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自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。発覚 に怯えながらも、息子・航太への愛情が深ま る。一方、郁絵は「取り替えられた」子と知 らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。そ れぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」 が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続 ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子た ち。切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は……。
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Posted by ブクログ
子育て世帯にぶっ刺さり 最初は変な事件を起こした変な人の話で終わるのかと思いきや主題は別の所にあって 子供との本当の関わり方を考えさせられる内容 素晴らしかったです
夢中で読んで一気読み。 もっと続きが読みたい。 子供が小学生、中学生、高校生・・・と成長していく過程で、取り違えについてどう思うか、どう考えるか、子供視点での話も読みたい。
あなたは、新生児の『取り違え』が現実に起こっていることを知っているでしょうか? 『新生児 取り違え』、これら二つの言葉を検索ワードにボタンを押すと驚くことに幾つもの結果が返ってきます。『ほとんどは外国で起きた事件のニュース』という一方で、現在進行形で裁判が行われている例など、日本でも実際に『取り違...続きを読むえ』が起こっていることがわかります。『産院側のミス』によって起こったそれらの悲劇。何年も何十年も経ってからその事実が発覚しても、それは『取り返しがつかない』事態です。 安心できる材料としては、それらは昭和の時代に起こった事ばかりであり、現在は何かしらの対策が取られていることです。 『現在はほとんどの産院でもそうした事故を防止するために生後すぐ、分娩室から出る前にネームタグを母子の手足首につけている』 実際にそのような悲劇が起こったからこそ現場にもその再発を防ぐ手立てがなされてる現状があります。しかし、ミスではなく故意に『取り替え』が起こることはないのでしょうか?そのような事態を想定した対策は取られているのでしょうか? さてここに、『母親が犯人だった』というまさかの新生児『取り替え』を描く物語があります。作品冒頭から読者をトイレに立つことさえままならなくさせるこの作品。どんな結末が待っているか全く予想もつかないこの作品。そしてそれは、『耳たぶの感触はおっぱいの先の硬さと同じなんだって』という言葉に希望を感じたとおっしゃる芦沢央さんが綴る慟哭の物語です。 『残念だったね、という声が耳の奥で反響』する中に、『大きな窓に両手をついて』『〈石田繭子ベビー〉並んだベッドの一番左、青いプレートに書かれた自分の名前が他人のもののように見えた』と、『その下で眠る、小さな赤子』を見て『この子が、わたしの子』と思うのは主人公の一人、石田繭子(いしだ まゆこ)。『この子は、残念な子なんだろうか。わたしのせいで、幸せにはなれないんだろうか』と、『残念だったね、という』郁絵の言葉を思い出す繭子は、『見学に訪れた別の助産院で言われた』『女性が本来持っている力だけで産むのが自然なお産』と説明されたことを振り返ります。『何となくそこで産む気にはならなくて分娩予約を入れないまま帰り、それ以来思い出すこともなかった』という繭子は、『内臓が外へ押し出されてしまうような収まりどころのない激痛から逃れられるのなら何でもいいと思った』という先に『早く切ってくれと先生に頼』みます。『もうこれ以上苦しまなくていい。これで、とにかく終わる』と思った繭子でしたが、『今になって、あのとき助産院で聞いた言葉が蘇』ってきました。『普通に産めなくて残念だったね。先生ももう少し頑張らせてくれればよかったのにね』と郁絵に言われた言葉を思い出す繭子は、『出血量が多すぎて輸血までしたという郁絵』が『まだ起き上がることすらできていない』という中、『けれど、彼女は ー 赤ちゃんに最高の出会いをプレゼントてきたんじゃないか』とも思います。そして、『目の前の戸を開け』、『新生児用ベッドを覗き込んだ』繭子は、『バスタオルを開』きます。『七月二十七日十時二十三分生まれ 二六四〇グラム 四十八センチ 男の子』というプレートの数字を見て、『小さい、と思』う繭子は『こんなにも小さな生き物を、わたしが育てることができるんだろうか』という気持ちになります。『呆然と、隣に並んだ郁絵の子どもを見下ろす』と、そこには『二八五〇グラム』という数字が見えます。『たった二一〇グラムの差でも、その分だけ生きる力が強いように見えた』繭子。さまざまな思いが去来する中、『一生、この子の人生に責任を持たなければならない』と思いつめる繭子。そんな中に『腕が、隣のベッドへと伸びた』という先に、『バスタオルに手をかける』と、『ピンク色のネームタグが、外れてい』るのに気づきます。『〈平野郁絵ベビー〉』と書かれた『バンドが、肌着の裾に引っかかってい』ます。『わたしが肌着をめくった拍子に外れてしまった?』と思い『背後を振り返る』も『まだ誰の気配も』しません。『外れたのだから、元に戻せるはずだ』と『考えた瞬間』、『残念な子、という言葉が再び脳裏で響』きます。『この子は、わたしのせいで幸せになれない』と思う中、『気づけば、震える手で、自分の子の足首をつかんでいた』繭子は、『そこに巻かれていたネームタグを指で挟』みます。そして『踵で引っかか』ったタグからやがて抵抗が消えた一方で、『遠くのドアが開く音』に『タグを落と』してしまい、慌てて拾い『自分の子の足を押し込む』繭子。しかし、『泣き声が上が』る中、『わたしは今、何をしようとしていたのだろう』と思う繭子は、『郁絵の子のネームタグも戻』そうとしますが『ネームタグ』が見当たりません。『床に落ちていた』のを見つけ同様に足首に戻した繭子。そんな瞬間、『〈石田繭子ベビー〉』という文字が見え、『どうしてこれが』と『隣のベッド』を見ると『〈平野郁絵ベビー〉』という文字が見えます。『間違えた』と、『血の気が一気に引いていくのがわかった』という繭子。そんなところに『あら、石田さん』と『窓越しに看護師と目が合い、声にならない悲鳴が喉を締め上げる』繭子は、『間に合わない。バレてしまう。わたしが』と焦ります。『石田さん』、『どうしたの?』と声をかけられ『しゃがみ込んだ途端、肩を支えるようにつかまれ』、『石田さん、大丈夫?』と訊かれると『力を抜いて。ほら、そこの壁に寄りかかって。大丈夫、落ち着くまで座っていていいから…』、『ちょっと無理しちゃったかな?…だけど本当はできるだけ動いた方がいいからね』と言われる繭子。『赤ちゃんに会いに来たんでしょう?頑張ったわね』と『滑らかな声が、ぐらぐらと揺れる頭の中で反響する』繭子。そんな繭子が『ネームタグ』を交換してしまった先に待つ運命の物語が描かれていきます。 “自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。発覚 に怯えながらも、息子・航太への愛情が深まる。一方、郁絵は「取り替えられた」子と知らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。それぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子たち。切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は…”と内容紹介にうたわれるこの作品。新生児の『取り違え』ではなく、『取り替え』というまさかの前提の先に衝撃的としか言いようのない物語が紡がれていきます。 文庫本451ページという物量の中に描かれていくこの作品は〈プロローグ〉と〈エピローグ〉の間に挟まれた、たった二つの章だけで構成されています。そして、それら二つの章には女性の名前が章題としてつけられています。 ・〈第一章 石田繭子〉 ・〈第二章 平野郁絵〉 二つの章が物語を形作っていく作品というと私には加納朋子さん「いつかの岸辺に跳ねていく」が思い出されます。〈フラット〉と〈レリーフ〉の二つの章から構成される加納さんの作品はそれぞれの章ごとに視点の主を切り替え、〈フラット〉で見せた世界を〈レリーフ〉で鮮やかに反転させる画期的な構成で魅せてくれます。この芦沢央さんの作品は時系列としては〈第一章〉に時間的に継続した物語を〈第二章〉で見せていくため、物語が反転するわけではありません。どちらかと言うと、〈第一章〉の物語が引き起こした出来事を〈第二章〉で結果論として見せていく物語です。しかし、加納さんの作品も芦沢さんの作品も二人の人物に視点を切り替えることで、見える世界がガラッと変わるという、小説ならではの醍醐味を味わわせてくれる点では同じです。 では、芦沢さんのこの作品を見ていくに際して物語に登場する二つの家族をご紹介しましょう。 ● 物語に登場する二つの家族 ・石田繭子(化粧品会社を退職)、旭(パイロット) 子供: 航太(こうた)-出生時 2850g ※ 葛飾区のマンションに暮らす(最寄駅: 青砥) 旭の父親は弁護士 ・平野郁絵(保育士)、哲平(会社員) 子供: 璃空(りく)-出生時 2640g ※ 葛飾区の一戸建てに暮らす(最寄駅:京成高砂) この物語は2012年7月27日を起点として動き出します。この日、同じ産院において石田家と平野家にそれぞれ男の子が誕生しますが、繭子が『帝王切開』を自らの意思で選択したのに対して、郁絵は『五十二時間も』かけ『出血量が多すぎて輸血までした』という中に自然分娩するという対象的な経緯の違いを見せます。ここに物語が生まれる余地が生まれます。『手術を終え、ストレッチャーで廊下を移動していた』繭子に郁絵はこんなひとことをつぶやきます。 『普通に産めなくて残念だったね。先生ももう少し頑張らせてくれればよかったのにね』 『陣痛が始まって四十五時間が経過していた』という郁絵にはことさら『帝王切開』を見下す意図はなかったものと思われますが、そんな言葉は繭子の心を蝕んでいきます。『女性が本来持っている力だけで産むのが自然なお産ですよ』と『見学に訪れた別の助産院で言われた言葉』が脳裏に蘇る繭子はこんな思いに囚われます。 『この子は、残念な子なんだろうか。わたしのせいで、幸せにはなれないんだろうか』。 そんな思いに満たされていく繭子は、他の大人が誰もいない新生児室へと立ち入り、自らが産んだ子どもを見下ろします。『〈石田繭子ベビー〉』と『〈平野郁絵ベビー〉』と『ネームタグ』が足首に付けられていますが、郁絵の子どもの『ネームタグ』が外れていることに気づく繭子は二人の体重差も気になる中、自らの子どもにつけられた『ネームタグ』を外してしまいます。そんなところに誰かが来る気配に気づいた繭子は慌てて『ネームタグ』を戻すも結果として逆に付けてしまいます。 『間違えた。血の気が一気に引いていくのがわかった』。 ここまでが〈プロローグ〉で提示される内容です。まだ本編には一切入っていませんが、この作品の大前提がここに出来上がってしまうことがわかります。一方で、自らの子から『ネームタグ』を取り外す行為に出た繭子ですが、つけ間違いをして焦る様子が描かれているのも事実です。そういう意味では、最後まで強い意思を持った上で『取り替え』たわけではなく、結果論的な事故とも言えます。しかし、その先の幾つもの段でそれを訂正できる場面はあり、それをせずにその先を生きていくことを選んだことを考えると、やはり自らの意思で『取り替え』たと言わざるを得ないと思います。なかなか衝撃的な物語の幕開けです。 そんな物語は、本編へと移り、まずは『取り替え』た張本人である石田繭子視点で航太と名付けた、本来は郁絵の子どもを育児する繭子の物語が描かれていきます。そして、そこに描かれるのは、育児に多々思い悩む繭子の姿です。 繭子: 『ねえ、こうちゃん。ママと一緒に公園に行こうか』 航太: 『やだ』 (ほとんど反射のように航太が答えた) 繭子: 『どうして?行こうよ。滑り台楽しいよ』 航太: 『やだ』 繭子: 『じゃあお買い物にする?』 航太: 『やだ』 (にべもない返事に、ため息が漏れそうになる) 繭子: 『じゃあどうしたいの』 航太: 『やだ』 (航太は首を思いきり横に振った。やーだー!顔を赤くして、自分の声に急き立てられるようにして泣き始める) 『一歳半を過ぎた頃からイヤイヤ期らしきものが始まった航太は、二歳を過ぎた今、ほとんど毎日こうして泣いている』と、航太の育児に悩みを深めていく繭子の姿が描かれていきます。こういった場合、周囲に相談する人がいれば違うのかもしれませんが、夫の旭はパイロットとして不在がちであり、頼みの綱であるべき実母はある一件で精神を病み教師を退職したという中に頼れる人なく一人で悩みを深めていきます。そんな中にこんな思いが顔を持ち上げます。 ・『あの子は、どんな子になっているんだろう』。 ・『血の繫がったあの子の言うことなら、理解してあげられたんじゃないか』。 この作品の〈第一章〉は繭子視点で展開する物語です。『帝王切開』を見下すような発言が起点ということも含め、読者は間違いなく視点の主である繭子に感情移入していくはずです。例え、『取り替え』というありえない行為をした人物であるとしてでもです。 しかし、そんな物語は折り返しとなる2016年9月30日、平野郁絵視点の〈第二章〉に切り替わった途端、見えていた景色が別物に変化します。これが二つの章から構成される作品の何よりもの醍醐味です。物語は、内容紹介にある通り、”元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子”と対象的な姿を見せます。というより、郁絵視点の〈第二章〉で描かれる繭子の影の薄さに驚く他ない物語が展開していきます。何を考えているのか全くわからない繭子を見る読者は、〈第一章〉で感情移入してきた繭子だからこその違和感に間違いなく戸惑います。その一方で、〈第一章〉で垣間見えた姿とは異なり、極めて人間味あふれる郁絵の姿を見る物語の中に一気に感情移入先が移り替わっていくのを感じざるをえません。 ・『璃空を手放したりなんて、そんなことできるわけがない』。 ・『血の繫がりがどうであろうと、私の子どもは璃空でしかない。まずは夫妻に会うだけ会って、義務を果たした後は交換に反対し続ければいい』。 物語は、子どもの『取り違え』がわかった先に、どう決着をつけるべきかをそれぞれの夫妻に突きつけていきます。あまりに非情な現実を突きつける物語の中で視点の主である郁絵の心は大きく揺れ動いていきます。その動きの激しさ、深さは読者の心を間違いなく射抜きます。途中で、読書を中断することを一切許さない恐ろしいほどの密度の濃さで物語は展開していきます。そこには、郁絵の心情のみならず、何の罪もない二人の子どもたちが見せるあまりに切ない思いが垣間見えてもきます。そして、そんな物語が至る結末、そこには、こんな思いのままに本を置かなければならないのか…と、もどかしい思いがいつまでも尾を引く物語の姿がありました。 『自分がしたことが信じられなかった。わたしと夫の血を継いだ子を、妊娠がわかってからの八カ月間、ずっとお腹の中で育ててきたはずの子を、自分が手放そうとしたのだということ。そして、わたしは、それをごまかすために一番やってはならないことをした』。 そんな結果論の先に、まさかの新生児『取り替え』という事態が起こってしまった二つの家族の姿を描くこの作品。そこには、対象的な母親に育てられた二人の子どもたちの気持ちに感じ入りもする物語が描かれていました。育児の大変さを改めて思うこの作品。そんな物語の中に親と子の繋がりを改めて考えさせてもくれるこの作品。 読後、二人の子どもたちの未来にいつまでも思いを馳せてしまう、なんとも言い表せない思いが渦巻くその結末含め、小説を読むことでこんなにも感情が揺さぶられてしまうものなのか!と驚いてもしまう、これぞ傑作だと思いました。
自分が産んだばかりの息子を、新生児室に寝ている同じ日に生まれた隣の子供と入れ替えるというありえない行為を、誰もが実行してしまう可能性があるかもしれないと思えるほどの精神状態の描写を表現している。その後のいつバレるか分からないとビクビク暮らす日々、入れ替えられた家族の精神描写もリアルすぎて読み始めると...続きを読む止まらなかった。
福山雅治主演の映画「そして父になる」では看護師が故意に取り違えたが、この作品は母親が取り替えた。でもそこには悪意なんてものはなく、十分に同情する状況でもあるし、なにより子供を愛していた。仮に取り違えなくても愛しただろうに。そして取り違えられた側ももちろん。同情してしまう感情もあり、でも取り返しのつか...続きを読むなすぎることでもあり。はやく映像化してたくさんの人に知ってほしい作品
出産後の、最初に我が子を見た時に「もう逃れられない、この子の人生に全責任を持たなければならない」とその責任の重さに押しつぶされそうになったことを思い出す。 2人の母親の気持ちを丁寧に描写してあり、唸らされる。 後半、物語がうねり始めると、読んでいる私もそのうねりに飲み込まれてしまった。 読み応え...続きを読むがある一冊だった。
きっと繭子の気持ちをわからないと切り捨てられる人は、強い人。精神の不安定の末の行動は理屈じゃない。嫉妬や自尊心の揺らぎ、生々しい慟哭のような心理描写。2人の主人公それぞれの、弱さと強さ両面を捉えながら描かれていく。
産院で衝動的に自分の産んだ子と他人の子を取り替えてしまった母親が、精神的に追い詰められていく様を描いた前半。後半は、その4年後に取り替えられていたことを知った母親側の苦悩を描く。 読み手が男性か女性か、出産の経験の有無、普通分娩か帝王切開か、子育て時に専業主婦か仕事を持っていたかなど、その立ち位置...続きを読むによって受け止め方や衝撃度が大きく異なる作品だと思う。 私は子育てを終えて久しいが、二人の母親の苦しみが途切れることなく伝わってきて、胃が痛くなるような読書だった。 読後も、将来二人の子ども、特に取り替えた親の子どもが事実を知ったときどうなるのかを想像してしまい、憂鬱な気分がしばらくは抜けなかった。 余談だが、そう言えば我が家では断乳後の息子が耳たぶを触るのが好きで、私のはもちろん近くにいる人の耳によく触れていたなと、懐かしく思い出した。
面白くて一気読みした。 繭子の自分を犠牲にした母性もわかる気がしたし、郁恵の気持ちも痛いほど分かった。 普段、育児にかかる手間を厭うていた気持ちを、正してもらえた気がした。
読んでいてこんなにも苦しくなったのは、私も子育て中だからだと思う。 我が子は血が繋がっているから可愛いのか、と聞かれるとそうではないと思いつつも、どこかで自分と似たものを感じるというところも大きい気がする。何年であれ、子どもと過ごす濃密な時間は限られているのだろうから、写真や動画に収めることに囚われ...続きを読むすぎず、自分の目で見ていきたい、と思った。
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