芦沢央のレビュー一覧

  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    何度読んだかな、でも面白い。一番最初の作品、プールの水を出しっぱなしにして市に損害を与えるかも、そこで露呈しないよう考えるがツメが甘い。頼りにした同僚男性はずる賢さで彼の上をいく。

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    2026年08月26日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    芦沢央、三冊目を読みました。
    内容はもちろん文句なし。
    それに「許されようとは思いません」ていうタイトルもいいよね。

    私は、ちょっと冗長な所もあったけど「ありがとう、ばあば」が好きだな。
    おっそろしい小学生もいたもんだ。

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    2026年08月26日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    それぞれの話は面白いけど、
    結構殺人が多いから、一気読みはしんどい。
    それぞれの刑事のキャラを掴むのも
    気力がいるかも

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    2026年08月25日
  • 神様の罠

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    ミステリアンソロジー。乾さんの短編はめちゃくちゃらしさが満載でうっわと察してげんなりする。米澤さんの短編は絶対凶器あれやろと思ってたら全然違って拍手した。大山さんの短編が結構好みでどう転んでいく?と先が気になった。有栖川さんと辻村さんは読んだことあったので再読。

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    2026年08月24日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    どの短編も実際にありそうなリアリティがある話だった。いや、実際にあると思う。特に埋め合わせの話は誰しもが一度は経験したことなのではないかな?と思う。

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    2026年08月22日
  • あなたが正しくいられたとき

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    2026年17冊目。ガツンとくる短編は個人的にはなかったけど、最後の投了図が哀愁があってよかったな。

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    2026年08月20日
  • あなたが正しくいられたとき

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    日常に潜んでいる怖さを描いた短編集……でいいのかな。
    題名にもなっている「あなたが正しくいられたとき」はヒヤリとする(自分もそうじゃないかとかんがえて)怖さがあって、読後もずっと印象に残っている。確かに「自分は正しい」と思い込んでいる人間はいる。私はいい加減な人間なので、何か気後れしてしまうから近づかないのだが。
    正しさについてしばらく考えてしまった。
    (いくら理由があっても娘を川に落とす母親はさすがにいないだろうから、その点では現実感ゼロだけど、男が好意を持たれてると誤解しやすいところなんかはリアリティあり。)
    他の作品はそれほど……という感じ。
    トータルでは星3つが妥当と思う。

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    2026年08月20日
  • 魂婚心中

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    ネタバレ

    心に残ったのは、最後の『九月某日の誓い』だった。『火のないところに煙は』は、神楽坂の印刷会社に染みが寄る人怖だった。『夜の道標』は灰色の町の社会派だ。波留が車に飛ばされる場面は、わっしわしと心臓を摑まれた。非常にいい。『おまえレベルの話はしてない』は、短編の形を取りながら長編文学といっていい。将棋だ。奨励会の切っ先が自分に返ってくる。これも非常にいい。名人戦の観戦コラムでいらしたときの、将棋界への視線が温かかったのを、いまも思い出す。

    表題作は、未婚のまま死んだ者同士が結婚できる世界だ。律子は浅葱を推してい、死後に結ばれたいと願っている。正直、ピンとこなかった。推し活への理解が足りないのかもしれない。ほかの短編も独創的だ。面白いなと思いながら読んだ。ただ、胸をえぐられる感じではなかった。

    久美子は操を蔵で世話する。操は、殺意を向けられると相手を窒息死させる、と本人は言う。軍に知られてはいけない。三条家は操を蔵に閉じ込めて隠す。ある日、植野が骨董を売って解雇され、灯油を持って戻る。火がつき、操が手を伸ばす。火は消え、植野が倒れる。能力は誰のものか。芦沢央作品のこういうところが好きなんだよなぁ。

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    2026年08月19日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    それぞれ面白さが違って、個人的には米澤穂信さんと荒木あかねさんの話が好みだった。他にも警察小説アンソロジーがあるので、知らない作家さんの話を読んでみたい。荒木さんは初めてなので彼女の小説を探します。

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    2026年08月18日
  • 魂婚心中

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    発想はいいのに、中身はあまりだった。
    魂婚心中は内藤了のよろず建物因縁帳に死後婚の話があったから、知ってはいたものの。現代風にアレンジ。
    でも、突っ込み所が満載で。死後すぐ相手を探さなきゃいけないのに、マッチングアプリで一般人だったら、同時期に死んでる人なんて、相互フォローの人の中からは見つからないでしょ…とか。
    最後の九月某日の誓いがよかったから、星3っ。
    それがなかったら、1っ減。

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    2026年08月18日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察ミステリーといっても、切り口を変えるだけで全然違う物語になる。
    行きつけの店で事件を推理する二人の刑事、オカルト好きの警視、巡査長の拳銃自殺、帰署中のトラブル、元警官の探偵…などストーリーは多岐にわたる。
    どれも面白いけど『プライドの隙間』のテーマと真相がわりと好きだった。

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    2026年08月17日
  • おまえレベルの話はしてない

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    タイトルに惹かれて読んでみた。棋士の世界の競争、プレッシャーの凄まじさは伝わってきたが、「芝」の話はあまり理解できなかった。

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    2026年08月15日
  • あなたが正しくいられたとき

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    一話目の表題作がまずこの作品全体のイメージを作る。単純な正義を拒否する元カノが、自分の目的のために、その信用していない正義を利用する。
    「そんなことのために」「そんなことをする」彼女は怖い。ただ、理解し得ない思考だと思う一方で、自分の正義を点ほども疑うことができなかった窪田に対しても、気持ちのどこかが距離を置こうとする。
    「そんなことのために」「そんなことをする」女性は「立体パズル」にも登場する。うっすら怖い。
    決して幸せな結末ではないが、「投了図」は、未来の才能に託すことで自己を振り返るラストに光がある。「代償」も、望んだ結果ではなかったが、物書きとして生きる道を選ぶ結末に未来を感じる。
    なぜか十時警部補のドラマシリーズができているのにちょっと笑った。

    文庫ではないのだが、珍しくご本人によるあとがきがある。今作はご本人によるとごった煮のような作品集だそうだ。私としては一話目に強く引っ張られ、そのイメージで読んでいたので、ごった煮という印象ではなかった。野菜の中にチーズが入ろうがヨーグルトが入ろうが、味はまとまっている。
    競作アンソロジーがお好きというのは意外だった。作家さんにとっては楽しいことなのかな?

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    2026年08月15日
  • 神様の罠

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    アンソロジー買うって贅沢な選択だな。好きな作家のストロングポイント再確認、新しい発見ありを感じた一冊。

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    2026年08月15日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋の話だと知らず手に取ってしまった。
    普通に面白かったが、ルールを知っていたら格段に楽しめるだろうなと思う。

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    2026年08月13日
  • 嘘と隣人

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    帯にある地獄は始まるあなたの隣の悪意から、という言葉で人間のどす黒い悪意、やっぱり生きてる人間が一番怖いよね、というお話かと思っていたけれど、あっさりしてるところが多かった印象。悪意のある人間の心理描写がもっとあったら良かったかも

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    2026年08月12日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    夏だしちょっと怖い話でも読みたいと思い、購入しました。全6話の短編集です。
    どの話も怖いというより、ゾワゾワして薄気味悪い感じでしたが、最後の話でまさかの繋がりが…
    ここ数年流行っている、ホラーとかモキュメンタリーとかはなんとなくちょっと怖すぎて読み気がしなかったのですが、この本ならそういうのが少し苦手な人でも楽しんで読めると思います。

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    2026年08月11日
  • 嘘と隣人

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    5話の連作

    1話ずつは視点を変えて見てみるとどうなるのか?という感じで面白かったけど、そのままの流れで終わってしまったのが残念

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    2026年08月11日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    最後の話が1番後味が悪い。一気に読んだら寝れなくなった。何かを失敗したとき、なぜ人は隠してしまうのか…教訓になります

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    2026年08月08日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    荒木あかね「プライドの隙間」と芦沢央「コールバック」がよかった。前者は警察組織の悪しきマチズモをうまくミステリの背景として活かしている。
    後者は退官した元刑事を主人公としたシリーズものだけれど、このシリーズの持ち味であるありふれた人間のもつ悪辣さ卑劣さという形で凡庸な悪を描いてみせるのが巧み。

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    2026年08月07日