芦沢央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ事前情報なしに、なんとなく手に取って
なんか怖い〜嫌な感じ〜と半泣きになりながらも面白くて一気読み
1話目は怖くない、結構好きで読後数日してもふと思い出す。可愛げがない一言多いと咎められがちな主人公を、夫は頭がいいねと褒めてくれる、そんな関係素敵。その頭の良さで人生の最後に、夫の肩の荷をあちらへ持っていく。
「ミモザ」は既視感がありすぎる嫌な話で、なんでこうなっちゃったんだろう、なんで優位に立たれ、絡め取られちゃうんだろう、もうほんとやめて〜〜(ToT)と思いながら読んだ。こういう人いるし、知ってるし、こういう時ってどうしたらいいのよ。
まじ怖いから絶対避けないとな。
こんな読書体験は初めて -
Posted by ブクログ
「これでおまえも一人前だな」
入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。
上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。
だが売上伝票を見返して全身が強張る。
本来の注文の11倍もの誤受注をしていた――。
躍進中の子役とその祖母、凄惨な運命を作品に刻む画家、姉の逮捕に混乱する主婦、祖母の納骨のため寒村を訪れた青年。
人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた5編。
短編集で読みやすいんだけど、1つ1つの話はそこまで深くない。イヤミスというか、ハッピーエンドではないので注意が必要です。どんどん状況が悪くなっていくハラハラドキドキ感を楽しみたい時に。
人間の心って難しい。予期しない -
Posted by ブクログ
芦沢央さんといえば短編のイメージが強いです
そんな芦沢さんはデビュー15年目に入ったそうです
15年目も続けていると短編の作品も増えますね
芦沢さんは「短編を書くときには、単著として一冊にまとめる意識を持った方がいい」とは思っているそうです
しかし、そうしたビジョンを持たずにその時々で好き勝手に書いているので、単著未収録短編ばかりが増えるそうです
気づけば単著未収録作が20本以上に膨れ上がっていたみたいです
(本書あとがきより)
その中から2017年から2026年までの芦沢さんが書いた6つの物語が収録された短編集です
表題作の「あなたが正しくいられたとき」と「代償」は最後にゾクッと芦沢 -
Posted by ブクログ
「神さま」と呼ばれる水谷くんを主人公が追いかけていく物語。
水谷くんが次々と謎を解決していく、単純な謎解きものではないところが面白かった。
起きた出来事もすべてがきれいに解決するわけではなく、少しモヤっとしたものを残したまま終わっていく。その割り切れなさが、逆に現実っぽくて心地よい。
周囲からは「神さま」と呼ばれる水谷くんも、結局は一人の小学生。その中で考えられるベストを尽くしているだけで、胸の内では迷い、苦悩している。
何でもわかる天才として描くのではなく、そんな弱さも含めて「神さま」という立ち位置にいる水谷くんのキャラクターが印象に残る作品だった。 -
Posted by ブクログ
全5話からなる短編集。
◆あなたが正しくいられたとき
女はなぜ元恋人の前で娘を川に突き落としたのか?
表題作の本作が出色の出来。「思てたんとちゃう!」と叫びたくなるような意外な結末に持っていくのが上手い。芦沢さんって短編の名手よね。本筋からは逸れるけどクーラーボックスにこんな使い方があったとは。もし自分が同じ状況になったとしても、とっさに実践できないよ。
◆代償
もしも自分が書いた作品とそっくりの内容がWEBに公開されてたら?
わずか36頁の超短編。作家さんって、自作が他作とかぶってないかドキドキしながら書いてるのかしら?
◆薄着の女
脅された相手の男をホテルの室内で殺してしまった女。密