【感想・ネタバレ】夜の道標のレビュー

あらすじ

1996年、横浜市内で塾経営者が殺害された。
事件発生から2年、被疑者である元教え子の足取りは今もつかめていない――。
殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受けている少年。
それぞれの守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を迎える。

日本推理作家協会賞受賞作。(解説)山田詠美

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

僕の住んでいる地域が次々と出てくる。そんな作品は今まで出会ったこともなかったのでどうかなと思ったけれど、読み進める手がなかなか止まらない。こちらも良作だと思う。

少年の心も、そして大人の心も、一人称で書かれる文章が次々と入れ替わるんだけれど、その変わり方や捉え方も爽快で、読み進めてしまった。

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2026年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バスケをしている少年2人と、パートをしている中年女性、刑事の2人がそれぞれの視点の主となって語られる一つの事件にまつわる話。

障害者に関わる話でした。時代も時代で、今となっては「そんなことがあったのか」と絶句するような話。私もそういうものがあったことすら知らず、優勢手術で調べてしまいました。
あまりにも障害者を尊重していないものですが、一方で望まぬ妊娠を生み出してしまう、加害者になる可能性があるというのもまた事実で。非常に難しいですね。母の気持ちも、戸川先生の想いも、もちろん阿久津の気持ちも想像ができますし、誰も悪くない……(母親のやり方はまずかった)
戸川先生は何故殺されたのか、はっきりと語られません。ただ「子どもはほしくない、ほしかった」という言葉が……親ですら理解できなかった気持ちが……つらいな……。

人間は自分と違うものを怖がる性質があり、障害者に関してもそうなのだろうなと思います。私も電車で独り言を言ったり奇声を上げている人のことを怖いと思っています。でも、阿久津って好かれてるんですよね。女性からも、豊子からも、波留からも。決して悪い人じゃないんですよ。こういうところに障害者に関わるものの難しさがあると考えていて、私の中でもずっと答えが出せていません。新しく考えるきっかけになったので、本作を読めて良かったな。

波留くんの話もきつすぎたんですけど、最後にちょっとだけすかっとできるところがありました。無垢な子どもは救われてほしいですね。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

知的障害のない自閉スペクトラム症(ASD)の息子の母親として、重くのしかかるものがありました。
親として最低なのは承知の上ですが、日々息子の特性ゆえの言動に振り回されて疲弊する中で、最近、この子が将来結婚すると言い出したらどうしようと思うことがあります。
我が子は知的な遅れはなく、ASDの特性も弱くはないものの強くもないのできっと普通(敢えて普通と書きます)の人達の中で社会生活を送ることになると思っています。
その中でもし結婚という事になったら…?
正直、怖くて怖くて不安でしかありません。
今の時代なのでさすがに優生手術という発想に行き着いたことはありませんが、もし自分がこの時代に生まれたこの母親だったら…と考えると…。
我が子には何よりもとにかく幸せになってほしい。幸せでいてほしい。そう毎日思っていますが、その幸せは、我が子1人の幸せではなく、周りの人も一緒に幸せになってほしいんですよね。

感想でもないただの呟きで失礼致しました。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

登場人物の視点がころころ変わる。
この人たちはどう繋がっていくのか、気になるところから始まり、徐々に「阿久津」の殺害動機は何なのか?好奇心でついつい読み進めたくなってしまった。個人的にはとても面白かった。

罪人は全てが悪なのか?解説にもあった通り、善悪ではなんとも言い難い背景があることに気付かされた。

すごく読みやすくて、考えさせられる内容だった。自分が阿久津だったら。桜介だったら。波留だったら。豊子だったら。

多分、同じことをするかもしれない。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わってやるせなくなる逃亡ものの話
若干、染井為人の『正体』と同じ読後感(テーマ然り、内容はかなり異なるのだが)
それぞれのパートの挟み方は有名なノベルゲームの『街』形式
場面と登場人物が変わっても展開の惹きつけのうまさと巧妙さで、ストレスなく読めるし、それぞれの人物たちが近づいていく様は鳥肌も
そして、今では考えられない、旧優生保護法という法律の存在がこの物語の根底にあり、2.3年前に書かれた物語ではあるのだが、過去の過ちを改めて見つめ直すためのストーリーであったように感じた
また、中盤以降と読み終わった後、2度ほどタイトルの意味を深く考えさせられる、そんな悲しくも素晴らしい物語

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

『夜の道標』は、間違いなく傑作だった。

​特筆すべきは、登場人物それぞれの緻密な心の動きだ。あまりに感情移入してしまい、気がつけば「犯人がこのまま逃げおおせてほしい」と願っている自分がいた。

​彼女の文体には独特の癖がある。読み進めるうちは「何のことだ?」と戸惑う描写も多いが、後から周到な説明が入ることで、霧が晴れるようにすべてが繋がっていく。その構成の妙こそが、彼女の真骨頂と言えるだろう。

​以前読んだ『悪いものが、来ませんように』は、正直言って読んでいて気持ちの良いものではなかったが、今作は素晴らしい。闇を描きながらも、読後に残る静かな震えは別格だ。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

面白かった!遅ればせながら初めてこの著者の本を読んだ。丁寧な人物や心情の描写と流れるような物語の動きがすーっと入ってきて、深いところにいったい何があるのか気になって2日でイッキ読み。人の生殖を管理すること、罪人と悪人、親の愛、、登場人物たちそれぞれの揺れる想いや上辺からはなかなか見えない深層を丁寧に掬い取り、深く考えさせられる重いテーマの秀逸なミステリー。山田詠美さんの解説もさすが。他の作品も読んでみよう。

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2026年03月17日

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桜介お前って奴は!
「みんなやってる」をキーワードに
殺人事件、当たり屋など
何故そこに行き着いたのか?
犯人、女、父、母?そして僕ら!一見繋がない話が
少年の想いを紡ぐ様に…
「嘘と隣人」に繋がる平良正太郎の刑事時代のストーリー

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2026年03月11日

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今月から生活道路の制限速度は30km/hへ。道標が無くても常識や認識が変わる。国も人も変わってく。過去は過去、今は今の事情があって、そこは酌む。でも、後悔や悲痛な叫びこそ、未来を変える道標なのでは?

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

最初、何の繋がりもなかった3組(桜介&波留、豊子、平良)がどう関わってくるんだろう?ってところから、読み進めるにつれてどんどん関わり合ってくるのが面白かった。

物語の終盤とかで突然タイトルが出てくるとテンション上がるな
信じていいものがわからない中で唯一の、夜の道標、だったんだね、やっぱり何事も背景を知ってしまうと一概に判断できなくなってしまうね

ただ、特に平良周り、不要な描写も多かったような...?いつか関係するのかと思ったらしなくて若干拍子抜けしている

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大人になって、一人でいることの気楽さにも関係が終わるときのあっけなさにも慣れて、若い頃よりもずっと図々しく他人と向き合えるようになったはずだった。(p.128)

その都度、正しいと思える道を選んできたつもりでいた。だけど本当は、自分は何も選ばなかったのかもしれない。
だから結局、三十一年間生きてきて、この手には何も残っていない。
一からやり直すには遅すぎて、余生と考えるには早すぎた。(p.219)

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2026年09月01日

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あっという間に読み終えた。次々と視点が変わるのも展開があって良かった。登場人物の感情もストレートに書かれていないものの、わかりやすく入り込みやすかった。

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2026年08月29日

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暗くて救いの少ないストーリー。だけど、一気に読ませる。自分が住んでいるところにかなり近い設定が、すごく興味深く感じたのと、なぜ彼が?という疑問が最後まで読ませたのだと思う。もう一度、と言われたら多分読まないけど。

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2026年08月27日

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この本から得た最も大切なメッセージ

家族という括り、所詮他人。
人の心のうちなんてわかりはしない。

先生は、逢いに来た時なんて声をかけたんだろうか。

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2026年08月12日

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ネタバレ

誰に出会うかで人生は変わるし、人は多面的であるということを痛感する。

なんでこの時代が舞台なの?という疑問が、中盤で確認に変わっていく話。ミステリーというより社会派小説。刑事達が、読者の私たちが絶句するようなことを国がしていた事実。『国がそうすべきだって言ったんじゃ無いですか!』という『母親』の台詞の打席と重さと罪悪感に言い表せない感情になる。

エピローグで、少しだけ希望のあるこれからを予感させてくれてよかった。

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2026年08月05日

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Boy Meets Girlではなく、少年が逃亡犯とめぐり逢ってしまう物語。だが、その少年も逃亡犯も、どこか様子がおかしい。

少年・波留が小学6年生という設定は秀逸だと思う。成長の個人差が大きく表れる時期で、大人びた子もいれば、まだまだ子供らしさの残る子もいる。そんな中、家庭環境のためにさまざまなことを諦めざるを得なかった波留は、無理に大人ぶっている子供だ。

一方の逃亡犯、阿久津弦は、明らかに何らかの障害を抱えている。

そんな二人の逃避行は、どうあがいても長続きするはずがなく、あっけなく終わりを迎える。それでも、その道中にはバディもののようにずっと見ていたくなる空気感があった。

ただし、この関係は信頼や相互補完によって成り立っているわけではない。むしろ阿久津は、波留の心の内を映し出す鏡として機能している。その意味で、二人はどこまでもいびつなバディだ。

なかなかやるせない物語だった。

それだけに、ラストで波留の「本当のバディ」の登場を予感させる結末が、ささやかな救いになっていると思う。

面白かったです。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 色々な人がかわいそうで、途中から読む事が苦しかったですが、面白かったです。

 このような法律…制度?が存在していた事自体知らなかった為、衝撃的でした。
 弦さんは心から子供が欲しかったのだろうな…良い父親になれていただろうなと思いました。

 しばらく余韻に浸りたいと思います。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

この作者さんの作品で初めて良いと思った作品。重いテーマを題材にしつつも、軽く読み進めさせてくれる筆力に驚かされた。苦しい苦しい話だが、最後へ向かって救いのあるストーリー展開にホッとさせられた。
何だか少し東野圭吾っぽさがあったな。

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2026年06月22日

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第76回日本推理作家協会賞受賞作とのこと
塾経営者が殺され犯人は逃走し二年たっても行方不明
各章4人の視点で描かれながら物語はすすむ
序盤はなんの接点もない4人なのでそれぞれの物語が
それぞれに展開していきちょっと退屈感も
ありましたがでもやはり交わりだすのでした
実際に今回のような人っているわけで接し方は
難しそうな感じもしましたし
当時のやりかたはどうなのかと、もちろん理解できる
部分もあるんですが・・・
物語としては楽しめましたです

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

塾講師が殺害された事件を巡って、警察・犯人を匿う女、そして小学生の桜介と当たりやをさせられている波留。これらの人たち目線で物語が紡がれていき、最後に交わっていき真実が明らかになっていく。
夜の道標というタイトルの秀逸さが沁みる物語だった。道標というと目的地までの方向や距離を示すもので、夜には暗くて遠くが見えないため助けになるものとなる。
しかし、それが人生に置き換えられたとき、それでも良い意味に捉えられると思うけど、この物語では悪い方向、なにもわからない暗闇を歩いているからこそ、従わざるを得ない道しるべとなってしまっていた。犯人の阿久津や波留、また阿久津の親、殺害された塾講師も良いと信じて行ってきたことが、悪い結果を招いてしまった。現実でも後から振り返ればこういうこともできただろうということはたくさんあるけど、そのときにある情報を元に判断してしまった結果失敗するということはよくあるよなーと思う。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

勤務中にお客様に勧められて読んだ

子供にとっての親は唯一で絶対的な存在すぎて怖いなと思った。桜介がずっと真っ直ぐで、波留が自分の意思で父親の話を出来てよかった。

話が進むにつれて関係ないように思えた登場人物が絡んでいく話は好きで面白かったし、すごく難しい訳でもなくて読みやすかった。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作品の舞台の街が、私の故郷の近くだ。なんだかそれが面白かった。

波瑠が虐待を受けている、というのが一番ショックだった。
無邪気とも見える桜介。波瑠を心配しているクラスメイト。
本当は、手を差し伸べれば、波瑠に助けの手を差し伸べる人たちはたくさんいるのだ。

でも、渦中の人間にはそれが分からない。
波瑠だけではない。渦中の人間って、分からないもんなんだ。

閑話休題。

障害を持つ子供、障害と言っても重度なわけではない。それでも本人たちにしてみたら大きなことで。
俺は〇〇ができないから、人の気持ちを想像することができないから、空気を読むことができない。
そんな人たちは、かなりの人数がいると思われる。かつてわたしの周りにもいたのだ。

優生保護法。暗い時代を思い起こさせる法律の名前。
塾の先生の戸川だって、それはそれは子供たちのことを思い、そのために行動していた。なのに、その時代の国の方針に沿う形での発言が、不幸を招くことになってしまったのだ。

ガッツリとそれぞれの登場人物達を描ききってある作品だと思った。

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

面白い
一見、なんの関わりもない登場人物たちがだんだんと絡み合っていく
どの人物も秘密や葛藤をかかえている

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2026年05月07日

Posted by ブクログ

ある殺人事件の犯人から、どんどん絡み合う人々の様子に引き込まれた。
特に父親から虐待を受ける波留、殺人を犯してしまった阿久津がなんだか憐れで仕方ない。
どちらも親に幸せを壊されてしまい、やるせないが、波留にとっては前向きで微笑ましい終わり方でよかった。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

1996年、塾経営者が殺害された事件から物語は動き出します。
犯人の足取りが掴めぬまま2年が経過し、事件を追う窓際刑事と相棒、当たり屋をさせられている小学生とその友人、そして犯人を匿う女性。

4人の視点が複雑に絡み合いながら進む展開。
​「なぜこの年代という時代設定なのか?」という疑問が浮かびますが、真相が解き明かされるにつれ、むしろこの時代だからこそ描き得た、そして成立した物語なのだと深く納得させられました。

登場人物たちの揺れ動く心理描写が非常に巧みで、それぞれの苦しい選択や行動の理由が理解できてしまいます。

​タイトルの「夜の道標」という意味についても、解説にある「何が正解なのか、その術すら分からない。子供だから。行くべき方向を指し示してくれる道標は、従わざるを得ない、わずかな光であった。」という言葉が胸に突き刺さりました。

暗闇の中で懸命に光を求める彼らの姿に、最後にはどうか幸せになってほしいと、祈るような心地で本を閉じました。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

登場人物たちの心情などが細かく表現されていて、またそれがどれも納得できるというか違和感がない。それだけに何が正解だったんだろうと考えてしまう感じ。あとがきにも書いてあったけど、この夜の道標というタイトルがまたいい。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

ものごとを一つの側面のみで判断したらいけないなぁと思う。そもそも、世の中に正しい情報は無いのではないか?と思う。どう頑張っても真実は本人しか知り得ないと思った。毎日様々なニュースが飛び交うが、真実はあるのだろうか?と思う。人それぞれが、自分が気持ちよくなる解釈をして真実とは程遠いものが独り歩きしているような気がする。

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

ドキドキ、ひりひり、ザラザラしながら読み終わった。
芦沢さんはオカルトチックなヒトコワ系のイメージだったんだけど、これはそういう娯楽小説ではなく、胸にしばらくずーんと残るような話だった。

帰結がそんな社会問題に関わってくるとは、と驚くとともに、それが動機になるっていうのがピンと来ないのは私も「こちら側」だからだなと思う。
彼にとってそれ自体の衝撃だけでなく、絶対に信じていた唯一の人にある種騙されていたということ自体が天変地異であり全てを揺るがすものだったんだろう。
ラストシーンで少年たちの関係が修復する兆しはあるものの、それでは覆せない現実の厳しさや今後の苦悩を思ってしまう。

少年も彼も、精神で見れば十分に子供たち。
私自身親になったからかもしれないけど、どうかこの世の中で苦しむ子どもが1人でも救われますように、と祈るのをやめられなかった。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

ずっしりと重い内容の小説。
芦沢さんの物語の中では読みやすい作品でした。
ただただ、結構センシティブな内容だったので、
読後感はちょっとずーんときました。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

一昔前の話のように描かれていたが、阿久津や波留が今を生きていたとして、上手に生きていけるように色んなことが整備された世の中になっているのか自信がないなと思った。

今は多様性なんたらで、あれもダメこれもダメが多いが、昔普通だったことがそのままになっていた方が幸せだったと思う人もいるのかもしれないなと思った。

正直、戸川先生が殺された理由がわからずスッキリはしないけど、波留に幸せになって欲しいと思った。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

なんか中途半端な小説。阿久津が殺人を犯した理由も有耶無耶だし、そもそも殺人を犯したことも曖昧だ。ネグレクトの父親も事件後、どうなったのかも書かれていない。優生保護法について深く書いてほしかった。

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2026年03月31日

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