芦沢央のレビュー一覧
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ネタバレ主人公の作家の私に来た怪談話の依頼を元に私の経験談から私の身の回りの知り合いからまたその知り合いから語られる怪談の数々。そこから最終的にいくつかの共通点があり、それぞれの話の気味の悪さが露わになる。
花柄のチュニックの占い師がいくつかの話で出てくるが、信用しないだけで怪異が現れて被害に遭っていく。主人公も徐々に不可思議な体験をしていることから、直接出会ったことないにしろ間接的に関わってしまっているためにいつか占い師の犠牲者になってしまうのではないかなと…。同じく毎回出てくるオカルトライターの榊さんについても真相に近づきすぎて行方不明なのかなと…。
1話1話は読みやすく、話も面白いが占い師の -
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ネタバレ視点が変化しながら話が描かれていくことでスルスル読める面白い本であるのは間違いないと思った。だがそれと同時に救いが少なく、読んでて苦しい本でもあった。
視覚障害者である愛子が誘拐される描写は個人的に特に重かった。しかし最後まで希望を見失わずに、そして自己の成長までする姿は今作の救いだと思った。
優奈を探すためには、誘拐犯の加害者に仕立て上げるしかない。と考えてそれを実行する礼遠が、優奈に執着する理由が薄いような気がした。最愛の人であり自分を漫画家にしてくれた人だからか、、?
途中まで優奈を懸命に探す夫という立ち位置からのどんでん返しは凄いと思った。
宮下家では夫婦間の過保護な母親と、娘の -
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明日、藤井NHK杯王者vs羽生九段があります
で再読
去年も同対戦ありましたが、千日手による再戦という震えるような展開で。
もう少年ジャンプかよと突っ込みたくなる、僕のようなへぼ趣味打ちにすら刺さる泥酔対局でした
将棋の知識がなくてもさらりと読めてしまう将棋がテーマの5篇、短編集
卓上遊戯の読み物としては圧倒的に僕は宮内悠介の「盤上の夜」を推したいのですが。
この神の悪手は将棋という遊戯に入り込んでいるわけではなく、将棋を通して思考回路やゲーム性をあくまでライトに物語表現として使用しています
雑誌等読むに芦沢さんもそこそこ打てるようなのですが踏み込まない
そこがダメな人もいると思うのです -
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「火のないところ…」でガッチリ心を掴まれた芦沢作品2冊目は、2015年に内野聖陽さん主演で映画にもなった芦沢央デビュー作。
妻が急逝して以降、男手1つで育てた一人娘 加奈が、学校のベランダから転落死する。
事故か自死か?真相を探るなかで2人のクラスメイトが浮上。最愛の娘を死に追いやった女子生徒へ安藤は復讐を決意する・・・
いじめ絡みで子を喪くした親の復讐劇だと「人間・失格」や「告白」が強く印象に残っていますが、それとはまた違う角度からのアプローチに胸がきゅっと苦しくなります。
ワタシも基本少年少女には性善説を信じたいと思うけど、咲みたいな羊の皮を被ったモンスターも一定数いる訳で…。後味は良 -
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祖母が遺影を撮った〈雨利写真館〉で働くことになった黒子ハナ。祖母の遺言状に隠されていた謎、お客様の12年ぶりの家族遺影の撮影での真実、そしてお客様の妊婦の母と共に写された遺影の謎と向き合っていきます。それと共に自分の中のわだかまりを徐々に消化していく物語でした。
装画から勝手にイメージを膨らませていたのとは全然違っていました。まさか謎解きみたいな感じだとは思いませんでした。
雨利写真館で働く人たちは、それぞれ個性が強いのに、それが合わさるといい具合にバランスがとれていました。
ハナのクイズ好きの祖母、遺影をとるために集まった親子と孫、妊婦の母達の写真、どれもが素敵な写真になったことが伝わ -
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