芦沢央のレビュー一覧

  • 汚れた手をそこで拭かない

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    超面白かった!!

    人間は嘘をつく生き物だし

    誰だって辻褄合わせの小さな嘘をつくことはあると思う

    その小さな嘘が思いもよらない大きな”汚れ”を引き起こす

    その小さな嘘で取り返しのつかないことになってしまう

    経験がある人はたくさんいると思うし、生きていく以上避けられないこともあると思う

    正直に実直に生きるって本当に難しいことだし、隠したいことはたくさんあっていいとは思うけど

    最終的には何事にも誠実に生きる方が絶対得が多いんだよなー、、

    誠実さのバランスはこの先人生を歩む中で整えたいし、未完成な自分を今はとことん愛して成長させていきたいなと思えた作品でした!

    シンプルにミステリとし

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    2026年09月13日
  • 夜の道標

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    大好物の社会派。ミステリではないけど、色々な立場の視点から、見えなかったものが見えてくる構成が面白くてページを繰る手が止められず。
    ままならない人生と、そこにある優しさと。

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    2026年09月13日
  • あなたが正しくいられたとき

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    今回も芦沢央さんらしく、人の心の奥に潜む感情を描く視点が素晴らしい作品ばかりだった。

    表題作、正論は決して間違いではない。でもその正しさが時に人を追い詰め、息苦しくさせることがある。そんな人間の複雑さを描く芦沢さんの巧さに唸らされた。

    「薄着の女の物語」は予想外の展開に驚き、「待てば無料」はシリーズの続きとして楽しめた。「代償」は作家を巡る物語で、読み進めるほど不穏さが増していく展開にゾクッとした。「立体パズル」は環境について考えさせられ、「投了図」は静かな感動が残った。

    怖さ、切なさ、人間の業が詰まった一冊。

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    2026年09月09日
  • あなたが正しくいられたとき

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    芦沢さんの短編、とても好き
    長編も良いけど、短編集でしか味わえない(暗めの)わくわくがある
    読み終わりたくないのに次々と頁をめくってしまう感じ

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    2026年08月31日
  • あなたが正しくいられたとき

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    バランスが良くて読ませる短編集。表題作はちょっと難解?だったけど、全体的にレベルは高い。直木賞取らないかな。

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    2026年08月30日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    この短編集は全て、解決しようのない場所から物語が始まる。
    話のどれもが、現実にもあり得る、ほんの些細な綻びから始まり、人の生き死になど抱えきれない大きな罪に転じる。
    罪を抱えた人間のリアルでグロテスクな感情が、そっくりそのまま文字に落とし込まれていて、芦沢さんの表現力は見事としか言えなかった。
    こちらまで、身も心までも震えるわ、震えるわ。
    最大の褒め言葉として、気持ちが悪い作品。
    妙な焦燥感の中で、ページを捲る手が止まりません。

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    2026年08月30日
  • 夜の道標

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    僕の住んでいる地域が次々と出てくる。そんな作品は今まで出会ったこともなかったのでどうかなと思ったけれど、読み進める手がなかなか止まらない。こちらも良作だと思う。

    少年の心も、そして大人の心も、一人称で書かれる文章が次々と入れ替わるんだけれど、その変わり方や捉え方も爽快で、読み進めてしまった。

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    2026年08月30日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    胸がドキドキする度に、ページを捲る手が震える。進むことが怖いのに、面白い。現実にも起こり得そうな内容がより良い。

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    2026年08月28日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

    騙されました!途中から「ん?どういうこと?」と分からなくなる場面があったけど最初の方は「めちゃくちゃ仲が良いけれど今は環境が違う友達」だと思い込んでいた。友達だとしても二人のべったり具合には驚くが二人の関係を知るとさらに驚愕。犯行後のそわそわ、ハラハラする感じも楽しめました。

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    2026年08月28日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    5話ある短編集。サクッと読めるのも良かった。全部ゾクッとする感じで怖くて最高だった。リアルな怖さだし後味が悪くて嫌な感じ…これは面白い。個人的にはすごく好き。芦沢央さんの作品はこういうゾクッとするようなものが多く結構好き。

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    2026年08月27日
  • 貘の耳たぶ

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    ネタバレ

    気の迷いで我が子と別の子のネームタグを取り替え、4年育てる繭子。もともと自分に自信がないので他人からの言葉を額面以上に受け取ってしまう。帝王切開だから(自然分娩の郁絵に)負けた、そんな理由って。別の事柄が原因で親子関係が無いと郁絵夫婦が騒がなければ繭子はそのまま育てたのだろうか。彼女ならやりそう。そして航太と璃空の性質の違いが読者にわかるようなイヤっぷり、最高かも。引っかかるワード『交換』私だけではないと思う。元の親に戻すことに決まり、そんなタイミングで告白する繭子。裁判!と言い張る繭子の母親も奇妙だし、結局ふたりとも引き取り育てる郁絵夫婦も、それがベストだったのか読み終えてまだ考えている。

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    2026年08月26日
  • 悪いものが、来ませんように

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    母親と子供の関係性について考えさせられる作品。読み進めていくと、ある瞬間から途中で止めることができなくなる。引き込まれました。

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    2026年08月20日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

    単行本で既読。
    紗英、奈津子、鞠絵、梨里ちゃんはどういう関係性?
    なっちゃんは親友ではなかった。ほぼ登場人物は女性、男性は影が薄いのも不気味。奈津子がお母ちゃんに否定されたから、奈津子は子どもを友だちのように愛し育ててきた。子どもを愛するって何だろう。昨日、薬丸岳の『Aではない君と』を読んだこともあり死別する瞬間まで答えはわからないのだろうと思った。この作品はミステリーなのでそこまで感じなくていいのかもしれないけど。この作者は本当に見たくないところをえぐりだすのが上手い。

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    2026年08月17日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    イヤミス短編集。巻末の解説も解像度が高くて良い。「手を汚す」とはそういうこと。日常の隣にあるような、そんな罪。

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    2026年08月10日
  • あなたが正しくいられたとき

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    ネタバレ

     変な言い方だけれど、どれもこれも後味が悪くて気分がいい。特に気に入ったのは、十時警部シリーズだ。あとがきによると、予想外の形で生まれたキャラクターのようだが、この警部のおとぼけキャラがクセになる。
     特に『時間がたてば無料』では、十時警部のズレた感覚が、ストーリーの皮肉さに拍車をかけていた。そもそも、健一がコスパを求めるあまり介護を後回しにし、痛ましい事故を起こして自らの人生を棒に振ること自体、皮肉な話だ。このうえ健一は、自らの関与を隠蔽したことで、十時警部から、あたかもアリバイ工作まで仕掛けた知能犯であるかのように推理され、否定できない状況に進展する。
     タイパやコスパが求められる現代。目

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    2026年08月08日
  • おまえレベルの話はしてない

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    将棋はわからないが、将棋界のあまりにも厳しい世界を垣間見た気がする。

    主人公のプロ棋士の芝と、棋士になることをあきらめ弁護士になった大島と、二人の目線で書かれている。

    棋士の収入を、色々検索してみると、
    藤井壮太さんで、2億円越え。
    Ⅽ級クラスで月15万円ほど。

    一人前のプロ棋士は、
    幼いころより、将棋に向かい合い、プロになることを夢見て、奨励会にはいれたとしても、年間5人に一人。

    大島が弁護した依頼者の話しは、一番胸を打った。
    子供の望む未来の為、親が必死でサポートしようとする、現代の子育て中の親たちも多分同じように無理をしている人は多いと思う。

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    2026年08月05日
  • 悪いものが、来ませんように

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    ネタバレ

    出産適齢期女の私は途中めちゃしんどかった笑
    紗英と奈津子はどう見ても仲が良すぎる女友達にしか見えなくて、お互いに相手の内情を知りたい欲求とか癒しを求めてる?雰囲気が、たまにバイセクシャル?と思うこともあった
    私も勘が悪すぎて、第6章の奈津子の証言で初めて全て全てがトリックだったとわかりました、、これより前から気付ける人は居るのだろうか。
    大志の母親の聞き取りで、両家顔合わせに紗英と母親が揃ってセパレートワンピースで来た、というのも奈津子とおそろいで、という訳だったのだ。
    藤田香織氏の解説でかなり満足したので、一旦未読の積読を読み進めるが、機会があればまたぜひ読みたい。

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    2026年08月05日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    タイトルそういう意味か!って思いました。日常の中に自然に事件と謎解きが入ってくる話ですが、首突っ込みたがる探偵気取りの登場人物とかいなくて本当に自然なのがよかった。

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    2026年08月04日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    いやー面白かった。
    写実的な描写で読みやすく、スラスラと読みやすかった。
    ほんと、全ての話が自分の隣にありそうな感じで、面白かった

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    2026年08月02日
  • 今だけのあの子

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    この本を買った日、偶然にも芦沢央さんが「#この作品を発掘してほしい」という旨のポストをしており、それがプチバズしていました。「著書の中でも知名度は低いが自信作」とのこと。イヤミスの名手ですので今回も構えながら読み進めましたが、5篇ともホッとできるオチが待っていました。しかしオチに至るまでの運びはThe芦沢央な不穏感で、この緊張と弛緩から生まれるカタルシスが最高。登場人物の繋がりや時系列から読み取れる情報量も多く、語らずして読者に察させるのも巧いなぁと。著者イチオシも納得の傑作でした!

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    2026年08月01日