芦沢央のレビュー一覧

  • 雨利終活写真館

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    突然の死によって残ってしまったわだかまりとどう向き合うかというテーマがあり、それにミステリ要素が加わっているこの本は唯一無二だ。

    やっぱり芦沢央さんの作品はゾクゾクするし、展開が読めないから面白い。

    怖さとは何か考えさせられた。

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    2026年04月13日
  • 魂婚心中

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    色んなタイプの変わった話が入った短編集でした。
    個人的に好みだったのは女子と女子のクソデカエモ感情に心をやられた「二十五万分の一」と「九月某日の誓い」。

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    2026年04月12日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    城平京がベスト作品だなあと読み進めたラストの芦沢央

    やられました
    タイトルも見事です

    やられた系ミステリーが好きな自分には100点満点の星5!

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    2026年04月12日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    人の心にある暗い部分の言語化が魅力的。暗い表情でイヤな気持ちになるし、息の詰まるような展開なのに、没頭してしまう。最近お気に入りの作者。
    『目撃者はいなかった』ではひとつの嘘から抜け出せず悪い方向に転がって止められなくなる展開。『許されようとは思いません』では祖母の本当の思いに辿り着いたときの結末が良かった。

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    2026年04月07日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋の話がある短編集と思ったら5編とも将棋の話で驚き。面白いのがまた凄い。
    テーマが寄りすぎててちょっとダウン。頭で棋譜が並べられる人が読むとめっちゃおもろいと思います。

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    2026年04月05日
  • 今だけのあの子

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    内容をすぐ忘れがちなのでメモ形式で逐次的に記録していくことにする!

    [1話]
    ・おそらく表題作
    結婚式に呼ばれない理由と報復の内容がミステリ的に進行。
    途中で不自然に挟まれる犯罪者の親戚を持つとどう?みたいな話がキーになる。これがあまりに不自然なのでそこに反転性(?)を持たせることを予測不可能の主張にしている。ただ、オチは残念に感じる。単に友達の親が自分の元親でしたとしかならない感が否めない。復讐しないオチは現実的で好きかも。

    [2話]
    個人的にすごく好きな設定。高校生の二人が過去を回想しながら進んでいく物語。無理にどんでん返しをしようとしていない感が逆に好きかも。この手の話でよくある取り返しのつかない展開ではなくて、しっかり未来にもつながるような話で安心した。
    日記の存在を消したい主人公と、実はそうではないもう一人という構図が綺麗。良い話。この話は、最後に恨まれていなかったよというオチで悲しくを迎えるわけだが、この話におけるミスリードってなんだろうと考えてみたら、結局は、事故の原因を作ったのではという想像に陥る進行な気はする。
    本棚の裏を探るシーンのあまりのミステリ的理詰めが逆に印象に残る。

    (2026/04/01)新生活


    [3話]
    いい話すぎる。展開は読めると言えば読めるが、想像より綺麗。ただ、この話に感動してる自分が少し嫌になる(あまりにも、作られた感動すぎる)
    マジレスすると子供がそのまま相手の発言を言うわけないのよね。聴いた側もそれをそのまま受け取って推論するわけがない!
    芋虫みたいから本当に何かがあってそこからのホラー展開を想像させるミスリード?
    この短編集はあえて伏線を違う形で回収することにあるようなでかいことをしているのかななどと思った。
    それはそうとして、ママ友確かに情報戦だねと思うなど。

    [4話]
    オチはないような話ではあったがこの段階になると、むしろそれがオチではある。
    2話で出てきたタイトルからのつながりなので連作短編を密かに期待してはいる。

    [5話]
    これもどんでん返しではないただのいい話。

    普通にこの小説好きです。久しぶりにリハビリ。

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    2026年05月19日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    ネタバレ

    将棋を題材にしたミステリ短編集。
    将棋界だからこそのミステリ展開だったけど、そこから普遍的な考え方みたいなものが感じられた。『弱い者』、『ミイラ』では対局、詰め将棋の中で感じられる違和感に真剣に向き合って真相に至る。表題の『神の悪手』では、棋譜の通りに打てばアリバイが証明できるという、まさに神が用意したかのような筋書きに逆らって、棋士として無意識に棋譜から逸れる最善手を打ってしまう。なにが正しいのかは分からないが、神が用意した筋書きは人としては悪手を連ねた筋書きで、表題を見事に表しているように思った。
    また『恩返し』では、自作の駒が選ばれなかったことが「結果」ではなく、「手段」だと表現されている。選ばれなかったという結果を受け止めて、なぜなのかということを突き詰めることで、さらに自身を高めていく手段にすることができる。

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    2026年03月28日
  • 神様の罠

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    アンソロジーはいつも読まない作家さんの作品に出会えるのでたまに読むのですが、正直一作のクオリティがイマイチだなと思うことがたまにあって。今回は作家さんが豪華で期待も大きくなってしまいましたが、見事に期待を超えてきました。さすが!
    大山さんだけ初読み作家さんでした(ドラマでは拝見してました。)が面白い‼︎他の作品もチェックしてみたいと思います。

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    2026年03月27日
  • 罪の余白

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    女子高生がここまで堂々と大人に突っかかって来れるのかと思いましたが、内容は面白かったです。
    被害者の父がまるで加害者であるように仕向けるところなど、読みどころが沢山あって、次の展開が気になって一気読みました。
    全体的にドロドロしているので、読み終わりはあまりスッキリとはいきませんでした。

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    2026年03月26日
  • 僕の神さま

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    ゆったりとしたはじまりからの展開の変化に振り回されてどんな結末になるんだろう?と気になって一気に読んでしまった。子どもの視点での自由と不自由、限界を思い出して少し懐かしいような、切ないような気持ちになった。

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    2026年03月24日
  • 今だけのあの子

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    良い意味で裏切りのある、
    女の友情をテーマにした短編集。

    「今だけ」の友情なんだけど、その時間が未来を作っていたり、その「今だけ」が人生の集大成だったり、色々考えさせられる良い話が多かった。

    どんでん返しというほどではないが、それなりにあっと驚く仕掛けもあって、一気読みできるタイプの作品。

    イヤミスが好きな人にも優しい気持ちになれる話が好きな人にもどっちにも刺さりそうなので、万人にオススメできる良作。

    湊かなえ原作のWOWOWドラマみたいな感じで、それぞれ制作したら面白そう。

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    2026年03月21日
  • 罪の余白

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    父親の娘への愛情が切なかった。絶望の中に居ても冷静に分析している親子。
    後半ラストが気になり一気読みした。

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    2026年03月15日
  • 魂婚心中

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    途中まで読みづらいし、あまり好みではないような話ばかりだったが、最後二つの話はとても面白く評価が変わった。

    あとがきを読み芦沢央さんが女性なのを初めて知った。

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    2026年03月15日
  • だから捨ててと言ったのに

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    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

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    2026年03月14日
  • だから捨ててと言ったのに

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    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

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    2026年03月04日
  • 雨利終活写真館

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    ミステリー度合いが心地よく、優しい空気感が流れていて個人的にはとても好きなお話だった。
    遺影専門の写真館、風変わりな店主、心の折れた主人公となんだかストーリー展開が予想されてしまう感じだったのにラストまで温かい気持ちでかけぬけた。10年たって加筆修正された芹沢央さんのプロ意識も伺えるあとがきも良かった。

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    2026年02月28日
  • 僕の神さま

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    隣の博士のドラえもん並の発明品を使いこなしてる、
    見た目は子供・中身は大人って事になってる、
    メガネの小学一年生探偵の百万倍、
    大人でスマートな小学生探偵だと思う。
    五年生だけど。

    僕が切ない。
    大人にだって勇気のない人はいるんだよ。
    人の人生背負える水谷くんの方が特殊なんだからね。
    僕のお母さんも勇気のある人だよ。尊敬する。

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    2026年02月27日
  • 今だけのあの子

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    「○○ない××」というタイトルになっている5つのお話が入った短編集。
    読み進めていくと、最初の印象とは全く違った様子が見えてくる。
    ある話の主人公が別の話にも登場する等、全体を通してうっすら繋がりがあるところが良かったです。

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    2026年02月23日
  • 最後の一行 white

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    タイトルに“最後の一行”とあるわりには、最後の一行にインパクトはない。
    四編とも、短編集の中の脇役としておもしろい作品って感じで、なぜこの四編で一冊作られたのか不思議。
    (しかもwhiteってなってるから、blackがあるのかと調べたら今のところないみたい)

    その中でも『次はあんたの番だよ』は、最近法月綸太郎シリーズを読み始めたばかりの私には嬉しいサプライズ。
    まだ『雪密室』しか読んでない私には、ものすごくアップデートされた法月親子も新鮮だった。
    これも短編にギュッとまとめちゃってるから詰め込みすぎな感じがあったけど、もう少し長いストーリーにしたらもっとおもしろそうだったな。

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    2026年02月20日
  • いつかの人質

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    生々しい人間関係の描写もうまいし、視点の切り替わりと徐々に明らかになっていく展開は読ませられた。動機も筋も納得するものだったし良かった。

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    2026年02月18日