あらすじ
新入社員の松尾は忘れ物で戻った夜の会社で、先輩社員の康子がパワハラ上司の不正証拠を探す場面に遭遇。そのまま巻き込まれる形で、片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。その周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーやチケットを手に劇場で同級生を待つ青年、開幕直前に届いた脅迫状など、それぞれ全く無関係の事件が同時多発的に起きていたが、松尾と康子の行動によってそれらは少しずつ繋がっていく、そして……。バラバラのピースが予測不能のラストを象る。いま、最も注目される作家芦沢央の驚愕・痛快ミステリ!
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Posted by ブクログ
短編だけど繋がっていて最終的にクライマックスもスカッとした〜〜〜!!
人間の負の感情も描かれているけど最後はほっこりする話が多くてイヤミス好きだけどこういうのもありと思った!!
Posted by ブクログ
連作短編でどこかで少しずつ繋がっている。
最後で帯のとおり「こうきたか!」となりました。
カーテン・コールの為の題名でもあるバック・ステージがあったんだと思った。
結末が好き。
ドタバタコメディ?恋愛?少しイヤミス?
ミステリ?ヒューマンドラマ?
どれが一番しっくりくるんだろう?
どれもちょっと入ってるのが、面白い。
芦沢央さんはイヤミスのイメージですが、
この作品は違いました。
Posted by ブクログ
面白かったぁー
とある舞台にまつわる話がいろんな視点から少しづつ絡みながら話しが進んでいく。
康子さんが変人過ぎて冷や汗がでるぐらい強烈なキャラだった。
読後はとてもすっきりほっこりする。
Posted by ブクログ
ブク友様のレビューから手に取った作品!
めちゃめちゃ気に入った♪
色んな人のストーリーを楽しみつつ、ほんのりだけど全部繋がる感じも好き。
ハチャメチャな感じも良い!
どうなっていくのか気になってイッキ読みだった。
読書初心者の方にもおすすめしたい1冊!
こちらの1冊と出会わせてくださったブク友様に感謝\( ´ω` )/
Posted by ブクログ
パワハラ上司の悪事を暴きたい二人の話から始まる全8章(序章、終章含め)。この二人が悪事を暴く為に色々と動く間に二人の間にも変化が訪れる。そんな二人の掛け合いも面白い。短編集のようにも読める、だけどある章に出てきた登場人物が次の章では彼らのドラマが始まり、自身の生活の中でもスーパーでレジ待ちの後ろにいる人や、道ですれ違う名前も知らない人々にもそれぞれにドラマがあり、悩んだり時には笑ったりして生きてるんだなぁと実感する。最近続けて芦沢先生の作品を読み、これまではイヤミス強めだったのが今回はちょっとほろっとするお話もあって最後まで楽しかった。
Posted by ブクログ
パワハラ上司の不正を暴きたい会社員、意中の女性をお芝居に誘った青年、その舞台役者に届いた脅迫状。それぞれ独立した短編集だが、どこかで少しずつ繋がっている。
それぞれの話がドラマチックで読み応えがあり、読後感も良く、いろんな人にオススメできる一冊。
Posted by ブクログ
同じ「舞台」に様々な主人公が関わる物語で、パワハラ上司の横領の証拠を掴むつもりが紆余曲折あって舞台に辿り着く者や、実際に舞台に出ている者の演技での葛藤など、バリエーション豊かな物語が少しずつ繋がりがありおもしろかった。解説にこの物語自体が舞台の一幕一幕のようだとあったが、康子と松尾のドタバタ展開から始まり、途中に演者(主役、ちょい役)たちの演技への想いが回想・暗転を通して瑞々しく語られていて、コンパクトながらも多彩な物語の数々は確かに丸ごと舞台にして見てみたいと思えた。嶋田ソウが魅力的。パワハラが具現化したような人物だが、彼を通して演技の本質に気付く者や、「嶋田ソウに比べれば」と、自社の怖いと思っていた上司に立ち向かう勇気を得る者もいて、不思議な力を持つキャラクターだと感じた。
Posted by ブクログ
ずっと前から気になってましたが面白かったです。
とある舞台を中心とした観客や出演者視点で繰り広げられる短編集です。
一つ一つのお話に明確な繋がりはありませんが、この人物が実はこのシーンに出てきたこの人で…みたいなのはちらほらあります。
芦沢さんといえばイヤミスのイメージでしたが、この様な群像劇系もお上手なんだなと改めて作者さんの実力を実感しました。
芦沢さんならではの心理描写の巧みさに、登場人物一人一人の心情や立場にとても共感できました。
特に母と息子の話と二人の大学生の話が好きです。
最後のオチも、個人的にはまさに地の文、そして作者さんの思惑通り「こうきたか〜!」となりました。
Posted by ブクログ
似鳥鶏の市立高校シリーズ・柳瀬沙織さんを思い出してしまったのは私だけ?
帯のとおり。
人生も、面白いのはいつも舞台裏。
娘のバレエ教室の発表会、袖幕の仕事が妙に楽しかった。娘の踊りとか正直どーでもよくて、いかに舞台をきっちり回すかに夢中になっていたのに、同じ係のママさんに「ゲネプロか本番かは必ずみんな客席から見られる様にしよう」と提案された。いや、自分舞台裏の仕事が楽しくて仕方ないから客席には行かなくていい、と言ったのに、「そういう事言う人がいたら遠慮して見に行けない人がいるでしょう?」と責められて追い出された。お陰で本番、詰めが甘くて肝を冷やした。彼女は娘の精一杯を見届ける事こそが至上の目的で、私とは相容れない考え方の持ち主だった、って今なら分かるけど、その後もいろいろあって、最後の頃は彼女の名前が出るだけで動悸がしたり手が震えたりしてた。バレエ教室退会と同時にLINEもブロックして二度と会うこともないと思う。
みたいな事を思い出した。
本書の内容とは全く関係ない。
Posted by ブクログ
初めての芦沢作品。
生きづらさを抱えて日々を過ごしている登場人物が繊細なタッチで描かれている。
読み進めるにしたがってそれぞれの伏線がいつの間にか自然に繋がっていくのが心地よかった。
Posted by ブクログ
短編のようで読みやすく袖擦り合う感じがいい
予測を裏切る展開につい引き込まれて読み進む
いろんな登場人物のバックボーンの末にたどり着く
すっきりとした爽快感の心地よさ
Posted by ブクログ
ページ数も少なかったのであっという間に読めてしまったけど
とことん芦沢央さん味がだだ洩れだった
これは短編ものというカテゴリになるのかなぁ
抜粋
「変わった人だと思われたいから変わったことをするのって、すごく普通だよね。きっと本当に変わった人って、松尾みたいに面倒くさいからっていう理由でみんなと同じ色を選べるんだよ」
思わず蛍光ペン引くところだった…!
小説家:芦沢央 ではなく
エンターティナー:芦沢央 って感じ、今回は
「狂気にはらんだ」っていう言葉が出てくるけどまさにそんな感じ
もうちょっと大作でもっといろいろと盛り込んでたら★5でした
Posted by ブクログ
ある舞台とある会社の内部告発を軸に、多視点で語られる短編集
ミステリーだけでなく、家族の話も恋愛も仕事の流儀も色々な要素が入っていて贅沢
突拍子もないことができる人が主人公の相方的ポジションに来る設定はやっぱり面白いなぁと思った
Posted by ブクログ
芦沢央さんの作品はどうも先が気になって入り込んでしまう。どちらかといえば登場人物の不安定さが目立ったり、どうしてそんな危なっかしい行動をしてしまうんだ、とモヤモヤするシーンが多いが(本作もそうだった)、その上手くいかなさみたいなところも人間味があって興味をそそられるのかもしれない。
Posted by ブクログ
最近から芦沢央先生の小説を続けて読んでいるが、今まで読んだ作品とはまた違った印象だった。
とにもかくにもパワハラ上司が出てくるだけで不愉快な気持ちになったが、スッキリ解決!とはならなくてそれが残念だった。
Posted by ブクログ
短編集を読んでいたら、実はそれらが一つの劇を中心にうっすら繋がっていた、という群像劇的作品。
「汚れた手をそこで拭かない」「悪いものが、来ませんように」を読んだ時ほどの引き込まれる感じはなく、綺麗にまとまっているなと言う印象。
家族愛、甘酸っぱいラブストーリー、演者の葛藤など、さまざまな登場人物の感情の揺れ動きがあるものの、いわゆる後味の悪さはあまりなく、すっきりとした読後感だからだろうか。
タイトルになぞらえて、序幕、一幕、幕間、カーテンコールなどと章立てられているのは面白い。
Posted by ブクログ
一つ一つの話はそこそこ面白いけど、連作短編の域を出ず、バラバラのピースが繋がる感覚はあまりなかったなぁ…
演出家に騙される話と、中学時代の同級生を別の同級生と勘違いしてたが結果気づく話と、離婚した主婦の話はは無くても成立してた気がする…
Posted by ブクログ
今まで読んできた芦沢央さん作品は心が抉られる感じだったけれど、こちらはまさかの終始ほっこり優しい物語だった。ムカつく澤口にイライラしつつもしっかり成敗されたし、2人のちょっとキュンもあったりしてなんて読後爽やかなんでしょう。
Posted by ブクログ
みんな日々何かを我慢したり何かを装ったり。
ありのままでは生きにくいと感じながら、
抑圧されながら生きる主人公たち。
誰しもが少なからず感じていそうなそれらの感情がリアルで共感できる。
全体的に軽めの内容でサクサク読める!
でも個人的にはイヤミスが好きなので、私にはこの話はほっこりしすぎかな。
重くていやーな気持ちになるやつが読みたい!
Posted by ブクログ
いくつかの視点の短編がひとつの物語としてちょっとずつ繋がりあっていくお話。…というパターンのお話が好きで色々読んできたので、期待値が上がってしまっていたのか、少し物足りなかったです。(私は芦沢央さんの作品の「仄暗さ」「ミステリアスさ」が好きなので、痛快系のこちらの作品は好みと合わなかっただけかも?)
ただ表紙カバーの裏面に書かれた「カーテンコール」は、紙媒体の本ならではの遊び心を感じて面白かったです。
Posted by ブクログ
素晴らしかった!入りから最高で、一つの舞台を通して、いろいろな人の様子が描かれる。最後はやっぱりつながるのかなと思っていたから、あーそうなるんだ!となんだか嬉しかった。カーテン・コールは解説に明るいと書いてあったが、まさにその通りで、まさかこの2人がこうなるんだと思った。今までで一番、解説文に共感した本だった。
Posted by ブクログ
芦沢央さんの小説でこんな明るい雰囲気の話を読むのは初めて。
『始まるまで、あと五分』がお気に入り。
伊藤ってそっちか〜!
伊藤さんからしたら奥田はだいぶ酷い男だと思うけど、ハッピーエンドで良かった。
なんといっても、耳たぶに耳の形のピアスをつけている康子さんが可愛い!
最後、松尾といい感じになってニヤニヤしちゃった。
Posted by ブクログ
そうきましたか、という感じでバックステージ。
ばらばらとした風景を繋げていく上手さは、いつも通り。
登場人物達が、今の現状に葛藤を抱えているのもいつも通り。
でも、今作は、なんだかハッピーエンド。
序章で、パワハラ上司の不正の証拠を探し始めた先輩後輩コンビ。中野の劇場に入り込むことになるが、そこでは、若手俳優に脅迫状が届いており、高齢女優の認知症が、公になりそうになる。
パワハラ上司は、劇場でトラブルを起こしている。
バックステージでは、登場人物達の思惑と混乱で満ちている。
そして、みーんな大丈夫。上手くいった。
芦沢さんには、珍しい小説でした。
Posted by ブクログ
続きが気になる続きが気になるからスイスイ進む系。舞台系のことを何も知らないから新しい世界を知った感じになってよかった。また、今時の目線での表現が多々あった。
Posted by ブクログ
【まさか、こうきたか.ᐟ】
様々な事件がパズルのピースのように繋がる連作短編集。
個人的に好きだったのは『第一幕 息子の親友』
文体も読みやすく、短編集なので隙間時間の読書にもおすすめだ。
些細な心のザラっとした瞬間を言語化するのが上手くイヤミスに定評のある著者だが、今作は心あたたまる日常ミステリーだ。
普段ミステリーを読まない人でも楽しめるのではないだろうか。
まるで1つの演目を観たような読後感が味わえる一冊だった。
こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ
・ミステリーが好きな人
・小さな子どもがいる人
・群青劇が好きな人
Posted by ブクログ
芦沢さんの文章はとても読みやすくて好き。
心理描写が秀逸でひきこまれる。
今回の作品は、各章の登場人物が少しずつ同じ場所で重なって存在している物語なのだが、もう少し深い繋がりがあればよかったかな?と思った。
ただすれ違っただけの関わりで終わっている登場人物もいるので、実は深い関係で繋がっていた、という設定だったらより面白かったかなと思う。
でも芦沢作品は本当にハズレがない!!!
繊細なのにどこか大胆な感情描写にいつも感銘を受けています。
Posted by ブクログ
『推しの子』を読んでて、面白いなぁ〜と思いつつ、次の小説は何にしようと本棚を眺めた時、何となく読みたくなった。
ある意味、推しの子もバックステージの話。まぁ、この話とは何にも関係ないんだけどね。
芦沢さんの作品は結構読んでる。
今回は、複数の話が繋がるミステリー。
あー、ここでこう繋がるのかは、読んでいて面白かったかな。
Posted by ブクログ
愉快☆痛快
連作短編風ミステリー
甘酸っぱいレモンが添えられたラブストーリー仕立て(皮肉)であり
ライト文芸感漂う読みやすい作品だ
パワハラ上司 澤口が会社の銭をちまちまキックバックしている証拠を掴むため、康子女帝先輩と松尾助手が奮闘する
この探偵劇で炸裂するあの手この手は中々無理がある破天荒具合(主に女帝が)なのだが、読み進めていると不思議とそのバイオレンスキャラに魅入られている自分がいた
最終的に、『めっちゃすごい人(語彙力)』らしい脚本兼演出家である嶋田ソウが手掛けた大舞台にて物語が集結するのだが、そこに至るまでの小さな物語も見逃せない
とは言え本編と直接的に関わることの無いこの部分は、言葉は悪いが前菜とメインの中間に食すお造り立ち位置に感じなくもない
内気な自身に悶々し、「息子の嘘」で悩むシングルマザーと、会場前でチケットを握りしめ想い人を待つ健気な青年の、きっとどこかにある小さな物語だ
だが、誰もが持ち得る人間の複雑さを的確に表現した流石の人物描写の繊細さは、キャラ密の本筋より 強く芦沢節を感じた
芦澤節というと、、
抽象的な表現にはなってしまうが、メインに関わる人物、演出家の嶋田ソウの狂気が魅力的なので是非注視していただきたい
そして、やんややんや準備が整う...事はなかったものの、全力待機していた澤口との直接対決はやはり痛快な未来を期待してしまう
俗悪的な心拍の上昇不可避である
結末は是非ご自身の目と脳内にて。食後の甘酸っぱいレモンも美味しくいただいてください。
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空想的なキャラクターと芦沢央の繊細な心理描写のブレンドは、まるで新しいジャンルかの様な新鮮さであった
如何せん自身がどの様なスタイルで読み進めれば良いのか最後まで掴みきれなかったがそれ含めて楽しい時間を過ごせたと思う
個人的には...
まぁ、なんというか
物足りなかったです()
Posted by ブクログ
芦沢先生は初読みの作家さん!
面白くないわけではないけれど、良くも悪くもちょっと私の中の印象に残りずらいかも…と思ったり
連作短篇のようでそれとはまたちょっと異なるような物語
序幕の住人が違う章ではモブBみたいな感じで出ていたりするぐらい
大きく見たら、物語では事件が5つ起こってる
それぞれの幕でそれぞれ違う人が主人公で、その人その人が思う大変、辛い、どうしようって思いは違う
それらが混じって離れて、序幕の物語はエンディングを迎えていた
好みの物語は、第2幕
友達以上恋人未満の男女の嘘と恋の物語
数年ぶりに会った大学生の2人は、好きな本について語り合う
2人を見てると、好きな物を語り合える相手が羨ましくなる