芦沢央のレビュー一覧

  • 今だけのあの子

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    良い意味で裏切りのある、
    女の友情をテーマにした短編集。

    「今だけ」の友情なんだけど、その時間が未来を作っていたり、その「今だけ」が人生の集大成だったり、色々考えさせられる良い話が多かった。

    どんでん返しというほどではないが、それなりにあっと驚く仕掛けもあって、一気読みできるタイプの作品。

    イヤミスが好きな人にも優しい気持ちになれる話が好きな人にもどっちにも刺さりそうなので、万人にオススメできる良作。

    湊かなえ原作のWOWOWドラマみたいな感じで、それぞれ制作したら面白そう。

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    2026年03月21日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    フェイクドキュメンタリー(モキュメンタリー)を体験。本当にあるかのような展開で引き込まれた。夜一人では読みたくない…。ただ怖いだけじゃなく、怪異を論理で読み解こうとする視点(東野圭吾のガリレオっぽい)が新鮮で楽しく読めた

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    2026年03月20日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    連作の実話風ホラー短編集。直接的な霊描写が少なかったり、真相が全て明かされなかったりと人を選ぶ作品ではあるが、私は楽しめた。髪型のくだりは流石にいかがか。

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    2026年03月15日
  • 罪の余白

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    父親の娘への愛情が切なかった。絶望の中に居ても冷静に分析している親子。
    後半ラストが気になり一気読みした。

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    2026年03月15日
  • 嘘と隣人

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    読書備忘録974号。
    ★★★★。

    ものがたりの舞台が、たまプラーザからあざみ野、鷺沼あたり!
    梶ヶ谷に住んでたシンタローとしては親近感バツグン!
    コナミスポーツたまプラーザ店に毎週通って、「金妻」を地で行く妙齢の美しい女子と悶々としながら一緒に汗を流していたのが懐かしい!

    おっと、さてさて備忘録。連作短編です。

    【かくれんぼ】
    主人公の初老男性、平良正太郎。警官を引退した。妻の澄子。
    歯が痛い!たまプラーザの歯医者に。
    治療を終えて駐輪場に行くと、娘、歩美のママ友からチャリを貸してくれと。
    貸したは良いけど、借りパクちゃうやろなと。
    そして、近所の公演では事件が起きていた・・・。
    なるほ

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    2026年03月15日
  • 魂婚心中

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    途中まで読みづらいし、あまり好みではないような話ばかりだったが、最後二つの話はとても面白く評価が変わった。

    あとがきを読み芦沢央さんが女性なのを初めて知った。

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    2026年03月15日
  • 悪いものが、来ませんように

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    合間に関係者のインタビューが挟み込まれ、何らかの事件があったのだなとはわかるのだが、詳細は語られない。登場人物の距離感にも違和感を感じつつ、終盤にピースが揃って全体像が明らかになったときに、思わず「えっ」と声が出てしまった。

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    2026年03月14日
  • だから捨ててと言ったのに

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    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

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    2026年03月14日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ミステリー作家が描くモキュメンタリーホラー。

    知り合いから聞いた怪談、そこから広がってくる怪談の輪と思いもよらぬ共通点。最初から最後までいい味を出し続けるオカルトライター。

    ひとつひとつの怪談もほんのり恐いし、さらにそこから繋がっていく最終話もさらに恐い。

    芦沢作品の後味の悪さが存分に活かされていて最高に面白い。

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    2026年03月14日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    五つの話全てに対し自分が共通に感じたのは、一つ一つの話を読み終えて残る粘着的な人間の汚さです。でも、それもそれでその人の歩んで来てしまった人生(道)でもあるしなるようにしてなったのはかとも思ってしまった。黒い絵の時と同様自分的には物語にのめり込んでしまうほど面白かったです。

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    2026年03月06日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    古本屋さんでみかけ、タイトルが気になり読んでみることに。
    こういう人怖、大好きです。

    5編の闇深ーいお話。

    ストーリーもよく作り込まれているし、文章も読みやすい。
    うわぁ嫌だなと思うけど、読んでいってしまう。
    とても引き込まれた。

    『目撃者はいなかった』は一つの仕事のミスからあれよあれよいう間にとんでもない展開になるが、「これさえ隠してしまえば、バレなければ」というなんかわかるなぁというところが自分ごとのように思い、読みながらドキドキしてしまう。

    『姉のように』は子育てをしてきた身としてはわかる部分もあり、読んでいて苦しくなってくる。
    でも最後に「あっ」となったところがいい。

    初めて

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    2026年03月05日
  • 嘘と隣人

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    ネタバレ

    短編でも直木賞の候補になれるんだ〜

    抱っこ紐外しとかチャリの轢き逃げとかめちゃくちゃ現代的なテーマで興味深かった。人の性格の悪さとか醜い部分書くのが上手な方だなぁ、、、

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    2026年03月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

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    2026年03月04日
  • 雨利終活写真館

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    ミステリー度合いが心地よく、優しい空気感が流れていて個人的にはとても好きなお話だった。
    遺影専門の写真館、風変わりな店主、心の折れた主人公となんだかストーリー展開が予想されてしまう感じだったのにラストまで温かい気持ちでかけぬけた。10年たって加筆修正された芹沢央さんのプロ意識も伺えるあとがきも良かった。

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    2026年02月28日
  • 僕の神さま

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    隣の博士のドラえもん並の発明品を使いこなしてる、
    見た目は子供・中身は大人って事になってる、
    メガネの小学一年生探偵の百万倍、
    大人でスマートな小学生探偵だと思う。
    五年生だけど。

    僕が切ない。
    大人にだって勇気のない人はいるんだよ。
    人の人生背負える水谷くんの方が特殊なんだからね。
    僕のお母さんも勇気のある人だよ。尊敬する。

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    2026年02月27日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    汚れた手をそこで拭いてしまう、お話(?)。

    嘘や誤魔化しなどから生まれる日常の問題を描く(?)5つの短編集。

    大掛かりなトリックはないけれど、些細な謎にはっと驚かされたりした。
    「忘却」だけ、先に落とし所が読めましたわ。

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    2026年02月26日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    五編からなる短編小説のこの作品はどこまでも人間の醜さやこの世の不条理さをリアリティをもって突きつけてくる作品だった。タイトルの「汚れた手をそこで拭かない」を見た時、足を洗うということわざがあるように、ちゃんと水で汚れた手を洗い流せたらよかったのだと思う。しかし、人間は簡単には自分の悪い現状から抜け出すことはできないし、他人の目、地位、自分の置かれている状況から、正しい選択はできなくなってしまうから、汚れた手を洗う以外の方法で解決しようとする。
    そして間違いを犯す。
    この本を読んだとき、登場人物の心情描写がリアルすぎて過去の自分と重なってしまうことが多々あった。
    フィクションと現実を曖昧にさせら

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    2026年02月25日
  • 今だけのあの子

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    「○○ない××」というタイトルになっている5つのお話が入った短編集。
    読み進めていくと、最初の印象とは全く違った様子が見えてくる。
    ある話の主人公が別の話にも登場する等、全体を通してうっすら繋がりがあるところが良かったです。

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    2026年02月23日
  • 悪いものが、来ませんように

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    うわぁ〜依存ってこういうことか…ってなりました。
    お互いに支え合うことは良いことだけど、なくてはならないまでいってしまうと重いというかなんというか…
    そしてどんでん返しに驚かされました…

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    2026年02月22日
  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    短編だからか、書き方の妙なのか、読んでて疲れない。
    長編も読んでみたくなった。
    リアルに有りそうな人間の堕ち方や怖くてイヤーな結末。
    でも爽やかな感じも有って不思議。

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    2026年02月21日