芦沢央のレビュー一覧

  • だから捨ててと言ったのに

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    同じ1文から始まるのに、それぞれの物語はまったく違うもの。

    好きな作家、好きな作品、その反対もあり、満足度としてはどっちつかずという感じ。

    最果タヒさんと金子玲介さんの小説ははじめてで、とくに最果さんの『指輪の幽霊屋さん』は可愛らしくてどこか切なくて、ファンタジーのようでもあって、いいなぁと思って読み返した。

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    2025年12月16日
  • 雨利終活写真館

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    今まで読んできた芦沢さんのものとは少し異なるイメージでしたが、面白く読ませていただきました。
    まだ先だと思っていた自分の死を考えさせられるところもあり、悔いの少ない残りの人生を生きたいと強く思いました。

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    2025年12月01日
  • バック・ステージ

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    一つ一つの話はそこそこ面白いけど、連作短編の域を出ず、バラバラのピースが繋がる感覚はあまりなかったなぁ…
    演出家に騙される話と、中学時代の同級生を別の同級生と勘違いしてたが結果気づく話と、離婚した主婦の話はは無くても成立してた気がする…

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    2025年11月27日
  • 魂婚心中

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    知らずに読んだが、SF短編集でどの話も設定が突飛でどうなるのか分からない。

    魂婚心中
    新しい角度の推し活。推し活が深みにハマると、こうなるかもと少し思い当たる所を感じつつ読めた。

    ゲーマーのGlitch
    RTAって、こんなことをしてるのかと、知らない世界を覗き見た。RTA動画が見たくなる。

    この世界には間違いが七つある
    これを題材にする視点が凄い。その発想はなかった。
    綺麗なオチ。

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    2025年11月26日
  • バック・ステージ

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    今まで読んできた芦沢央さん作品は心が抉られる感じだったけれど、こちらはまさかの終始ほっこり優しい物語だった。ムカつく澤口にイライラしつつもしっかり成敗されたし、2人のちょっとキュンもあったりしてなんて読後爽やかなんでしょう。

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    2025年11月25日
  • 罪の余白

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    3.4

    芦沢先生の物語に出てくる嫌な女性像の解像度が毎度毎度高くてびっくりする。イヤミスたまらん。
    大きな伏線回収等はないけれど、復讐心を持った父親の表現がものすごい熱量で書かれているのが圧巻だった。

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    2025年11月24日
  • 雨利終活写真館

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     芦沢さんデビュー2年目のハートウォーミングヒューマンミステリー。イヤミスではなく仄かな希望が見えるのが私の好み。雨利と道頓堀がいいキャラだ。後書きを読み、芦沢さんの作品への真摯な向き合い方を知った。芦沢さんのファンになってしまった。

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    2025年11月23日
  • 僕の神さま

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    読み終えた後に残るイヤな感じ。作者は嫌らしいが、イヤミスの分類になるようだ。帯コピーに「あなたは後悔するかも知れない。第一話で読むのをやめればよかった、と。」
    小学生の「僕」は同級生の水谷君を「神さま」と呼んでいる。博識ぶりと何でも解決する推理力を持った水谷君は、同級生みんなにそう呼ばれている。だから僕は何でも相談するし、金魚のフンのようにくっついて他の人が相談するのも聞いている。
    ある日、亡くなった祖母が作った桜の塩漬けを溢して駄目にしてしまった。普通ならここで祖父に白状して詫びるところを神さまに相談して隠し、事件を起こす。何だかどっちも悪いし、事件の原因を神さまが知っていたような気がする。

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    2025年11月16日
  • だから捨ててと言ったのに

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    前回読んだ他シリーズでも思ったんだけど、金子玲介さんのショート・ショート、個人的には好きなんだなぁと確信にいたりました。
    ラストのタワシかわいかったー。

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    2025年11月15日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」
    という冒頭しばりの掌編アンソロジー。

    「捨てる」とは、その対象との別れを意味するわけで。25編ある物語の多くに「別れ」から連想させる「死」が漂っています。
    掌編でありながらスッキリ終わらせているものもあれば、これは序章なのかな?続きが欲しいな、なものも。
    いずれの作品もツマラン!な印象は無く、そつなく書かれているかと。

    お気に入りは
    『パルス、またたき、脳挫傷』岡崎隼人
    『重政の電池』荒木あかね
    『恋文』金子玲介
    『こわくてキモくてかわいい、それ』背筋
    『探偵ですから』麻耶雄嵩

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    2025年11月13日
  • もの語る一手

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    将棋にまつわるアンソロジーとは知らず、青山美智子さんの名前を見つけ早速読んでみると1話目からジーンと来る。将棋が全くわからなくても一話一話引き込まれていく。もし将棋に詳しかったらもっとワクワクできるのかもしれない。
    実は貴志祐介さんのお話のオチが良くわからなくて解説が欲しかったが、ちょっと探しただけでは見つからなかった。
    「お前レベルの話はしていない」は大島版のみなので、芝版もあとで読んでみたい。

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    2025年11月13日
  • 神様の罠

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    出張の時は短編集を持って出掛けるのが最近のパターンです。本作は平均的な内容でした。中でも“2020年のロマンス詐欺”は面白かった!コロナの頃は沢山の人々がいろいろな感情の中で生活していたのを、今なら冷静に振り返れます

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    2025年11月12日
  • 今だけのあの子

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    ●思ってたのと違った。イヤミスだと思わせて実は…っていうのが狙いなんだろうけど、イヤミスが読みたかったから残念な気持ちもある。

    ●ずっと続く友情もいいけれど期間限定だったとしてもそのとき大事だったことには変わりなくて、関係性が変わったり終わったりしてもそれをネガティブに捉える必要はないんだと気付いた。

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    2025年11月09日
  • いつかの人質

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    ネタバレ

    視点が変化しながら話が描かれていくことでスルスル読める面白い本であるのは間違いないと思った。だがそれと同時に救いが少なく、読んでて苦しい本でもあった。

    視覚障害者である愛子が誘拐される描写は個人的に特に重かった。しかし最後まで希望を見失わずに、そして自己の成長までする姿は今作の救いだと思った。

    優奈を探すためには、誘拐犯の加害者に仕立て上げるしかない。と考えてそれを実行する礼遠が、優奈に執着する理由が薄いような気がした。最愛の人であり自分を漫画家にしてくれた人だからか、、?
    途中まで優奈を懸命に探す夫という立ち位置からのどんでん返しは凄いと思った。

    宮下家では夫婦間の過保護な母親と、娘の

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    2025年11月01日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    明日、藤井NHK杯王者vs羽生九段があります
    で再読
    去年も同対戦ありましたが、千日手による再戦という震えるような展開で。
    もう少年ジャンプかよと突っ込みたくなる、僕のようなへぼ趣味打ちにすら刺さる泥酔対局でした

    将棋の知識がなくてもさらりと読めてしまう将棋がテーマの5篇、短編集

    卓上遊戯の読み物としては圧倒的に僕は宮内悠介の「盤上の夜」を推したいのですが。
    この神の悪手は将棋という遊戯に入り込んでいるわけではなく、将棋を通して思考回路やゲーム性をあくまでライトに物語表現として使用しています
    雑誌等読むに芦沢さんもそこそこ打てるようなのですが踏み込まない

    そこがダメな人もいると思うのです

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    2025年10月25日
  • 雨利終活写真館

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    ネタバレ

    【収録作品】プロローグ/一つ目の遺言状/十二年目の遺影/三つ目の遺品/エピローグ/十年目のあとがき

    あとがきによると、「題材へのアプローチの仕方が、現在の私の感覚ではどうしても受け入れられなかった」ため、単行本とは構成を大きく変えているとのこと。

    主人公の造形があまり好みでないが、物語としては興味深い。これから写真を撮ってもらうときは、遺影に使えるよう意識しようかな。

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    2025年10月23日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    一話でやめておけば、と最後のあたりに進むにつれ強く思うお話。
    生きててよかったのかどうか。
    神様はすべてを背負ってそれでもまた頼られれば手を貸す。神様じゃないけど誰よりも神様らしい。大人になったらどうなるのだろうか。

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    2025年10月23日
  • 神様の罠

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    個人的に好きな作家•
    人気作家6人の短編集

    内容は
    乾くるみ•大山誠一郎 両者の作品が
    どんでん返しぽくて良かった
    辻村深月もコロナとロマンス詐欺という切り口は個人的に面白かった

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    2025年10月18日
  • 罪の余白

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    「火のないところ…」でガッチリ心を掴まれた芦沢作品2冊目は、2015年に内野聖陽さん主演で映画にもなった芦沢央デビュー作。
    妻が急逝して以降、男手1つで育てた一人娘 加奈が、学校のベランダから転落死する。
    事故か自死か?真相を探るなかで2人のクラスメイトが浮上。最愛の娘を死に追いやった女子生徒へ安藤は復讐を決意する・・・
    いじめ絡みで子を喪くした親の復讐劇だと「人間・失格」や「告白」が強く印象に残っていますが、それとはまた違う角度からのアプローチに胸がきゅっと苦しくなります。
    ワタシも基本少年少女には性善説を信じたいと思うけど、咲みたいな羊の皮を被ったモンスターも一定数いる訳で…。後味は良

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    2025年10月01日
  • いつかの人質

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    芦沢央の4作品目の長編。
    始まりは、幼少期の偶然が重なったことで起きた誘拐事件から物語が始まる
    誘拐された宮下愛子は、不幸にも負傷して盲目になってしまう。
    12年後に再び愛子が誘拐事件に巻き込まれるのだが
    その背景に、12年前の誘拐事件が浮かび上がる

    途中までは、盲目状態で誘拐される描写にハラハラしたが、物語の視点となる主役が誰なのか分からなくなり、興味が削がれてしまった
    ミステリーをテーマというよりは、加害者側の心情や背景がテーマだったようだ。
    芦沢作品は、心情を描くのが上手い作家だと思う

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    2025年10月01日