芦沢央のレビュー一覧

  • 悪いものが、来ませんように

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    序盤は何を読まされているのか分からない感じで進んでいきます。奈津子と紗英の歪な友人関係に不快感を覚えました。

    中盤ではある事件が発生。
    ドンドン読む手が止まらなくなり始めました。
    奈津子と紗英が都度間違った判断をし続けるので、やきもきしながら読んでいました。

    終盤は一気読み。怒涛のどんでん返しラッシュがすごかった。終盤に行き着くまでの間で「これどういうことだろう?」とか「なんか日本語が微妙に変だな…」と思っていたところがどんでん返しで伏線回収されて、脳汁が溢れ出しました。

    この作品って、親の影響が子の性格を良くも悪くも形作ってしまう、ということが言いたかったのかなぁ。そういう点で、考えさ

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    2026年04月10日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    【収録作品】
    金子玲介「ゼリーに満たされて」
    斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
    法月綸太郎「次はあんたの番だよ」
    芦沢央「ひび割れ」

    最後の一行のインパクトが余韻を残す。
    「ゼリーに…」 宇宙人と男子小学生の交流。切ない。
    「人魚の骨を…」 島に人魚伝説の調査に来た女子大生と小学生たちの交流。いろいろな意味でエグく、ある意味エモい。
    「次は…」 探偵法月倫太郎もの。
    「ひび割れ」 ブラック会社の社員の末路。

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    2026年04月10日
  • 嘘と隣人

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    芦沢央さん、女性だったとは。刑事ものの斬り口といい、てっきり男性かと思っていた。
    夜の道標の平良刑事が定年後の姿で登場。ミステリーそのものは、ひねったストーリーで物語をしっかりと読み込んでいないと混乱の極み。隠された真実をついつい掘り起こしてしまうジレンマにとらわれる平良刑事がもどかしい。
    もう一回丁寧に読み込んでみないと細部を読み落としてしまった感が否めない。時間のある時にリベンジしたいようなおなかいっぱいのような(笑)

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    2026年04月08日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    芦沢さんの本好きなので、表紙とタイトルに「えっ…でも、新境地なのかな?」と、ドキドキしながら読み始めた。

    タイトルや挑戦的なデザインの表紙からは想像もできない、
    将棋のプロ棋士と、奨励会を二段退会して東大予備試弁護士とキャリアを積んだ2人の男のお話。

    友情物語と言えるだろうか。
    二人とも、お互いに本当のことを言わずに嘯きながら付き合いを続けている。
    心の中では、互いに相手に「こいつに言ってもどうせわからない」と思ってる。
    まぁ、大人になると友達との付き合いもそんなものだよね。
    だから、うまく付き合える範囲で付き合う。なんでも一緒のにこいち青春みたいなのは、まぁなくなる。
    それぞれの人生と生

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    2026年04月06日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    怪異だと思わせといて実はヒトコワでしたみたいなものはよく見るけど、怪異でもあるしヒトコワでもあるというのが珍しく感じた。
    「お祓いを頼む女」のお母さんや「妄言」に出てくる隣人なんかは絶対に関わりたくないなと思うぐらい不快だしリアルだった。

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    2026年04月06日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    日常で誰しもが選択を迫られるように、登場人物たちもさまざまな選択をしていくことになる。そしてその選択がちょっとした汚れを誤魔化すかのように拭いてしまうことで、その汚れはかえってどんどん広がってしまうのである。
    この作品を通して自分は選択を誤らないようにしていきたいと思うのである。

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    2026年04月05日
  • 罪の余白

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    小説と映画、両方みてみました。
    小説のが学生が高校生らしく、嘘を悩んだり焦ったりの心理描写が分かりやすかったです。

    映画は父親と咲視点にフォーカスしているぶん、展開のオリジナル追加の多さや、咲の悪役っぷりが増している。早苗の特性が分かりにくく、感情に鈍感な人みたいになっているのは残念。

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    闘魚のベタを狭いクラスという空間に入れられた女子高生たちと比べて表現しているんだろうけど、そこまでベタに詳しくないので種類を詳しく言われてもピンと来なかった。

    スクールカースト、いじめ、心理学、動物の行動学、発達障がい、聖書…など。
    初期の頃の作品なので、短い小

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    2026年04月05日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    汚れた手はその場できれいに洗いましょう。
    ごまかし、自己保身、ついうっかり。
    よくあるその場しのぎが破滅へのきっかけになってしまうこともあるのかも。

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    2026年04月01日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    全体的にいや…、べつにあなた達悪くなくない?みたいな感じでした。
    話は面白いしタイトルは秀逸だなと思いました。

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    2026年04月01日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人の闇をテーマに描かれたミステリー短編集。それぞれの作品に漂う背筋がぞくっとする狂気が、読者を絡め取るような魅力を放っています。特に表題作が印象的でした。村八分状態の祖母がその原因ともなった曽祖父と同じ墓に入りたくがないために曽祖父を殺したのではないか…という推理に、祖母の恨みの執念深さを感じました。人間の中に潜んでいる闇の部分を抉り出す作品達を読み、本当に恐ろしいのはやはり人間だな…と思いました。

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    2026年04月01日
  • 罪の余白

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    芦沢央さんにハマって作品を集めていた中でぶち当たりました。中学高校の頃がブワッと甦ってくる様な心理描写がリアル過ぎます。無事に大人になれた事が奇跡に感じるような。すごくしんどいです。安藤パパと早苗さんがこれから幸せになりますように。

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    2026年03月31日
  • 夜の道標

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    なんか中途半端な小説。阿久津が殺人を犯した理由も有耶無耶だし、そもそも殺人を犯したことも曖昧だ。ネグレクトの父親も事件後、どうなったのかも書かれていない。優生保護法について深く書いてほしかった。

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    2026年03月31日
  • 嘘と隣人

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    同一主人公による短編。面白かったのですか、なんか所々でつまずく感じがしました。モヤモヤしたという感想も多いようですが、わかる気がします

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    2026年03月30日
  • 今だけのあの子

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    少しずつ日を空けて読んだからか斜め読みしたからか、それぞれの章につながりがあることに気づいていなかった…
    ある意味で記憶を消してもう一回読み直したい。

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    2026年03月29日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    リアリティのある後味の悪い短編集。
    些細な汚れを拭くタイミングを逃してしまった者たちの悲惨な末路に煩悶した。

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    2026年03月29日
  • 罪の余白

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    自分の子どもが、絶望と恐怖に満ちた学校生活を送っていたら。それを自分に知らせまいと一人で耐えていたことを、失ってから知ったら。ある親子に起きた最悪の事態を、息が詰まる思いで読み進めた。

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    2026年03月29日
  • おまえレベルの話はしてない

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    思ってたのと違うジャンルでびっくりしました
    知らない世界、面白かったです 
    苦しくてハラハラしました、、、

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    2026年03月27日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    短編だけど主人公はずっと一緒で読みやすかった
    派手な展開はないけどちょっと考えさせられた

    『祭り』の松島光男の死体遺棄の原因が知りたい!!
    原因、書いてないよね?

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    2026年03月27日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    絶望とまではいかなくても「あぁ…自分がこの立場だったら…」とどんより暗い気持ちになる作品ばかりでした。芦沢さんの本はこれがはじめてでしたが、いやなことを煮詰めたような話をそこまで重くなく書ける方だなあと思いました。

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    2026年03月26日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    因果応報を描いた5編の独立した短編集。

    同作者の『許されようとは思いません』と似た雰囲気の作品だけど、私は前者の方が断然好みだった。


    5作の中で1番面白かったのは「ただ運が悪かっただけ」タイトルも皮肉が効いてて好き。

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    2026年03月25日