芦沢央のレビュー一覧

  • 嘘と隣人

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    連作短編
    警察官を引退した正太郎かわひょんなことから関わる小さい事件。
    どれも、少し受け取り方を変えれば、結末がかわるという…
    小さな証言の違いから真相が見えなくなる事って結構あるよね…

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    2025年11月30日
  • おまえレベルの話はしてない

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    表紙と小説の中身が合ってないよな
    気がしたが、自分には
    理解出来ない何か意図があるんだと思った

    実力の世界なので実際もこの様な感じなのでは
    ないかと思ったがただ、現実を突きつけて来る
    作品で読んでいて苦しかった
    報われたら良いなと思いました

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    2025年11月30日
  • 嘘と隣人

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    純粋な悪意の場合も、利己的な保身の場合も
    予期した以上に不幸が大きくなることもあり
    より複雑な事件になっていく
    熱帯夜のようなじっとり纏わりつくような内容だった

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    2025年11月29日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    夢って呪いなのか。

    夢を叶えたはずなのに、どんどん壊れていく芝。
    途中で諦めて、東大卒弁護士という社会的には成功した大島。

    将棋の中の世界では、天才の中の天才しか生き残れない。
    生き残っても、走り続けないと壊れてしまう。
    AIという答えのようなものが出てきてしまって今は、さらに厳しい世界なんだろう。
    誕生日を祝えない、将棋以外の知識も経験も得られない。そんな狭い世界は幸せなんたろうか。
    でも諦めて社会的成功を掴んでも、諦めた事実から幸せを感じられない。

    夢ってなんなんだ。素敵なものじゃなくて呪いなのか。
    読んでて苦しかった。

    最後、2人で何も考えず指せているといいな。

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    2025年11月28日
  • バック・ステージ

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    一つ一つの話はそこそこ面白いけど、連作短編の域を出ず、バラバラのピースが繋がる感覚はあまりなかったなぁ…
    演出家に騙される話と、中学時代の同級生を別の同級生と勘違いしてたが結果気づく話と、離婚した主婦の話はは無くても成立してた気がする…

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    2025年11月27日
  • 魂婚心中

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    知らずに読んだが、SF短編集でどの話も設定が突飛でどうなるのか分からない。

    魂婚心中
    新しい角度の推し活。推し活が深みにハマると、こうなるかもと少し思い当たる所を感じつつ読めた。

    ゲーマーのGlitch
    RTAって、こんなことをしてるのかと、知らない世界を覗き見た。RTA動画が見たくなる。

    この世界には間違いが七つある
    これを題材にする視点が凄い。その発想はなかった。
    綺麗なオチ。

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    2025年11月26日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    将棋のプロになれたものの、勝利を中々得られず成績がふるわない芝、プロにはなれず弁護士として活動するが、ずっと未練の残る大島。

    リアルで手触りのある日常の吐きそうな絶望が、すごく解る感じ。
    プロになれたとて厳しい世界で、それでもその光景に焦がれる気持ちも解り…
    道を違えた2人が、友達で居られますように。

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    2025年11月26日
  • 嘘と隣人

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    初読み作家。
    短編集5編。

    イヤミス的な感じだけど、個人的にはあまり。。
    衝撃度はあっても、少なめな感じ。
    他作品はどうなのかな。

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    2025年11月26日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    将棋のことはなんにも分からないんですが。でも夢を叶えてもその夢を維持するにはさらなる実力が必要っていうのと、夢を諦めて違う世界で成功してもどこかで妬ましい気持ちがあるっていうのがしんどく、読んでいてしんどい。芝君が幸せそうに見えないのは結局、「夢を叶えても幸せになれないじゃないか」っていう読み手である私自身の嫉妬みたいなもんなんだろうか。芝と大島のどっちが幸せなんだろうとか。読みながら色々と自分の中の黒い部分も見えてきた。反省したい。

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    2025年11月25日
  • バック・ステージ

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    今まで読んできた芦沢央さん作品は心が抉られる感じだったけれど、こちらはまさかの終始ほっこり優しい物語だった。ムカつく澤口にイライラしつつもしっかり成敗されたし、2人のちょっとキュンもあったりしてなんて読後爽やかなんでしょう。

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    2025年11月25日
  • 罪の余白

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    3.4

    芦沢先生の物語に出てくる嫌な女性像の解像度が毎度毎度高くてびっくりする。イヤミスたまらん。
    大きな伏線回収等はないけれど、復讐心を持った父親の表現がものすごい熱量で書かれているのが圧巻だった。

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    2025年11月24日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    テンポよく読みやすかった。
    主人公が同じで章ごとに話が違う形式だが、どれも絶妙な後味の悪さがあって面白かった。と思うと、最後の事件は後味悪いかと思ったら少し救いがあるようで、それもまた良い。

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    2025年11月24日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    短編5集
    【ただ、運が悪かっただけ】
    余命宣告されている妻と夫の物語。夫が後悔している過去の出来事。貸した脚立で死んだ人。それはあなたのせいではないよ、死にゆく娘から試されたんだからと理由づける妻。 ★★★

    【埋め合わせ】
    プールの水を大量に流してしまった先生が自分のミスを隠蔽する為に疾走する物語。
    嘘をついて騙そうとしてる先生に、さらにそのミスを利用しようとしている同僚だった。
    同僚は不気味で恐怖だった。ラストのどんでん返しは見事だった。★★★★

    【忘却】
    隣人が熱中症で亡くなった。数日前に間違ってポストに入ってた隣人の電気利用停止警告の手紙。
    亡くなった理由が手紙の渡し忘れかと思ったら

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    2025年11月24日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どれもミステリーというよりサスペンスの要素が強く、人が怖かった。「絵の中の男」が特に背筋が凍った。
    タイトルは短編集でよくある方式で、複数ある話のうち、最終話の特徴的なフレーズを抜き出したものだったけれど、一貫してつけられるサブタイトルだったと思う。
    どれも胸糞は悪いけれど、綺麗なオチがあった。
    叙述トリックにしてやられたときは悔しみながらもまんまと読み返してしまった。
    リフレッシュの時間に読むには重たかったが、短編集ということもあって引きずられすぎず読めたと思う。

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    2025年11月23日
  • 雨利終活写真館

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     芦沢さんデビュー2年目のハートウォーミングヒューマンミステリー。イヤミスではなく仄かな希望が見えるのが私の好み。雨利と道頓堀がいいキャラだ。後書きを読み、芦沢さんの作品への真摯な向き合い方を知った。芦沢さんのファンになってしまった。

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    2025年11月23日
  • 夜の道標

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    最後までどうして弦が殺人を犯してしまったのかよく分からなかった。自分自身でさえもどうしてこんな行動をとってしまうのだろうと思う事をよくやっている。でも、どうしてそうなったの!!??と思う登場人物が沢山出てきてザワザワとした気持ちになった。

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    2025年11月22日
  • 夜の道標

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    ネタバレ

    芦沢さんの本は初めて。スケールは大きくないがよくまとまっていた。最近犯人当てのものばかり読んでいたが、こういった動機を探るストーリーに、過去の優生保護法の暗闇を重ねた展開が重みを与え、こんな小説もいいなと思えた。当たり屋ケンちゃんのような小学生のパートは、構成としての脆さもあるし、警察側の深堀りは今一つだけど、全体として読み心地は悪くはなかった。タイトルは、あ、こういうことだったのかと思わせることで秀逸。

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    2025年11月21日
  • おまえレベルの話はしてない

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    3月のライオンやハチワンダイバーなどの将棋漫画が好きなので本書を見つけた時は、これはいけるなと思いながら手に取りました。

    普通に物語としては面白かったです。何か劇的な展開でもあれば評価はもう少し高くできたと思います。

    奨励会三段リーグでの過酷な戦いや、プロ棋士になってからの辛さがよく分かる内容でした。1年間でプロになれるのはたったの4人。人生を賭けるほどの思いで挑んでも9割が脱落する世界は、人を狂わせるほどのドラマがそこにあります。

    本書はプロになれた者と脱落して違う人生に進んだ者たちの悲喜交々が、読者を楽しませてくれます。

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    2025年11月20日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ただ好きだという事だけでいい気がするけど、勝敗がある世界ではなかなか難しいのかも。
    勝敗がない世界は、それはそれで自分に納得行かせるのが難しい気がするけど。

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    2025年11月19日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    じんわり怖い感じ。別個の話だと思ってたところに共通点が浮かび上がってラストに向かう感じがゾワゾワで良かった。現実味とホラーのバランス型。

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    2025年11月16日