芦沢央のレビュー一覧
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ネタバレ芦沢さんの本好きなので、表紙とタイトルに「えっ…でも、新境地なのかな?」と、ドキドキしながら読み始めた。
タイトルや挑戦的なデザインの表紙からは想像もできない、
将棋のプロ棋士と、奨励会を二段退会して東大予備試弁護士とキャリアを積んだ2人の男のお話。
友情物語と言えるだろうか。
二人とも、お互いに本当のことを言わずに嘯きながら付き合いを続けている。
心の中では、互いに相手に「こいつに言ってもどうせわからない」と思ってる。
まぁ、大人になると友達との付き合いもそんなものだよね。
だから、うまく付き合える範囲で付き合う。なんでも一緒のにこいち青春みたいなのは、まぁなくなる。
それぞれの人生と生 -
Posted by ブクログ
小説と映画、両方みてみました。
小説のが学生が高校生らしく、嘘を悩んだり焦ったりの心理描写が分かりやすかったです。
映画は父親と咲視点にフォーカスしているぶん、展開のオリジナル追加の多さや、咲の悪役っぷりが増している。早苗の特性が分かりにくく、感情に鈍感な人みたいになっているのは残念。
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闘魚のベタを狭いクラスという空間に入れられた女子高生たちと比べて表現しているんだろうけど、そこまでベタに詳しくないので種類を詳しく言われてもピンと来なかった。
スクールカースト、いじめ、心理学、動物の行動学、発達障がい、聖書…など。
初期の頃の作品なので、短い小 -
Posted by ブクログ
ネタバレ終活専門の写真館、つまり遺影を撮ることを専門としている写真館を舞台とした、日常系ミステリー小説。
ミステリー自体は存在感のある副菜的な扱いで、主菜は主人公黒子ハナの心に秘めた家族との屈託について。この娘、とんでもなくタイミングと運の悪いことが時折あって、そりゃ屈折もするわ…というかこの程度の屈折で済んでいるのが偉いと思えるくらい。
10年以上も前の作品で、文庫化にあたって手を入れているらしいが、最近の芹沢作品に比べるとちょっと違う感もあるし、ホームズ?役の雨利カメラマンの扱いがぞんざいすぎ等のアラもあるけど、ラストにハナの未来に明るさが見えたので良し -
Posted by ブクログ
将棋好きとして読んでみた
プロ棋士になってもうだつの上がらない男とプロ棋士になることもできなかった男の話
世の中藤井聡太みたいな主人公ばかりではないし
そのライバルキャラや脇役になることすらできない
背景のような存在でどんな惨めな状態でもそれでもその人たちなりに生きていかなくてはいけない
その人たちなりの悩みや葛藤、後悔を引き摺りながら
後戻りもできないし
開き直ってがんばることもできない
わかりやすい絶望もないが
救いはなく呪いを抱えて生きる
そんな暗くて重い話
最後のオチは明るいようだがきっとそんなことじゃこの先は変わらないんだろうなとも思う
将棋漫画も増えてきたけれど漫画じゃこういう心理