芦沢央のレビュー一覧

  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    将棋がテーマのアンソロジー。

    お気に入りは青山さん「授かり物」

    有名な棋士と、同じ年で同じ誕生日の息子を持つ松原芳枝。シングルマザーとして息子を育てていたが、20歳になった歳に漫画家のアシスタントになると言い出し…

    ひょんなことから出会った将棋を指す老人と出会い、将棋の奥深さにハマっていく芳枝。これまでの人生と将棋を掛けた描写にじんわりきました。

    綾崎さんの「女の戰い」

    あくまで棋士を目指す朱莉。女流棋士とは違い狭き門で、保険で東大へ入学できるのも凄いです。
    ライバルだけど、友達以上恋人未満な関係の京介が心地よく、認めてくれる人がいるだけで強くなれる関係がまた更に朱莉を上へ連れてって

    0
    2025年06月09日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
    ---------------
    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

    0
    2025年05月31日
  • バック・ステージ

    Posted by ブクログ

    パワハラ上司の不正を暴きたい会社員、意中の女性をお芝居に誘った青年、その舞台役者に届いた脅迫状。それぞれ独立した短編集だが、どこかで少しずつ繋がっている。
    それぞれの話がドラマチックで読み応えがあり、読後感も良く、いろんな人にオススメできる一冊。

    0
    2025年05月29日
  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

     将棋に絡めた短編集。どれもこれもおもしろかった。ドキドキ、ハラハラ、おおっ、しみじみ、ほろり。いろんな感情を味わえました。1番のお気に入りは「なれなかった人」。棋士たろうとする凄みがすごかった。

    0
    2025年05月25日
  • 今だけのあの子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「正しくない言葉」の中の言葉がとっても素敵で
    これからも大切にしたい言葉として刻まれました。

    『これこそが、これから自分が子どもたちにしてあげられる一番のことなのかもしれない。
    歳をとることはそれほど悪いことではないと伝え続ける―大丈夫、いくつになっても楽しいことはたくさんあるし、つらいこともいつかはちゃんと過去になってきっと楽になる日が来る。
    そう身をもって示すことこそが、自分が子どもたちにあげられる最後のプレゼントなのかもしれない、と。』

    まだそれほど長くは生きていないけれども、
    今のところ、これは真理だなあと実感する。
    ずっと子どもでいられることが良い訳でもなく、ずっと大人でいること

    0
    2025年05月24日
  • 魂婚心中

    Posted by ブクログ

    SFミステリ短編集ということで、今までに読んだ芦沢央さんの作品とは雰囲気が違うと思った。「二十五万分の一」と「九月某日の誓い」が好きだったな。「閻魔帳SEO」も最後の展開が青春小説のような爽やかさがあってよかった。

    0
    2025年05月19日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

    0
    2025年05月19日
  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

    全く将棋が強い訳でもないが、将棋にまつわる小説やノンフィクションは個人的に好きな分野。粒揃いな作品群の中でも、葉真中氏の「マルチンゲールの罠」、橋本氏の「なれなかった人」、綾崎氏の「女の戦い」、そして奥泉氏の「桂跳ね」あたりが特に面白かった。芦沢氏は「神の悪手」が滅茶苦茶面白かったので期待大だったが、本作の「おまえレベルの話はしていない(大島)」はそれほどでもなかった。

    0
    2025年05月15日
  • 魂婚心中

    Posted by ブクログ

    短編集。SF・ミステリーなど話によって違った雰囲気を味わえた。
    「二十五万分の一」はちょっとした切なさがよかった。
    「この世界には間違いが七つある」は世界観が面白い。
    「閻魔町SEO」のラストが唐突なネットミームネタ(インド人を右に!)で笑った。

    0
    2025年05月14日
  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

    『テーマ小説の旨味が凝縮された至極の一冊』

    将棋にまつわる8話のアンソロジー。総じて良かった。特に将棋の細かいルールがわからなくとも読めるのが良い。全体的に夢を諦めない姿勢と将来の不安に対する心の葛藤を描いた作品が多く、勝負師たちの手に汗握る緊迫感が伝わってくる。奨励会の描写は「ヒカルの碁」を思い出した。

    ●授かり物 青山美智子
     親子の優しい物語、ブラマンが出てくるのは青山ファンに嬉しい
    ●マルチンゲールの罠 葉真中顕
     賭け将棋師の物語、真剣勝負に手に汗握る
    ●誰も読めない 白井智之
     本格ミステリー、アリバイ崩しのトリックと将棋の先読みを掛けた白井先生らしい作品
    ●なれなかった人 橋

    0
    2025年05月09日
  • 今だけのあの子

    Posted by ブクログ

    今だけのあの子
    確かに女性はライフステージで付き合う相手が変わってしまう
    学生、就職、結婚、出産、老後
    5つのステージでいつも必死に生きています
    正解、不正解あります

    全て先に進んでいく物語です

    0
    2025年05月05日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    ネタバレ 購入済み

    読みやすいけど

    短編だから読みやすいけど素晴らしい起承転結が詰め込まれているかと言うとそこまでではない。ただ、埋め合わせは面白かった。今後、どこかの教員がプールの水を出しっぱなしにしたニュースを見る度に思い出すと思う。

    0
    2025年05月03日
  • 魂婚心中

    Posted by ブクログ

    SFミステリ短編集。今までの芦沢央と全然違う手触り。2人の関係性とそれに伴う死、がテーマなのかな。お気に入りは推しと冥婚しようとする表題作と大正時代の超能力者お嬢様もの『九月某日の誓い』。

    0
    2025年04月30日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    怖すぎる!一話目の染みも、怖くて怖くて読むのを途中で辞めつつ、なんとか読破。読みやすく、場面を思い浮かべやすく読み進められるけど、とにかく怖い!二話目を読むか迷っています。
    …しばらく怖すぎて、本を触るのさえ憚られたけど
    読みたい気持ちが優って終わりまで読破。
    本を読む時、ある程度情景を浮かべ、本の中の生活音みたいなものを感じながら読む自分なのですが、この本は、読んでいる時、音が一切なくなって、無音の中で、物語が進んでいきました。だから、余計に怖くて。すごい作者です。あっぱれ!

    0
    2025年11月29日
  • 神の悪手(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    将棋を題材とした短編集。
    将棋を知らない方でも楽しめる作品だと思います。

    悪手というのは文字通り、失敗な悪い手という事。

    どれも、なぜその悪手を指してしまった(指された)のか、ホワイダニット(Why done IT)を求める短編。

    勝たない為に指す悪手、自分の未来に繋がると信じて指してしまった悪手、自分の世界と実世界の乖離があったために指してしまった悪手、そしてなぜ悪手を指してしまうのか指したらどう自分と折り合いをつけるのか、指した当人にとっては良手でも他人には悪手に見えたり様々。
    将棋ミステリーとして、どれも面白かった。
    奨励会の辛さとか詰将棋とか、将棋を知っているとなお面白く読めたか

    0
    2025年04月23日
  • 魂婚心中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SF小説、「魂婚心中」の主人公が働いていたブラック企業がリアルすぎてわ〜となった。推し活に励む主人公みたいな人は実際に多いと思う。「閻魔帳neo」はネットミームいくつ見つけられるかを試していた。
    この本はネットに通じた若い人の方が楽しめるのかもしれないと思う。

    0
    2025年04月21日
  • 魂婚心中

    Posted by ブクログ

    本当に発想が天才すぎて最高オブ最高。
    眠れない夜に一話だけ読もうと思ったのに
    読んだら更に眠れず全話一気読みしました。笑

    いちばん面白かったのは「この世界には間違いが七つある」
    いちばん騙されたのは「魂婚心中」
    いちばん心にグッときたのは「九月某日の誓い」
    いちばん綺麗だったのは「二十五万分の一」
    いちばん展開が読めなかったのは「閻魔帳SEO」
    (唯一、「ゲーマーの〜」だけは読むのが難しすぎて
    断念してしまった…残念…)

    九月某日の誓いの続編、いつか出してほしい!

    0
    2025年04月21日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    色んな短編があって面白かった。
    ちょっと理解できない話や良く分からなかった話もあったけど、個人的には「母の箪笥」「海に還る」が好きだった。

    こわくてキモくてかわいい、それ 一体何だったのだろう…??

    0
    2025年04月13日
  • 神の悪手(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    将棋をテーマにした短編5編。どれもが違った角度から将棋を扱っていて、さすがの芦沢央。とくに「ミイラ」は将棋のルールと少年の境遇を見事にシンクロさせていて衝撃的だった。相変わらず面白い。

    0
    2025年04月11日
  • 今だけのあの子

    Posted by ブクログ

    女にだってきれいな友情はあるんです!!ってゆって書いたのがこれなら、ほんとに女には友情ないんだな…って思っちゃうよ………??

    0
    2025年04月03日