芦沢央のレビュー一覧

  • いつかの人質

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    前半のちょっとした判断ミスの積み重ねが事件につながる点や、事件を起こした動機の部分とか面白かったが、監禁内容(?)の描写がなんだか浮いている感じがしたのは気のせいか。

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    2025年03月21日
  • 魂婚心中

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    SF?ミステリー?という感じではなかったけれど意外とどの話もほっこりする感じで楽しめた。表題作は主人公が自分はおかしいと言っているけれどそんなことはないので、むしろファンの鑑だなぁとニコニコ。手軽に読みやすいショートが多くてこの作者を手始めに読むのによいのかも。

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    2025年03月20日
  • 今だけのあの子

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    ネタバレ

    全部悪くはないけど、特別感動もしなかったかも。2話目の男はあまりにも謎。
    以下、自分用の備忘録
    親友から自分だけ結婚式の招待状が届かない事件の優しい真相(なんと同じ父親)の話。
    事故で亡くなった女の子と直前に微妙な関係になってた親友と、亡くなった女の子の幼馴染の偽物彼氏の話
    神経質なお母さんと大雑把で愉快なお母さん(大好き)とその子供達の話
    漫画家になる夢を追う子と仲良くなるために漫画家を目指す女の子の話
    そして夫に先立たれ老人ホームで暮らす女性が同じく独り身になった女性とその義理の娘の揉め事を解決する話

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    2025年03月16日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    他作品の外伝のようなものもあったりして、一話だけでは何とも。。な作品も。

    「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ
    →大人になったら何でもないことが、初めての時はそうだよな、と懐かしくなる。
    『大人はすっかり忘れているかもしれないけど、十代の子供にとって、誕生日は大きな節目だ。』

    「表面張力」凪良ゆう
    →この奥さんを怖い、と思うかどうかは人次第だろうけれど、逆に自分の想いに素直で、かつ波風たてずである意味可愛らしいのではないかなぁ、とラスト夫の想いにもやっとしてしまった。

    『どちらも間違っていない。スタイルが違うだけ。』
    『誰かを嫌うというのは心の負担になるからだ。…見ないふりをすればいいだけなのに

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    2025年02月13日
  • 魂婚心中

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    良くも悪くも現代的な小説という話
    短編集ではなく魂婚心中はもう少し掘り下げて詳しく書いても良かったのでは、と感じた。
    他の短編もオチで昔ネットで有名になったある画像を知らないと面白さがわからないような話もあり、読む人を選ぶ本かな

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    2025年02月13日
  • 僕の神さま

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    ネタバレ

    凪良氏との対談に登場した本。
    最後怖い、との事だが全く予想外の方向性であった。

    小学生5年生。中学生ほどではないけれど、低学年のようでも無く、対人関係や個性など他人と比較し始めたような。。
    けれど「神様」と呼ばれる彼は本当に別格である。
    主人公も割と冷静に周囲を観察するタイプだろうか。

    美術の絵の具の回では、道徳の教科書にも似たような話があったのでそうではないか、とも思ったけれど
    本当に別の意味での血液だったら酷い虐待だけれども。。どっちだったのだろう?
    もしこんな事件がなかったら、主人公の初恋?の思いや行動は全く違ったものになっていただろうに。。


    ラスト、小学生時代、自分だったらそこ

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    2025年01月29日
  • 僕の神さま

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    小学生が主人公でコナンのような少年が登場するミステリー。
    「殺したなんかしたくなかったから、たくさん殺すことにしたんだ」とナチスの行った残虐行為について語る部分があるけど、このあたりの一節がこの小説を高めているように思った。

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    2025年01月26日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    短編集。読み始めて知ったんだけど、どれも将棋が題材になったお話だった。小説は内容をできるだけ何も知らない状態で読みたくて、普段から裏表紙のあらすじとか帯の宣伝文句もなるべく目を背けてるんだよね(笑)。帯に羽生善治さんの名前があるのが目に入って、不思議には思っていた!

    将棋のことはほぼ何もわからないので、楽しめるかなーと少し不安になりつつ読み進めた。

    局面についての描写や、駒がこう動いたらこうなってしまうというような部分は、案の定、ちっともわからないので読み流した感じ。それでもストーリーはちゃんと把握できたし、将棋に関わる人々の情熱と将棋の奥深さを少しだけ垣間見ることができた気がした。意外な

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    2025年01月12日
  • いつかの人質

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     なかなか誘拐事件や犯人の本当のところが分からなかったが、ラストにきて一気に被害者の愛子も、父の陽介も、加害者側の優奈もみんな事件を通して自分を見つめ気づき、変わるという成長の様に感動した。
    伏線もきっちり回収されている

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    2024年12月28日
  • 罪の余白

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    ネタバレ

    安藤聡
    動物行動心理学が専門の大学講師。

    安藤加奈
    聡の娘。八歳の頃に母を亡くした。創律女子学院高校。学校の四階から転落して亡くなった。

    安藤真理子
    聡の妻。八年前に二年半にわたる闘病の末に病死。

    小沢早苗
    聡の隣の研究室。二十九歳にして助教授に就任。

    小沢浩志
    早苗の担当教官。教授。

    木場咲
    加奈のクラスメイト。小さいころから「可愛い」と言われ慣れており、芸能界に憧れている。

    新海真帆
    咲のクラスメイト。咲は真帆にとって憧れの存在。

    間宮恭子
    中学三年の時、咲や真帆のクラスにやってきた学校のOGの教育実習生。

    笹川七緒
    加奈たちのクラスメイト。

    香山みどり
    加奈たちのクラス

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    2024年12月19日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    どんでん返しを期待してしまったがために、やや消化不良感があった、、。
    将棋のルールを知っていたら、もっと深読みしたり感じ取れる面白味があったのだろうと思うと残念に思うけど、いい大人になっても「大人になったら良さが分かるかもしれないもの」がまだ有ることを嬉しく思ったりもしている。

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    2024年10月21日
  • バック・ステージ

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    いくつかの視点の短編がひとつの物語としてちょっとずつ繋がりあっていくお話。…というパターンのお話が好きで色々読んできたので、期待値が上がってしまっていたのか、少し物足りなかったです。(私は芦沢央さんの作品の「仄暗さ」「ミステリアスさ」が好きなので、痛快系のこちらの作品は好みと合わなかっただけかも?)
    ただ表紙カバーの裏面に書かれた「カーテンコール」は、紙媒体の本ならではの遊び心を感じて面白かったです。

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    2024年09月14日
  • 貘の耳たぶ

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    普通分娩か帝王切開か。有痛か、無痛(和痛)分娩か。
    そんなもので子供に対する愛情が変わるわけがない。
    けれどもそれに対して良いとか悪いとか周りが言うことで産後の母親は自信をなくしてしまうのだ。
    小さく産んだこと、病気を持ったこと、早く産んだこと。
    悪いことなんかしていないのに、母親は自分を責める。
    周りは赤ちゃんのことで頭がいっぱいで、心も体もボロボロになった母親のことは二の次三の次。
    それでも母親はこの弱い生き物を育てなければならない。
    でも、私に、そんなことできるんだろうか?

    自ら子供を取り替えた繭子には同情する。
    自分の子供が幸せになって欲しくて、そして少しだけ郁絵への暗い気持ちがあっ

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    2024年09月09日
  • 僕の神さま

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    単行本で読んでいたことをすっかり忘れて文庫版を買っていた。
    表紙やあらすじを見てパッと手に取ったので、昔と本の好みは変わってないのかも。
    個人的に“切ない”よりも“しんどい”と感じた。
    少年少女が主人公の物語を読むと心臓がキュッとなる。
    水谷くんのような子供になりたかった。
    だけど子供の頃の私は「僕」や「川上さん」に近い人間だった。
    だからなのか、こういう子供の無力感と心の脆さを見せつけられると項垂れてしまうんだよなあ。

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    2024年09月08日
  • いつかの人質

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    ネタバレ

    誘拐事件を題材にしているけれど、ここに登場する人々の心理に引き込まれてハッとさせられることが多かった。一番はやはり被害者の愛子。彼女を通して、視覚を閉ざされた人が被害に遭う危険性の高さについて、その心細さや恐怖について、たくさんのことが伝わってきた。人の手助けが必要なのにどこかで人を信じ切ってはいけないという、相反する感情を持ち合わせて日々生活していくのは想像以上に神経を使うと思う。幼い頃の誘拐事件を通して歪になってしまった家庭が、娘の勇気と自立によって今やっと正しい方向に向かい始めたのかもしれない。愛子の諦めない姿勢には希望のようなものをもらった。とても眩しい。
    礼遠はどこか何かが欠落した人

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    2024年09月08日
  • いつかの人質

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    他所の子に何かをあげようと思って自分の車まで連れて来て…の時点でアウトだな

    その場に留まってもらって1人だけ車に取りに行って戻ってくれば良かったのに…

    なんて言ってると小説が始まらないな

    目が見えてても絶望的な状況なのに、見えない愛子が苦しめられるシーンが想像するだけで辛すぎる


    友人たちの無邪気な残酷さも地味に怖かった

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    2024年08月29日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    辻堂ゆめさんのと城平京さんのが良かった!
    辻堂さんのは、自分が結構主人公と似た境遇を体験しているので、すごく面白かったというか。
    城平京さんのは、「虚構推理」のアニメが好きだったので、楽しく読めました。

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    2024年08月26日
  • 僕の神さま

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    読みやすかった。ミステリとしてはそこそこ。神様に押し込むのは理解したり近づいたりせずに側にいられて便利でいいよね。川上さんが救われていますように。

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    2024年08月24日
  • 神様の罠

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    6人の作家さんによる短編集。
    特に乾くるみさんの作品が印象に残りました。オチがきれいで、ついすぐに2度目を読んでしまいました。考え抜かれた構成が魅力的な作家さんだと知ることができ、大収穫でした。
    2020年頃の日本を舞台とした作品が多く、当時そうだったなと懐かしさを感じました。

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    2024年08月20日
  • 神の悪手(新潮文庫)

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    将棋を知らなくても、ストーリー自体が面白いので問題なく楽しめた。
    一番自分の感情が揺さぶられたのは『弱い者』で、一番楽しめたのは駒師に焦点を当てた『恩返し』かな。
    正直、駒の動きはあまり想像できなかった。
    それでも、対局場面は息を詰めて読んでしまうし、棋士の思考の深さには感嘆させられた。

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    2024年08月19日