芦沢央のレビュー一覧

  • 罪の余白

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    高校のベランダから転落死した娘の転落理由を調べる父親の話。人が罪を隠すためにさらに嘘を罪を重ねていく愚かさにうんざりとする。これだから人間は、と自分を棚上げして嫌になる。父親を称賛するつもりはないけど、そうした理由が嫌になる程分かる。

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    2026年01月22日
  • おまえレベルの話はしてない

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    感想
    同期でもライバルだから素直に応援できない複雑な気持ちが書かれる。

    神童と言われたものたちが集まり、さらにその中で篩にかけられる厳しい世界。プロになれなかったものはどう人生を歩めば良いのか?


    あらすじ
    プロ棋士になって思い通りに成績が上がらない芝。同期で出世頭の謙吾。うだつの上がらない芝は自分の立ち位置を見失いつつあった。

    プロ棋士になれず奨励会を辞めた大島。猛勉強して東大に入り、弁護士として働いている。奨励会にいる息子に心配をかけないように破産手続きをする案件を扱う。

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    2026年01月20日
  • 嘘と隣人

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    引退した元刑事の正太郎。元警察官ということもあってか身の回りで起きた事件の相談を受ける。警察官さながらの行動と推理力で事件の真相を明らかにする。そんな事件を扱う短編集である。個人的に面白かったのは「最善」だ。電車の中で抱っこひもを解いて乳児を線路下に落とす事件と痴漢の事件が発生する。痴漢の容疑者は2人。そして1人の男はもう1人の容疑者に取り調べの隙をついて逃がしてしまった。そして、その結末は納得度も高いものだった。その他の作品もどんでん返し系の展開が面白い。

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    2026年01月18日
  • 罪の余白

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    ずっと気になってた芦沢央さんの作品が読んでみたくて、まずはデビュー作であるこちらを手に取った。 
    想像してたほど難しくなく、嫌な感じもさほどなくサクサク読めたものの、情景を思い浮かべるのが少し難しく感じた。きっとわたしの読解力が乏しいせいだと思うけど、人物の心理的な部分はとても伝わりやすかったのに比べて、光景というのか状況というのか、そういったものの表現が細かく描かれているわりに想像しにくかった。
    それでも、終わりに近づくほど読むスピードは加速していったし、後半は読みながらなんだか力が入っちゃって、読み終えたらすごく疲れていた(笑)
    前半は「小沢早苗」の存在の意味が分からなかったけど、最後まで

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    2026年01月18日
  • 嘘と隣人

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    引退した元刑事へ寄せられる相談から日常的に起こりうる事件を紐解く短編集で、そのどれもが保身からなる嘘が後に大きな影響を及ぼすバタフライエフェクト的な要素がある。
    読み終わった後の爽快感は無く、どの話もスッキリしないイヤミスです。
    スッキリはしませんが、どの話も非常に読みやすく、スラスラーっと読めます。

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    2026年01月13日
  • おまえレベルの話はしてない

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    ネタバレ

    これは、どういう物語だったのだろう。
    タイトルの衝撃が強すぎて、読みながらずっと「おまえには分からない話だ」と突き放されているような気分だった。

    将棋のことはよく分からない。だからこそ、将棋ができる人の思考回路、いわゆる“天才”とはこういうものなのか、先が見えすぎることは苦しいのか、などと考えた。もっとも、先が見えているわけでもない自分にも、そう考えてしまう感覚への共感はある気がした。

    芝と大島は、お互いに「おまえには分からない」と思いながら、結局は依存し合っている関係に見える。厳しい将棋の世界と重ねて描かれてはいるが、友だち関係というのは案外こういうものでもあるのかもしれないとも思った。

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    2026年01月13日
  • 神様の罠

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    改めて1冊の本の中でいろんな作家さんの文章を楽しめるのは面白い。それぞれの作家さんの特徴が出ていた。辻村深月さん、芦沢央さんのが個人的には好み。

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    2026年01月11日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    ☆4寄りの3にした。
    小学生が主人公ということもあり、夏を除いて一つひとつの話は小学生らしい悩みを解決する少しほっこりするような感じ。
    夏の話は、大人でも解決方法に頭を抱える重い話で、このようなことで苦しむ子供が現実にたくさんいることを改めて考えさせられた。
    エピローグは、水谷くんと主人公の会話がかなり重厚で、頭を整理しながらゆっくりと読んだ。ナチスの話と主人公の話を重ねたところは心にずしんと来た。

    最後、水谷くんに付いていくことをやめた主人公の心情が切なかった。6年生でも、これまでと同じような気持ちで一緒に過ごせていたらなぁと思った。

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    2026年01月09日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    なかなか読み進められない(褒めてる)

    この後の展開をなんとなく予想しながら
    こ、こわい!続きを読むのが怖い!ってなった

    予想しているが、結局斜め上をいくイヤミス流石です

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    2026年01月08日
  • 悪いものが、来ませんように

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    悪いものがこないように!と願って生きてると悪いものが来てしまうんだね。
    意識のし過ぎは、よくない。
    過去の経験、他人軸な生き方はよくない。
    どうにかなるさ、今、楽しいことをしよ!って思えばいいだけ。
    考え過ぎて、よくない方を選んだら、こんな顛末になるんだ。

    いずれにせよ。
    いやなら、そのストーリー(人生)下りて、離婚したり、すればいいだけで、誰かを殺してしまったら、人生終わり(楽しくないストーリー)だから、それは、しない方がいいと思う。

    小説だからね〜
    でも、やっぱり読んでみて、好みの内容でない。
    ドキドキして臨場感あるし、どうやって、事件が明るみに出るんだろ?とかそういう期待を持つので、

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    2026年01月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    谷絹茉優の文章読むために買ったけど他の方の作品も面白かった
    一番最初にお目当て読んじゃったせいで一から読み始めたら途中で飽きちゃった
    どことなくみんな構成似てる
    でも、「だから捨ててと言ったのに」で書き始めてくださいって言われたら自分もこうなるだろうなぁって感じ

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    2026年01月04日
  • 雨利終活写真館

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    遺影専門の写真館とは珍しいテーマの本だなと思って購入。
    私が知っているミステリとはまた違った感じだったし、遺影から想像するような悲しい要素はあまり感じなかった。

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    2026年01月03日
  • おまえレベルの話はしてない

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    人は視覚で物事を判断してしまいますね!
    この表紙はなんと挑戦的、いや好戦的なんでしょう。しかも『おまえレベルの話はしてない』。
    完全にオラオラとマウントとられて、気持ちいい作品だと思ってました。芦沢央著、期待MAX。

    将棋棋士の話なのは知っていたのですが、
    想像と全く違う展開で。表紙にいたイケメンオラオラ兄さんはどこへ。
    『おまえレベルの話はしていなーい!』と
    言ってくれるんじゃないの?
    主人公芝くん、将棋プロなのにやる気が終始ない。最後まで覚醒せず。。。

    2話構成で「芝」、「大島」二人の視点になりますが
    夢を追って棋士になった「芝編」は読むのがつらい。将棋のこと知らない人は飛ばすしかない

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    2026年01月02日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    2025年最後の読書
    年越しに全く相応しくない(笑)一つ一つが全く救いがないお話でした
    バッタバタ人が亡くなっていき、原因がわかっても一切対処できず
    全てが聞いた話なので点と点がつながって線になっても
    その元凶の人物が一切登場しません
    その気持ち悪さ、わりと好きでした
    そして知ってしまったら伝染するのかな?

    私は隣人ガチャのお話と頭のおかしい母親のお話が好きでした

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    2025年12月31日
  • おまえレベルの話はしてない

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    タイトルや表紙のデザインでエンタメ性の高い話かと思って読み始めましたら、全然違いました。
     棋士を目指す夢を諦めることができるかできないかということが軸になったお話しでした。
     芝編と芝の友達の大島編になっていましたが、大島編の方が私は面白かったです。自己破産のシステムが少しわかり。芝編では奨励会のことがもう少し詳しく書いてあると面白かったかも。(コミックの龍といちごのほうが奨励会について詳しく描かれていて奨励会について知りたい方におすすめです。)
    ただ、芝編のこの一文はすごいです。
    「AVサイトの無料動画で粛々とぬく。」
    この短い短文で多くのことが表現されていて、記載しづらい内容ではある

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    2025年12月30日
  • だから捨ててと言ったのに

    匿名

    無料版購入済み

    同じ文章から始まる短編のアンソロという着想がすでに楽しいです。2作目では、捨てられる対象が分かったとき、ぞくっとさせられました。

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    2025年12月29日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    結構な期間をかけて読んだので、5つの短編が最後に繋がり、そう言えばそんなこともあったけどそういうことかとなった。
    怖さはそんなになかったかかなというのが個人的な感想。

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    2025年12月28日
  • 夜の道標

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    社会的には事件にはなってないけれど、被害者だったり加害者だったりする登場人物達だな、と思いました。救いがあるとは言えないが嫌な気持ちになるだけではなかったです。

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    2025年12月28日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    『目撃者はいなかった』その場しのぎで嘘に嘘を重ねる行動は自分にもないと言えないので他人事とは思えないイヤさがあった。
    一番好きだったのは『姉のように』。スキルフルなどんでん返しんにやられた!

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    2025年12月27日
  • 雨利終活写真館

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    芦沢さんの小説は、よく読んでいます。
    こちらは、『STORY BOX』 2014年から不定期連載されたものを2025年に加筆修正で文庫出版したとのこと。

    タイトルがストレートなので おおよそストーリーの予測はつきますが、
    遺影を撮影された人達の状況や気持ちをミステリー仕立てで楽しめます。

    遺影も遺言もそれぞれ。
    なんとなく あまりに思わせぶりな記録や写真は処分しておこうと思った次第です。

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    2025年12月27日