芦沢央のレビュー一覧

  • 悪いものが、来ませんように

    ネタバレ

    残念!

    かなり序盤で奈津子と紗英の関係が判ってしまった。
    奈津子の専門学校、結婚のエピソードと紗英の年齢とで二人が同い年ではないことがわかる。
    とすると、「同級生でかつ親友」という片方が否定されるので、ひょっとして綴られている二人の関係をそのまま理解してはいけないんだな?と思う。
    同性愛者か?と思わなくもないが、それは文章がやんわり否定している。
    「友人」以上にお互いのプライベートに踏み込み、同性愛者でもない女性同士の関係となれば・・・。
    そしてオムツのエピソード。今時布オムツの効用にこだわるなんて、そんな年代って考えれば・・・。
    (この作者、まだお若いはずだが、布オムツのことなんてよくご

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    2018年05月13日
  • 猫ミス!

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    猫が出てくるアンソロジー。どれも良かった。全部猫目線かと思ったらほとんどが人間目線。「オッドアイ」の少年二人が爽やかでよかった。死んだ猫の目の色を確かめるのがお話のポイントだけど、白猫のオッドアイの確率は高いと思うのでどうなんだろ。

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    2018年04月16日
  • 猫ミス!

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    猫が絡んだミステリー集。小松エメルの「一心同体」が面白かったかな。秋吉理香子の「呪い」はオチが予想できるけど、それでもじわりと来るイヤミス。さすがですね。

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    2017年11月29日
  • 猫ミス!

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    猫とミステリーの相性がいいのはその内面が謎に満ちている(何考えてるかわからん)からではないでしょうか。
    アンソロジーなのでどれもミステリーとしては薄味ですが、ストーリーに猫である必然性が(ある程度は)あるので、猫小説としては全然ありでしょう。
    でも恒川氏の『猫どろぼう猫』はホラーです。すげー浮いてる。怖い。
    あと、表紙がダサい。

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    2017年10月21日
  • 悪いものが、来ませんように

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    読み始めてしばらく、何となく読みにくくてページが進まなかったのは、おそらく少しずつ提示されていたヒントのためだったのだろうと、後から納得。

    子どもがなく夫の浮気に悩む紗英と幼い梨里と暮らす奈津子、対等には見えないが仲の良い二人。彼女たちの関係は親友と言うには過剰で歪に見える。不妊に悩む紗英に対して、子どもを産むことが女の幸せと言う奈津子に違和感は否めない。
    事件は早々に起きる。誰が何をしたのかは明かされる。しかし、それが一体どういうことなのか、描かれているのに腑に落ちない。読み進めていくうちにうっすら予想される展開、そして奈津子の言葉からそれまでの謎が明らかになる。そこから読み直し必至である

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    2026年05月24日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    5編からなる短編小説。
    どれも最後はゾクっとさせられる終わり方…。
    私的には「姉のように」という作品は完全に騙されて読み終え、考察を確認したほどでした笑

    でもやっぱり基本的には短編より長編を読みたいなと実感。

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    2026年05月24日
  • あなたが正しくいられたとき

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    ネタバレ



    消防士の高校同窓会。元カノが旦那を亡くして四歳の子連れ参加。消防士目線、子供を見ずに突き落とした様に見えるが助けを求められて救助。そのまま一緒にご飯を食べて写真を撮られる。虐待だと思うが、実家で姉に話すと、水難で亡くした旦那についての記憶を消すためではと。主人公が正しいと思うことを行使することで、周りの人は混乱し傷つく。

    小説家が妻からもらったヒントや妻の経験をもとに、借金を職場の金庫破りをして返却し、時効まで逃げる話を書くと、実は妻がそれでびっくりしたはなし。

    劇中劇。アイドルが以前付き合っていた男性に脅されて襲われ続けてるのを殺してしまい、舞台の設定と合わせて密室にする。と、いう劇

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    2026年05月23日
  • 悪いものが、来ませんように

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    紗英と奈津子の2人の女性。共依存かと思うほどの近しい存在。
    あるとき紗英の夫が他殺体で発見される。
    紗英と奈津子、周りの証言を元に綴られていくお話。

    なんとなく変な感じ、違和感を感じながら最後の章で、騙されてたと感じる。

    あんなにたくさん違和感があったのに、なんで気付かなかったんだろう…とあとあと後悔というかなんというか。
    まんまと作者の術中にハマった。

    なんとも言えないこの読後感、ちょっとよく眠れそうにない。

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    2026年05月23日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    途中まで全部実話だと思って読んでた
    怖かったには違いないけど、、
    こじつけも結構ある感じだった
    夜は読まない方がいいのと、もし夜読むならその後に心がホカホカになるような本を読んで眠った方が良さそう

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    2026年05月22日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    誰しもが陥りうる日常の表沙汰にしたくない穴に嵌る
    まとわりつくような不快感が作品に散りばめられている。特に最後の章は顕著にあった。
    作品としての完成度が高いためか、心身健康でないときに読まないと楽しめないと思う
    別の意味であまり人には勧められない作品。

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    2026年05月21日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表題作を含む短編集
    叙述ものや語り部視点、結末からの回想などテーマも様々ありどれも最後には少なからずイヤな気持ちやゾクッとさせられる

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    2026年05月21日
  • 罪の余白

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    ネタバレ

    転落死した娘の死の真相は事故死なのか?自殺?はたまた殺人?と父親は娘の死により生きる気力もなく死の真相を探る、娘の日記から復讐を思うも、最後は最悪な結末にはならず、少し救われた感じ

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    2026年05月20日
  • おまえレベルの話はしてない

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    プロ棋士を続ける芝、プロ棋士を諦めた大島、それぞれの章で内側を語っていく作品。

    芝の章につては私レベルではわからない話でした。理解されず、そして孤独。おそらく、勝負師、何らかのプロの世界で戦っている人にしかわからない感情なのかもしれません。

    大島の賞はどうしてプロへの道を諦めたのか、その後どのように人生を歩み、また将棋と芝と関わっていくのかという心の動きがわかりやすかった。

    大島の心の動きをもっと読みたかったな、という物足りなさが残りました。

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    2026年05月18日
  • 魂婚心中

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    作者も書いているけど、テーマはバラバラの短編集。

    推しとファン、ライバル、先輩と後輩など様々な関係性かテーマとして書かれている。

    九月某日の誓い、二十五万分の一が良かった。

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    2026年05月17日
  • 最後の一行 white

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    タイトルから期待したのと違ったが、好きな作家さんばかりのアンソロジーで面白かった。ゼリ郎は賢いんだか賢くないんだか。法月親子が時代に合わせてきたのが感慨深い。

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    2026年05月17日
  • 悪いものが、来ませんように

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    序盤は文章が少し読み難くてなかなか進まずにいたが、話が展開するにつれて
    え、そうだったの、、?ってびっくりさせられた。
    騙されたってほどではないけど、やられたらって感じがしてよかった。

    ネタバレ注意です。


    除草剤を母親が見つけて娘が入れたんだと思って、自分は飲まなかったのはいいものの、
    もう一度蕎麦湯を作り直して飲ませたのは本当の話なのか?娘を庇うためについた嘘なのか。本書にもあったが、蕎麦湯で死ぬとは思えないし、その部分がよくわかっておらず不完全燃焼だ。

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    2026年05月16日
  • 嘘と隣人

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    同じ元刑事の男が主人公の短編集。
    一つ一つの話のディテールはなるほど緻密だし、展開も意外性もあるのだが、なんだろう、期待を持ち過ぎてしまったせいなのか、さほどの満足感は得られなかったかな…

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    2026年05月16日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    短編なので読みやすい。主人公の正太郎は警察を退官した後の日常なのにやはり謎が持ち込まれたり、思うこと、思い出すことがある。そんな様々な出来事を解くというより、納得する結末かどうかを考えていく。

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    2026年05月16日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    読みやすかった。
    初めてホラー小説を読んだけど、これは怖さレベルどれくらいなのだろうか?
    誰かの口コミで、余白を残すのがホラーなのか?的なことを書いてあって、同感だった〜

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    2026年05月16日
  • 最後の一行 white

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    2026.05.14

    表紙の箔が目に入り、帯文と4人の作家さんの名前で買いだ!と思った。

    どの作品も比較的短いとはいえ物語にがっつりハマりこめるし、するすると読める。そして最後の一行で「え」「は?」となる。おもしろかった。

    金子さんはいきなり異星人モノでびっくり。ほんわか友情話だと思ったのに。思ったのに!

    斜線堂さんは「人魚伝説」。登場人物たちの心のひりひりととげとげが伝わってきて一気に読んだ。で、最後。え?いや、怖いって。

    法月さんはもう、ひたすら人物相関と時系列を追った。それほど複雑ではないのに「は?」と思えて、満足。法月さんははじめましてだったけどがっつり長編を読んでみたくなっ

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    2026年05月15日