芦沢央のレビュー一覧

  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    同じ1文から始まるのに、それぞれの物語はまったく違うもの。

    好きな作家、好きな作品、その反対もあり、満足度としてはどっちつかずという感じ。

    最果タヒさんと金子玲介さんの小説ははじめてで、とくに最果さんの『指輪の幽霊屋さん』は可愛らしくてどこか切なくて、ファンタジーのようでもあって、いいなぁと思って読み返した。

    0
    2025年12月16日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    手法、伏線、終わり方含めてモヤッとするものでとても良かった。フェイクドキュメントという手法だけでなく、伏線の回収の仕方やそもそもの話のいい意味でのチープさは想像力を掻き立てながら読んでいく自分の読み方と特にマッチしていて良い作品だった。

    0
    2025年12月14日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新進気鋭のイヤミス作家というイメージから読み始める。
    4人の視点から変わる変わる描かれる日常風景に「一体どういう系統の話なんだ…」と困惑気味だったが、中盤になり話が見えてくる。

    大きなトピックは殺人犯の阿久津を匿う豊子と父に当たり屋をさせられている波留の2つ。
    これが最後、どう収束するのか期待したが若干のご都合主義な感じもあるがそこそこ面白かった。

    波留と同級生の桜介が彼を救いたい気持ちとは裏腹に無力で親や先生を頼らざる得ない行動や逆鱗に触れる発言がリアル。また、殺人犯の阿久津の人間性の欠落した受け答えも心に残る。

    まあ、インパクト薄めの話なので多分忘れちゃう部類の小説ではあるが…。

    0
    2025年12月13日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者の他作品でも登場人物が言っていた「悪いことをしたから悪いことが起きるわけじゃないんだよ」というのが著者の考えなんだろう。
    「許されようとは思いません」「汚れた手をそこで拭かない」に続き読んだ芦沢央さんの本。
    ホラーになってもこの後味の悪さは流石だな、と。
    ①霊能者怖すぎ。➁何かに巻き込まれていると全て繋げて考えて周りに迷惑かけて大騒ぎ…こういう母親いるよね…と思ったら。③引っ越す時のご近所ガチャを思い出した。大ハズレ引いちゃったかぁ…からのあたおかではなく本物展開。④この話が一番怖かった。焼け死ぬ夢がすすんでいって最後は命を失う。被害者に何も落ち度が無くて後味も最悪。霊に寄り添っても対話を

    0
    2025年12月12日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これがアンチ青春小説…!
    たしかに青春とは程遠くキラキラしておらず苦しい感じが伝わってくる。

    将棋について全然知識がないので、各登場人物の心情や戦略は理解はできなかったが、世界が広がる感じがして個人的には面白く読めた。

    途中までかなり重い雰囲気だったが、ラストはどこか爽やかに締められていて良かった。
    芝と大島がまた昔みたいな気持ちで将棋を指せたらいいな。

    ただ、謙吾についてもう少し深掘りしてほしかった…!
    芝と大路のことをどう思っているのか気になる。

    0
    2025年12月11日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    装丁、タイトルのインパクトが強く、勝負の世界の深層心理が極限状態で描かれており、ヒリヒリしました。難関大学に行き一流の就職先で働いたとしても、プロ棋士とは頭脳能力のレベルが違う。プロ棋士になれる事自体、凄い事でありそして勝ち続ける事は更に至難なんだ、と改めて感じた一冊。

    0
    2025年12月10日
  • 嘘と隣人

    Posted by ブクログ


    私の隣の人は善い人なのか…

    警察をリタイアし、セカンドライフを楽しむつもりが、ちょっとしたトラブルに巻き込まれながら、元刑事の勘もあり、解決はするが、、、

    嘘が嘘で上書きされ、真実はどこに……

    短編集ですが、ストーリーの展開は、時間の経過とともに、にしても、よくトラブルに巻き込まれる人だなぁ(笑)

    0
    2025年12月06日
  • 悪いものが、来ませんように

    Posted by ブクログ

    もう皆さんと同じです。

    やられた〜!
    序盤からなんとなくこの二人、仲良すぎない?
    とは思っていたし、どんどん違和感を感じてはいたもののこう来るとは。おもしろかった。芦沢央さん初めて読みましたが、今後も注目していきたい作家さんの一人です。

    0
    2025年12月03日
  • 雨利終活写真館

    Posted by ブクログ

    今まで読んできた芦沢さんのものとは少し異なるイメージでしたが、面白く読ませていただきました。
    まだ先だと思っていた自分の死を考えさせられるところもあり、悔いの少ない残りの人生を生きたいと強く思いました。

    0
    2025年12月01日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    表紙と小説の中身が合ってないよな
    気がしたが、自分には
    理解出来ない何か意図があるんだと思った

    実力の世界なので実際もこの様な感じなのでは
    ないかと思ったがただ、現実を突きつけて来る
    作品で読んでいて苦しかった
    報われたら良いなと思いました

    0
    2025年11月30日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夢って呪いなのか。

    夢を叶えたはずなのに、どんどん壊れていく芝。
    途中で諦めて、東大卒弁護士という社会的には成功した大島。

    将棋の中の世界では、天才の中の天才しか生き残れない。
    生き残っても、走り続けないと壊れてしまう。
    AIという答えのようなものが出てきてしまって今は、さらに厳しい世界なんだろう。
    誕生日を祝えない、将棋以外の知識も経験も得られない。そんな狭い世界は幸せなんたろうか。
    でも諦めて社会的成功を掴んでも、諦めた事実から幸せを感じられない。

    夢ってなんなんだ。素敵なものじゃなくて呪いなのか。
    読んでて苦しかった。

    最後、2人で何も考えず指せているといいな。

    0
    2025年11月28日
  • バック・ステージ

    Posted by ブクログ

    一つ一つの話はそこそこ面白いけど、連作短編の域を出ず、バラバラのピースが繋がる感覚はあまりなかったなぁ…
    演出家に騙される話と、中学時代の同級生を別の同級生と勘違いしてたが結果気づく話と、離婚した主婦の話はは無くても成立してた気がする…

    0
    2025年11月27日
  • 魂婚心中

    Posted by ブクログ

    知らずに読んだが、SF短編集でどの話も設定が突飛でどうなるのか分からない。

    魂婚心中
    新しい角度の推し活。推し活が深みにハマると、こうなるかもと少し思い当たる所を感じつつ読めた。

    ゲーマーのGlitch
    RTAって、こんなことをしてるのかと、知らない世界を覗き見た。RTA動画が見たくなる。

    この世界には間違いが七つある
    これを題材にする視点が凄い。その発想はなかった。
    綺麗なオチ。

    0
    2025年11月26日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    将棋のプロになれたものの、勝利を中々得られず成績がふるわない芝、プロにはなれず弁護士として活動するが、ずっと未練の残る大島。

    リアルで手触りのある日常の吐きそうな絶望が、すごく解る感じ。
    プロになれたとて厳しい世界で、それでもその光景に焦がれる気持ちも解り…
    道を違えた2人が、友達で居られますように。

    0
    2025年11月26日
  • おまえレベルの話はしてない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    将棋のことはなんにも分からないんですが。でも夢を叶えてもその夢を維持するにはさらなる実力が必要っていうのと、夢を諦めて違う世界で成功してもどこかで妬ましい気持ちがあるっていうのがしんどく、読んでいてしんどい。芝君が幸せそうに見えないのは結局、「夢を叶えても幸せになれないじゃないか」っていう読み手である私自身の嫉妬みたいなもんなんだろうか。芝と大島のどっちが幸せなんだろうとか。読みながら色々と自分の中の黒い部分も見えてきた。反省したい。

    0
    2025年11月25日
  • バック・ステージ

    Posted by ブクログ

    今まで読んできた芦沢央さん作品は心が抉られる感じだったけれど、こちらはまさかの終始ほっこり優しい物語だった。ムカつく澤口にイライラしつつもしっかり成敗されたし、2人のちょっとキュンもあったりしてなんて読後爽やかなんでしょう。

    0
    2025年11月25日
  • 罪の余白

    Posted by ブクログ

    3.4

    芦沢先生の物語に出てくる嫌な女性像の解像度が毎度毎度高くてびっくりする。イヤミスたまらん。
    大きな伏線回収等はないけれど、復讐心を持った父親の表現がものすごい熱量で書かれているのが圧巻だった。

    0
    2025年11月24日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どれもミステリーというよりサスペンスの要素が強く、人が怖かった。「絵の中の男」が特に背筋が凍った。
    タイトルは短編集でよくある方式で、複数ある話のうち、最終話の特徴的なフレーズを抜き出したものだったけれど、一貫してつけられるサブタイトルだったと思う。
    どれも胸糞は悪いけれど、綺麗なオチがあった。
    叙述トリックにしてやられたときは悔しみながらもまんまと読み返してしまった。
    リフレッシュの時間に読むには重たかったが、短編集ということもあって引きずられすぎず読めたと思う。

    0
    2025年11月23日
  • 雨利終活写真館

    Posted by ブクログ


     芦沢さんデビュー2年目のハートウォーミングヒューマンミステリー。イヤミスではなく仄かな希望が見えるのが私の好み。雨利と道頓堀がいいキャラだ。後書きを読み、芦沢さんの作品への真摯な向き合い方を知った。芦沢さんのファンになってしまった。

    0
    2025年11月23日
  • 夜の道標

    Posted by ブクログ

    最後までどうして弦が殺人を犯してしまったのかよく分からなかった。自分自身でさえもどうしてこんな行動をとってしまうのだろうと思う事をよくやっている。でも、どうしてそうなったの!!??と思う登場人物が沢山出てきてザワザワとした気持ちになった。

    0
    2025年11月22日