芦沢央のレビュー一覧

  • 僕の神さま

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    僕が頼りにしてしまうのは、みんなから「神さま」と呼ばれている水谷くんだ。
    桜漬けの瓶を僕の不注意で落としてしまい、楽しみにしている祖父にどう取り繕うかと相談したのは、水谷くんで…。
    この第一話から気になる謎解きだと読み進めていくと第二話からは、転校して行った川上さんの少し重い話になり、第三話、第四話といろいろな出来事を挟みながらも川上さんのことにも繋がる連作短篇になっている。

    小学生らしからぬ水谷くんの洞察力に驚く。
    それだけではなく人の感情も読みとることができ、どのようにすれば良いのかを瞬時に判断している。
    小学五年生なのにとても冷静でもあり、軽い謎解きと思えない。





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    2024年05月22日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    第1話「春の作り方」
    第2話「夏の「自由」研究」
    第3話「作戦会議は秋の秘密」
    第4話「冬に真実は伝えない」

    エピローグ 春休みの答え合わせ

    小学5年生の「僕」が
    神様のように頼っている「水谷くん」に
    助けてもらう連作短編集

    ↓↓ネタバレ

    猫が!酷い目に!遭います!

    序盤がほんわかしたお話だから
    油断していると後半どんどん物騒になっていきます。
    人死はないけれど。
    おばあさんは最初から亡くなってはいる。

    作り方を覚えていることを
    しみじみされて良かったな、と思う。

    最後、水谷くんと距離を置くことを決めた僕。
    これからどうなるんだろう?
    助けての秘密は明かされる時がくるのだろうか。

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    2024年05月18日
  • 僕の神さま

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    帯にひかれて購入。
    したが、想像とは違う内容だった。
    コナンのような、頭の切れる友人をもつ子が主人公。
    子供の、人間の思考回路がわかりやすく丁寧に描かれているので、すごく納得できるし、共感できるところがとてもよかった。
    子供だっていろいろ考えている。大人の言ってることも感覚としてかもしれないけど理解しているし、大人よりも空気を読んでいる。だから、子供だと侮って無下に扱ってはいけない。大人の手助けは必要だけど、一人の人間としてなるべく対等に接したい。

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    2024年04月22日
  • 猫ミス!

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    どの作家・作品も、作り込まれていて面白かった。
    芦沢央さんの『春の作り方』。電車の中で読んでたんだけど、泣きそうになった。
    最後は、そにしけんじさんのマンガに、笑わせて貰った。

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    2024年03月25日
  • 神様の罠

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    コロナ禍の大学生活がここに書かれてて、2020年を思い出した。たまたま特定のコミュニティに参加できたから良かったものの、そうでなかったらと思うと鬱病まっしぐらだったことと思います。
    辻村作品をもっと読みたい。
    また、アンソロジーということもあって、初めましての方もいて楽しかった。有栖川有栖の作品を読んでみたい。

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    2024年03月15日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    全編オリジナル(小説推理 双葉社には掲載)の贅沢な短編集。ただ、ちょっと胸くそ悪い系のお話が多かったので、好みは分かれるかも。双葉社のThe どんでん返しシリーズはこれが6冊目(自薦3巻+新鮮、特選、斬新)みたいですが、どの本も豪華な執筆陣なので、他にも手にとって新しい作家さんとの出会いを楽しみたいです。解説で本作品の解説とともに、他の著作に触れられているのも良かったです。
    芦沢央「踏み台」
    アイドルグループで巻返し必要な位置にいるみのり。色を出すために麻雀を趣味にして、そこで出会った洸平のことが好きになってしまい…。
    阿津川辰海「おれ以外のやつが」
    おれはカメラマンで殺し屋。今度の仕事は双子

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    2024年02月25日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    少し読後感が悪いものの、予想した展開の斜め上にいったり、予測を全てひっくり返しながらも意味が通った結末になっており面白かった。

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    2024年02月23日
  • バック・ステージ

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    短編のようで読みやすく袖擦り合う感じがいい
    予測を裏切る展開につい引き込まれて読み進む
    いろんな登場人物のバックボーンの末にたどり着く
    すっきりとした爽快感の心地よさ

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    2024年02月01日
  • 斬新 THE どんでん返し

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     アンソロジー作品が新しい作家との出会いになり、更に決められたテーマでこの作家はどの様な作品を発表するのだろうという面白さに気がついてしまい、過去含め様々な作品集を読む事にした。今作はどんでん返しがテーマであり、短い作品、しかもどんでん返しがあると読者が分かっている状態でどれだけ読み手を感嘆させてくれるかが楽しみだ。

     踏み台 芹沢央
     アイドルを目指しアイドルになった女性。ストーカーの様になってしまった元彼。彼はプロ雀士の夢をもちながら、主人公はアイドルとしての武器を磨く為出会い、そして別れ、現在の様な関係になる訳ですが、設定はありきたりに見え、どの様にどんでん返しをするのかと興味津々だっ

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    2024年01月31日
  • いつかの人質

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    ネタバレ

    愛子ちゃん理不尽に2回も誘拐されて可哀そうだが、ちゃんと家族からの庇護にも向き合って成長を感じた。
    愛子ちゃんの周りにいい人が集まりますように。

    夢を追うのをやめるのと、続けるの、どっちも難しいのかなぁ。

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    2023年11月16日
  • いつかの人質

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    幼い頃に誘拐とされた事件で失明してしまった少女が、12年後に再び誘拐されるお話

    以下、公式のあらすじ
    ------------------------
    盲目の少女はなぜ二度も誘拐されたのか。注目作家のサスペンス・ミステリー

    宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連れ去られる。それは偶発的に起きた事件だったが、両親の元に戻ってきた愛子は失明していた。12年後、彼女は再び何者かによって誘拐される。一体誰が? 何の目的で? 一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に探していた。優奈は12年前に起きた事件の加害者の娘だった。長い歳月を経て再び起き

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    2023年11月09日
  • バック・ステージ

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    ページ数も少なかったのであっという間に読めてしまったけど

    とことん芦沢央さん味がだだ洩れだった

    これは短編ものというカテゴリになるのかなぁ

    抜粋
    「変わった人だと思われたいから変わったことをするのって、すごく普通だよね。きっと本当に変わった人って、松尾みたいに面倒くさいからっていう理由でみんなと同じ色を選べるんだよ」

    思わず蛍光ペン引くところだった…!

    小説家:芦沢央 ではなく
    エンターティナー:芦沢央 って感じ、今回は

    「狂気にはらんだ」っていう言葉が出てくるけどまさにそんな感じ

    もうちょっと大作でもっといろいろと盛り込んでたら★5でした

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    2023年09月22日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    タイトルどおり
    どんでん返しを集めたアンソロジー。

    「踏み台」芦沢央
    「おれ以外の奴が」阿津川辰海
    「遣唐使船は西へ」伊吹亜門
    「雌雄七色」斜線堂有紀
    「人喰館の殺人」白井智之

    最初からどんでん返しがあるもの、という
    前提で読み進めながらも楽しく読めました。

    芦沢さん目当てで読んだので安定の面白さ。
    しかし、主人公の顛末は自業自得にしか思えないので、
    何を感傷に浸っているのだ、と思ってしまった。

    「おれ以外」はハードボイルドで良かった。
    主人公がやられてしまうのか?と
    ヒヤヒヤしていたけれど、セーフ。
    でも、最後はちょっと哀愁。

    「遣唐使」は、今までみたことのない時代背景で
    描かれた

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    2023年09月04日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    ジャンルの違う確かに斬新などんでん返しがあった。

    ただ、作品によっては
    読みづらい、きついと思うものもあるかもしれない。


    雌雄七色は読み返してしまった。
    短いのに1度では吸収できない内容、作りだと感じた。

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    2023年09月03日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    23/9/1〜9/7
    『虚構推理』短編目当てだったけれど、面白い作品が読めてよかった
    城平京さんと芦沢央さんが特に面白かった


    23/9/1 ★★★
    辻堂ゆめ『十四時間の空の旅』
    初読み作家さん
    思春期のこだわりやうるささがしんどい
    そう言えば、『魔女の宅急便』の2巻以後も思春期描写が苦手だったな
    理不尽にイライラして、周りに当たり散らすタイプの思春期描写が苦手
    些細なことで色々悩むタイプなら大丈夫なんだけど、、

    最後はお父さんの気持ちが通じてよかったな

    23/9/1〜9/7 ★★
    凪良ゆう『表面張力』
    『流浪の月』しか読んだことがなかった
    軽い感じで不倫が出てきてげんなり
    ピリッと

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    2023年09月07日
  • 神様の罠

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    えてして人生こんなもの。小さな「神様の罠」はそこいら中に隠れている。
    今日買った品物が、翌日にお買い得品になっていたりしたら、つい「やられた!」とつぶやいてしまう。

    この作品集では、もっと致命的な出来事であるわけだが・・・罠なんか仕掛けていません。自業自得でしょう、と神様はおっしゃるかもしれない。
    作者の罠だったりもする。
    初出が2020年〜2021年なので、コロナ禍にまつわるものもあり、本当にこういう事があったかもしれないね、と遠い目になってしまった。

    『夫の余命』乾くるみ
    タイトルからして罠だった

    『崖の下』米澤穂信
    凶器はつららだと思っていましたが、エグかったです

    『投了図』芦沢

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    2023年08月22日
  • 猫ミス!

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    猫を題材にした物語を8人の作家が持ち寄った短編集。

    個人的に猫好きじゃし作家の1人が芦沢央だったから手に取った。心温まる話や胸糞悪い話や切ない話など、それぞれの作家の個性が滲み出て、どの物語も読みやすくて面白かった!

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    2023年06月24日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    タイトルにこれでもかという感じの修飾子でどんでん返しと付いていると、作家さん書きづらいのかなと思いましたが、
    十分楽しめます。ちょっとエログロありますが。
    雌雄七色は順番に並べられない私には少し難しかったです。

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    2023年06月19日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    どれも面白かった。あまり知らない作家さんもいたので、他の作品も読んでみたい。
    まず最初の辻堂ゆめさんで、少しだけ似た思春期を過ごした自分の過去を思って引き込まれ、凪良ゆうさんでは、しまったこれは「すみれ荘」の話かまだ読んでない、と思いながらも、「私の美しい庭」の統理くんがちらっと出てきて嬉しくなったり。最後の芦沢央さんは、何の話かと思ったら奇想天外な世界でびっくり。
    こういう軽めのミステリーは楽しい。「どっち?」は怖いかな。

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    2023年06月08日
  • いつかの人質

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    主人公の愛子は12年前の連れ去り事件の際失明してしまいます。

    12年後、再び愛子は何者かに誘拐されてしまいます。
    同時期に、愛子連れ去り事件の犯人の娘である江間優奈が失踪します。
    優奈は愛子が連れ去られる前に、夫の江間礼遠とともに愛子のお宅へ謝罪に訪れています。
    12年前の事件から再び被害者と加害者の線が繋がってしまいました。
    そこからの愛子誘拐事件。

    犯人はやはり優奈なのか…?
    という展開で、犯人はやはりあの人か、と割と早い段階でわかってしまうのですが(伏線があるので)でもそれでも引き込まれてしまいました。

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    2023年06月03日