【感想・ネタバレ】悪いものが、来ませんようにのレビュー

あらすじ

自分の娘への強い愛情を抱える奈津子。助産院の事務をしながら、不妊と夫の浮気に悩む紗英。二人の異常な密着が恐ろしい事件を呼ぶ。「最後まで読んだら、絶対もう一度読み返したくなる」話題作、ついに文庫化!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

女と女、家族の話。
語り部の主観によって人間の印象はいくらでも変わる、という話でもありました。でもそうなると小説の登場人物はどうしたら……?語り部の主観でしか読者はイメージを掴めないのですが……?

文句なく面白かったです。最後、少しだけ救いがありました(更生的な意味で)



奈津子が紗英の母親なのかな、というのは少し考えていたところだったので、当たって嬉しかったです。

奈津子の母、大志の母は出てくる一方、紗英の母って話の中にしか出てこないんですよね。あと、友達は夜に既婚者の家へ来て旦那さん含めた3人で食卓を囲まないと思うので……。そういう違和感で気がつけました。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こんなにたくさん伏線があったのに全然気が付きませんでした…!この騙される感じ、好きです。もう完全に信じ切ってたので「紗英、私の可愛い娘。私の大事な娘」って書いてあっても、娘と思うくらい大事に思ってるんだねえ…という感想しか出てこないくらいわかんなかったです笑

仕事ではなくボランティア、カサついた肌と白髪、子どもを見るのは一人も二人も変わらない、大志が奈津子をすんなり家に入れたなどなど、なんの気無しに読んでましたが思い返すとなるほどです…!

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章だからこそ騙された
朗読劇なら再現出来るけど、実写は無理かな

ただすごく騙された、面白かった
仕掛けに気付いた時困惑
え、この人誰だっけ?友達だよね?親?みたいな

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おーっと。
この結末は、後半に突入するまで想像してなかった。
やっぱり初期の芦沢央作品は至高だよ。地味っちゃ地味かも知れないけど。
こっちに戻ってこない?

タイトル「悪いものが、来ませんように」+芦沢央=霊的ホラーだと思って読み始めたから、
ホラーではなくヒューマンサイコミステリ系だったという点も想定外で楽しめた。

十角館の殺人みたいに、映像化できないタイプのミステリですね。
叙述トリックのお手本みたいな本。

主人公?紗英の人間性が、なつこフィルターや紗英視点と、周囲の評価が違っているところには違和感が合ったものの、
最後にああそういうこと、母離れできないオコチャマだったということだと納得。
学生時代はオコチャマでも仕方ないから、学生時代の知り合いと、社会人になってからの知り合いで評価が大きく異なるところも、うまいなと思った。

まぁ紗英のそれ自体、母原病のようなものなのかもしれないが。
ただ、私は最後まで読んでも、なつこがそんなに娘を毒するような悪い母とまでは思えない。
変な母親だとは思うけど…そこまでかなという。
私個人が問題を抱えているということなんだろうか。
紗英の妹のまりえは立派な社会人をしているというところで、母が原因だけではないような気がしてしまうところか。

夫の死の真相については、最終盤でかなり細かく記述してくれて、こういうところに芦沢さんの作家としての生真面目さが感じられる(こういう違和感を払拭しないミステリ作家ってけっこう多いよね)。
なつこが紗英をかばっているんだろうということは、99%の読者が気付けるだろうけど、私は除草剤タンクのことは完全に失念していたから、丁寧に手当てしてくれるなぁと感心。
ただ、夫がそばアレルギーだとなつこに教えてないのに、なつこがその方法で殺したということを鵜呑みにするあたりは…、「紗英だなぁ」という感想。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気で悩んでいた。
彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

そして育児中の奈津子も、母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。
そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。

紗英の夫が他殺死体として発見されたのだ。
「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに2人の運命は大きく変わっていく。

最後まで読んだらもう一度読み返したくなる傑作心理サスペンス!

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確かにもう一度読み返した。
完全に騙された。

ちょっと文章に違和感を覚えつつも読み進め、全てを知った時、そうであれば納得、ではなく、私が最後まで騙された原因である呼び名に対し、こんな家族ある?っていう疑問。

でも、自分が無知なだけで「一卵性母娘」というのを知った。
それを知れば、この物語も何の違和感もなく読み進めることができた。

ただ、初めて聞いた「一卵性母娘」だけが独り歩きする訳ではなく、最後の最後には、実は。。。と私の大好きなサスペンス要素が。

この事件に至った原因は母娘の関係性にあるにせよ、エピローグで初めてわかる本当の事件の真実。

あと数ページで終わろうとする中、驚き、悲しみ、複雑な感情が、ドドドと出てきて、すごいことになった。

一言で言えば、心理サスペンスやけど、
それだけでは言い表せられへん内容やった。

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2026年06月07日

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ネタバレ

どんでん返し系。
真実を知った後再読したい系。
中盤より少し後ぐらいでネタバレがさらっとされており、「えっ」と思い小説の二度見をした。

途中までなぜか人物同士の関係がわかりづらく、読み進めづらさを感じていたが、その時に色々仕掛けられていたのだろう。
読み終わった後にプロローグだけ読み返してみたが、その部分がとても秀逸だったことに気づく。
この時点でもうすでに騙されていたのだ。騙される土台が作られていたのだ。と
たった8ページだが、されど8ページ。

どちらの方向に過剰すぎても毒親になってしまうんだなーと思った。
失礼な表現かもしれないが、女性のアク・エグみが丁寧に描かれていておもしろかった。
途中までの話が作中作としてされているところは、オシャレだなーと思った。

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2026年05月17日

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ネタバレ

まさか母子だったなんてーーー。
すっかり騙されたし、読みやすくて1日で読み終わってしまった。
最後の真相も、母から娘への嘘もあって涙してしまった。
人を殺して埋めてしまう時の焦燥感もリアルで、途中の違和感を感じつつも勢いで読み進めてしまう。
娘:紗英の夫はクズ。
鞠絵は母との共依存・一卵性母娘にもならず、母のために証言しようとしていて、気が強いけれど良い子だった。

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2026年04月07日

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ネタバレ

プロローグが秀逸。
ここに奈津子のリアルな母親像があることで第一章からの奈津子も引き続きその年代のまま母親だと錯覚した

▪️違和感
・夕飯を作りにくる関係
・車を出す関係
・髪を切る関係

▪️ひっかけ
・公民館の裁縫メンバーが二十代。
  ※年齢が離れているからかもしれないとの記載もあり
・第三章でリリの父親が寝てる描写がでてくるが、その後の証言が柏木貴雄

▪️ヒント
・この場を失えば私が社会と繋がっていられる場所は一つもなくなってしまう→紗英とのつながりは社会ではない
・p.78 電車の中での奈津子の注意→同級生にしては大人びてるが単純に引率者としての振る舞い
・p.120 庵原和子の顔合わせの証言
・p.135 あらいいわねぇ
・p.168 修学旅行で電話
・p.195 義母の、友達の、なっちゃんの

これを読んで母の壮大な愛と感じる人と気があうことはおそらくない

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

完全に騙された。
殺戮に至る病、系の、登場人物に関してのだましが炸裂し、まさにもう一度読みたくなるような作品。

新たに得られた価値観などがあるわけではないが、
描写の仕方により、”母と娘の歪な関係”が薄れる効果をもたらしている

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2026年04月05日

ネタバレ 購入済み

なかなか

考えさせられる、深い話でした
トリックは、??となるセリフをきっかけに多分ほとんどの方が気づくとは思います。
あれはもう少し後の方が良かったかなあと個人的に、、、

ただ、もう一度時間のあるときにゆっくり読み返したい作品です。

#切ない

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2025年08月06日

ネタバレ

残念!

かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
(この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご存じで)
伏線のつもりなのだろうがやややり過ぎたかな、と思える。
二人の関係に気づいてしまうとその後は「ミスリードのために頑張っている文章」としか読めず苦しいのと比例して予想の確信度が増していった。
例えば奈津子の「梨里と紗英の子が遊んでるところを見るのが私の夢なの。」という台詞があるが、ふつうならば「鞠絵と紗英」でなければおかしい。
で最後に「やっぱりね」となる。
だが、この作品が表現したかったホントのところは母親の無償の愛のようなものなのでは?と思い、「もし、からくりに気づいてなかったとしたら?」という思いで帯に書かれいるのとは全く違う理由で(笑)読み返してみると、伏線の張り方も人物の個性を表す心理描写もなかなか秀逸であると思える(風景描写にややクドさはあるが)。
芦沢央さんの作品はこれが初めてで、今回はうまく引っかけてもらえなかった(笑)が、是非他の作品を読んでみたいと思う。

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2018年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんでん返しがあるとは知らずに読んでいたら、後半、2人の関係性が判明して驚いた。というかあまりにも自然な流れだから、途中何かを読み飛ばしたのかとおもって、頭の中が?になりながら最後読み進めた。2人の関係性を踏まえた上で2回目読んでみてやっと分かった。笑

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2026年04月28日

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