芦沢央のレビュー一覧
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ネタバレ短編集。特に繋がりのない話を6話収録。
死後結婚用マッチングアプリ「KonKon」が普及する世界。推しであるアイドル配信者のリアルアカウントを見つけてしまった女性。推しと結婚したいという考えに取り憑かれてしまう…。『魂婚心中』
ホラーゲームのRTA(リアルタイムアタック)を競う大会で三連覇中の王者と元絶対王者が相対する。このゲームには特定の条件下でエンディングを迎えると記憶を消せるという噂があり…。『ゲーマーのGlitch』
嘘をつくと消えてしまう世界。消失を認識できる一族の少女は高校である先輩と出会い…。『二十五万分の一』
ある日人類は八階層から成る死後の世界を見せられ、自らの罪業と善行の一 -
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魂婚心中(こんこんしんじゅう)、どういう意味?って素朴な疑問から手にとり、購入した作品。まず芦沢央さんが初のSFって気になる。そして帯がやばい!『死ねば推しと結婚できる』。
全6話の短編集。⭐︎5あげたい作品と⭐︎2が混ざっていて、やっぱり、芦沢さんらしい作品が良かった。『9月某日の誓い』はさすが芦沢央!購入して良かったと思えた作品でした。この作品で200ページ読みたい!
『25万分の1』も数ページの超短編だが、この作品も◎。
逆に『ゲーマーのグリッジ』や『閻魔帳SEO』は
まったく合わなかった。珍しいくらい、合わなかった。
そして『魂婚心中』もSFというより、特殊設定って感じ。特殊設 -
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ネタバレ
①乾くるみはイニシエーショラブの印象が強すぎて(小説は読んでないけど映画は観た)、
絶対なにも無いまま終わるはずない。所々セリフの違和感あるし、と思ってたら案の定。
どっちとも読める文章書けるのさすが。
読み返したら男がクズすぎた。元120キロというのにも笑った。痩せたらちょっとモテ出して調子乗っちゃった?
②崖の下、の凶器は氷柱だと思ってました!
溶けたら証拠なくなるし
そしたら骨てwwリアリティなさすぎて
骨、ねえ、、(╹◡╹)くらいでした
③コロナ禍でのお話は割と好きだけど、全体的にぼんやり地味な感じ
張り紙しちゃうのはちょっとお子ちゃまかなあ
④ストーカー気質がキモくて好き。
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Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か