芦沢央のレビュー一覧

  • 神様の罠

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    出張の時は短編集を持って出掛けるのが最近のパターンです。本作は平均的な内容でした。中でも“2020年のロマンス詐欺”は面白かった!コロナの頃は沢山の人々がいろいろな感情の中で生活していたのを、今なら冷静に振り返れます

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    2025年11月12日
  • 今だけのあの子

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    ●思ってたのと違った。イヤミスだと思わせて実は…っていうのが狙いなんだろうけど、イヤミスが読みたかったから残念な気持ちもある。

    ●ずっと続く友情もいいけれど期間限定だったとしてもそのとき大事だったことには変わりなくて、関係性が変わったり終わったりしてもそれをネガティブに捉える必要はないんだと気付いた。

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    2025年11月09日
  • いつかの人質

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    ネタバレ

    視点が変化しながら話が描かれていくことでスルスル読める面白い本であるのは間違いないと思った。だがそれと同時に救いが少なく、読んでて苦しい本でもあった。

    視覚障害者である愛子が誘拐される描写は個人的に特に重かった。しかし最後まで希望を見失わずに、そして自己の成長までする姿は今作の救いだと思った。

    優奈を探すためには、誘拐犯の加害者に仕立て上げるしかない。と考えてそれを実行する礼遠が、優奈に執着する理由が薄いような気がした。最愛の人であり自分を漫画家にしてくれた人だからか、、?
    途中まで優奈を懸命に探す夫という立ち位置からのどんでん返しは凄いと思った。

    宮下家では夫婦間の過保護な母親と、娘の

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    2025年11月01日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    明日、藤井NHK杯王者vs羽生九段があります
    で再読
    去年も同対戦ありましたが、千日手による再戦という震えるような展開で。
    もう少年ジャンプかよと突っ込みたくなる、僕のようなへぼ趣味打ちにすら刺さる泥酔対局でした

    将棋の知識がなくてもさらりと読めてしまう将棋がテーマの5篇、短編集

    卓上遊戯の読み物としては圧倒的に僕は宮内悠介の「盤上の夜」を推したいのですが。
    この神の悪手は将棋という遊戯に入り込んでいるわけではなく、将棋を通して思考回路やゲーム性をあくまでライトに物語表現として使用しています
    雑誌等読むに芦沢さんもそこそこ打てるようなのですが踏み込まない

    そこがダメな人もいると思うのです

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    2025年10月25日
  • 雨利終活写真館

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    ネタバレ

    【収録作品】プロローグ/一つ目の遺言状/十二年目の遺影/三つ目の遺品/エピローグ/十年目のあとがき

    あとがきによると、「題材へのアプローチの仕方が、現在の私の感覚ではどうしても受け入れられなかった」ため、単行本とは構成を大きく変えているとのこと。

    主人公の造形があまり好みでないが、物語としては興味深い。これから写真を撮ってもらうときは、遺影に使えるよう意識しようかな。

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    2025年10月23日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    一話でやめておけば、と最後のあたりに進むにつれ強く思うお話。
    生きててよかったのかどうか。
    神様はすべてを背負ってそれでもまた頼られれば手を貸す。神様じゃないけど誰よりも神様らしい。大人になったらどうなるのだろうか。

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    2025年10月23日
  • 神様の罠

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    個人的に好きな作家•
    人気作家6人の短編集

    内容は
    乾くるみ•大山誠一郎 両者の作品が
    どんでん返しぽくて良かった
    辻村深月もコロナとロマンス詐欺という切り口は個人的に面白かった

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    2025年10月18日
  • 罪の余白

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    「火のないところ…」でガッチリ心を掴まれた芦沢作品2冊目は、2015年に内野聖陽さん主演で映画にもなった芦沢央デビュー作。
    妻が急逝して以降、男手1つで育てた一人娘 加奈が、学校のベランダから転落死する。
    事故か自死か?真相を探るなかで2人のクラスメイトが浮上。最愛の娘を死に追いやった女子生徒へ安藤は復讐を決意する・・・
    いじめ絡みで子を喪くした親の復讐劇だと「人間・失格」や「告白」が強く印象に残っていますが、それとはまた違う角度からのアプローチに胸がきゅっと苦しくなります。
    ワタシも基本少年少女には性善説を信じたいと思うけど、咲みたいな羊の皮を被ったモンスターも一定数いる訳で…。後味は良

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    2025年10月01日
  • いつかの人質

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    芦沢央の4作品目の長編。
    始まりは、幼少期の偶然が重なったことで起きた誘拐事件から物語が始まる
    誘拐された宮下愛子は、不幸にも負傷して盲目になってしまう。
    12年後に再び愛子が誘拐事件に巻き込まれるのだが
    その背景に、12年前の誘拐事件が浮かび上がる

    途中までは、盲目状態で誘拐される描写にハラハラしたが、物語の視点となる主役が誰なのか分からなくなり、興味が削がれてしまった
    ミステリーをテーマというよりは、加害者側の心情や背景がテーマだったようだ。
    芦沢作品は、心情を描くのが上手い作家だと思う

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    2025年10月01日
  • 雨利終活写真館

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    祖母が遺影を撮った〈雨利写真館〉で働くことになった黒子ハナ。祖母の遺言状に隠されていた謎、お客様の12年ぶりの家族遺影の撮影での真実、そしてお客様の妊婦の母と共に写された遺影の謎と向き合っていきます。それと共に自分の中のわだかまりを徐々に消化していく物語でした。

    装画から勝手にイメージを膨らませていたのとは全然違っていました。まさか謎解きみたいな感じだとは思いませんでした。

    雨利写真館で働く人たちは、それぞれ個性が強いのに、それが合わさるといい具合にバランスがとれていました。

    ハナのクイズ好きの祖母、遺影をとるために集まった親子と孫、妊婦の母達の写真、どれもが素敵な写真になったことが伝わ

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    2025年10月01日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という特徴的なフレーズから始まる短編集。ちょっと不思議だったり、ホラーだったり、感動的だったり。さまざまなお話を楽しめました!いきものがかりの水野さんや、背筋さんのお話も入っていました。個人的には「母の箪笥」に涙し「猟妻」はゾクっとし、「パルス、またたき、脳挫傷」の表現に驚かされました。サクッと楽しめる一冊です。

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    2025年09月28日
  • 今だけのあの子

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    女性の友情
    もしくは始まるであろう女性の友情の話
    私は文庫本で読んだのだが、最後の解説まで読んだら「ほほぅ」と唸った
    サラッと読んだら気づいてないことが
    あるもんだなぁ

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    2025年09月28日
  • 貘の耳たぶ

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    自分は出産経験が無いのだけど、解説の方のように繭子のことは好きになれません。本人を含めて全員のことを苦しめ抜いてる繭子を本当に許せない怒りの気持ちでずっと読んでいました。本当に苦しくなります。航太に1日も早い穏やかな日が来ますように。

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    2025年09月20日
  • だから捨ててと言ったのに

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    色々な作家さんの話が読めるオムニバス方式で
    楽しめた
    自分も目当ての作家さんが何人かいたのでそこから読んだが、順番もバラバラで読み始めても良いので気楽でした

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    2025年09月15日
  • 今だけのあの子

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    帯か期待を持たせるものだったのと、悪いものが来ませんようにの作者さんなのでドキドキを求めてたら意外とそうでもなかった。‥はずなのに、最後の解説まで読んでそういうことだったのかと、評価0.5位上がりました。解説まで読むのおすすめです。

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    2025年09月15日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けなのですごくさらりと読めてしまう。短編なのでいきなり怖さを出してくる感じがよい。バッドエンド多めなのもよい。

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    2025年09月14日
  • 魂婚心中

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    【私はただ、自分が嫌な思いをすることより、自分を嫌いになることの方が怖いだけ】
    特殊な設定と独特な世界観で繰り広げられる芦沢さんの新境地・6篇のSFミステリー短編集。死後結婚用マッチングアプリが普及した社会で「推し」への愛の暴走を描いた表題作とこの短い物語の中に切なさを凝縮した「二十五万分の一」、そして超能力×ミステリーで先が読めない展開にハラハラさせられる「九月某日の誓い」が特にお気に入りだった。イヤミスの印象が強い芦沢さん作品の中でも読後感は良く、心地良い余韻が残る短編もあった。

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    2025年09月11日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋を題材とした短編ミステリー5作。奨励会や指導対局、駒師といった様々な切り口から物語が綴られており、著者の将棋愛及び造詣の深さが窺い知れた。

    特異な出来事に対する、登場人物の感情の機微が細やかに表現されており、完成度の高さを感じる。

    私のお気に入りは表題作の「神の悪手」である。奨励会でもがき苦しむ主人公の屈折した感情描写が白眉であった。棋譜をミステリーと絡める独創的な構築も高評価である。

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    2025年09月08日
  • 雨利終活写真館

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    それぞれのキャラに個性があるのに、
    活かしきれていない気がするのは自分だけか?

    もっと、面白くなりそうだけど、
    弾ける寸前で終わってしまった印象

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    2025年09月07日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    【収録作品】
    黒史郎 「えんまさん」
    太田忠司 「おはよう、アンちゃん」 
    加門七海 「青いコップ」 
    井上雅彦 「きれいずかん」
    斜線堂 有紀 「部分地獄」 
    宇佐美まこと 「おやすみ、ママ」
    澤村伊智 「靴と自転車」 
    芦沢央 「ログインボーナス」 
    宮部みゆき 「よあるきのうた」

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    2025年09月06日