芦沢央のレビュー一覧

  • 汚れた手をそこで拭かない

    ネタバレ 購入済み

    読みやすいけど

    短編だから読みやすいけど素晴らしい起承転結が詰め込まれているかと言うとそこまでではない。ただ、埋め合わせは面白かった。今後、どこかの教員がプールの水を出しっぱなしにしたニュースを見る度に思い出すと思う。

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    2025年05月03日
  • 魂婚心中

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    SFミステリ短編集。今までの芦沢央と全然違う手触り。2人の関係性とそれに伴う死、がテーマなのかな。お気に入りは推しと冥婚しようとする表題作と大正時代の超能力者お嬢様もの『九月某日の誓い』。

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    2025年04月30日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋を題材とした短編集。
    将棋を知らない方でも楽しめる作品だと思います。

    悪手というのは文字通り、失敗な悪い手という事。

    どれも、なぜその悪手を指してしまった(指された)のか、ホワイダニット(Why done IT)を求める短編。

    勝たない為に指す悪手、自分の未来に繋がると信じて指してしまった悪手、自分の世界と実世界の乖離があったために指してしまった悪手、そしてなぜ悪手を指してしまうのか指したらどう自分と折り合いをつけるのか、指した当人にとっては良手でも他人には悪手に見えたり様々。
    将棋ミステリーとして、どれも面白かった。
    奨励会の辛さとか詰将棋とか、将棋を知っているとなお面白く読めたか

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    2025年04月23日
  • 魂婚心中

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    ネタバレ

    SF小説、「魂婚心中」の主人公が働いていたブラック企業がリアルすぎてわ〜となった。推し活に励む主人公みたいな人は実際に多いと思う。「閻魔帳neo」はネットミームいくつ見つけられるかを試していた。
    この本はネットに通じた若い人の方が楽しめるのかもしれないと思う。

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    2025年04月21日
  • 魂婚心中

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    本当に発想が天才すぎて最高オブ最高。
    眠れない夜に一話だけ読もうと思ったのに
    読んだら更に眠れず全話一気読みしました。笑

    いちばん面白かったのは「この世界には間違いが七つある」
    いちばん騙されたのは「魂婚心中」
    いちばん心にグッときたのは「九月某日の誓い」
    いちばん綺麗だったのは「二十五万分の一」
    いちばん展開が読めなかったのは「閻魔帳SEO」
    (唯一、「ゲーマーの〜」だけは読むのが難しすぎて
    断念してしまった…残念…)

    九月某日の誓いの続編、いつか出してほしい!

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    2025年04月21日
  • だから捨ててと言ったのに

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    色んな短編があって面白かった。
    ちょっと理解できない話や良く分からなかった話もあったけど、個人的には「母の箪笥」「海に還る」が好きだった。

    こわくてキモくてかわいい、それ 一体何だったのだろう…??

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    2025年04月13日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋をテーマにした短編5編。どれもが違った角度から将棋を扱っていて、さすがの芦沢央。とくに「ミイラ」は将棋のルールと少年の境遇を見事にシンクロさせていて衝撃的だった。相変わらず面白い。

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    2025年04月11日
  • 今だけのあの子

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    女にだってきれいな友情はあるんです!!ってゆって書いたのがこれなら、ほんとに女には友情ないんだな…って思っちゃうよ………??

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    2025年04月03日
  • 魂婚心中

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    タイトルに惹かれて読み始めたらSFだった。
    SF苦手なんだよな~と思いながら、案の定『ゲーマーのGlitch』や『閻魔帳SEO』はおもしろいのかどうかさえ分からないまま読んでいた 笑

    でも『九月某日の誓い』はおもしろくて、そう繋がるのか!と伏線回収も良くて、最後に満足感が高まって読み終えられた。
    『この世界には間違いが七つある』はまさかの結末で、こういうの大好き!!

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    2025年04月02日
  • 魂婚心中

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    ネタバレ

    芹沢央ってSFも描くんや、って思ったらSF作品集は本作が初みたい。初作にしては堂に入ってるのがさすが。
    感情で読ませる系の作品はほぼなく、筋立てや世界観で読ませる短編で構成されているのが潔い。

    趣味丸出しなのも好感を持てるのだが、知らないとどうにもならない作品もあって、「閻魔帳SEO」なんてオチが全く分からず(ゲーマーにはたまらんネタらしのだが)おいてきぼりにされた感。せやけどこれは読者が悪いんやろな。

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    2025年04月02日
  • だから捨ててと言ったのに

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    不穏な話は少なめ。金子玲介さん『恋文』、舞城王太郎さん『食パンと右肘』、多崎礼さん『海に還る』、麻耶雄嵩さん『探偵ですから』が特に好き。

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    2025年04月01日
  • だから捨ててと言ったのに

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    すべて「だから捨ててと言ったのに」から始まる、複数作家の短編集。
    同じセリフから始まるのに、こうも多様な物語になるのかと驚きました。
    ちょっとよくわからないなという話もありましたが、おおむね読みやすく、飽きずに最後まで楽しめました。

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    2025年03月16日
  • 魂婚心中

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    SFミステリー短編集。
    連作短編集ではなく、それぞれが独立した話でした。洋書を読んでるような感覚な読後感。

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    2025年03月15日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋を題材にした5つの短編集。
    さまざまな境遇の登場人物が、それぞれ人間が持ちうる葛藤などの複雑な感情を将棋というテーマを通して表現している作品。



    よく将棋のテーマでここまで多様な人間模様を表現できるなと驚かされた。謝辞のところでいろいろと取材をしてそうだったから、たくさん情報を集めて試行錯誤をしたんだなと感じた。将棋の世界が持つヒリヒリ感を感じながら、でもどの登場人物もちがうヒリヒリ感や葛藤が伺える素晴らしい作品。

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    2025年03月12日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    読みやすかった
    都合の悪いことは全部無かったことにするために常に水谷くんが正しいと思い込んでしまっていた「僕」の気持ちは少し共感した
    自分の間違いを素直に受け入れられる強さが必要だと学んだ

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    2025年03月08日
  • 僕の神さま

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    運動会の騎馬戦での、勝利に近づくための作戦を論理的に提示してメンバーを説得しチームがまとまっていくくだりに感心。チームを導いた真の理由も別にあって…というエピソードが印象的でした。

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    2025年02月17日
  • バック・ステージ

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    同じ「舞台」に様々な主人公が関わる物語で、パワハラ上司の横領の証拠を掴むつもりが紆余曲折あって舞台に辿り着く者や、実際に舞台に出ている者の演技での葛藤など、バリエーション豊かな物語が少しずつ繋がりがありおもしろかった。解説にこの物語自体が舞台の一幕一幕のようだとあったが、康子と松尾のドタバタ展開から始まり、途中に演者(主役、ちょい役)たちの演技への想いが回想・暗転を通して瑞々しく語られていて、コンパクトながらも多彩な物語の数々は確かに丸ごと舞台にして見てみたいと思えた。嶋田ソウが魅力的。パワハラが具現化したような人物だが、彼を通して演技の本質に気付く者や、「嶋田ソウに比べれば」と、自社の怖いと

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    2025年02月11日
  • バック・ステージ

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    ずっと前から気になってましたが面白かったです。
    とある舞台を中心とした観客や出演者視点で繰り広げられる短編集です。
    一つ一つのお話に明確な繋がりはありませんが、この人物が実はこのシーンに出てきたこの人で…みたいなのはちらほらあります。

    芦沢さんといえばイヤミスのイメージでしたが、この様な群像劇系もお上手なんだなと改めて作者さんの実力を実感しました。
    芦沢さんならではの心理描写の巧みさに、登場人物一人一人の心情や立場にとても共感できました。
    特に母と息子の話と二人の大学生の話が好きです。
    最後のオチも、個人的にはまさに地の文、そして作者さんの思惑通り「こうきたか〜!」となりました。

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    2025年02月09日
  • カインは言わなかった

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    ネタバレ

    単行本を読んだが、文庫本による解説や後書きが読みたい。。脳の情報量のキャパをこえる。。

    凪良ゆう氏との対談本で『ぼくの神様』を怖い、と言っていたが本作もなかなか。。

    複数目線からなる作風にて
    冒頭の刺すシーンは誰が誰を、と思いながら読み進める。
    結果、一番順位の低かった登場人物にて驚いた。動機や行動について理解が及ばないというか。。

    「見て覚えろ」というのは時代遅れ、パワハラ禁止、という現代でこういった限界ギリギリまで突き詰めないと得ることができないジャンルの関係者達はどう対応しているのだろう。
    全肯定するわけではないけれど、ネット検索や最初から答えを教えて貰った問題というのは回答を忘れ

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    2025年01月28日
  • バック・ステージ

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    似鳥鶏の市立高校シリーズ・柳瀬沙織さんを思い出してしまったのは私だけ?

    帯のとおり。
    人生も、面白いのはいつも舞台裏。

    娘のバレエ教室の発表会、袖幕の仕事が妙に楽しかった。娘の踊りとか正直どーでもよくて、いかに舞台をきっちり回すかに夢中になっていたのに、同じ係のママさんに「ゲネプロか本番かは必ずみんな客席から見られる様にしよう」と提案された。いや、自分舞台裏の仕事が楽しくて仕方ないから客席には行かなくていい、と言ったのに、「そういう事言う人がいたら遠慮して見に行けない人がいるでしょう?」と責められて追い出された。お陰で本番、詰めが甘くて肝を冷やした。彼女は娘の精一杯を見届ける事こそが至上の

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    2025年01月18日