芦沢央のレビュー一覧

  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    カインは言わなかった…か。
    カインとアベルを頭の隅に置いて読み進めると最後はタイトルの意味が分かってくる。
    ストーリーは誉田に語らせないことで不信感を持ち、含みが出来てくる。
    この心情が効果的で、読み進まされた感がある。
    ラストまで気を抜くことなく繋げてきたな、と。

    しかし、人物描写はもっと突き詰めてもいいかな、
    浅いとは言わないが、もう少し濃さが欲しかった。

    0
    2022年12月22日
  • 本格王2022

    Posted by ブクログ

    ミステリ―が読みたーいってなったものの「最近の作家さん知らんな…」となって書店で彷徨っていたところ発見した本。6名の作品が読める贅沢な一冊でした。道尾秀介さんの作品以外読んだことなかったので新たに作家さんを知ることが出来て良かった。浅倉秋成さんが好きでした!

    0
    2022年12月18日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    これまで読んだ作者の作品はトリックや謎解きに重きを置いた作品が多く、その分人間の描き方に物足りなさがあった。直木賞候補になった時も選考委員の評はその点を指摘したものが多かったように思う。それがあったからかはわからないがこの作品は謎や伏線よりも人間を描くことにこだわった力作のように感じた。特にバレエのような感性に左右される題材を物語の舞台にするのはなかなか難しいのではないかと思うがそこに果敢に挑戦してるのは評価できると思う。

    0
    2022年11月03日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    待ち合わせの間に訪れた本屋で、サイン本を見つけて衝動買いした本です。
    タイトルも表紙のデザインも印象的です。そして、なんというか、呼吸がしにくくなるような小説でした。どの登場人物にも親しみが湧かず、それでいてどの人物の感情も(横暴としか言いようのないような誉田の想いさえ)よくわかるような妙な心持ちがしました。バレエの公演や練習風景など自分には全く馴染みがないのに、飛び散る汗まで見えるようでした。
    先が気になって一気読みしましたが、最後はあっけなく感じました。また、主要な登場人物である女性2名、あゆ子と有美の読み分けがしにくく、途中混同してしまうことがありました。
    ただ、誉田が誠に言った『言えな

    0
    2022年10月31日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凪良ゆうさん目当てで読んだが、一番面白かったのは芹沢央さんの「この世界には間違いが7つある」。
    タイトルを見れば確かにそうなんだけど、登場人物?の推理小説感がそこを気づかせない。2度読みしてしまった。

    凪良ゆうさんの「表面張力」は、キャラクターに惹かれたが、内容としてはあまり好みではなかった。シリーズものなら読んでみたいな。

    0
    2022年10月29日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    友人に借りた本。
    いつもは手に取らない本を読むのは新鮮である。

    芸術の世界には明確な点数は存在せず、主観的な好みも評価を大きく左右する。まさに選ぶ側は神様の如き存在だ。それに翻弄されるダンサー達、選ばれてもなお苦しむ者、選ばれずにもがく者、そして凡人。

    神に選ばれるのは幸せなことなのか、選択に主観が絡むと感じられる以上、選ばれた者は「神」との間に精神的な繋がりを感じるはずだ。それが突き放された時にどうなるか…そこが本書の見どころであった。

    0
    2022年10月26日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    購入済み

    読みやすい

    テレビで勧めてたので読んでみました。
    芦沢央さんの本は初めて読むのですが、
    とても読みやすく面白かったです。

    #ドキドキハラハラ

    0
    2022年09月16日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    登場人物の1人1人の感情にしんどい物があるなと思いながら読みました。最後は何かスッキリする物がなくだからこそ後を引く作品だと思った。

    0
    2022年09月13日
  • 貘の耳たぶ

    Posted by ブクログ

    面白くて一気読みした。

    繭子の自分を犠牲にした母性もわかる気がしたし、郁恵の気持ちも痛いほど分かった。

    普段、育児にかかる手間を厭うていた気持ちを、正してもらえた気がした。

    0
    2022年09月03日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    読み出したらすぐその世界に引き込まれて、次は?次はどうなる?この話、どうやって落ちるの?と気になって仕方なくて一気に読んでしまった。
    それぞれの登場人物の背景、行動、言動がこのあと何かを起こさせるような不穏な展開。
    でも結末まで読み進めて、芸術という分野に知識のない私はよく理解できず、そうなのか、な。そうなんだろうな。という程度にしか感じ取れなかったのが残念。

    0
    2022年08月28日
  • 本格王2022

    Posted by ブクログ

    いろんなシチュエーションの推理小説なので、それぞれ楽しめる。
    決して殺人事件の犯人捜しだけじゃないんだ。
    特に面白かったのが浅倉秋成さんの「糸の人を探して」。
    冴えない、モテない大学生の河瀬倫義が、友だちに誘われて5×5の合コンに行く(その友だちは用事があり来れない)。しかも自分に好意をもっている女性がいると聞かされており、気合いが入っての参加だ。
    行ってみると、この世の人かと思うような素晴らしい女性ばかり。それどころか、皆河瀬に好意的に話をかけてくる。
    しかし後にあとの4人は、お付き合いを避けた方がよい人たちだとわかる。
    名前を聞いておらず、いろいろな情報から赤い糸で結ばれるべき女性を推理し

    0
    2022年08月26日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    事実は明確に描かれるけど人物の心情や関係性については曖昧にしか描かれないから、全体的にスッキリする読後感ではない。でも不思議と心に沈んで残る感覚。誉田と豪という2人の『神』に魅せられつつ破滅させられていく人たちの気持ちが痛いほどわかる

    0
    2022年08月21日
  • カインは言わなかった

    Posted by ブクログ

    ついどんでん返しを期待してしまっていたけれど
    それが気にならなくなるほど引き込まれた。

    認められたい、特別な存在になりたいと誰もが思っているけれど、その方法は手探りしかない。
    どうしてあの人が、という思いは誰しも持っている。

    0
    2022年08月14日
  • 貘の耳たぶ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    赤ちゃんの取り違え。
    皆が辛い結末。わかった以上交換するのも辛い。しないのも辛い。子供も親も辛い。
    仮にここで発覚しなかったとしても、やっぱり子供はこの先の人生でなんかしっくりこないことがあったりしたのかな。
    その後が気になる。辛いことがあった分、幸せな人生を送って欲しいけど。

    0
    2022年07月31日
  • 本格王2022

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんの作品に触れられて良かった。本格王と言うだけあって難しく何度も戻って読んだものも、、道尾秀介の眠らない刑事と犬が1番好き。

    0
    2022年07月09日
  • 貘の耳たぶ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    実際、自分が母親になり子供が4歳の時に取り違えが発覚したら最初は血の繋がりなんて関係なく、生まれてから4年間必死に育て上げた息子を手放すなんて考えられないのだろう、という気持ちで読んでいた。だが、途中に出てくる郁絵の母親の"自分の子供がこれから小学校、中学校へと上がりそこで虐められるかもしれないし逆に虐める立場になり相手を死に追い詰めてしまうかもしれないその時、血の繋がりを無視して応じれるのか"といった言葉に深く感心した。その文を読み、私は子供のためにも自分のためにも相手の家族のためにも、交換するべきだ、と思った。

    自分の子供はいくら4年間他の親に育てられたからといって自

    0
    2022年03月13日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    密室トリックを解決していくのではなく、トリックの方法を考えて行く…ちょっと斬新…
    結果密室トリックだけど、それぞれ違う話で面白かったです。

    0
    2022年03月05日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    人が死なないミステリーを求めて勧められて読んでみたけど、確かに人が死なないミステリーになっててよかったです。大抵死んじゃうんですよね、ミステリーって。
    特に好みだったのは凪良ゆうさんのお話。
    城平京さんは、リアタイで虚構推理見てた自分としてはニヤニヤしちゃったけど、原作知らない人からしたらいまいち腑に落ちないうまく言いくるめられた話になっちゃうのかも知れない。
    でも一番面白かったのは、表紙のイラストです。
    大量の食パンやおにぎりやら鳥までいて、思惑が渋滞しております。紫のはブルーベリージャムかなぁ、ベーコンエッグも美味しいよね!

    0
    2021年12月16日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    どの作品も、それぞれ趣向が凝らされていて面白かった。特に芦沢央さんの短編には衝撃を受けました。普段は手に取らない人の小説を読めるのがアンソロジーのいい所ですね。

    辻堂ゆめ「十四時間の空の旅」
    ほろ苦く心温まるストーリー。主人公の不安や苛立ちが丁寧に描かれていて、共感しやすい内容でした。

    凪良ゆう「表面張力」
    すみれ荘ファミリアを先に読みたかった。あと少しでコップの水が溢れてしまうような、ギリギリの関係性。不穏な空気を感じるストーリー。作中で、作家が編集者に話した一言が、この話の全てを表している。

    城平京「これは運命ではない」
    虚構推理を読んでいない為、説明が欲しい部分があって少し残念。読

    0
    2021年10月20日
  • 貘の耳たぶ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母による子供の取り替え。何でそんなことするのかな?そこが理解できず、そんなことしたらそらそうなるよね、という登場人物の誰もが心から幸せを感じられないというイヤミス。時間が解決してくれることを願います。

    0
    2021年08月26日