芦沢央のレビュー一覧

  • おまえレベルの話はしてない

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    棋士の芝と奨励会を退会した大島の視点から章が描かれる。それぞれの苦悩が主題で改めて棋士の世界の厳しさを感じる。表紙の絵は何とかならないのか…

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    2026年04月26日
  • 嘘と隣人

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    本作は、元刑事の平良正太郎が知人の依頼で何気ない事件を調べるうちに、驚くべき真相を見抜いてしまう連作短編集である。
    読みどころは、平良の「視点」の鋭さだ。普通に見ていれば見過ごしてしまう些細な綻びから、逆転の発想で真実を組み立てていくプロセスには、刑事として培われた圧倒的な発想力が光っている。
    しかし、真相が明らかになるにつれ、物語は単なる謎解きの快感では終わらなくなる。嘘を取り繕おうとする人々の背後には、常に昏い動機や出口のない執着が潜んでいるからだ。社会的な正義を貫き、真実を暴くことが、必ずしも関係者を幸せにするとは限らない。知らなくてもいい真実に触れてしまう平良の姿を通して、「真実の持つ

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    2026年04月23日
  • 悪いものが、来ませんように

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    衝撃の一行といえば
    十角館が真っ先に思い浮かぶ
    思い出補正や順番もあるかもしれないが
    比べると前半が読みにくかった。
    違和感が多すぎる。
    物語を読むというよりは
    どんでん返しを見破ろう!という方が楽しく読めたのかも。

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    2026年04月23日
  • 悪いものが、来ませんように

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    この本に収められている物語は、どれも一見するとどこにでもある日常の風景から始まる。友人との何気ない会話や、ありふれた関係性。しかし、ページをめくるごとに、その平穏な表面は音を立てて崩れ、中から剥き出しの感情や歪んだ執着が顔を出す。些細な一言や沈黙がきっかけとなって、関係が取り返しのつかない方向へ傾いていく過程は、決して派手ではないのに妙に現実的で、目を逸らしたくなるほどだった。

    特に印象に残ったのは、表題作にも通じる「人間関係の危うさ」だ。登場人物たちは皆、心のどこかに「悪いもの」を飼っている。それは悪意というよりも、あまりにも純粋すぎる願いや、他者への過剰な期待のかたちをしている。相手に理

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    2026年04月22日
  • 罪の余白

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    芦沢央さんの文章は感情移入しやすく読みやすい。
    ただ分かったつもりになって読んでると毎回衝撃をくらう。

    この人の言葉選びが好き。

    それにしても咲の他責思考が狂ってる…

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    2026年04月20日
  • バック・ステージ

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    芦沢央さんの本を何冊か読んでいたので
    表紙の印象と併せてもっとゾワゾワ系かと思ったら
    気持ちよく読み終わりました。

    テンポもいいし、読みやすくて好きです。
    いろんな人の人生が絡み合っていて読んでいて楽しい。

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    2026年04月20日
  • 夜の道標

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    一昔前の話のように描かれていたが、阿久津や波留が今を生きていたとして、上手に生きていけるように色んなことが整備された世の中になっているのか自信がないなと思った。

    今は多様性なんたらで、あれもダメこれもダメが多いが、昔普通だったことがそのままになっていた方が幸せだったと思う人もいるのかもしれないなと思った。

    正直、戸川先生が殺された理由がわからずスッキリはしないけど、波留に幸せになって欲しいと思った。

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    2026年04月19日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    読み易かった。
    将棋のルールは何となく分かるけど、文字に起こしたらさっぱり分からなくなった、けど内容は面白かった。特に「ミイラ」の話が面白かったな。

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    2026年04月15日
  • 悪いものが、来ませんように

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    私の読書経験の中では澤村伊智の『予言の島』や十角館の殺人に並ぶ、“衝撃の一行”系ミステリーでした。

    中盤で事件が起こるまでは、ひたすら要領の悪い女性の人生と、その周囲の人々の証言を追っていく構成。
    「これは何の話なんだろう?」と首をかしげながら読み進めることになります。

    ただ、その中で女性同士の依存や、歪んだ友情のような感情がじわじわと浮かび上がってきて、
    なんとも気持ちの悪い女たちの物語だな……という嫌な空気が漂い続けます。

    そして訪れる、衝撃の一行。

    そこで一気に全体像がつながり、「なるほど!」というカタルシスが押し寄せました。
    序盤の不穏で重たい空気とは対照的に、後半はかなり納得

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    2026年04月14日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    【収録作品】
    金子玲介「ゼリーに満たされて」
    斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
    法月綸太郎「次はあんたの番だよ」
    芦沢央「ひび割れ」

    最後の一行のインパクトが余韻を残す。
    「ゼリーに…」 宇宙人と男子小学生の交流。切ない。
    「人魚の骨を…」 島に人魚伝説の調査に来た女子大生と小学生たちの交流。いろいろな意味でエグく、ある意味エモい。
    「次は…」 探偵法月倫太郎もの。
    「ひび割れ」 ブラック会社の社員の末路。

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    2026年04月10日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    将棋は全く興味はないが好きな作者さんが多数いたので読んでみた。
    将棋が分かればもっと面白かったのだろうけど、分からないなりにも面白かった。


    ・授かり物 ★★★★★
    大好きな青山さんの作品。
    離婚して1人で子供を育てたお母さんの話。ほっこりとするし、泣きましないが感動する。


    ・マルチンゲールの罠 ★★★★
    1人語りの話。初めて読む作家さんの話。
    オチは読めたが、話に引き込まれ結構面白かった。


    ・誰も読めない ★★★
    将棋は全く分からないので、具体的な話はちんぷんかんだったがザ、ミステリーって感じでまあまあ良かった。


    ・なれなかった人 ★★★★
    読後がかなり良い!!
    将棋はちんぷん

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    2026年05月07日
  • 嘘と隣人

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    芦沢央さん、女性だったとは。刑事ものの斬り口といい、てっきり男性かと思っていた。
    夜の道標の平良刑事が定年後の姿で登場。ミステリーそのものは、ひねったストーリーで物語をしっかりと読み込んでいないと混乱の極み。隠された真実をついつい掘り起こしてしまうジレンマにとらわれる平良刑事がもどかしい。
    もう一回丁寧に読み込んでみないと細部を読み落としてしまった感が否めない。時間のある時にリベンジしたいようなおなかいっぱいのような(笑)

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    2026年04月08日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    芦沢さんの本好きなので、表紙とタイトルに「えっ…でも、新境地なのかな?」と、ドキドキしながら読み始めた。

    タイトルや挑戦的なデザインの表紙からは想像もできない、
    将棋のプロ棋士と、奨励会を二段退会して東大予備試弁護士とキャリアを積んだ2人の男のお話。

    友情物語と言えるだろうか。
    二人とも、お互いに本当のことを言わずに嘯きながら付き合いを続けている。
    心の中では、互いに相手に「こいつに言ってもどうせわからない」と思ってる。
    まぁ、大人になると友達との付き合いもそんなものだよね。
    だから、うまく付き合える範囲で付き合う。なんでも一緒のにこいち青春みたいなのは、まぁなくなる。
    それぞれの人生と生

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    2026年04月06日
  • 罪の余白

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    小説と映画、両方みてみました。
    小説のが学生が高校生らしく、嘘を悩んだり焦ったりの心理描写が分かりやすかったです。

    映画は父親と咲視点にフォーカスしているぶん、展開のオリジナル追加の多さや、咲の悪役っぷりが増している。早苗の特性が分かりにくく、感情に鈍感な人みたいになっているのは残念。

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    闘魚のベタを狭いクラスという空間に入れられた女子高生たちと比べて表現しているんだろうけど、そこまでベタに詳しくないので種類を詳しく言われてもピンと来なかった。

    スクールカースト、いじめ、心理学、動物の行動学、発達障がい、聖書…など。
    初期の頃の作品なので、短い小

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    2026年04月05日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人の闇をテーマに描かれたミステリー短編集。それぞれの作品に漂う背筋がぞくっとする狂気が、読者を絡め取るような魅力を放っています。特に表題作が印象的でした。村八分状態の祖母がその原因ともなった曽祖父と同じ墓に入りたくがないために曽祖父を殺したのではないか…という推理に、祖母の恨みの執念深さを感じました。人間の中に潜んでいる闇の部分を抉り出す作品達を読み、本当に恐ろしいのはやはり人間だな…と思いました。

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    2026年04月01日
  • 罪の余白

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    芦沢央さんにハマって作品を集めていた中でぶち当たりました。中学高校の頃がブワッと甦ってくる様な心理描写がリアル過ぎます。無事に大人になれた事が奇跡に感じるような。すごくしんどいです。安藤パパと早苗さんがこれから幸せになりますように。

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    2026年03月31日
  • 夜の道標

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    なんか中途半端な小説。阿久津が殺人を犯した理由も有耶無耶だし、そもそも殺人を犯したことも曖昧だ。ネグレクトの父親も事件後、どうなったのかも書かれていない。優生保護法について深く書いてほしかった。

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    2026年03月31日
  • 嘘と隣人

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    同一主人公による短編。面白かったのですか、なんか所々でつまずく感じがしました。モヤモヤしたという感想も多いようですが、わかる気がします

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    2026年03月30日
  • 今だけのあの子

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    少しずつ日を空けて読んだからか斜め読みしたからか、それぞれの章につながりがあることに気づいていなかった…
    ある意味で記憶を消してもう一回読み直したい。

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    2026年03月29日
  • 罪の余白

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    自分の子どもが、絶望と恐怖に満ちた学校生活を送っていたら。それを自分に知らせまいと一人で耐えていたことを、失ってから知ったら。ある親子に起きた最悪の事態を、息が詰まる思いで読み進めた。

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    2026年03月29日