芦沢央のレビュー一覧

  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    トリックの種明かしがを先に決まっていて、そこからミステリー小説を作るというう逆転の発想の短編小説。どの小説も、オリジナリティがあって読みごたえがあった。

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    2019年09月12日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    2019.6.23.密室ミステリーの使い古されたトリック…窓やドアの内側のつまみ(クレセントやサムターン)に紐を巻きつけて、外から引っ張り、締めて密室をつくりだすというもの、を最初から使うと宣言して書かれたミステリー集。似鳥鶏、友井羊、彩瀬まる、芦沢央、島田荘司による。ミステリー集のコンセプトが面白いなと思った。

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    2019年06月26日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    外から鍵を閉められた密室もののアンソロジー。
    同じテーマにも関わらず、いろいろな切り口で面白かった。
    無理やりなトリックを使わなくても、ベタなりに新鮮に感じた。

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    2019年05月17日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    同じトリックを使ったアンソロジー。
    先にネタを明かされているので、どうストーリーを進めるかが読むポイントとなっています。
    どの作品も面白かったですが、薄着の女にはやられた!と思いました。
    サンタはトリックが違うのではと思うのは私だけかなぁ。

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    2018年12月15日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    同じ密室トリックを使ったアンソロジー。使い古されたものをそれぞれの作家が描く世界。どれも面白かった。似鳥さんのがやっぱり好き。大叔母のことの設定も好きだし、薄着の女のオチも好き。

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    2018年11月18日
  • 悪いものが、来ませんように

    ネタバレ

    残念!

    かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
    奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
    とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
    同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
    「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
    そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
    (この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご

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    2018年05月13日
  • 猫ミス!

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    猫が出てくるアンソロジー。どれも良かった。全部猫目線かと思ったらほとんどが人間目線。「オッドアイ」の少年二人が爽やかでよかった。死んだ猫の目の色を確かめるのがお話のポイントだけど、白猫のオッドアイの確率は高いと思うのでどうなんだろ。

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    2018年04月16日
  • 猫ミス!

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    猫が絡んだミステリー集。小松エメルの「一心同体」が面白かったかな。秋吉理香子の「呪い」はオチが予想できるけど、それでもじわりと来るイヤミス。さすがですね。

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    2017年11月29日
  • 猫ミス!

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    猫とミステリーの相性がいいのはその内面が謎に満ちている(何考えてるかわからん)からではないでしょうか。
    アンソロジーなのでどれもミステリーとしては薄味ですが、ストーリーに猫である必然性が(ある程度は)あるので、猫小説としては全然ありでしょう。
    でも恒川氏の『猫どろぼう猫』はホラーです。すげー浮いてる。怖い。
    あと、表紙がダサい。

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    2017年10月21日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    どの短編も実際にありそうなリアリティがある話だった。いや、実際にあると思う。特に埋め合わせの話は誰しもが一度は経験したことなのではないかな?と思う。

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    2026年08月22日
  • あなたが正しくいられたとき

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    2026年17冊目。ガツンとくる短編は個人的にはなかったけど、最後の投了図が哀愁があってよかったな。

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    2026年08月20日
  • あなたが正しくいられたとき

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    日常に潜んでいる怖さを描いた短編集……でいいのかな。
    題名にもなっている「あなたが正しくいられたとき」はヒヤリとする(自分もそうじゃないかとかんがえて)怖さがあって、読後もずっと印象に残っている。確かに「自分は正しい」と思い込んでいる人間はいる。私はいい加減な人間なので、何か気後れしてしまうから近づかないのだが。
    正しさについてしばらく考えてしまった。
    (いくら理由があっても娘を川に落とす母親はさすがにいないだろうから、その点では現実感ゼロだけど、男が好意を持たれてると誤解しやすいところなんかはリアリティあり。)
    他の作品はそれほど……という感じ。
    トータルでは星3つが妥当と思う。

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    2026年08月20日
  • 魂婚心中

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    ネタバレ

    心に残ったのは、最後の『九月某日の誓い』だった。『火のないところに煙は』は、神楽坂の印刷会社に染みが寄る人怖だった。『夜の道標』は灰色の町の社会派だ。波留が車に飛ばされる場面は、わっしわしと心臓を摑まれた。非常にいい。『おまえレベルの話はしてない』は、短編の形を取りながら長編文学といっていい。将棋だ。奨励会の切っ先が自分に返ってくる。これも非常にいい。名人戦の観戦コラムでいらしたときの、将棋界への視線が温かかったのを、いまも思い出す。

    表題作は、未婚のまま死んだ者同士が結婚できる世界だ。律子は浅葱を推してい、死後に結ばれたいと願っている。正直、ピンとこなかった。推し活への理解が足りないのかも

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    2026年08月19日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    それぞれ面白さが違って、個人的には米澤穂信さんと荒木あかねさんの話が好みだった。他にも警察小説アンソロジーがあるので、知らない作家さんの話を読んでみたい。荒木さんは初めてなので彼女の小説を探します。

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    2026年08月18日
  • あなたが正しくいられたとき

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    イヤミスの短編集。
    最初のタイトルの短編、いくら川で溺れて父親が助けるため溺死したからって、その記憶をアップデートさせる為、助かる条件を揃えたからってまた我が子を川にわざと突き落とすかね。
    小説としてはさらっと読める。

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    2026年08月18日
  • 魂婚心中

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    発想はいいのに、中身はあまりだった。
    魂婚心中は内藤了のよろず建物因縁帳に死後婚の話があったから、知ってはいたものの。現代風にアレンジ。
    でも、突っ込み所が満載で。死後すぐ相手を探さなきゃいけないのに、マッチングアプリで一般人だったら、同時期に死んでる人なんて、相互フォローの人の中からは見つからないでしょ…とか。
    最後の九月某日の誓いがよかったから、星3っ。
    それがなかったら、1っ減。

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    2026年08月18日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察ミステリーといっても、切り口を変えるだけで全然違う物語になる。
    行きつけの店で事件を推理する二人の刑事、オカルト好きの警視、巡査長の拳銃自殺、帰署中のトラブル、元警官の探偵…などストーリーは多岐にわたる。
    どれも面白いけど『プライドの隙間』のテーマと真相がわりと好きだった。

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    2026年08月17日
  • あなたが正しくいられたとき

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    ネタバレ

    表題作をはじめとする6つの短編集。
    どれも短く読みやすかった。
    読みやすい分あっさりしすぎているというか、物足りなさはあった。

    どの話でも人間の心の中にある、黒い部分を描いていると思う。
    怪しいと思える行動の裏に隠されている事実を読み解いていくようなストーリー。
    「悪」に見えるものも実はその人なりの誠実さから来ているものだったりして、物事の本質って一面からでは分からないということを実感させられる。

    「立体パズル」だけは少し納得いかなかった。
    殺人犯が住んでいた、というだけで十分引越しの理由になり得るでしょうよ…。
    そこにわざわざ見え透いた嘘を重ねる必要はないはずで、こじつけにしか思えなかっ

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    2026年08月16日
  • おまえレベルの話はしてない

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    タイトルに惹かれて読んでみた。棋士の世界の競争、プレッシャーの凄まじさは伝わってきたが、「芝」の話はあまり理解できなかった。

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    2026年08月15日
  • あなたが正しくいられたとき

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    一話目の表題作がまずこの作品全体のイメージを作る。単純な正義を拒否する元カノが、自分の目的のために、その信用していない正義を利用する。
    「そんなことのために」「そんなことをする」彼女は怖い。ただ、理解し得ない思考だと思う一方で、自分の正義を点ほども疑うことができなかった窪田に対しても、気持ちのどこかが距離を置こうとする。
    「そんなことのために」「そんなことをする」女性は「立体パズル」にも登場する。うっすら怖い。
    決して幸せな結末ではないが、「投了図」は、未来の才能に託すことで自己を振り返るラストに光がある。「代償」も、望んだ結果ではなかったが、物書きとして生きる道を選ぶ結末に未来を感じる。

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    2026年08月15日