芦沢央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.05.14
表紙の箔が目に入り、帯文と4人の作家さんの名前で買いだ!と思った。
どの作品も比較的短いとはいえ物語にがっつりハマりこめるし、するすると読める。そして最後の一行で「え」「は?」となる。おもしろかった。
金子さんはいきなり異星人モノでびっくり。ほんわか友情話だと思ったのに。思ったのに!
斜線堂さんは「人魚伝説」。登場人物たちの心のひりひりととげとげが伝わってきて一気に読んだ。で、最後。え?いや、怖いって。
法月さんはもう、ひたすら人物相関と時系列を追った。それほど複雑ではないのに「は?」と思えて、満足。法月さんははじめましてだったけどがっつり長編を読んでみたくなった。
芦沢さんの物語は、人を壊す様、人が壊れていく様がとても恐ろしい。無自覚って怖い。彼はきっと最初からこうするつもりだったのでは。短いけれどたっぷりイヤミスに浸れた -
Posted by ブクログ
ネタバレ2026.05.13
好きな作家さんなので迷わず手に取ったものの、前半は将棋に疎いせいかあまりピンとこず、状況やシーンが急に変わったりするので何度も読み返した。
後半は打って変わってあっという間に読み終えた。
前半はいうならば芦沢さんっぽくなく、後半の大島編は、これこれ!私の好きな芦沢さん!という感じ。大島編にはエンタメ要素があるのでメリハリもあってよかったのかも。
表紙は芝なのか大島なのか。少しでも動いたら刺さりそうな棘のある鎖にがんじがらめにされているところを見ると、奨励会のやめ時がわからず、ずるずると目の前のタスクを淡々とこなすだけになっている、身動きの取れない、とらない、芝なのかなあと思う。
最近将棋にまつわる他の小説(盤上の向日葵)を読んだところだったので単純に比較してしまった。
芦沢央さんの本はいつも文庫化したら買うが、こちらは再読はしないかも。好き嫌いが分かれる作品だなと感じた。