【感想・ネタバレ】悪いものが、来ませんようにのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

完全に騙されました!!!^_^
母親のようにはなりたくないと切実に思っていた奈津子が、結局はそうなってしまっていたのが切ないな、、と思いました。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

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この作者の作品は初めてやったけど、見事に騙された!
言われてみたら節々に違和感があったけど、明確に「娘たち」って書かれて引っかかった程度。
母を怒らせないようにコントロールされた母嫌い奈津子と、母が喜ぶようにコントロールされた母好きの紗英と。
正反対なのにやはりどちらも歪。
とにかく今からざっと読み返す。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めての著者の作品。別の本が直木賞候補とかだったので外れることはないだろうと古本を一冊チョイス。

なかなかパンチ力のあるどんでん返しの一冊で大満足。ありがちな帯の煽り文句「衝撃のラスト」という文言に負けないストーリーだった。

勝手に紗英と奈津子は親友であるような像を描いていたが突如として明かされる親子という関係性。そりゃバカにされれば彼氏だろうと切りたくなるし、同じ服を着てるところを見れば側から見れば奇妙にも思うのも納得。

そして、伏線も去ることながら母親の娘を思う健気な感情が表現されていてグッド。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとなくモヤモヤしながらもグイグイ読んでしまう。
紗英と奈津子が交互に話が進む。話の途中で挟まれる人々の証言が二人のイメージを固めたり、違う側面を見せつけたりする。
そして、最終章で頭の中でイメージされていた紗英と奈津子が一気に崩された。それと共に周りの鞠絵や梨里達との関係性も。
驚くと同時に急に視界がクリアになりモヤモヤが晴れた。うわぁ~そういうことか〜。
もう一度読み返したくなる。あぁプロローグからだぁ~。

話の展開もすごいけど、なんとなく言葉に出来ない気持ちを表現するのが上手い。
旦那のための肉団子。何も分かっていないパパが買ったキャラクター用のなりきりグッズ。買ってしまった雑誌。
喜怒哀楽に入り切らないけれど、何故か知っている気持ちがドロリと溢れている。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中途中の違和感でなんとなく予想はついたけどおもしろかった。自分の母親を反面教師にしてた奈津子も結局のところ娘を支配しているんだなと、いろんな親娘のかたちがあるなと思った。
すかすかのスイカって表現、実際そんなスイカ見たことないけどすごくしっくりきた。
他の作品も読んでみたい。

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2024年01月21日

ネタバレ

残念!

かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
(この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご存じで)
伏線のつもりなのだろうがやややり過ぎたかな、と思える。
二人の関係に気づいてしまうとその後は「ミスリードのために頑張っている文章」としか読めず苦しいのと比例して予想の確信度が増していった。
例えば奈津子の「梨里と紗英の子が遊んでるところを見るのが私の夢なの。」という台詞があるが、ふつうならば「鞠絵と紗英」でなければおかしい。
で最後に「やっぱりね」となる。
だが、この作品が表現したかったホントのところは母親の無償の愛のようなものなのでは?と思い、「もし、からくりに気づいてなかったとしたら?」という思いで帯に書かれいるのとは全く違う理由で(笑)読み返してみると、伏線の張り方も人物の個性を表す心理描写もなかなか秀逸であると思える(風景描写にややクドさはあるが)。
芦沢央さんの作品はこれが初めてで、今回はうまく引っかけてもらえなかった(笑)が、是非他の作品を読んでみたいと思う。

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2018年05月13日

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