芦沢央のレビュー一覧
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短編集。
表題作は、良い話かと思いきや最後の2頁で突き落とされるような話だった。
確かに主人公は正しい。人命救助して感謝されるべきだとも思う。自分が正しいと思ったことを実践するのに、まさか他人に不快感や恐怖心を与えていたとは、知る由もないないだろう。私も気をつけねばなと思った。正直、名前に"くん付け"呼ばわりをOKするぐらいは別に良くない?と思うけど…
小説家が力作を書き上げたところ、妻に「ネットに同じような話が載っている」と言われる話(『代償』)は、妻の行動の真の意味を知ったとき愕然とした。てっきり嫉妬しているものと思ったが、でもそれだったらずっと支えてくれていたっての -
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ネタバレ●感想
タイトルが秀逸。五編あって、一編目は好みだった。夫婦の労り、善良さや賢さが良かった。残される夫が、妻に話したことを後悔し続けないように、死ぬ前に罪悪感の置き場所まで整えていく。「死んでいくから、あなたの気の晴れないものをもっていく」みたいなセリフが良かった。汚れた手を妻がきれいにしてあげた話というか。ミステリー風の良い話。
のこりはすべてタイトル通り、もっと手前で何とかしなよ…って感じ。人間のイヤな、ずるいところを見せられる感じ。
●本概要
第164回直木賞候補作。
ひたひたと忍び寄る恐怖
ぬるりと変容する日常
話題沸騰の「最恐」ミステリ、待望の文庫化。
閉鎖空間に監禁された -
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ネタバレ【あらすじ】
①目撃者はいなかった
受注の数を間違えた営業マン葛木修哉は、会社に内緒で(自分で買い取って)処理しようと運送業者に成りすます。その際交通事故を目撃しながらも、自分の不正がバレてしまうため事故の被害者家族に目撃者として詳言してほしいと言われるが拒否する。
数日後、交通事故があった同じ日に近所で不審火があり、犯人を探すため話を聞かせてほしいと警察が葛木の家を訪ねる。アリバイを聞かれ嘘を重ねた葛木は署に来るよう言われ、
「あなたは、自分のためにしか証言できないんですね」と、交通事故の被害者の妻に言われた言葉を思い出す。
②ありがとう、ばあば
子役として活躍しだした9歳の孫娘杏を必死でサ