【感想・ネタバレ】おまえレベルの話はしてないのレビュー

あらすじ

夢を叶え孤独に壊れ続ける芝と、夢を諦めて社会的には成功した大島。夢に青春を食われた二人の、身をよじるほどの嫉妬、羨望、そして侮蔑――暗い激情の奔流に飲み込まれる著者の最高傑作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これは青春小説なのかな。普通なら、芝サイドと謙吾サイドの2章にしても良さそうなものだけれど、芝の章と大島の章という2部構成なのがちょっと意外だった。タイトルを言葉だけで解釈しようとすると、上から目線に思えてしまうけれど、タイトルの意味は、逆に下から目線(見上げている感じ)なのだろうな感じられた。なかなか思ったようにいかないことも多くて、又吉直樹『火花』に似ている印象を受けた。

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2026年01月31日

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これは……
読んでいて苦しい
棋士の先生方が口を揃えて
リアルだ
という

読んでいるだけでこんなに苦しくなる世界が現実だとは!
そんな世界で戦い続けているなんて!!

そんな棋士の先生方を応援させていただ方いることに感謝しかない

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

将棋に命削っているのに報われない話で、トゲトゲしてるし、繊細だし読んでいてとてもドキドキした。頑張っても無理なものは無理。やめる理由を見つけられるといいのだけど、逃げられないとホントに先のことが分からなくなって未来に不安しかない気持ちはとてもよく分かる 90

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2026年01月18日

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ものすごく良かった。取材もしっかりされたんだろうが、経験してない苦悩をよくここまで書けるなぁ。さすが芦沢央、と改めて思った。

停滞した四段棋士芝と、二段で退会した大島。
時間をカウントされ、水を飲む=投了するな、と思える程度でないと、「芝」は難しいかもしれない。
一方「大島」のほうは奨励会の制度からきちんと説明してくれる。
大島は三段リーグに進んでいないというところもポイントで、元棋士仲間からも本当の苦しみを知らないと思われている。それも絶妙。

また、AIや研究会に触れられているのも面白く、ABEMAで評価値越しに対局を観ているのが、とても乱暴なことなのではないか、とも思うようになった。

「評価値を下げる手はまちがいだ。でも、たたかう僕らに評価値は見えない。真の岐路は五十二手目だったのだとしても、僕らにとっての岐路は三十四手目だった。一秒も思考に浮かばない手は、リアルタイムの僕らのなかには存在すらできない。」

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2026年01月10日

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将棋の世界を描くときに必ず出てくる、奨励会のはなしと26歳という年齢。
奨励会の同期で、ともに26歳の青年2人をそれぞれ描く。
一人目は無事にプロ棋士になったが思うように勝つことができない芝。もう一人は早々に退会し、東大を出て弁護士になった大島。
ともに何かしらの成功をつかんだはずなのに、ぬぐえないコンプレックスと焦燥感。
漠然としながらも、心のどこかを握りつぶされるような感覚。
作者自身も何かを削りながら書いたんだろうなというのが伝わってくる作品でした。

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2025年12月18日

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普段家族が将棋をABEMAやNHKで見ているので、多少の馴染みはある。
棋士の頭の中は本当に未知の世界。芝の章は文章にも癖があって読みにくいけど、これが自分には理解できない棋士の頭の中なのかなぁと思いながら読んだ。
AIの導入で、棋士がミスするのを楽しむエンタメになった…… 的な文(うろ覚え)を読んだ時、終盤で大逆転する盤面は確かにおもしろくはあるなぁ…… と棋士の気持ちも考えずに思っていた。将棋を楽しむにハードルを下げてくれたAIは偉大だけど、弊害もあるのかもしれない。

大島の章の、芝との差を感じてしまうところや、奨励会の厳しさ、辞めることへの葛藤が苦しくて、フィクションだけど、かなり取材をしているようなので、こういう悩める棋士がいるのだろうな、と、これまでとは違う視点で将棋を見るようになった。

評価があまり高くないけど、自分は楽しめた。

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2026年04月19日

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出た当初にサイン本で購入したのに、読み終わる喪失感が嫌で、半年以上読まずに取っておいた本を一気読み。
将棋界のことをこれだけ文学として昇華して書けるのはスゴイなあと感嘆。けど純文学体で書くことは読者側にとっての必然性がない気も(でも芝の心中の表現はこのほうがいいのかもだし)。
生粋の将棋ファンとしては、棋士や観戦記者の方以外でこれだけ将棋界や棋士のことを描ける作家に感謝。(『神の悪手』はオールタイムベスト級に好き)
なお、奨励会に興味ある人は、大崎善生『将棋の子』と合わせて読むのがオススメ。

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2026年03月28日

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プロ棋士になったにも関わらず燻り自暴自棄になっている芝とプロになる夢を諦め弁護士になるも鬱屈を抱える大島の話がそれぞれの視点から描かれる

芝の気持ちが少し詠みにくく感じて自己分析の上で諦めた大島視点の方が理解しやすかった

パラリーガルの井野からすれば大島も弁護士になれた、自分が叶えられなかった夢を叶えている存在なんだけどそこには中々気付きにくい

渦中の人にとっては上には上がいて自分はまだ下で足掻いている状態
そこで死にものぐるいで戦って勝てなければ死んでいるのも同じなんたろう

餓えとか枯渇した状態から逃げたくても逃げられない
そういう世界でしか生きられない人がプロになるのかもしれない

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2026年02月04日

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あっという間に読めました。
何と言ったらいいのか、20代の頃の何かに夢中になっていた夏のモヤモヤしてた自分を思い出して苦しく切なく感じながら読めました。
芦沢央さん、オススメです!

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2026年01月14日

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インパクトある表題に読む前からワクワク。将棋の世界の厳しさをひたっと知ることとなった。奨励会、年齢制限など、身を置く青年達の葛藤にジワジワ、ズキンときた。

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2025年12月26日

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◾️ページ数 P185

◾️感想
冊表からも題名からもどんなヤンキー本かと思う、その強烈なインパクトに惹かれて読み始めたらまさかの将棋かーい‼️
中盤までは専門的すぎる内容に少し中だるみしたけれど、後半グッと引き込まれた。
将棋好きが読んだらもっともっと面白いんだろうなと思った。
棋士はこんなにも苦労する世界なんだなあと初めて知った。

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2025年12月17日

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ネタバレ

芦沢さんの本好きなので、表紙とタイトルに「えっ…でも、新境地なのかな?」と、ドキドキしながら読み始めた。

タイトルや挑戦的なデザインの表紙からは想像もできない、
将棋のプロ棋士と、奨励会を二段退会して東大予備試弁護士とキャリアを積んだ2人の男のお話。

友情物語と言えるだろうか。
二人とも、お互いに本当のことを言わずに嘯きながら付き合いを続けている。
心の中では、互いに相手に「こいつに言ってもどうせわからない」と思ってる。
まぁ、大人になると友達との付き合いもそんなものだよね。
だから、うまく付き合える範囲で付き合う。なんでも一緒のにこいち青春みたいなのは、まぁなくなる。
それぞれの人生と生活があるから。

大島がプロになれなかったからこそ続いている友情…という、このお話の根幹が歪なものでもある。

私がこの本で唯一感動したのは、芝が、棋士を職業ではなく状態だと思っているというところだ。
これは、すごくしっくりきた。
子どものときから将棋をさしてるだけ。
やってることは変わらない、プロであるか、アマであるか、それは職業ではなく状態にすぎないとは、うまいこと言うなと。さすが芦沢さんだと唸った。
もしや芦沢さんご自身も、小説家は職業ではなく状態だと思うことがあるのだろうか。

プロ棋士と弁護士というのは、並べてしまうと、どうしたって弁護士の話は見劣ってしまう。
芦沢さんが書きたかったのは破産手続きじゃなくて、破産者の息子の方なんだろうけど、
山形の破産事件を東京の弁護士に頼むというのも含めて、こじつけのような、無理に水流を作ったように感じてしまった。

芦沢さんの本が本当に好きだったから、なんだろ、無理してるんじゃないかと思ってしまったりして。
芦沢さんの好きな将棋の話で、新境地開いてくれたら嬉しいけど。
芝の章は、最後いきなり生まれ出る悩みのオマージュみたいで、痛々しさを感じてしまった。
読んでてモヤモヤが残る感じだった。

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2026年04月06日

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思ってたのと違うジャンルでびっくりしました
知らない世界、面白かったです 
苦しくてハラハラしました、、、

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2026年03月27日

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将棋のことが全くわからないので、知っていたらもっと面白く読めたのに…と思いました。

人間はそこに立たないと見えないものってありますよね。立ち位置が違うと見え方も違うもの。相手の立ち位置から見た風景はどんなものだろうと想像することが優しさなのかな。

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2026年03月25日

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将棋好きとして読んでみた
プロ棋士になってもうだつの上がらない男とプロ棋士になることもできなかった男の話
世の中藤井聡太みたいな主人公ばかりではないし
そのライバルキャラや脇役になることすらできない
背景のような存在でどんな惨めな状態でもそれでもその人たちなりに生きていかなくてはいけない
その人たちなりの悩みや葛藤、後悔を引き摺りながら
後戻りもできないし
開き直ってがんばることもできない
わかりやすい絶望もないが
救いはなく呪いを抱えて生きる
そんな暗くて重い話
最後のオチは明るいようだがきっとそんなことじゃこの先は変わらないんだろうなとも思う
将棋漫画も増えてきたけれど漫画じゃこういう心理描写中心にはできないよね

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

年齢制限のある奨励会に属しプロを目指すというのは
並大抵の努力と才能ではたどり着けない。
そこのギリギリのところで将来を考えながら悩み、指す。
もう無理だと繰り返し思っては対局に臨み続ける。
リアルタイムでAIが戦局を表示する今のしくみは
指す側にとっては辛いだろうな。

題名のおまえレベルの話はしていないにある
おまえは、どう考えても読者に向けられていると思う。
そうですねとしか言えない、厳しい世界。
私レベルが想像できる世界ではない。
でもそんな世界の片りんに触れられるのが、小説。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

表紙の絵と内容にギャップがあり驚いた。将棋の世界の厳しさは伝わってきたが、何を描きたかったのかよく分からず。

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2026年03月01日

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「芝」の章では平仮名が多用されていて読みづらく感じていた節もあった。しかしそれも次第に慣れて、全て読み終わる頃には芝の心の幼稚さ、子供っぽさを感じられていいと思った。

この本は中身も何も知らない状態でジャケ買いした一冊。将棋なんて今まで気にして生きてこなかったから、題材が将棋だと分かったとき、専門用語が出てきたときなかなか気が進まず読むスピードが落ちた。それでも、将棋とは人生を懸けるほど面白いのか、興味が湧いて将棋を学び始めてみた。
この本のおかげで将棋の面白さを知った。もっと深く知ろうと思った。芝が人生の中心としている将棋はきっと自分にとってただの趣味で、ちょっとした関心ごとで。きっと人生のごく一部にしかならないだろうけど。

もし将棋について深く知ることが出来て、再読するなら「大島」の章から読んでみたい。なんせこの本は、視点の違いが面白い。

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2026年02月10日

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あきらめ方がわからない、逃げられないって、ちょっと依存に近い考え方だ。
綺麗でキラキラしてるんじゃなくて、ドロドロで薄暗い部分を描いているのが妙にリアルだった。

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2026年02月05日

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棋士の話。過酷な競争を経てプロになったはいいものの、そこから先もまた果てしない競争の日々。自分がどういう人間か、他人からはわからないし、他人だからこそ見えるものもある。

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2026年02月02日

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突き進む思いを突き進むか手放すか考える小説。

将棋のプロ棋士を目指した二人が別々の道に進む。
一人は継続しプロ棋士を目指し、もう一人は東大卒業後、弁護士になる。
どのタイミングで決断するか。好きなもんをどのようなきっかけで手放すのか。

夢に人生を賭けた二人の物語は、自分にはない価値観だっとので刺激が凄かったです。

将棋界の世界には疎いにでなかなか内容が入ってこなくって苦戦しました。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

感想
同期でもライバルだから素直に応援できない複雑な気持ちが書かれる。

神童と言われたものたちが集まり、さらにその中で篩にかけられる厳しい世界。プロになれなかったものはどう人生を歩めば良いのか?


あらすじ
プロ棋士になって思い通りに成績が上がらない芝。同期で出世頭の謙吾。うだつの上がらない芝は自分の立ち位置を見失いつつあった。

プロ棋士になれず奨励会を辞めた大島。猛勉強して東大に入り、弁護士として働いている。奨励会にいる息子に心配をかけないように破産手続きをする案件を扱う。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、どういう物語だったのだろう。
タイトルの衝撃が強すぎて、読みながらずっと「おまえには分からない話だ」と突き放されているような気分だった。

将棋のことはよく分からない。だからこそ、将棋ができる人の思考回路、いわゆる“天才”とはこういうものなのか、先が見えすぎることは苦しいのか、などと考えた。もっとも、先が見えているわけでもない自分にも、そう考えてしまう感覚への共感はある気がした。

芝と大島は、お互いに「おまえには分からない」と思いながら、結局は依存し合っている関係に見える。厳しい将棋の世界と重ねて描かれてはいるが、友だち関係というのは案外こういうものでもあるのかもしれないとも思った。

作者は若い男性なのだろうかと思っていたら、芦沢央さんは自分より少し若い40代の女性だと知り、さらに分からなくなってしまった。

装丁のイラストのインパクトも強く、芝=表紙のイメージが頭から離れなかった。プライドが高く、見下したようにも見えるそのイラストのせいで、純粋に文章から想像を広げる読書ができなかったようにも思う。こういう作品は、登場人物の顔や雰囲気を決めつけるような表紙にしないほうがいいのかもしれない、などとも考えた。

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

人は視覚で物事を判断してしまいますね!
この表紙はなんと挑戦的、いや好戦的なんでしょう。しかも『おまえレベルの話はしてない』。
完全にオラオラとマウントとられて、気持ちいい作品だと思ってました。芦沢央著、期待MAX。

将棋棋士の話なのは知っていたのですが、
想像と全く違う展開で。表紙にいたイケメンオラオラ兄さんはどこへ。
『おまえレベルの話はしていなーい!』と
言ってくれるんじゃないの?
主人公芝くん、将棋プロなのにやる気が終始ない。最後まで覚醒せず。。。

2話構成で「芝」、「大島」二人の視点になりますが
夢を追って棋士になった「芝編」は読むのがつらい。将棋のこと知らない人は飛ばすしかないページがチラホラ、そこに夢を追う若者の青春?を鬱屈をからめるもんだから、正直楽しくない。よくわからんひらがな表記も効果不明でした。

一方、棋士の夢を諦めた「大島編」はストーリーが読みやすく、これはこれで楽しめせめてもの救いでした。

プロの棋士になること、昇段していくことの大変さを描くことは成功しているとおもいます。
ただ、期待していたのはそんな世界を
ぶち壊すようなダークヒーローだったんです、ワタシは。

力作だと思いますが、芦沢さんの魅力を出すなら
もう少し、いやもっと芝を個性的に描いて欲しかったかなぁ

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

タイトルや表紙のデザインでエンタメ性の高い話かと思って読み始めましたら、全然違いました。
 棋士を目指す夢を諦めることができるかできないかということが軸になったお話しでした。
 芝編と芝の友達の大島編になっていましたが、大島編の方が私は面白かったです。自己破産のシステムが少しわかり。芝編では奨励会のことがもう少し詳しく書いてあると面白かったかも。(コミックの龍といちごのほうが奨励会について詳しく描かれていて奨励会について知りたい方におすすめです。)
ただ、芝編のこの一文はすごいです。
「AVサイトの無料動画で粛々とぬく。」
この短い短文で多くのことが表現されていて、記載しづらい内容ではあるのですが、ちょっと感動?びっくり?したので。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

20歳で四段に昇段して奨励会を抜け、プロ棋士になったものの、伸び悩んでいる芝悠大。
18歳でプロとなり、その後も順調に昇進し、タイトル戦挑戦者となった楢崎謙吾。
奨励会二段で脱会し、東大を経て弁護士となった大島。
大島が担当する自己破産案件の債務者の息子で、奨励会三段の瀧口太一。

26歳での定年に怯えながら、勝つことがすべての将棋の世界に青春のすべてを捧げる若者たちの、過酷である意味歪んだ面に焦点を当てる。

選ばれた天才たちの中でも常に最先端を走り続けられるほんの一握りだけしか成功できない世界で、あるいは挫折し、あるいは自信を失い、あるいは挫折した過去を引きずる者たちは精神的に追い詰められる。

題名からは如何にも自信に溢れた高飛車な若者の姿が連想されるが、確かにその世界に住む者たちからすれば、一般社会の人々はレベルが全く違うだろう。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これがアンチ青春小説…!
たしかに青春とは程遠くキラキラしておらず苦しい感じが伝わってくる。

将棋について全然知識がないので、各登場人物の心情や戦略は理解はできなかったが、世界が広がる感じがして個人的には面白く読めた。

途中までかなり重い雰囲気だったが、ラストはどこか爽やかに締められていて良かった。
芝と大島がまた昔みたいな気持ちで将棋を指せたらいいな。

ただ、謙吾についてもう少し深掘りしてほしかった…!
芝と大路のことをどう思っているのか気になる。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

装丁、タイトルのインパクトが強く、勝負の世界の深層心理が極限状態で描かれており、ヒリヒリしました。難関大学に行き一流の就職先で働いたとしても、プロ棋士とは頭脳能力のレベルが違う。プロ棋士になれる事自体、凄い事でありそして勝ち続ける事は更に至難なんだ、と改めて感じた一冊。

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

表紙と小説の中身が合ってないよな
気がしたが、自分には
理解出来ない何か意図があるんだと思った

実力の世界なので実際もこの様な感じなのでは
ないかと思ったがただ、現実を突きつけて来る
作品で読んでいて苦しかった
報われたら良いなと思いました

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夢って呪いなのか。

夢を叶えたはずなのに、どんどん壊れていく芝。
途中で諦めて、東大卒弁護士という社会的には成功した大島。

将棋の中の世界では、天才の中の天才しか生き残れない。
生き残っても、走り続けないと壊れてしまう。
AIという答えのようなものが出てきてしまって今は、さらに厳しい世界なんだろう。
誕生日を祝えない、将棋以外の知識も経験も得られない。そんな狭い世界は幸せなんたろうか。
でも諦めて社会的成功を掴んでも、諦めた事実から幸せを感じられない。

夢ってなんなんだ。素敵なものじゃなくて呪いなのか。
読んでて苦しかった。

最後、2人で何も考えず指せているといいな。

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2025年11月28日

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