芦沢央のレビュー一覧
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読み始めてしばらく、何となく読みにくくてページが進まなかったのは、おそらく少しずつ提示されていたヒントのためだったのだろうと、後から納得。
子どもがなく夫の浮気に悩む紗英と幼い梨里と暮らす奈津子、対等には見えないが仲の良い二人。彼女たちの関係は親友と言うには過剰で歪に見える。不妊に悩む紗英に対して、子どもを産むことが女の幸せと言う奈津子に違和感は否めない。
事件は早々に起きる。誰が何をしたのかは明かされる。しかし、それが一体どういうことなのか、描かれているのに腑に落ちない。読み進めていくうちにうっすら予想される展開、そして奈津子の言葉からそれまでの謎が明らかになる。そこから読み直し必至である -
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ネタバレ
消防士の高校同窓会。元カノが旦那を亡くして四歳の子連れ参加。消防士目線、子供を見ずに突き落とした様に見えるが助けを求められて救助。そのまま一緒にご飯を食べて写真を撮られる。虐待だと思うが、実家で姉に話すと、水難で亡くした旦那についての記憶を消すためではと。主人公が正しいと思うことを行使することで、周りの人は混乱し傷つく。
小説家が妻からもらったヒントや妻の経験をもとに、借金を職場の金庫破りをして返却し、時効まで逃げる話を書くと、実は妻がそれでびっくりしたはなし。
劇中劇。アイドルが以前付き合っていた男性に脅されて襲われ続けてるのを殺してしまい、舞台の設定と合わせて密室にする。と、いう劇 -
Posted by ブクログ
2026.05.14
表紙の箔が目に入り、帯文と4人の作家さんの名前で買いだ!と思った。
どの作品も比較的短いとはいえ物語にがっつりハマりこめるし、するすると読める。そして最後の一行で「え」「は?」となる。おもしろかった。
金子さんはいきなり異星人モノでびっくり。ほんわか友情話だと思ったのに。思ったのに!
斜線堂さんは「人魚伝説」。登場人物たちの心のひりひりととげとげが伝わってきて一気に読んだ。で、最後。え?いや、怖いって。
法月さんはもう、ひたすら人物相関と時系列を追った。それほど複雑ではないのに「は?」と思えて、満足。法月さんははじめましてだったけどがっつり長編を読んでみたくなっ -
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ネタバレ2026.05.13
好きな作家さんなので迷わず手に取ったものの、前半は将棋に疎いせいかあまりピンとこず、状況やシーンが急に変わったりするので何度も読み返した。
後半は打って変わってあっという間に読み終えた。
前半はいうならば芦沢さんっぽくなく、後半の大島編は、これこれ!私の好きな芦沢さん!という感じ。大島編にはエンタメ要素があるのでメリハリもあってよかったのかも。
表紙は芝なのか大島なのか。少しでも動いたら刺さりそうな棘のある鎖にがんじがらめにされているところを見ると、奨励会のやめ時がわからず、ずるずると目の前のタスクを淡々とこなすだけになっている、身動きの取れない、とらない、芝なのかな