芦沢央のレビュー一覧

  • もの語る一手

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    八人の作家の手による将棋がテーマの作品を集めたアンソロジー。
    ホロリとくる話から胸糞が悪い話、ミステリ調のものから時代ものまでバラエティに富んだラインナップ。

    好きなのはジワリと温かい気持ちになる青山美智子さんの「授かり物」と、棋士になる夢を捨てきれなかった男を描いた橋本長道さんの「なれなかった人」。
    装画が伊奈めぐみさんというのも将棋アンソロジーにぴったりでした。

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    2026年01月24日
  • 雨利終活写真館

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    ネタバレ

    既婚者に騙された女性が
    遺影専門の写真館を訪れて、その場所で働く。

    祖母の遺書には長女への遺産だけが残されなかった謎。
    遺産は切手

    転落した母親をしばらく助けようともしなかった少年。
    少年は色覚異常。

    妊婦さんの遺影に残された知らない名前の人物。
    名前の人物は死産した胎児。
    ほのぼのする内容でまあまあ楽しめた。

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    2026年01月24日
  • 嘘と隣人

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    自分にとって馴染みのある駅が舞台として多く出てきたので感情移入できた部分もあるけど、物語としての満足感はそこまで高くなかった。
    どんでん返し感はそんなになく、真相はどうなのか定かじゃない話の短編集という感じ。
    この著者作品は自分には合わないのかもしれない。

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    2026年01月23日
  • だから捨ててと言ったのに

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    ネタバレ

    2026.01.22 (木)

    短編で手に取りやすく読んだことのない作家さんも多い中、読みやすかった。
    金子玲介目当てで購入したけど、いくつか気に入った作品があって嬉しかった。
    岡崎隼人 「パルス、またたき、脳挫傷」
    砥上裕將 「母の箪笥」
    五十嵐律人 「累犯家族」
    荒木あかね 「重政の電池」
    金子玲介 「恋文」
    背筋 「こわくてキモくてかわいい、それ」
    多崎礼 「海に還る」
    柾木政宗 「切れたミサンガ」
    夕木春央 「擲たれた手紙」
    麻耶雄嵩 「探偵ですから」

    この作品たちが好きだった。なかでも 「重政の電池」が1番良かったかも。余韻も好きだった。

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    2026年01月22日
  • 罪の余白

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    高校のベランダから転落死した娘の転落理由を調べる父親の話。人が罪を隠すためにさらに嘘を罪を重ねていく愚かさにうんざりとする。これだから人間は、と自分を棚上げして嫌になる。父親を称賛するつもりはないけど、そうした理由が嫌になる程分かる。

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    2026年01月22日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    あんまり好きじゃなかったかも。
    やっぱり短編集だと物語に入り込めなくて。

    どれも後味悪いお話だったけど、特に一番最後の不倫男の話が嫌だったな〜。
    何気ない一挙手一投足が相手の罠に嵌められていく感じが恐怖だったし、もしも自分が同じような立場になったら絶対うまく立ち回ろうと、今後の教訓になった。
    主人公の女性の旦那さんは、妻が不倫してると思い込んだ上で見逃そうとしてたわけだけど…
    これからどう弁解、説明してもまさか信じてもらえるわけないし
    変に隠し通そうとした結果、本当に取り返しのつかないことになってしまって、、、。
    不倫男は、年下の元カノが成功してる横で自分は清掃の仕事してて、そんな自分を見も

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    2026年01月22日
  • おまえレベルの話はしてない

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    感想
    同期でもライバルだから素直に応援できない複雑な気持ちが書かれる。

    神童と言われたものたちが集まり、さらにその中で篩にかけられる厳しい世界。プロになれなかったものはどう人生を歩めば良いのか?


    あらすじ
    プロ棋士になって思い通りに成績が上がらない芝。同期で出世頭の謙吾。うだつの上がらない芝は自分の立ち位置を見失いつつあった。

    プロ棋士になれず奨励会を辞めた大島。猛勉強して東大に入り、弁護士として働いている。奨励会にいる息子に心配をかけないように破産手続きをする案件を扱う。

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    2026年01月20日
  • 嘘と隣人

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    引退した元刑事の正太郎。元警察官ということもあってか身の回りで起きた事件の相談を受ける。警察官さながらの行動と推理力で事件の真相を明らかにする。そんな事件を扱う短編集である。個人的に面白かったのは「最善」だ。電車の中で抱っこひもを解いて乳児を線路下に落とす事件と痴漢の事件が発生する。痴漢の容疑者は2人。そして1人の男はもう1人の容疑者に取り調べの隙をついて逃がしてしまった。そして、その結末は納得度も高いものだった。その他の作品もどんでん返し系の展開が面白い。

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    2026年01月18日
  • 罪の余白

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    ずっと気になってた芦沢央さんの作品が読んでみたくて、まずはデビュー作であるこちらを手に取った。 
    想像してたほど難しくなく、嫌な感じもさほどなくサクサク読めたものの、情景を思い浮かべるのが少し難しく感じた。きっとわたしの読解力が乏しいせいだと思うけど、人物の心理的な部分はとても伝わりやすかったのに比べて、光景というのか状況というのか、そういったものの表現が細かく描かれているわりに想像しにくかった。
    それでも、終わりに近づくほど読むスピードは加速していったし、後半は読みながらなんだか力が入っちゃって、読み終えたらすごく疲れていた(笑)
    前半は「小沢早苗」の存在の意味が分からなかったけど、最後まで

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    2026年01月18日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    短編なので刺さるのと刺さらないのがあった。
    忘却は良かった。
    罪悪感や欺瞞、老後のリアルな不安など、派手さはないけどなんとも処理しきれない微妙な心の動きに圧倒された。

    短編ゆえに展開が早すぎてイマイチ入り込めないのもあった。

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    2026年01月14日
  • 嘘と隣人

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    引退した元刑事へ寄せられる相談から日常的に起こりうる事件を紐解く短編集で、そのどれもが保身からなる嘘が後に大きな影響を及ぼすバタフライエフェクト的な要素がある。
    読み終わった後の爽快感は無く、どの話もスッキリしないイヤミスです。
    スッキリはしませんが、どの話も非常に読みやすく、スラスラーっと読めます。

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    2026年01月13日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    これは、どういう物語だったのだろう。
    タイトルの衝撃が強すぎて、読みながらずっと「おまえには分からない話だ」と突き放されているような気分だった。

    将棋のことはよく分からない。だからこそ、将棋ができる人の思考回路、いわゆる“天才”とはこういうものなのか、先が見えすぎることは苦しいのか、などと考えた。もっとも、先が見えているわけでもない自分にも、そう考えてしまう感覚への共感はある気がした。

    芝と大島は、お互いに「おまえには分からない」と思いながら、結局は依存し合っている関係に見える。厳しい将棋の世界と重ねて描かれてはいるが、友だち関係というのは案外こういうものでもあるのかもしれないとも思った。

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    2026年01月13日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    刑事を定年退職した男が隠居生活の中で起こる小さな事件を通して過去の事件捜査を思いどしながら謎解きをしていく短編5話
    前半のはなしは推理段階で終わり、真相がはっきりしないことにモヤモヤを感じすっきりしない。
    後半はトリックというか嘘をついていることを見破る展開だが、話がややこしい。
    もっとすっきり感を感じたかった。

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    2026年01月12日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    息苦しい小説だと思った。
    ミスや失敗を素直に認めて謝る、報告することはかなり勇気がいる。それがすぐにできる人もいるし、出来ない人もいる。私は後者で、怒られるのが怖い、とんでもないことになるのが怖い、恥ずかしい…など頭の中で考えすぎてつい保身に走りたくなる。走ったこともある。だから短編のうち特に「埋め合わせ」は読んでいて息が詰まりそうだった。彩瀬まるさんの解説でタイトルの意味を理解できた。

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    2026年01月12日
  • 神様の罠

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    改めて1冊の本の中でいろんな作家さんの文章を楽しめるのは面白い。それぞれの作家さんの特徴が出ていた。辻村深月さん、芦沢央さんのが個人的には好み。

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    2026年01月11日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    ☆4寄りの3にした。
    小学生が主人公ということもあり、夏を除いて一つひとつの話は小学生らしい悩みを解決する少しほっこりするような感じ。
    夏の話は、大人でも解決方法に頭を抱える重い話で、このようなことで苦しむ子供が現実にたくさんいることを改めて考えさせられた。
    エピローグは、水谷くんと主人公の会話がかなり重厚で、頭を整理しながらゆっくりと読んだ。ナチスの話と主人公の話を重ねたところは心にずしんと来た。

    最後、水谷くんに付いていくことをやめた主人公の心情が切なかった。6年生でも、これまでと同じような気持ちで一緒に過ごせていたらなぁと思った。

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    2026年01月09日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    なかなか読み進められない(褒めてる)

    この後の展開をなんとなく予想しながら
    こ、こわい!続きを読むのが怖い!ってなった

    予想しているが、結局斜め上をいくイヤミス流石です

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    2026年01月08日
  • 悪いものが、来ませんように

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    悪いものがこないように!と願って生きてると悪いものが来てしまうんだね。
    意識のし過ぎは、よくない。
    過去の経験、他人軸な生き方はよくない。
    どうにかなるさ、今、楽しいことをしよ!って思えばいいだけ。
    考え過ぎて、よくない方を選んだら、こんな顛末になるんだ。

    いずれにせよ。
    いやなら、そのストーリー(人生)下りて、離婚したり、すればいいだけで、誰かを殺してしまったら、人生終わり(楽しくないストーリー)だから、それは、しない方がいいと思う。

    小説だからね〜
    でも、やっぱり読んでみて、好みの内容でない。
    ドキドキして臨場感あるし、どうやって、事件が明るみに出るんだろ?とかそういう期待を持つので、

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    2026年01月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    谷絹茉優の文章読むために買ったけど他の方の作品も面白かった
    一番最初にお目当て読んじゃったせいで一から読み始めたら途中で飽きちゃった
    どことなくみんな構成似てる
    でも、「だから捨ててと言ったのに」で書き始めてくださいって言われたら自分もこうなるだろうなぁって感じ

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    2026年01月04日
  • 雨利終活写真館

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    遺影専門の写真館とは珍しいテーマの本だなと思って購入。
    私が知っているミステリとはまた違った感じだったし、遺影から想像するような悲しい要素はあまり感じなかった。

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    2026年01月03日