芦沢央のレビュー一覧

  • もの語る一手

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    将棋にまつわるアンソロジーとは知らず、青山美智子さんの名前を見つけ早速読んでみると1話目からジーンと来る。将棋が全くわからなくても一話一話引き込まれていく。もし将棋に詳しかったらもっとワクワクできるのかもしれない。
    実は貴志祐介さんのお話のオチが良くわからなくて解説が欲しかったが、ちょっと探しただけでは見つからなかった。
    「お前レベルの話はしていない」は大島版のみなので、芝版もあとで読んでみたい。

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    2025年11月13日
  • 神様の罠

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    出張の時は短編集を持って出掛けるのが最近のパターンです。本作は平均的な内容でした。中でも“2020年のロマンス詐欺”は面白かった!コロナの頃は沢山の人々がいろいろな感情の中で生活していたのを、今なら冷静に振り返れます

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    2025年11月12日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    タイトル買い。読後は怖さよりも爽快感のほうが圧倒的に大きい。一級品の怪談を読ませていただいたという気持ち。著者と版元が一体となって素晴らしいエンターテインメントを作ってくれたことに、スタンディングオベーションとブラボーを送りたい。

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    2025年11月11日
  • 今だけのあの子

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    ●思ってたのと違った。イヤミスだと思わせて実は…っていうのが狙いなんだろうけど、イヤミスが読みたかったから残念な気持ちもある。

    ●ずっと続く友情もいいけれど期間限定だったとしてもそのとき大事だったことには変わりなくて、関係性が変わったり終わったりしてもそれをネガティブに捉える必要はないんだと気付いた。

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    2025年11月09日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公の作家の私に来た怪談話の依頼を元に私の経験談から私の身の回りの知り合いからまたその知り合いから語られる怪談の数々。そこから最終的にいくつかの共通点があり、それぞれの話の気味の悪さが露わになる。

    花柄のチュニックの占い師がいくつかの話で出てくるが、信用しないだけで怪異が現れて被害に遭っていく。主人公も徐々に不可思議な体験をしていることから、直接出会ったことないにしろ間接的に関わってしまっているためにいつか占い師の犠牲者になってしまうのではないかなと…。同じく毎回出てくるオカルトライターの榊さんについても真相に近づきすぎて行方不明なのかなと…。

    1話1話は読みやすく、話も面白いが占い師の

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    2025年11月09日
  • おまえレベルの話はしてない

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    「神の悪手」を読んで、将棋を題材にした芦沢作品は絶対読むと決めているが、本作は装画も含めて(とても将棋題材の装画とは思えない)今二つぐらいの出来。後半の大島パートは最初からデジャヴあったが、何のことはないオムニバス「もの語る一手」で既読。奨励会の三段リーグの壮絶さは小説の題材として打って付けではあるが、その屈折した複雑な心境は、もっと違うかたちで表現ができたのではとも思う。

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    2025年11月07日
  • いつかの人質

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    ネタバレ

    視点が変化しながら話が描かれていくことでスルスル読める面白い本であるのは間違いないと思った。だがそれと同時に救いが少なく、読んでて苦しい本でもあった。

    視覚障害者である愛子が誘拐される描写は個人的に特に重かった。しかし最後まで希望を見失わずに、そして自己の成長までする姿は今作の救いだと思った。

    優奈を探すためには、誘拐犯の加害者に仕立て上げるしかない。と考えてそれを実行する礼遠が、優奈に執着する理由が薄いような気がした。最愛の人であり自分を漫画家にしてくれた人だからか、、?
    途中まで優奈を懸命に探す夫という立ち位置からのどんでん返しは凄いと思った。

    宮下家では夫婦間の過保護な母親と、娘の

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    2025年11月01日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    明日、藤井NHK杯王者vs羽生九段があります
    で再読
    去年も同対戦ありましたが、千日手による再戦という震えるような展開で。
    もう少年ジャンプかよと突っ込みたくなる、僕のようなへぼ趣味打ちにすら刺さる泥酔対局でした

    将棋の知識がなくてもさらりと読めてしまう将棋がテーマの5篇、短編集

    卓上遊戯の読み物としては圧倒的に僕は宮内悠介の「盤上の夜」を推したいのですが。
    この神の悪手は将棋という遊戯に入り込んでいるわけではなく、将棋を通して思考回路やゲーム性をあくまでライトに物語表現として使用しています
    雑誌等読むに芦沢さんもそこそこ打てるようなのですが踏み込まない

    そこがダメな人もいると思うのです

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    2025年10月25日
  • 雨利終活写真館

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    ネタバレ

    【収録作品】プロローグ/一つ目の遺言状/十二年目の遺影/三つ目の遺品/エピローグ/十年目のあとがき

    あとがきによると、「題材へのアプローチの仕方が、現在の私の感覚ではどうしても受け入れられなかった」ため、単行本とは構成を大きく変えているとのこと。

    主人公の造形があまり好みでないが、物語としては興味深い。これから写真を撮ってもらうときは、遺影に使えるよう意識しようかな。

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    2025年10月23日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    一話でやめておけば、と最後のあたりに進むにつれ強く思うお話。
    生きててよかったのかどうか。
    神様はすべてを背負ってそれでもまた頼られれば手を貸す。神様じゃないけど誰よりも神様らしい。大人になったらどうなるのだろうか。

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    2025年10月23日
  • 夜の道標

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    ミステリー?サスペンス?
    はっきりとジャンル分けが難しく感じた本作ですが、最近流行りのARGを体験したような気持ちになりました。日常が侵食されるような不穏。

    ラストで一気に核心へと向かう部分はググッと引き込まれました。

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    2025年10月21日
  • 神様の罠

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    個人的に好きな作家•
    人気作家6人の短編集

    内容は
    乾くるみ•大山誠一郎 両者の作品が
    どんでん返しぽくて良かった
    辻村深月もコロナとロマンス詐欺という切り口は個人的に面白かった

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    2025年10月18日
  • 罪の余白

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    「火のないところ…」でガッチリ心を掴まれた芦沢作品2冊目は、2015年に内野聖陽さん主演で映画にもなった芦沢央デビュー作。
    妻が急逝して以降、男手1つで育てた一人娘 加奈が、学校のベランダから転落死する。
    事故か自死か?真相を探るなかで2人のクラスメイトが浮上。最愛の娘を死に追いやった女子生徒へ安藤は復讐を決意する・・・
    いじめ絡みで子を喪くした親の復讐劇だと「人間・失格」や「告白」が強く印象に残っていますが、それとはまた違う角度からのアプローチに胸がきゅっと苦しくなります。
    ワタシも基本少年少女には性善説を信じたいと思うけど、咲みたいな羊の皮を被ったモンスターも一定数いる訳で…。後味は良

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    2025年10月01日
  • いつかの人質

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    芦沢央の4作品目の長編。
    始まりは、幼少期の偶然が重なったことで起きた誘拐事件から物語が始まる
    誘拐された宮下愛子は、不幸にも負傷して盲目になってしまう。
    12年後に再び愛子が誘拐事件に巻き込まれるのだが
    その背景に、12年前の誘拐事件が浮かび上がる

    途中までは、盲目状態で誘拐される描写にハラハラしたが、物語の視点となる主役が誰なのか分からなくなり、興味が削がれてしまった
    ミステリーをテーマというよりは、加害者側の心情や背景がテーマだったようだ。
    芦沢作品は、心情を描くのが上手い作家だと思う

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    2025年10月01日
  • 雨利終活写真館

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    祖母が遺影を撮った〈雨利写真館〉で働くことになった黒子ハナ。祖母の遺言状に隠されていた謎、お客様の12年ぶりの家族遺影の撮影での真実、そしてお客様の妊婦の母と共に写された遺影の謎と向き合っていきます。それと共に自分の中のわだかまりを徐々に消化していく物語でした。

    装画から勝手にイメージを膨らませていたのとは全然違っていました。まさか謎解きみたいな感じだとは思いませんでした。

    雨利写真館で働く人たちは、それぞれ個性が強いのに、それが合わさるといい具合にバランスがとれていました。

    ハナのクイズ好きの祖母、遺影をとるために集まった親子と孫、妊婦の母達の写真、どれもが素敵な写真になったことが伝わ

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    2025年10月01日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という特徴的なフレーズから始まる短編集。ちょっと不思議だったり、ホラーだったり、感動的だったり。さまざまなお話を楽しめました!いきものがかりの水野さんや、背筋さんのお話も入っていました。個人的には「母の箪笥」に涙し「猟妻」はゾクっとし、「パルス、またたき、脳挫傷」の表現に驚かされました。サクッと楽しめる一冊です。

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    2025年09月28日
  • 今だけのあの子

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    女性の友情
    もしくは始まるであろう女性の友情の話
    私は文庫本で読んだのだが、最後の解説まで読んだら「ほほぅ」と唸った
    サラッと読んだら気づいてないことが
    あるもんだなぁ

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    2025年09月28日
  • 貘の耳たぶ

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    自分は出産経験が無いのだけど、解説の方のように繭子のことは好きになれません。本人を含めて全員のことを苦しめ抜いてる繭子を本当に許せない怒りの気持ちでずっと読んでいました。本当に苦しくなります。航太に1日も早い穏やかな日が来ますように。

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    2025年09月20日
  • だから捨ててと言ったのに

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    色々な作家さんの話が読めるオムニバス方式で
    楽しめた
    自分も目当ての作家さんが何人かいたのでそこから読んだが、順番もバラバラで読み始めても良いので気楽でした

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    2025年09月15日
  • 今だけのあの子

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    帯か期待を持たせるものだったのと、悪いものが来ませんようにの作者さんなのでドキドキを求めてたら意外とそうでもなかった。‥はずなのに、最後の解説まで読んでそういうことだったのかと、評価0.5位上がりました。解説まで読むのおすすめです。

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    2025年09月15日