芦沢央のレビュー一覧

  • 今だけのあの子

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    ああ、『この人は私がいなければ駄目なんだ』と、自尊心や己の存在意義を相手に求めてしまう気持ちがわかるな……。
    どの物語にも『この子のそばには私が』という関係性が描かれていて、自分の胸の中の暗い部分を照らされたような、羞恥心というか……ズキズキ痛むような感覚がありました。

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    2025年10月07日
  • もの語る一手

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    祖父に誘われても覚えきれなかった将棋。そんな私でもすごく楽しむことができた。青山さんと貴志さんのものは特に楽しめました。アマチュア(将棋教室)から的中屋、女流棋士と将棋1つを取ってもいろんな話が出来上がるのはすごい!しかも皆さん超有名な作家さん。1冊で得できました。

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    2025年09月29日
  • 雨利終活写真館

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    なんとなく文章の雰囲気が違うなあと思ったら、これ十年前の作品なのか。
    遺影専門の写真館なんて初めて知った。
    あとがきを見たら、実際にそういう専門の写真家さんが居たみたい。
    遺された人達がちゃんと前を向くための謎解きは、少し切なくて温かくて、不意に泣きそうになった。
    この頃から人間の心に焦点を当てたミステリーを執筆されてたんだなあと。
    これからも描き続けて欲しいと思いました。
    それにしても、雨利はミステリアスすぎて気になる。
    道頓堀はキャラが良い。凄く好ましい。
    この二人の背景も読んでみたかったな。

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    2025年09月28日
  • 今だけのあの子

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    少し想像していたものとは違っていたが、解説を読んでいろいろ腑に落ちた。
    それぞれの物語の友情が今後どうなるか分からないけれど、もしこの先は離れてしまったとしても、この時過ごした時間に嘘はないはず。

    私自身、昔からの友人はほとんどご縁が途切れてしまって、自分の友人との関わり方が良くなかったのかなぁと少し自分を責めていた。
    けれどもそうとは限らないのかなと思えた。あの時、仲良かった“あの子“たちは、“今だけ“だったのかもしれないけれど、大切な人だし、色んなものを与えてくれた。きっと私も“あの子“にとって、そんな存在だったはず。
    私が時々、何してるのかなと思い出すように、“あの子“たちも、ふと思い

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    2025年09月24日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

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    2025年09月17日
  • 今だけのあの子

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    本当に全部おもしろかった… 最後の解説読んでやっとそれぞれの繋がりに気付いて更に驚愕。。芦沢央さんの全作品読みたい気持ち

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    2025年09月16日
  • 魂婚心中

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    もし推しと死んだ後に結婚出来るとしたら…どうする?
    独身で亡くなった場合、魂婚という死後の結婚式を葬式とともに行うのが普通の世界で、偶然にも推しがマッチングアプリで魂婚相手を探してる事を知ってしまう…
    もし彼女が死んだ後すぐに死ねば結婚できるかもしれない…

    SFミステリ短編集。
    表題作の魂婚心中も面白かったけれど、RTAネタやネットスラングもりもりの話など、Twitter民ならにやりと楽しめるネタが満載!
    楽しかったー!!

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    2025年09月11日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    芦沢央さんの短編集。この本の短編は、全て将棋をテーマに扱っています。”将棋の短編でミステリーが成立するのか?”と思いましたが、読んでみたら見事に著者の作り出す世界にハマってしまいました。

    アマチュア大会優勝者の小学生がプロ棋士とのイベント対局であと一手での詰みをことごとく外す手を選択する。優勝するほどの棋力がありながら、なぜそのような指し手を選択していたのか。読み間違いではなく”対局を敢えて終了させない”ための選択の裏側には盤面以外での悲しい戦いが絡んでいた…「弱い者」

    三段リーグ最終戦前日に訪問してきた友人棋士。ところが、ふとした不注意と悪い偶然から主人公である棋士は、彼の死に関わってし

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    2025年09月11日
  • 今だけのあの子

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    女性の友情をテーマにした短編集。
    話がつながっていることに解説を読んで気付きました...!
    共感できる点もありつつ最後は感動や気付かされることがたくさんあった。

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    2025年09月03日
  • 魂婚心中

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    発想が面白く、着地点が予想できない作品ばかりでとても楽しかった!
    表題作「魂婚心中」、「閻魔帳SEO」が特に好き。
    芦沢央さんは名前だけ知ってて初挑戦だったのですが、他の作品も読んでみたい。

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    2025年08月21日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    9人の作家によるアンソロジー。
    5人が既知だったので読んでみるか、と。

    全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。

    芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。

    短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。

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    2025年08月20日
  • 今だけのあの子

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    帯の全編、衝撃展開に惹かれて読んだが、特に衝撃も無く淡々と女の怖さ(?)の話だった。
    小説自体は面白かった!

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    2025年08月18日
  • 雨利終活写真館

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    単行本の刊行は2016年で、
    芦沢さんのキャリアでは序盤の作品。

    編集部からの要請もあったという
    キャラクターの強さに比べて、
    そこから得られる成分は控えめ。

    解決への道筋もひととおりではなく、
    1冊・3エピソードで終わってしまっているのは、
    まだ満足感からは遠かった。

    まだ続きのエピソードが見たい1冊。

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    2025年08月18日
  • 今だけのあの子

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    芦沢さんの作品初読書

    帯通り展開が読めなくて面白かった
    だけど、暗すぎず報われているお話たちで
    なんだかほのぼの

    帰らない理由のシリーズが好きだった
    5作短編集なのでサクサク読めるのでおすすめです

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    2025年08月17日
  • 雨利終活写真館

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    遺影専門の写真館『雨利写真館』で心にわだかまりを抱えた人たちと出会って様々な謎と向き合い、そして一歩前に踏み出していく希望と再生のミステリー

    私は橋川さん家族のお話が特に好きでした。

    『「こんな人だったな」-そう故人を偲ぶよすがとなるのが遺影なんですね』という作中の言葉がとても印象に残っています。

    写真館の人たちについてもう少し深く知りたくなった!ぜひシリーズ化してほしい!!
    読みやすくて心温まるお話しでした!そして、家族との時間を大切にしようと思いました

    あとがきには、芦沢さんがこの作品を文庫化するまでのいきさつや思いが書かれていてよかったです。作家さんの作品に対する思いが知れるって

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    2025年08月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

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    2025年08月13日
  • 悪いものが、来ませんように

    ネタバレ 購入済み

    なかなか

    考えさせられる、深い話でした
    トリックは、??となるセリフをきっかけに多分ほとんどの方が気づくとは思います。
    あれはもう少し後の方が良かったかなあと個人的に、、、

    ただ、もう一度時間のあるときにゆっくり読み返したい作品です。

    #切ない

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    2025年08月06日
  • もの語る一手

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    「将棋」をテーマにしたアンソロジー。

    大好きな伊奈めぐみさんの装画が可愛すぎるし。

    大好きな青山美智子さんから始まるのだけど、初っ端から泣きそうになった。

    「授かり物」

    天才棋士と偶然同じ生年月日の息子が、唐突に漫画家になると言い出すお話。

    普通の人生って何なんだろう。
    分からないのに、「才能」みたいなものを必要とされる職業に就くことに、不安を感じる。

    将棋は、「王」を取るゲームではなく、「玉」を取るゲームだったかもしれない、という解釈も、ストーリーに合っていて良い。

    他にも、ちょっと怖い話や、奨励会員をめぐるキリキリする話など、豊かで面白かった。
    将棋に関する小説が増えてきたよ

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    2025年08月05日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    推理小説によく出てくる密室トリックを使う縛りのアンソロジーというのが面白いなと思って読みました。
    友井羊さんと島田庄司さんのものが私は好きでした。島田庄司さんのものは長編小説の1部と書いてあったのでその長編小説の方も読んでみたいなと思いました。

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    2025年08月03日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    宮崎空港で購入。全編将棋に絡むミステリー。将棋を知らなくても楽しめる。個人的には一遍目の細い腕が好き。

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    2025年07月30日