頼らざる得ない行動や逆鱗に触れる発言がリアル。また、殺人犯の阿久津の人間性の欠落した受け答えも心に残る。

    まあ、インパクト薄めの話なので多分忘れちゃう部類の小説ではあるが…。

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    2025年12月13日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    著者の他作品でも登場人物が言っていた「悪いことをしたから悪いことが起きるわけじゃないんだよ」というのが著者の考えなんだろう。
    「許されようとは思いません」「汚れた手をそこで拭かない」に続き読んだ芦沢央さんの本。
    ホラーになってもこの後味の悪さは流石だな、と。
    ①霊能者怖すぎ。➁何かに巻き込まれていると全て繋げて考えて周りに迷惑かけて大騒ぎ…こういう母親いるよね…と思ったら。③引っ越す時のご近所ガチャを思い出した。大ハズレ引いちゃったかぁ…からのあたおかではなく本物展開。④この話が一番怖かった。焼け死ぬ夢がすすんでいって最後は命を失う。被害者に何も落ち度が無くて後味も最悪。霊に寄り添っても対話を

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    2025年12月12日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    これがアンチ青春小説…!
    たしかに青春とは程遠くキラキラしておらず苦しい感じが伝わってくる。

    将棋について全然知識がないので、各登場人物の心情や戦略は理解はできなかったが、世界が広がる感じがして個人的には面白く読めた。

    途中までかなり重い雰囲気だったが、ラストはどこか爽やかに締められていて良かった。
    芝と大島がまた昔みたいな気持ちで将棋を指せたらいいな。

    ただ、謙吾についてもう少し深掘りしてほしかった…!
    芝と大路のことをどう思っているのか気になる。

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    2025年12月11日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    何気ない日常の中で起きた、取るに足らない人の失敗と後悔。そして挽回を図ろうと右往左往する人の不安定な感情の波。毎回、うまいなぁと思わせられる著者ならではのイヤモヤミステリー。
    まぁ、自分が考えてる事は他人も似たような事を考えてると思えば、小手先な事はボロが出るよねw

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    2025年12月11日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ちょっとタイミングがずれていたら、こんなことにはならなかったのに──
    自分の些細な行動のせいでピンチに陥る主人公たち。
    読み終わった後にじっとり残る、なんとも言えないいやーなモヤモヤを味わいました。
    「お蔵入り」、「ミモザ」の2話が好きでした。

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    2025年12月10日
  • おまえレベルの話はしてない

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    装丁、タイトルのインパクトが強く、勝負の世界の深層心理が極限状態で描かれており、ヒリヒリしました。難関大学に行き一流の就職先で働いたとしても、プロ棋士とは頭脳能力のレベルが違う。プロ棋士になれる事自体、凄い事でありそして勝ち続ける事は更に至難なんだ、と改めて感じた一冊。

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    2025年12月10日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    じわじわと首を絞められてる感覚になる。
    現実味のない激ヤバホラーより、こういう身近な場面で起こり得そうな話の方が断然怖い。

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    2025年12月08日
  • 嘘と隣人

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    私の隣の人は善い人なのか…

    警察をリタイアし、セカンドライフを楽しむつもりが、ちょっとしたトラブルに巻き込まれながら、元刑事の勘もあり、解決はするが、、、

    嘘が嘘で上書きされ、真実はどこに……

    短編集ですが、ストーリーの展開は、時間の経過とともに、にしても、よくトラブルに巻き込まれる人だなぁ(笑)

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    2025年12月06日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    6つの短編集。
    どれもなーんか嫌な気分になったり、どうしようもなくやるせない気分にさせられる。
    忘却とお蔵入りが好きです。
    最後のミモザには主人公に共感できず、終始心がザワザワした。

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    2025年12月07日
  • 悪いものが、来ませんように

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    もう皆さんと同じです。

    やられた〜!
    序盤からなんとなくこの二人、仲良すぎない?
    とは思っていたし、どんどん違和感を感じてはいたもののこう来るとは。おもしろかった。芦沢央さん初めて読みましたが、今後も注目していきたい作家さんの一人です。

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    2025年12月03日
  • 雨利終活写真館

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    今まで読んできた芦沢さんのものとは少し異なるイメージでしたが、面白く読ませていただきました。
    まだ先だと思っていた自分の死を考えさせられるところもあり、悔いの少ない残りの人生を生きたいと強く思いました。

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    2025年12月01日
  • 嘘と隣人

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    短編かと思ったら1人の登場人物によって繋がってる設定で、どの話も身近にいつか起こりそうなそんな事件でぞっとしてしまう感じがすごい。

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    2025年12月01日