芦沢央のレビュー一覧

  • いつかの人質

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    芦沢央さん特有のぬるりとした感じの話でしたよ。なんとなく早い段階で気付いてしまったかもしれません。それでも楽しく読めました。

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    2024年04月16日
  • 僕の神さま

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    タイトルで気になって読んでみた。
    何でも解決できる少年、水谷くんのおはなし。最初は小学生らしい、『桜の塩漬けこぼしちゃった!たすけて水谷くん!』という感じからはじまるのだが、だんだん虐待を受けている女の子の話になっていき、雲行きが怪しくなっていく…………。
    最初からは想像できない重めのお話。ミステリかというと、どうかな……という感じなので、ミステリを期待するならあんまりおすすめできないかも。

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    2024年04月14日
  • 悪いものが、来ませんように

    匿名

    購入済み

    もやもやが

    始めからずっとモヤモヤする感じがありました。読み進めるとそのモヤモヤも晴れ、全てが繋がった時に何ともいえない切なさがこみ上げてきました。

    #切ない #共感する

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    2024年04月14日
  • 僕の神さま

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    芦沢央さんの作品は何冊か読んでいて新しく文庫化されていたので手に取りました。
    主人公は小学生の僕。
    「知ってる?川上さん、父親に殺されたらしいよ」
    僕の小学校で広まった噂。川上さんは虐待を受けていた。転校してしまった彼女は死んでしまった。
    しかも彼女の怨念が図書室の「呪いの本」にこめられたという怪談にまで発展する。
    僕やクラスメイトが「神様」と尊敬する水谷くんと一緒に噂の真相と呪いの正体に迫る。

    小学生の目線で進む物語は読みやすくて僕と水谷くんのやりとりが面白い。連作短編集で日常で起きる小さな謎から川上さんの噂まで少し重い内容もあります。
    僕や水谷くんのような小学生が今現実にもいるのかなと思

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    2024年04月08日
  • 今だけのあの子

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    初読みの作者さん。こちらもフォローしている方のレビューに惹かれて読んでみた。
    様々な年代・立場の女性たちの「友情」をテーマにした5つのお話。
    だけども、残念、私にはほとんどピンと来なかった。

    ■届かない招待状
    親友の彩音から、その結婚式の招待状が届かない恵。
    恵がああした行動を取ったので佳い話風になったが、そうでなければこの後ふたりの間はどうなったんだろうと思う。

    ■帰らない理由
    亡き同級生の遺した日記を挟んで対峙する、その元カレと元親友。
    二人のにらみ合いよりも、亡くなった子の母親の奇矯さのほうが気になる。

    ■答えない子ども
    娘が描いた絵を一つひとつ写真に撮って残そうとする夏香と大雑把

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    2024年03月31日
  • 罪の余白

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    ネタバレ

    屋上からの飛び降りにより
    亡くなった娘の父親が
    その理由を追求する復讐劇

    父親、娘、その友達、父親の同僚と
    大きく5つの目線で紡がれるストーリー

    文字がそのまま情景になるような
    とても読みやすいサスペンス。

    激情する父親と父親思いの娘
    人の心情を解すことができない同僚
    エゴにまみれた友人に自己肯定感の低い友人
    登場人物の個性が物語をなお面白くしている。

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    2024年03月24日
  • 僕の神さま

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    芦沢央さん初読みの『僕の神さま』の概要と感想になります。

    概要です。
    小学五年の僕は「神さま」と一緒に学校生活を送っている。何でも謎を解いてしまう神さまのような存在、そう水谷くんだ。
    水谷くんと僕が遭遇した謎に、水谷くんは鼻の下を擦りながら冷静に情報を分析して明快に解く姿は、僕にとって名探偵より神さまと思える神々しさがあった。そうだ、水谷くんは神さまなんだ。そうでなくてはならないんだ…。

    感想です。
    芦沢央さん作品はネットや書評動画で見聞きする限り、イヤミス系が多いのかなと思っていましたが、本作は日常の謎を解いていく連作短編集で読みやすかった印象を持ちました。ゾワッとするホラーミステリでは

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    2024年03月20日
  • いつかの人質

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    息苦しい!しんどい!
    芦沢先生の作品はたくさん読んできて好きだけど
    ガンガン読み進められるお話ではなかったなぁ…
    ボリュームの割に4日もかけてしまった…

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    2024年03月13日
  • 僕の神さま

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    神さまと呼ばれてみんなから頼りにされている水谷くん。主人公は彼に憧れる男の子。小学生のほんわか謎解きものかと思って読んでいたら急にきな臭くなって、やっぱり芦沢央だなという感じだった。
    この後主人公の気持ちが楽になるような後日譚が読みたいなぁ。

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    2024年03月12日
  • 神様の罠

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    辻村深月さん以外はあんまり馴染みがない。普段読まない作家さんの作品に出会えるので、アンソロジーはけっこう好き。

    乾くるみさんはどんでん返しの作家さんというイメージがあったので、警戒しつつ読んでいたけれど、単純な私はやっぱり作者の思うつぼ。終盤になって「えっ!?」と最初から読み返してしまった。楽しかった。

    コロナ禍の不安を描いた話は、個人的には読んでいて落ち着かない気分になるので、あまり好きではない。でも二作品とも、ラストは少しほっとする終わり方でよかった。

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    2024年03月06日
  • 今だけのあの子

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    以前読んだ時よりも自分が大人になって、身に染みる話が多かった。
    女だからこそ、人生のライフステージが変わっていくと、友人関係も変化していく。
    最近そのことに悩んでいたからこそ、また読みたくなって読んでみました。
    物事にはいろんな見え方があるんだよなぁってことを再認識させてくれるお話でした。

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    2024年02月18日
  • 汚れた手をそこで拭かない

    匿名

    購入済み

    突然迫られる選択、少しの判断ミスで自分自信を苦しめる事になる。人からするとそんな事?と、思うような事で、なんで素直に正しい選択をしなかったんだろ?と後から思う事も沢山あった。そんな誰にでも起きる話しでした。

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    2024年02月10日
  • いつかの人質

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    人生の中で2回も誘拐されるなんて、考えただけでも恐ろしい、、
    なんともいえない暗い雰囲気がよかった。

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    2024年02月09日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    シンプルなミステリー。
    芦沢央さんは久しぶりに読んだけど、人間の醜くてしょうもない部分が何の救いもなく淡々と書かれていて好み!
    解説の後半がよかった!
    最後の話は、主人公に決定的な非がないのに理不尽すぎないかと苦々しい思いをしながら読んでいたけど、解説を読んで胸にストンと落ちるものがあった。

    以下、解説から

    不正を働くことは「わからないでもなかった」し、喉元を過ぎればそれすら「忘れたのではないか」。さりげない表現だ。さりげなさ過ぎて、とても怖い。生身の人間のいびつさ、不完全さへの鋭い理解と諦念、そして諦念から来る受容がある。

    生きている間に、ほんのわずかな不運で、油断で、過ちで、傲慢で、

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    2025年10月12日
  • バック・ステージ

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    そうきましたか、という感じでバックステージ。
    ばらばらとした風景を繋げていく上手さは、いつも通り。
    登場人物達が、今の現状に葛藤を抱えているのもいつも通り。
    でも、今作は、なんだかハッピーエンド。

    序章で、パワハラ上司の不正の証拠を探し始めた先輩後輩コンビ。中野の劇場に入り込むことになるが、そこでは、若手俳優に脅迫状が届いており、高齢女優の認知症が、公になりそうになる。
    パワハラ上司は、劇場でトラブルを起こしている。
    バックステージでは、登場人物達の思惑と混乱で満ちている。
    そして、みーんな大丈夫。上手くいった。
    芦沢さんには、珍しい小説でした。

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    2024年02月05日
  • 神様の罠

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    『夫の余命』乾くるみ


    『崖の下』米澤穂信
    これもどこかで出会ったことがある話。

    『投了図』芹沢央
    イヤミスの女王の座を狙ってるのかな??

    『孤独な容疑者』大山誠一郎
    赤い博物館シリーズで読んだことあるやつ!!またあのシリーズ読みたい

    『推理研VSパズル研』有栖川有栖
    こちらもシリーズものですが初見。好きなタイプなのでシリーズ全て探りに行くきっかけになってくれました。

    『2020年のロマンス詐欺』辻村深月

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    2024年02月04日
  • バック・ステージ

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    続きが気になる続きが気になるからスイスイ進む系。舞台系のことを何も知らないから新しい世界を知った感じになってよかった。また、今時の目線での表現が多々あった。

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    2024年01月25日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

    匿名

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    主人公が作家本人なので、全てが本当の話しなのか?それともフィクションなのか?がわからなく1話から全ての話しが繋がっていたのがわかった時はゾッとしました。怖かったです。

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    2024年01月23日
  • 神様の罠

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    評判が良かったから若干ハードル上がってたかも。
    この作品の感想ではないけど、作者わかってて読むのとそうでない場合に受け取り方変わる気がする。
    今回初めて読む作者のやつが圧倒的につまらなく感じて、ある程度読んだ作者のものの感想がさすがだね〜って感じだったので

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    2023年12月31日
  • 神様の罠

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    色々な作家さんが読めるのでと購入。

    個人的には『投了図』が良かったかな。
    辻村さんのは以前読んだことがあるのに、途中まで気づかず。
    いかに流し読みしてるかと反省してみたり。

    やはり長編の方が好き。

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    2023年12月31日