あらすじ
自分の娘への強い愛情を抱える奈津子。助産院の事務をしながら、不妊と夫の浮気に悩む紗英。二人の異常な密着が恐ろしい事件を呼ぶ。「最後まで読んだら、絶対もう一度読み返したくなる」話題作、ついに文庫化!
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Posted by ブクログ
出産適齢期女の私は途中めちゃしんどかった笑
紗英と奈津子はどう見ても仲が良すぎる女友達にしか見えなくて、お互いに相手の内情を知りたい欲求とか癒しを求めてる?雰囲気が、たまにバイセクシャル?と思うこともあった
私も勘が悪すぎて、第6章の奈津子の証言で初めて全て全てがトリックだったとわかりました、、これより前から気付ける人は居るのだろうか。
大志の母親の聞き取りで、両家顔合わせに紗英と母親が揃ってセパレートワンピースで来た、というのも奈津子とおそろいで、という訳だったのだ。
藤田香織氏の解説でかなり満足したので、一旦未読の積読を読み進めるが、機会があればまたぜひ読みたい。
Posted by ブクログ
芦沢央さん2冊目。重いし暗いのに続きが気になってページをめくる手が止まらない。何度も息が詰まるような、胃がムカムカするような嫌な感覚になる。それなのに一文一行に惹き込まれて目が離せない。 緊張とか動揺とか失望とか、そういう人間の表現描写が非常に緻密で、そこにリアルを感じました。
Posted by ブクログ
女と女、家族の話。
語り部の主観によって人間の印象はいくらでも変わる、という話でもありました。でもそうなると小説の登場人物はどうしたら……?語り部の主観でしか読者はイメージを掴めないのですが……?
文句なく面白かったです。最後、少しだけ救いがありました(更生的な意味で)
奈津子が紗英の母親なのかな、というのは少し考えていたところだったので、当たって嬉しかったです。
奈津子の母、大志の母は出てくる一方、紗英の母って話の中にしか出てこないんですよね。あと、友達は夜に既婚者の家へ来て旦那さん含めた3人で食卓を囲まないと思うので……。そういう違和感で気がつけました。
何度読んでも泣いてしまう
芦沢さんの作品は初めてで、先入観も持たずに読んだのでしっかり騙されました。確かにもう一度読み返したくなる。女性、母親、幼少時代…自らに重なる部分があり、後半は涙が滲んでしまいました。タイトルがとても良い。他の作品も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
すごい、びっくりしてしまった。
奈津子と紗英の関係性の描写がすごい。
ものすごい仲がいい友達なんだなと軽く思っていたら、どんどんとあれ?と思う場面があり、最後にもう一つ魅せてくれる。
とても面白かった。
Posted by ブクログ
いい意味で裏の裏の裏って感じで、少しづつ、少しづつ真実が分かり、もうこれ以上ないでしょって思いホントに最後の最後にそうだったんだって内容でした
今回はオーディブルのみで楽しみましたがそれでも文字が浮き上がるような内容で最後まで一気聴きしました
ラストは絶望の中でも救われた気分になれました
Posted by ブクログ
騙された〜!
遺体が見つかってからの残り数ページで、え?この後どうなるの?残り少ししかないけどちゃんと終わるの?って感じだったけどどんどん伏線回収。また最初から読み返したくなった
Posted by ブクログ
女性というものが怖くなってしまうのではと思うような始まり。しかしながら…
少しずつ、真実に近づいていく間に、別の感情が生まれていく。
読んだ方と語りたい1冊でした。
Posted by ブクログ
序盤は、登場人物の関係性に頭がついていかず、これはどういう関係なんだろうとずっと不思議に思いながら読んでいました。
あまりに分からないので、また冒頭から読もうかなと思っていた矢先、
なっちゃんのセリフでもしやとなる。中盤で気がついた時の衝撃が強い。作品の不穏な表現に引き込まれ、読むのが止まらない一冊です。歪なものが、形を変えてまた歪に連鎖しているのが衝撃です
Posted by ブクログ
もう芦沢さんには騙されない!そう思って読み始めても、騙される。解説にそう書いてあったけれど、全くもってその通りだった。この人の想像力は計り知れないな〜とつくづく。
Posted by ブクログ
最後の最後まで騙されました…!!
真実を知った上でもう一度読むのも、真実を知っているからこその新しい発見があって楽しかったです。
私が芦沢央さんの作品にハマるきっかけになった思い出の一冊です。
Posted by ブクログ
こんなにたくさん伏線があったのに全然気が付きませんでした…!この騙される感じ、好きです。もう完全に信じ切ってたので「紗英、私の可愛い娘。私の大事な娘」って書いてあっても、娘と思うくらい大事に思ってるんだねえ…という感想しか出てこないくらいわかんなかったです笑
仕事ではなくボランティア、カサついた肌と白髪、子どもを見るのは一人も二人も変わらない、大志が奈津子をすんなり家に入れたなどなど、なんの気無しに読んでましたが思い返すとなるほどです…!
Posted by ブクログ
文章だからこそ騙された
朗読劇なら再現出来るけど、実写は無理かな
ただすごく騙された、面白かった
仕掛けに気付いた時困惑
え、この人誰だっけ?友達だよね?親?みたいな
Posted by ブクログ
おーっと。
この結末は、後半に突入するまで想像してなかった。
やっぱり初期の芦沢央作品は至高だよ。地味っちゃ地味かも知れないけど。
こっちに戻ってこない?
タイトル「悪いものが、来ませんように」+芦沢央=霊的ホラーだと思って読み始めたから、
ホラーではなくヒューマンサイコミステリ系だったという点も想定外で楽しめた。
十角館の殺人みたいに、映像化できないタイプのミステリですね。
叙述トリックのお手本みたいな本。
主人公?紗英の人間性が、なつこフィルターや紗英視点と、周囲の評価が違っているところには違和感が合ったものの、
最後にああそういうこと、母離れできないオコチャマだったということだと納得。
学生時代はオコチャマでも仕方ないから、学生時代の知り合いと、社会人になってからの知り合いで評価が大きく異なるところも、うまいなと思った。
まぁ紗英のそれ自体、母原病のようなものなのかもしれないが。
ただ、私は最後まで読んでも、なつこがそんなに娘を毒するような悪い母とまでは思えない。
変な母親だとは思うけど…そこまでかなという。
私個人が問題を抱えているということなんだろうか。
紗英の妹のまりえは立派な社会人をしているというところで、母が原因だけではないような気がしてしまうところか。
夫の死の真相については、最終盤でかなり細かく記述してくれて、こういうところに芦沢さんの作家としての生真面目さが感じられる(こういう違和感を払拭しないミステリ作家ってけっこう多いよね)。
なつこが紗英をかばっているんだろうということは、99%の読者が気付けるだろうけど、私は除草剤タンクのことは完全に失念していたから、丁寧に手当てしてくれるなぁと感心。
ただ、夫がそばアレルギーだとなつこに教えてないのに、なつこがその方法で殺したということを鵜呑みにするあたりは…、「紗英だなぁ」という感想。
Posted by ブクログ
助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気で悩んでいた。
彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。
そして育児中の奈津子も、母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。
そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。
紗英の夫が他殺死体として発見されたのだ。
「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに2人の運命は大きく変わっていく。
最後まで読んだらもう一度読み返したくなる傑作心理サスペンス!
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確かにもう一度読み返した。
完全に騙された。
ちょっと文章に違和感を覚えつつも読み進め、全てを知った時、そうであれば納得、ではなく、私が最後まで騙された原因である呼び名に対し、こんな家族ある?っていう疑問。
でも、自分が無知なだけで「一卵性母娘」というのを知った。
それを知れば、この物語も何の違和感もなく読み進めることができた。
ただ、初めて聞いた「一卵性母娘」だけが独り歩きする訳ではなく、最後の最後には、実は。。。と私の大好きなサスペンス要素が。
この事件に至った原因は母娘の関係性にあるにせよ、エピローグで初めてわかる本当の事件の真実。
あと数ページで終わろうとする中、驚き、悲しみ、複雑な感情が、ドドドと出てきて、すごいことになった。
一言で言えば、心理サスペンスやけど、
それだけでは言い表せられへん内容やった。
Posted by ブクログ
どんでん返し系。
真実を知った後再読したい系。
中盤より少し後ぐらいでネタバレがさらっとされており、「えっ」と思い小説の二度見をした。
途中までなぜか人物同士の関係がわかりづらく、読み進めづらさを感じていたが、その時に色々仕掛けられていたのだろう。
読み終わった後にプロローグだけ読み返してみたが、その部分がとても秀逸だったことに気づく。
この時点でもうすでに騙されていたのだ。騙される土台が作られていたのだ。と
たった8ページだが、されど8ページ。
どちらの方向に過剰すぎても毒親になってしまうんだなーと思った。
失礼な表現かもしれないが、女性のアク・エグみが丁寧に描かれていておもしろかった。
途中までの話が作中作としてされているところは、オシャレだなーと思った。
Posted by ブクログ
過去に読んだことがあったこちらの作品を再読。オチを知りながら見ると色んなところに伏線が散りばめられていたことに気付き驚きの連続。オチを知っていてもなお面白い。映画にはできない、本だからできる素晴らしいトリック。面白い。
Posted by ブクログ
ところどころ違和感があって気持ち悪いなと思いながら読んでいたら、ああそういうこと!
そういう系の本だと思ってなかったからびっくり、読み返してスッキリ
Posted by ブクログ
浮気した夫が殺されるが、事件解決よりも展開に衝撃が走るサスペンス
やられた!まんまと騙された。この関係気持ち悪いなと思っていたけど、それを知ったのを境にパッと世界が変わる感じが素晴らしい。それぞれの正解が絶妙に噛み合わず不穏で◎
Posted by ブクログ
初めて読む芦沢央さんの作品。もっと早く知っておきたかった作者。
『イヤミス』×『どんでん返し』
紗英と奈津子という二人の視点で交互に物語が進むのですが、それぞれの視点で描かれた後に、謎のインタビュー記事のようなものが挟まれます。特にインタビューを受けている人間も、この2人とは少し距離のある人物で前半は進むのです。この中で、2人が何がしの事件にかかわっていくこともわかるけれど、その全貌は明らかになるどころか、むしろモヤモヤとした違和感ばかりが募っていきます。
ただ、途中でその違和感が一気に解消され、そこからは、巡るページが止まらず、読後は解説を読み、そこからはエピローグに戻って違和感を一つずつ取り戻していく。ここまでがこの本の楽しみ方。
改めて思うのは、叙述トリックを得意とする作家の凄さ。もし自分が作家なら、映像化を見据えた作品づくりをしてしまいそうですが、叙述トリックは十角館の殺人や向日葵の咲かない夏のように、映像化が難しいジャンルでもある。だからこそ、文字でしか成立しない仕掛けで読者を楽しませるという覚悟と技術が際立つ。本でしか味わえない体験を、真正面から提示している点に強い魅力を感じた。
また、イヤミスというジャンルに触れるたびに「作者は性格が悪いのでは」と思ってしまいそうになるけれど、決してそうではないのだと思う。むしろ、人間というものを知りすぎている。善意や悪意、正しさや歪みといった感情のグラデーションを正確に捉え、それを決して美化しない。その冷静さがあるからこそ、読者の心に強く刺さる。
読むときの心の状態は少し選ぶけれど、それでも多くの人に届く力を持った作品だと感じました。
Posted by ブクログ
完全に騙された。
殺戮に至る病、系の、登場人物に関してのだましが炸裂し、まさにもう一度読みたくなるような作品。
新たに得られた価値観などがあるわけではないが、
描写の仕方により、”母と娘の歪な関係”が薄れる効果をもたらしている
なかなか
考えさせられる、深い話でした
トリックは、??となるセリフをきっかけに多分ほとんどの方が気づくとは思います。
あれはもう少し後の方が良かったかなあと個人的に、、、
ただ、もう一度時間のあるときにゆっくり読み返したい作品です。
残念!
かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
(この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご存じで)
伏線のつもりなのだろうがやややり過ぎたかな、と思える。
二人の関係に気づいてしまうとその後は「ミスリードのために頑張っている文章」としか読めず苦しいのと比例して予想の確信度が増していった。
例えば奈津子の「梨里と紗英の子が遊んでるところを見るのが私の夢なの。」という台詞があるが、ふつうならば「鞠絵と紗英」でなければおかしい。
で最後に「やっぱりね」となる。
だが、この作品が表現したかったホントのところは母親の無償の愛のようなものなのでは?と思い、「もし、からくりに気づいてなかったとしたら?」という思いで帯に書かれいるのとは全く違う理由で(笑)読み返してみると、伏線の張り方も人物の個性を表す心理描写もなかなか秀逸であると思える(風景描写にややクドさはあるが)。
芦沢央さんの作品はこれが初めてで、今回はうまく引っかけてもらえなかった(笑)が、是非他の作品を読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
物語に出てくる女性3人の関係性に、誰もが戸惑うはず…。
読み終わった後、もう一度読み返したくなる人も多いのではと思います。
女性が社会から求められている理想像(良い母、良い妻、良い娘)についても、ミステリー小説ながら上手に織り込まれていると感じました。
Posted by ブクログ
☆3.5
芹沢央さんで怖い思いをした経験から、タイトルと表紙で、夏に読むべきかと。
想像してた内容とは違い、ある意味、二人の関係性への恐怖感はあるものの、
あくまで人間関係の在り方を問う話か、、。
そんなまとめ方も違う気がするけど。
母子、姉妹、仕事、妊活、、要素が多くて惹き込まれる。
あり得ない、気持ち悪い、最低、、と2人の関係を軽蔑しつつ、最期は究極の愛の形なのか、、と。
それまでの行動は到底容認できないのに、こんなラストにされると、、
全部を否定してはいけない気もして。
考えると頭が痛くなる余韻だった。
Posted by ブクログ
見事に騙された!
何があるだろう、どんなどんでん返しが来るのだろう、と思っていたが、謎解きが始まってからは、最後の最後まで驚きの連続だった。
でも、ちょっと現実離れしているところがあるようにも思った。
Posted by ブクログ
周囲に溶け込めない育児中の奈津子と、夫の浮気と不妊に悩む紗英。
相手に対して強い執着心を持つ二人の関係性は、共依存という言葉を連想させます。
事件と関わる中での感情の揺らぎや、歪な関係性の表現も巧みで、そこにミステリ的趣向が加わることで、インパクトのある物語になっていると思いました。
Posted by ブクログ
「悪いものが来ませんように。幸せだけがたくさん訪れますように」
子供が生まれた時きっとたくさんの親が願うこと。
でも芦沢央さんなのでほんわかストーリーになるわけはなく、じんわりと嫌な感じが滲み出る。
助産院に勤め不妊に悩む紗英と大学中に子供ができて専業主婦になった奈津子。
お互いの家を行き来したり休日一緒に過ごすほどには仲が良いが、読み手としては立場的に気遣う関係性が気になって仕方ない。
それも「子供を産み育てるのは幸せだよ」と言ってしまうあたり、何を言ってるの?と読んでるだけなのにひやひや。
そんな中2人の近くで事件が起き、紗英と奈津子の独白や周囲の人から見た2人という構成でストーリーは進んでいく。
事件の行末はどうなるのか、そして読んでいるうちに明らかになることに目が離せなくなった。
Posted by ブクログ
読み始めてしばらく、何となく読みにくくてページが進まなかったのは、おそらく少しずつ提示されていたヒントのためだったのだろうと、後から納得。
子どもがなく夫の浮気に悩む紗英と幼い梨里と暮らす奈津子、対等には見えないが仲の良い二人。彼女たちの関係は親友と言うには過剰で歪に見える。不妊に悩む紗英に対して、子どもを産むことが女の幸せと言う奈津子に違和感は否めない。
事件は早々に起きる。誰が何をしたのかは明かされる。しかし、それが一体どういうことなのか、描かれているのに腑に落ちない。読み進めていくうちにうっすら予想される展開、そして奈津子の言葉からそれまでの謎が明らかになる。そこから読み直し必至である。
悪いものが、来ませんように。悪いものは、来ない方が良いけれど、人生から事前に全て排除すべきもの、ではない。
Posted by ブクログ
紗英と奈津子の2人の女性。共依存かと思うほどの近しい存在。
あるとき紗英の夫が他殺体で発見される。
紗英と奈津子、周りの証言を元に綴られていくお話。
なんとなく変な感じ、違和感を感じながら最後の章で、騙されてたと感じる。
あんなにたくさん違和感があったのに、なんで気付かなかったんだろう…とあとあと後悔というかなんというか。
まんまと作者の術中にハマった。
なんとも言えないこの読後感、ちょっとよく眠れそうにない。
Posted by ブクログ
序盤は文章が少し読み難くてなかなか進まずにいたが、話が展開するにつれて
え、そうだったの、、?ってびっくりさせられた。
騙されたってほどではないけど、やられたらって感じがしてよかった。
ネタバレ注意です。
除草剤を母親が見つけて娘が入れたんだと思って、自分は飲まなかったのはいいものの、
もう一度蕎麦湯を作り直して飲ませたのは本当の話なのか?娘を庇うためについた嘘なのか。本書にもあったが、蕎麦湯で死ぬとは思えないし、その部分がよくわかっておらず不完全燃焼だ。
匿名
もやもやが
始めからずっとモヤモヤする感じがありました。読み進めるとそのモヤモヤも晴れ、全てが繋がった時に何ともいえない切なさがこみ上げてきました。