【感想・ネタバレ】悪いものが、来ませんようにのレビュー

あらすじ

自分の娘への強い愛情を抱える奈津子。助産院の事務をしながら、不妊と夫の浮気に悩む紗英。二人の異常な密着が恐ろしい事件を呼ぶ。「最後まで読んだら、絶対もう一度読み返したくなる」話題作、ついに文庫化!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あまりの暗さに途中でやめようかと思ったけど、最後まで読んで本当によかった。
見事な叙述トリックにまんまとやられた。
インタビューが途中に挟まれている事によって、それぞれどういう視点で見えているかが書かれているので、わかりやすいし、思いが伝わっていない事のもどかしさも感じた。
母からの強い愛情が娘を縛ってしまって、自分本位で動いていたのに、最終的に娘からはどう思われてもいいじゃないかという所に着地するのは究極の愛情かもしれない。
「この子のもとに、幸せばかりが待っていますように。
悪いものが、来ませんように。」
この文章が美しすぎる。2回目の時に泣いてしまった。
終わり方はなんとも辛い。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

騙されました!途中から「ん?どういうこと?」と分からなくなる場面があったけど最初の方は「めちゃくちゃ仲が良いけれど今は環境が違う友達」だと思い込んでいた。友達だとしても二人のべったり具合には驚くが二人の関係を知るとさらに驚愕。犯行後のそわそわ、ハラハラする感じも楽しめました。

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

単行本で既読。
紗英、奈津子、鞠絵、梨里ちゃんはどういう関係性?
なっちゃんは親友ではなかった。ほぼ登場人物は女性、男性は影が薄いのも不気味。奈津子がお母ちゃんに否定されたから、奈津子は子どもを友だちのように愛し育ててきた。子どもを愛するって何だろう。昨日、薬丸岳の『Aではない君と』を読んだこともあり死別する瞬間まで答えはわからないのだろうと思った。この作品はミステリーなのでそこまで感じなくていいのかもしれないけど。この作者は本当に見たくないところをえぐりだすのが上手い。

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2026年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出産適齢期女の私は途中めちゃしんどかった笑
紗英と奈津子はどう見ても仲が良すぎる女友達にしか見えなくて、お互いに相手の内情を知りたい欲求とか癒しを求めてる?雰囲気が、たまにバイセクシャル?と思うこともあった
私も勘が悪すぎて、第6章の奈津子の証言で初めて全て全てがトリックだったとわかりました、、これより前から気付ける人は居るのだろうか。
大志の母親の聞き取りで、両家顔合わせに紗英と母親が揃ってセパレートワンピースで来た、というのも奈津子とおそろいで、という訳だったのだ。
藤田香織氏の解説でかなり満足したので、一旦未読の積読を読み進めるが、機会があればまたぜひ読みたい。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

女と女、家族の話。
語り部の主観によって人間の印象はいくらでも変わる、という話でもありました。でもそうなると小説の登場人物はどうしたら……?語り部の主観でしか読者はイメージを掴めないのですが……?

文句なく面白かったです。最後、少しだけ救いがありました(更生的な意味で)



奈津子が紗英の母親なのかな、というのは少し考えていたところだったので、当たって嬉しかったです。

奈津子の母、大志の母は出てくる一方、紗英の母って話の中にしか出てこないんですよね。あと、友達は夜に既婚者の家へ来て旦那さん含めた3人で食卓を囲まないと思うので……。そういう違和感で気がつけました。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと暗い。
何もしらず読んでたからまんまと騙された。
読んでて???な部分は確かなあったけども
奈津子やばすぎ。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母親になる苦しさと、母親になれない苦しさの両方が描かれていて、重たかった。自分が将来どうなるかは分からないけど、母親になったらきっとたくさん悩んだり苦しんだりするんだろうなと思う。子どもはかわいいと思うけど、子どもをかわいいと思うのが当然とされている世間の空気は良くないんだろうな。その考えが母親になった人たちを追い詰めることがありそう。子育てをしていたら、かわいいと思えない瞬間だって普通にあるだろうし。
奈津子が娘をかばって殺人犯として捕まったのは、自分が母親から受けた精神的な虐待への復讐という側面もあったのかなと思った。あなたの育て方が悪かったから殺人を起こした、と母親に突きつけて復讐したかったのかも…?同時に、娘を無罪にすることで、自分自身が母親として間違っていなかったことを証明したかったのかなとも思う。
重たい話だけど、叙述トリックも秀逸でおもろい。

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2026年09月03日

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ネタバレ

いい意味で裏の裏の裏って感じで、少しづつ、少しづつ真実が分かり、もうこれ以上ないでしょって思いホントに最後の最後にそうだったんだって内容でした
今回はオーディブルのみで楽しみましたがそれでも文字が浮き上がるような内容で最後まで一気聴きしました
ラストは絶望の中でも救われた気分になれました

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こんなにたくさん伏線があったのに全然気が付きませんでした…!この騙される感じ、好きです。もう完全に信じ切ってたので「紗英、私の可愛い娘。私の大事な娘」って書いてあっても、娘と思うくらい大事に思ってるんだねえ…という感想しか出てこないくらいわかんなかったです笑

仕事ではなくボランティア、カサついた肌と白髪、子どもを見るのは一人も二人も変わらない、大志が奈津子をすんなり家に入れたなどなど、なんの気無しに読んでましたが思い返すとなるほどです…!

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章だからこそ騙された
朗読劇なら再現出来るけど、実写は無理かな

ただすごく騙された、面白かった
仕掛けに気付いた時困惑
え、この人誰だっけ?友達だよね?親?みたいな

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おーっと。
この結末は、後半に突入するまで想像してなかった。
やっぱり初期の芦沢央作品は至高だよ。地味っちゃ地味かも知れないけど。
こっちに戻ってこない?

タイトル「悪いものが、来ませんように」+芦沢央=霊的ホラーだと思って読み始めたから、
ホラーではなくヒューマンサイコミステリ系だったという点も想定外で楽しめた。

十角館の殺人みたいに、映像化できないタイプのミステリですね。
叙述トリックのお手本みたいな本。

主人公?紗英の人間性が、なつこフィルターや紗英視点と、周囲の評価が違っているところには違和感が合ったものの、
最後にああそういうこと、母離れできないオコチャマだったということだと納得。
学生時代はオコチャマでも仕方ないから、学生時代の知り合いと、社会人になってからの知り合いで評価が大きく異なるところも、うまいなと思った。

まぁ紗英のそれ自体、母原病のようなものなのかもしれないが。
ただ、私は最後まで読んでも、なつこがそんなに娘を毒するような悪い母とまでは思えない。
変な母親だとは思うけど…そこまでかなという。
私個人が問題を抱えているということなんだろうか。
紗英の妹のまりえは立派な社会人をしているというところで、母が原因だけではないような気がしてしまうところか。

夫の死の真相については、最終盤でかなり細かく記述してくれて、こういうところに芦沢さんの作家としての生真面目さが感じられる(こういう違和感を払拭しないミステリ作家ってけっこう多いよね)。
なつこが紗英をかばっているんだろうということは、99%の読者が気付けるだろうけど、私は除草剤タンクのことは完全に失念していたから、丁寧に手当てしてくれるなぁと感心。
ただ、夫がそばアレルギーだとなつこに教えてないのに、なつこがその方法で殺したということを鵜呑みにするあたりは…、「紗英だなぁ」という感想。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

完全に騙された。
殺戮に至る病、系の、登場人物に関してのだましが炸裂し、まさにもう一度読みたくなるような作品。

新たに得られた価値観などがあるわけではないが、
描写の仕方により、”母と娘の歪な関係”が薄れる効果をもたらしている

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2026年04月05日

ネタバレ 購入済み

なかなか

考えさせられる、深い話でした
トリックは、??となるセリフをきっかけに多分ほとんどの方が気づくとは思います。
あれはもう少し後の方が良かったかなあと個人的に、、、

ただ、もう一度時間のあるときにゆっくり読み返したい作品です。

#切ない

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2025年08月06日

ネタバレ

残念!

かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
(この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご存じで)
伏線のつもりなのだろうがやややり過ぎたかな、と思える。
二人の関係に気づいてしまうとその後は「ミスリードのために頑張っている文章」としか読めず苦しいのと比例して予想の確信度が増していった。
例えば奈津子の「梨里と紗英の子が遊んでるところを見るのが私の夢なの。」という台詞があるが、ふつうならば「鞠絵と紗英」でなければおかしい。
で最後に「やっぱりね」となる。
だが、この作品が表現したかったホントのところは母親の無償の愛のようなものなのでは?と思い、「もし、からくりに気づいてなかったとしたら?」という思いで帯に書かれいるのとは全く違う理由で(笑)読み返してみると、伏線の張り方も人物の個性を表す心理描写もなかなか秀逸であると思える(風景描写にややクドさはあるが)。
芦沢央さんの作品はこれが初めてで、今回はうまく引っかけてもらえなかった(笑)が、是非他の作品を読んでみたいと思う。

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2018年05月13日

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