芦沢央のレビュー一覧

  • 今だけのあの子

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    「○○ない××」というタイトルになっている5つのお話が入った短編集。
    読み進めていくと、最初の印象とは全く違った様子が見えてくる。
    ある話の主人公が別の話にも登場する等、全体を通してうっすら繋がりがあるところが良かったです。

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    2026年02月23日
  • 悪いものが、来ませんように

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    うわぁ〜依存ってこういうことか…ってなりました。
    お互いに支え合うことは良いことだけど、なくてはならないまでいってしまうと重いというかなんというか…
    そしてどんでん返しに驚かされました…

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    2026年02月22日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    短編だからか、書き方の妙なのか、読んでて疲れない。
    長編も読んでみたくなった。
    リアルに有りそうな人間の堕ち方や怖くてイヤーな結末。
    でも爽やかな感じも有って不思議。

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    2026年02月21日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    表に現れる恐怖より内面に刺さる震え、心を傷をつけられる。
    おまえもか?おまえだなあ!そして、優しい人?悪いやつ?同類?
    短編毎のラストの一言が…
    表題通り「汚れた手」「そこで拭かないで…」

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    2026年02月20日
  • 最後の一行 white

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    タイトルに“最後の一行”とあるわりには、最後の一行にインパクトはない。
    四編とも、短編集の中の脇役としておもしろい作品って感じで、なぜこの四編で一冊作られたのか不思議。
    (しかもwhiteってなってるから、blackがあるのかと調べたら今のところないみたい)

    その中でも『次はあんたの番だよ』は、最近法月綸太郎シリーズを読み始めたばかりの私には嬉しいサプライズ。
    まだ『雪密室』しか読んでない私には、ものすごくアップデートされた法月親子も新鮮だった。
    これも短編にギュッとまとめちゃってるから詰め込みすぎな感じがあったけど、もう少し長いストーリーにしたらもっとおもしろそうだったな。

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    2026年02月20日
  • いつかの人質

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    生々しい人間関係の描写もうまいし、視点の切り替わりと徐々に明らかになっていく展開は読ませられた。動機も筋も納得するものだったし良かった。

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    2026年02月18日
  • 今だけのあの子

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    文学的でどこか悲しさを感じられる粒ぞろいの作品達で考えさせられた。願わない少女は年代が違うとはいえ感じる部分が多かった。

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    2026年02月18日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    これはめっちゃええですね。大変好みでありました。最も良かった点、死者数です。ページ数と死者数の割合がgoodすぎますね。唸りました。
    ホラーって死なんですよね。道は定まってるといいますか。死というゴールに向かう試合の過程がホラーですよね。この作品は全ての話でそこの描写が抜群でした。だからちゃんと怖かったし、近くて丁寧、そして唐突でした。要素が正しく揃っていて、まるで教科書のようでした。したがって、「ホラーでなんかおすすめない?」と聞かれた場合には、黙ってこちらを差し出したらよいでしょう。

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    2026年02月18日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    じわーっと嫌な気持ちになる、足元がぐらつく感覚を見事に表現していて、それなのに読みやすいという不思議さがある本作。
    手軽に落とし穴にハマる感覚を味わいたい人にピッタリ。

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    2026年02月18日
  • 最後の一行 white

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    金子玲介さんの短編が収録されているので、手に取ったが、斜線堂有紀さん、芦沢央さんと豪華なラインナップで驚いた。(法月綸太郎さんも有名だと思うが、あまり知らない。)

    「最後の一行」として最もインパクトがあったのは、金子玲介さんの短編だった。
    ふわふわのうさぎのような物体と少年との交流を通し、全体的に暖かな空気が流れているように感じた。物体は健気にもしばらくは自分の星に帰らず、少年が大人になるまで見守ると言ってくれるのだが、段々と弱り果てていく。
    ああ、これ死んじゃうんだろうなと思うが、最後の一行で衝撃的な事実が明らかになる。
    少年はものすごく後悔したと思うが、私はこの終わり方は嫌いじゃない。

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    2026年02月17日
  • 最後の一行 white

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    2026年。以下4作家のアンソロジー。“最後の一行”で見ていた景色が変わるーー。
    「ゼリーに満たされて・金子玲介」テンポが良くて、一番楽しめたな。最後の一行きいてるし。
    「人魚の骨を拾い往く・斜線堂有紀」人肌を切り裂く岩肌がある洞窟。人魚食べると不死身になるんだよね。
    「次はあんたの番だよ・法月綸太郎」のりりん、苦手になってしまった。初期のは好きなんだがw
    「ひび割れ・芦沢央」ブラック企業のリフォーム屋。最後の一行きいている。

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    2026年02月23日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    なんとも後味と胸糞が悪いものが多く読むのに一呼吸いる感じの本。だけどそのどれもが最後の展開にゾッとし、引き込まれていく。個人的には「ありがとう、ばあば」「姉のように」が面白かった(面白いって言い方して良いかはわからないけど)。ミステリーとしてもサスペンスとしても評価が高いのが頷ける本だなと思いました。

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    2026年02月13日
  • 罪の余白

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    1/21

    芦沢央さんの処女作。
    いじめの話は読んでいて辛い。
    学校が自分の世界全てだと思ってしまう心理もわかるけど、もし自分の子供がこのような状況になったらどうするだろう、と考えながら読んでしまった。

    ドラマ版も配役ぴったりでよかった。

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    2026年02月13日
  • 罪の余白

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    娘の学校での転落死を受け入れられず、死の真相を解明しようとする父親と、隠蔽しようとするいじめの主犯のクラスメイト2人。
    ラストの展開は父親にとってせめてもの救いだったのではないだろうか。
    悲しさも胸糞悪さもあり、余韻が残る作品だった。
    これがデビュー作って、芦沢央さん凄い!

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    2026年02月12日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    近頃3冊並行して読むようになりました。寝床に持ち込んで読むのは単行本、それより前に家で座って読むのは厚めの文庫本、そして外出時に持参するのは、頁を開くさいに手が疲れるほどには分厚くない文庫本あるいはホラー本。だって夜に読むのは怖いんだものと思いながら昼間に持って出かけて読みはじめたら、帰宅後薄暗くなってからも読むのをやめられず。

    ノンフィクションじゃないよね、モキュメンタリーだよねと祈りながら読む。書評までもそう来るのねとビビって笑いました。

    欲を言えば切なさがほしい。第5話はもっとそうなり得そうでしたから。ギュッと心を掴まれたい。

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    2026年02月12日
  • 罪の余白

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    自分の子供が自殺したと思った父親が、子供が何故自殺したのかを調べる話。
    学校でのやり取りの場面はなんだか息が詰まる展開で、大人になれば「ひとりでいること」に対してのハードルは下がるが、思春期特有のそれを恥ずかしいと思う気持ちが分かるようで、煩わしかった。

    何かで見たが、日本と違って海外ではいじめをした人を病院に入れるらしい。
    人をいじめるなんて、病気だ。ということで、日本だと加害者よりも被害者を守ることが多いが、実際病院なんだろうと思う。
    打算で狡猾で自分を魅せるのが上手い子は、大人が思うよりも多くいるし、そういう子を早く見つけ出す方法が何かしらないのかなと思った。

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    2026年02月10日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    解説来るまで、自分の終わりを感じて、薦めてくれた友人を少し恨んでしまった。ごめん。だって、怖い〜〜、

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    2026年02月05日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    前の二作がとても面白かったので、見つかった三冊を集めて読んでみた。日常からの短編が5編。巧い。
    どれも面白かった。

    ☆ただ運が悪かっただけ
    ふすまを開け閉めしている音がいつまでも続いていると思ったのは、夫が鉋をかけている音だった。いつまでたっても削り終わらない。
    夫は工務店をやめて建具屋になった。作業場にベッドを入れて寝ながら夫を見ている。余命半年の私。夫は夜毎うなされている、今はただ鉋をかけ続けている。なにを悩んでいるのか。今なら聞けるかも。
    夫はやっと打ち明けた「昔人を殺した、罪にはならなかったが」工務店時代常に難癖をつけては、雑用に呼びつける客を殺した。
    改築した家の吹き抜けに、電球を

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    2026年02月05日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    とてもリアルな感じで怖い話ばかり。
    最後の話だけはあまり共感できず。
    私は上書き保存型で、前の彼氏に会っても全く感傷的にならないかなー、とドライな私は思ってしまった。

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    2026年02月05日
  • 嘘と隣人

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    イヤミスのジャンルになるのかなぁ?
    小さな保身とか、ちょっとした悪意とかそーゆーものが当初の形を変えて歪んだ結果になるみたいな話だった。
    元刑事の正太郎の身近に起こる出来事と、過去の時間が絶妙に絡んでいて面白い。
    シリーズ化してほしい

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    2026年02月05日