【感想・ネタバレ】悪いものが、来ませんようにのレビュー

あらすじ

自分の娘への強い愛情を抱える奈津子。助産院の事務をしながら、不妊と夫の浮気に悩む紗英。二人の異常な密着が恐ろしい事件を呼ぶ。「最後まで読んだら、絶対もう一度読み返したくなる」話題作、ついに文庫化!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

え?は?やられたぁぁ!!!
ってなってからは、1回頭の中を整理しないと落ち着かない、そんなどんでん返し。
前情報ほぼなしで読んだから、作者の思う通りにはめられた笑
他の方も書かれているけど、とっても気持ち悪い。自分の母が奈津子のような行動をしてきたら、愛情よりも嫌悪感が勝つ。

一卵性母娘。なるほどこういうことか。
極端な例ではあるかもしれないけど、愛情って少なくても大きすぎても弊害が生まれる。
特に、親から子への愛の在り方は、子の人格形成に大きく関わる。愛が大きいのは悪いことじゃない。子どもを心から大切に思うのはあたりまえだ。でも、「親」という立場を踏まえて、子どもの成長とともに一定の距離を取るのも愛の在り方。
この環境で幼少期から奈津子の愛情のゆがみに、本能的になのか違和感を持っていた鞠絵はすごいと思う。

大志が死んだのはかわいそうだけど、不倫駄目ですよ。痛い目見るとはこのこと。
紗英の行動は結果として大志の死につながったけど、誰でもやりうる様な、怒りに任せた軽はずみな行動。頭に血が上っているときこそ、一旦止まって深呼吸をするのって大事だよなぁ。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

叙述トリックらしいというのは聞いていたし、なので少々穿った目で(ここがトリックか!?)などと思いながら読んでいたのにまんまと騙された。
けれど騙された!というアハ体験だけでなく、紗英と奈津子の半ば共依存的なお互いへの思い、その湿度が種明かし後にじわじわと効いてくる。発露の仕方やその結果は歪でも、根底には確かに愛があったんだろう。娘夫婦の家や情事を覗く奈津子の異常性と、我が子に降りかかる災難から守ってやろうとする母性。
それを踏まえてタイトルを見返すと居心地の悪くなる思い。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ところどころ感じていた違和感がある一文で全て結びつく。その後の伏線回収は怒涛の展開でした。
母娘、毒親、共依存とイヤミスの定番テーマてんこもりなのに、展開が全く読めず最後まで楽しめました。

ねっとりしたイヤミスでクセになります。
読み終わってからすぐにそこまでをもう1回読み直しました!!

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

奈津子と紗英、ずっと友人関係だと思って読み進めていた。
後半のあるところで、え!?!?となった。
この2人は親子だったのか…と。
そこから結末まで一気に読んだ。

前半はありがちな話だと思っていた。
しかし後半、読んでいて心が苦しくなった。
私も親の立場であるが、まるで自分のことを見ているかのような場面がいくつかあった。
愛ってなんなのか、自分は愛を勘違いしているんじゃないか、どうして?と私もよく言ってしまうから…
心に重くのしかかる内容だった。

最後の最後に、やはり親の子への愛を感じることはできたが、悲しい結末に変わりはない。
親と子の悲しい話だった。

女の狂気も感じた。
途中まで友人関係と思っていたので、奈津子の紗英に対する気持ちは所謂恋的なものかのか?と思った。
でもそれも親子の愛だった。
こわくなった。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 見事に騙されました。このパターンのどんでん返しは結構、見てきたつもりでしたが、想像を超えていました。
 姉妹や友達のように仲良く買い物している母親と娘は良く目にしますし、娘に名前やニックネームで呼ばせている母親も知っています。それだけだと、ただの微笑ましいエピソードなのかも知れませんが、娘が結婚後に子どもができた後、母親が娘をけしかけて、夫と離婚させ、母と娘で子を育てる例も何度か見てきました。そうなると、母子密着が世代を超えて続くこととなるように思います。
 一卵性母娘は、問題点が見えにくいのですが、母親が自分自身の理想する生き方を、娘に投影しているという点で、やはり問題をはらんでいると思いました。この小説では、母親に育児をまかせっきりの妹の鞠絵、家族に関心の薄い夫2人もいろいろ問題があるように思えました。まあ、全く問題のない家族なんて、どこにもないとは思うのですが。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルはよく聞くけど、何となく機会がなく手に取らなかった本。

もっと早くに読めばよかったな〜
めちゃくちゃ面白いじゃんか!
というのが率直な感想。

複数人の視点の語りで真実に近づくところや、ドロドロした感情の描かれ方などが湊かなえさんの作品に似ている気がした。イヤミスはやっぱり面白い。

ミスリードされていることに気付かず、なっちゃん母の証言の場面で「紗英が孫」と言った瞬間思わずページを巻き戻した。解説を読んで気が付いたが、たしかに在学中に妊娠して梨里が産まれたとしたら、年齢に矛盾が起きなっちゃんが紗英の姉であることに説明がつかない。

「騙される気持ち良さ」本当にこの通り。ラストにもどんでん返しがあってすごく良かった。

芦沢央さんの作品は3作目だけど、全て面白かったので、他の作品も読んでみようと思う。

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2025年12月24日

ネタバレ 購入済み

なかなか

考えさせられる、深い話でした
トリックは、??となるセリフをきっかけに多分ほとんどの方が気づくとは思います。
あれはもう少し後の方が良かったかなあと個人的に、、、

ただ、もう一度時間のあるときにゆっくり読み返したい作品です。

#切ない

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2025年08月06日

ネタバレ

残念!

かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
(この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご存じで)
伏線のつもりなのだろうがやややり過ぎたかな、と思える。
二人の関係に気づいてしまうとその後は「ミスリードのために頑張っている文章」としか読めず苦しいのと比例して予想の確信度が増していった。
例えば奈津子の「梨里と紗英の子が遊んでるところを見るのが私の夢なの。」という台詞があるが、ふつうならば「鞠絵と紗英」でなければおかしい。
で最後に「やっぱりね」となる。
だが、この作品が表現したかったホントのところは母親の無償の愛のようなものなのでは?と思い、「もし、からくりに気づいてなかったとしたら?」という思いで帯に書かれいるのとは全く違う理由で(笑)読み返してみると、伏線の張り方も人物の個性を表す心理描写もなかなか秀逸であると思える(風景描写にややクドさはあるが)。
芦沢央さんの作品はこれが初めてで、今回はうまく引っかけてもらえなかった(笑)が、是非他の作品を読んでみたいと思う。

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2018年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

星3.0
4割くらい読んだところで友達ではなく親子トリックに気づいたため、後は特に驚きもなく終わってしまった。

だいぶあからさまだったので、叙述トリックに慣れてしまった人は特に面白くないかも。

子を産み育てるというテーマを生々しく書いているので、そのあたりを魅力と思う人はいると思う。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

端的に言うと、作者のトリックが良く分からなかったのです。

本作は、異様なまでにべったりな関係の紗英と奈津子のどろどろ・ずぶずぶの関係が生み出す悲劇、みたいなストーリー。お互い浮かばれない夫婦関係を営むなか、女性同士で助け合おう、みたいな。で、それが殺人にまで及ぶという。

・・・
で、良く分からないのは紗英と奈津子の関係。

ネタバレ申し訳ないのですが、エピローグまで行くと紗英と奈津子が母子だという話だそうなのです。まあ確かに年齢については一切書かれていないのでそれはアリです。

ただ、紗英には鞠絵という妹がおり、鞠絵は奈津子のことを「なっちゃん」と姉の友人のように気安く呼んでいました。また奈津子にも梨里という子どもがおり、送迎が必要だったり、エピローグ前の本編最終章では泣きながら鞠絵に梨里を託すというくだりすらあるのです。

解説を読んでも敢えてのネタバレ防止の解説ということでぼんやりしており、驚愕というより困惑で終わってしまった感じです。

きっと伏線が張ってあったのに、スルーしてしまったのでしょうね。とほほ。

・・・
ということで芦沢氏の作品、初めて読んだものです。

そこまでピンとこなかったかなーという印象ですね。サスペンス好きな人にはよいかもしれません。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず、トリックにはまんまと騙された。トリックが分かってからは、なんでこんな大きな矛盾に気づかせずに文章を進められるんだ!?と衝撃を受けた。その中で、「母娘」というものについて細かいところまで描いている。いわゆる共依存という言葉に片付けられがちな関係、でもじゃあどこまでが依存でどこまでが愛なの?というところまで考えさせられる。

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2026年01月24日

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