有栖川有栖のレビュー一覧
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ネタバレ孤島パズルを読み終わったので、次作を、と思ったらとても長くて驚きました。
でも、オススメのミステリーとしてよく出てくる作品なだけあって、とても面白かったです!
登場人物も個性豊かで、脳内映像化しやすかったです。個人的には志度晶が好き。
ゆで卵と夏蜜柑のやり取りも、マリアの肖像画も、シュルレアリスムな銅版画も、映像作品で観てみたいです。
2つの舞台を生き来するのもワクワクして良かったです。
私は最後まで謎が解けなかったけど納得はできたので、満足しました。
最初の方は「マリア、もう少しやり方あるんじゃないかな……」って思ったし、ラストは、「江神さん、それでいいの……?」って思ったんですけどね。
各々のキャラにブレがないので、そういう人だと思って受け入れました。
モチさんがかなりいいキャラだったので、実は読んでなかった月光ゲームを今から読もうと思います。
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Posted by ブクログ
「─殺人事件」「建物」「夜」を共通のテーマとした短編6編。
全体に暗鬱とした空気が漂う一冊。
すべて違うタイプの作品になっている。
『黒鳥亭殺人事件』
あとがきに「ショパンを流しながら書いた」とあったけど、その言葉通り演出がとても美しくて、静かな余韻が残る作品。
すべての短編の中でもかなり好きな作品。
火村とアリスの同級生・天農が住む、外壁がすべて黒一色に塗られた館で起こる不可解な事件。
なかなか寝付けない天農の5歳の娘・真樹ちゃんの相手をするアリスが優しく、2人のやりとりがなんとも微笑ましい。
天農が火村に語る事件の概要と、絵本やゲームを楽しむ真樹ちゃんとアリスのシーンとが交互に繰り返される。
暗闇の事件〈黒〉と、純真無垢な真樹ちゃん〈白〉の対比の演出が見事で素晴らしかった。
その後を色々と想像してしまう作品。
『絶叫城殺人事件』
ゲームになぞらえた、残酷な無差別殺人。
その犯人は一体誰なのか…。
通り魔事件と思われる犯人を火村はどう突き止めたのか。
いつもは温厚なアリスが、ラストで珍しく熱く語るシーンが印象に残った。
ゲームなどのヴァーチャルな世界が若者に悪影響を与える、という評論家たちの見方に対する皮肉めいたものを感じる。
この作品も読後に色々と考えてしまった。
夜と館と殺人事件、この相性の良さを改めて感じさせてくれる短編集だった。 -
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〈宿〉をテーマにした短編4作品。
旅行に行ったような気分になれるミステリ。
古い民宿から豪華ホテルまで舞台は様々で、作品ごとに雰囲気も読み心地も違うので、最後まで楽しかった。
自分がこれまで泊まった宿を思い出しながら想像して読むのもまた楽しい。
短すぎないちょうどいい長さで、予想外の捻りや、火村ファンにはたまらない一編もあり、今まで読んだ〈国名シリーズ〉以外の短編の中では一番好きかもしれない。
『暗い宿』
廃業した民宿に泊めてもらうアリス。
「それにしても──この宿は暗い。」
暗くて古い民宿はもうそれだけで怖いのよ。
『ホテル・ラフレシア』
石垣島の高級リゾートホテルで行われた〈犯人当てゲーム〉が楽しそう。
チェックインから夜のバーまで、リゾートホテルに行った気分も味わえる。
作中に登場する「ホテル・カリフォルニア」。有名な曲なのでよく耳にするけど、こんなに謎めいた歌詞だったとは…。
『異形の客』
和風の温泉旅館が舞台。
品数の多い美味しそうな部屋食、温泉の朝風呂、浴衣…。あぁ〜旅行に行きたくなる!
帽子にサングラス、マスクに手袋の透明人間のような男は一体誰なのか…。
『201号室の災厄』
初めての火村目線のストーリー。
東京の豪華ホテルに泊まる火村が、いつもとは違う立場で事件に向き合う。
緊迫した状況でこんなにハラハラした事件は初めて。
今までに見たことのない火村の一面が見れる、まさに初めてづくしの一編。
1番面白かった!
〈宿シリーズ〉良いなぁ。もっと読みたい。
あとがきの最後の一文まで旅気分を味わえた。 -
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「この島は、どこか変だ」
大好きな孤島のクローズドサークル!
この島に集まっている人達は何かを隠している…
2章の最後の1行を見た時、思わず目を閉じて喜びを噛みしめた。
「これは来たな」と思った。
クローズドだけでも大好物なのに、さらに嬉しいことにテーマまで大好物だったから。
W大好物で、面白くないわけがない。
この作品は「クローズドサークル」で検索ししていた時によく見かけていて、ずっと読みたいと思っていた。
でも、クリスティの『そして誰もいなくなった』のような王道クローズドサークルを想像していると、印象はかなり違う。そして、ロジック重視という作品でもない。
この物語のメインは、犯人探しよりも、みんなが隠している〈秘密は何なのか?〉にあると思う。
最後に明かされるその〈秘密〉は、珍しく早い段階で気づいてしまった。
テーマがあまりにも好みで、読みながらあれこれ考えずにはいられなかったからだと思う。
でもその秘密がわかった瞬間に、一気にブワーッと妄想が止まらなくなって、そのことを意識して読んでいると更に物語が深くて面白くなっていった。
いわゆる王道の犯人探しをメインに楽しみたい人には少し違うかもしれない。
謎解きよりも物語の余韻をあれこれ想像してしまう人には、きっと相性がいいと思う。
自分は大好きなタイプの作品だった。
それから、〈なぜクローズドサークルになったのか?〉の理由も新鮮だった。
火村は猫だけじゃなく、子供にも好かれる。 -
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「皆さんに、娘を連れ戻してほしいのです」
外部の人間が入ることを許されない、芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。
交通手段が途絶された大好物のクローズドサークルに、さらに鍾乳洞まで登場する。
閉所恐怖症なので、ひとつ道を間違えたら戻れなくなりそうな空間のドキドキと、ミステリが重なって楽しさが倍増した。
探偵不在の中で織田・望月・アリスの3人が手探りで必死に頑張る姿が微笑ましい。
読んでいる途中で、何だか既視感があると思ったら、過去に読んだあの作品はこの『双頭の悪魔』がモチーフだったんだと気づいた。
古典的な雰囲気と、最後まで犯人が誰なのかわからないという、王道の本格ミステリをしっかり味わえる一冊だった。
「読者への挑戦」が3回も用意されていて、論理的な謎解きが好きな人にはかなり挑み甲斐があると思う。
シリーズ最高峰と言われるのも納得。
だけど、自分の好きなタイプかと考えると、ちょっと違うんだよなぁ。
自分は論理的なことより心情の方に興味が向くタイプなので、犯人の動機や芸術家村での人間ドラマがもっと読みたかった。
あとは、前作同様に大学生の江神1人にちょっと背負わせすぎでは……と、気の毒にも感じてしまった。江神は辛い過去がありそうなので、これ以上重荷を背負わせないでほしい。
3作品を読んでみて、江神シリーズはロジック寄りのように感じて、火村シリーズの方が合ってると実感したので、次はいったん火村シリーズに戻ろうと思う。
大学生たちの青春模様も楽しいけど、火村&アリスのコンビに会いたくなってしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれぞ本格ミステリーと思う作品だった。
有栖川先生の作品を読むのは初めてだったが、今となっては古典的のように感じるトリックも当時は画期的だったことが伺えるし、それでも時代を感じさせない文章力、構成力は圧倒的と言わざるを得ない。
気になる点は2点。
一つは、交換殺人に仲介人を設けるという素晴らしいアイデアだが、これは実行犯二人とも始末しないと成り立たないのではと思うところ。室木も殺すつもりだったのだろうか。それとも絶対露見しないと考えていたのか。この手のトリックにおいて一番の肝となる信頼関係が薄い、また仲介人が非力過ぎて私ならこの人が実行犯になれると信じられない。
二つは、犯人に慈悲という名目で自死する機会を与えたこと。今回の犯人の動機は極めて利己的で、同情の余地が無いのに、オリエント急行でも気取っているのか。コナンくんも探偵は犯人を死なせてはいけないとよく言うが、江神は探偵足り得ないのか。
長々と文句を書いてしまったがこれ以外は完璧と感じたので、他の作品も読む。
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「若さ」をテーマにした短編4篇。
『探偵、青の時代』
アリスも知らない、火村の大学時代のエピソード。
勉強会と称して集まった社会学部の8人。
みんなが火村に何かを隠している…。
自分も人の表情や感情には敏感で「この人、嘘をついてるな」までは読み取れる。
けれど火村は、そのわずかな違和感を論理的に組み立て、彼らが嘘をつく理由まで鮮やかに解き明かしていく。
まさに、名探偵誕生の瞬間。
ラストのアリスの推察にも「うわーっ、そうか!」と思わず声が出た。
火村のことをよく知っているアリスだからこそ辿り着ける推理で、思わず微笑んでしまう。
初めて語られる火村のエピソードだけでも楽しいのに、さらに自分の大好きな変化球的な倒叙。嬉しくて、思わず二度読んでしまった。
火村の前で、嘘はつけない。
『菩提樹荘の殺人』
アンチエイジングのカリスマと呼ばれる男が殺される。
老いることへの価値観は、人それぞれ。
若さを追い求める人と、年の重ね方を見せてくれる人。
このテーマに対する火村の考え方に共感した。ちょうど紅白歌合戦を観て、同じようなことを考えていた。
さらに老いをめぐる問いをアリスが語る。
「人生が1年やとしたら、34歳っていうのはちょうど今ぐらいの季節かな。7月のはじめ。」
《人生が1年なら、自分は何月何日にあたるだろう……》
つい反射的に考えてしまい、急に現実味が増して怖くなった。
他にも少年犯罪がテーマの『アポロンのナイフ』など、「若さ」という共通のテーマで、ミステリ以外の部分でも考えさせられる短編集だった。
Audibleにて。 -
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絶海の孤島に取り残されたクローズドサークル!
クローズド好きとしては、外部との連絡ができなくなる定番をきっちり押さえた展開はたまらない。やっぱりスマホもパソコンもない時代のクローズドサークルが好きだ。
特殊な島の地形図を見ただけでも、あれこれ想像させてくれてワクワクする。
〈推理小説研究会〉に、紅一点のマリアが登場する。男子校のようなノリも好きだったけど、マリアが加わったことで前作以上に登場人物たちが生き生きしている。
アリス、マリア、江神の関係性と、甘酸っぱい青春も良い。
『月光ゲーム』の女性陣はあまり好きになれなかったけど、マリアは魅力的。
そして、前作よりもアリスがワトソン役に徹していて、謎解きがわかりやすくなって読みやすい。
残されたヒントから、論理的にスルスルと真相へたどり着いていく感覚が心地いい。
「えっ!」とドキドキすることもあった。
物語の中でパット・マガーや『黄色い部屋の謎』に触れられたのも、個人的に嬉しいポイントだった。
火村シリーズから読み始めたせいか、どうしても火村愛が強くて、現時点では江神のすごさがまだそこまでわからない。
助教授と大学生を比べるのも違うし、江神シリーズはまだ2作目だし、これからに期待したい。
次作『双頭の悪魔』は名作と名高い一冊なので、ずっと読みたかった作品。
期待しすぎてハードルを上げすぎないようにしつつ楽しみたい。
年越しでゆっくり読んだ時間ごと、記憶に残る一冊になった。
年始も『有栖川有栖フェア』を楽しむ日々になりそう。
今年もよろしくお願いします。 -
Posted by ブクログ
約1ヶ月、毎日楽しんできた「国名シリーズ」も、とうとう現在最後の作品。
記憶喪失の青年が、唯一持っていたのは一本の扇。彼はどこの誰で、なぜ記憶を失ったのか。事件とどんな関わりがあるのか…。
登場人物それぞれの内面を、火村とアリスが丁寧に読み取っていく。
逃げ場のない密度の濃い人間模様は大好物。
今回は物語の対比で、火村の下宿先のおばあちゃんの優しさが際立った。一家に一人おばあちゃんのような温かい人がいてくれたら…としみじみ思う。
おばあちゃんの心尽くしの手料理も食べてみたい。3匹の猫たちの存在もほっこりする。
こういう細部が積み重なって、この作品の空気ができているんだと思う。
犯人がわかったあと、もう一度その人物とのやりとりを読み返すと、初読では見えなかった思いが浮かび上がってきて面白かった。
国名シリーズを続けて読んで感じたのは、最近の作品ほど人間模様がより深く描かれている気がする。
小説なのに「あの時、ああしていれば違う結果だったのでは…」と考え続けてしまうほど、今回は物語の世界に深く入り込んでいた。
プロローグでは、推理作家は常にこんな風に構想を練っているのかなというような、有栖川さんの頭の中を覗かせてもらっているようで面白かった。
読者を楽しませ続けるというのは、気の遠くなるような試行錯誤の積み重ねなんだろうな。
『ロシア紅茶の謎』から30年。
恒例となっている、その国の言葉でのラストの挨拶も感慨深い。
まだまだ続きそうなので嬉しい。
次からはリアルタイムで追いかけたい。
ここからはAudibleの話だけど、最後なのでどうしても書いておきたい。
火村・アリスの世界にここまで没入できたのは、ナレーター三好翼さんの力も大きい。
火村の声は低くてかっこよくて美声、アリスは親しみやすくて温かい声、野上警部は渋い太め声、小夜子はさっぱりしてオチャメな声など…
本当に一人で読んでる?と思うくらい、老若男女の演じ分けがとても自然で上手くて最高だった。
国名シリーズをここまで追いかけてきてよかったと思える一冊だった。
次はどこの国かな。
Audibleにて。 -
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米澤穂信の供米のために読んだ文庫本。
米澤穂信以外の作家の著作は読んだことがなく、それもまた新鮮で面白く読むことができた。
新川帆立 ヤツデの一家
これを女性作家が書いているのが見事と言うかなんというか。私には理解できない世界だが、短編として素晴らしいドンデン返し。
大代行時代 結城真一郎
短い中にも貼られた伏線は丁寧だが、先の展開が簡単に読めるところが残念。
人には得意不得意があるのは仕方ないが、注意されたら片付けよう。
妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀
この短編は少し不快だったので長いです。
治安の悪い、物事を知らない人達ばかりの地域は確実に存在するし、地方で新しい人が入ってこない街は数多く存在するから、その人達がタイトルの人物を理解できない、自分の色眼鏡で判別するというのはあると思う。他所から来た人でも最初から偏見で見てるところもあると思う。
でもそれを焦点に当てた作品を作ったところで、最初から読者には察することが出来るし、読者を知識無いと思い過ぎでは無いか?
それとも境界知能の辛さをひたすら描きたかっただけか。それならなおのこと趣味が悪い気がする。
一番彼のことを理解していたのは母親だろう。それでも支えることができなかった、支援や援助に繋げられる方法を知らなかったそもそも存在を知らなかった、逃げるしかなかった所で彼女もまた境界知能か知的ありの発達障害があるのが予想できる。
供米 米澤穂信
米澤穂信のシリーズ物長編も好きだが、短編の天才でもあると言わずにはいられない。
文系の知識高い人達の会話の言葉遣いが見事だし、伏線の回収の仕方が自然過ぎて、勿体ぶっていない知的さがある作品だった。
ハングマン 雛鵜 中山七里
シリーズ物の短編のようで興味が湧いた。少しドラマを意識しているような、所謂アニメっぽさラノベっぽさを感じる文章や内容だが、現代らしいテーマで映像化されても映えるだろうなと思った。
ミステリ作家とその弟子 有栖川有栖
実はこの作家も読んだことがなかったので、読めて良かったし、他の作品にも興味が湧いた。
ミステリ作家と弟子の会話が面白く、単なる会話劇としても楽しめ、弟子の思惑でまた楽しむことができた。 -
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ネタバレ読者の興味が、記憶喪失の男の正体、女性の恋愛の行方、有栖川の新作の構想、事件の調査と一気に増える関係者、と変わっていき、ちょっと読みづらいところがあった。プロローグが魅力的すぎたからだ。中盤からは一気に読めた。
犯人の動機が見当たらないことが事件の謎である。被害者が殺される理由が分からない。必然的に、記憶喪失の男、記憶のない過去の出来事、が怪しいのだが、行方不明になっている。
この男、事件には部外者なのか、中心人物なのか、よく分からず、事件の全貌がつかめない。家族に馴染めず、行方不明になっていても、またふらっとどこかに行ってしまったのだろう、と思わせてしまうのが本作の特徴である。そこから関係者からの連絡遅れ、警察の捜査ミス、推理の方向が定まらない、というところにつながっていく。
犯人がやろうとしたこと、行動を推理していくことには、推理小説として十分に納得のいくものだった。事件の関係者、火村にも、悲しみが残り、余韻のある終わり方となった。 -
Posted by ブクログ
前作が番外編的だったのに対して、今作はバッチリ本格ミステリが楽しめる。
中でも表題作は抜群に面白かった。
『スイス時計の謎』
論理的に犯人を特定していく。
一つずつ可能性を消していく論理の組み立ては、ゴチャゴチャしていた頭の中が、火村の言葉によってどんどん軽く、きれいになっていくようでとても気持ちがいい。
火村が論理を積み上げ、NOとは言えない状況を作り出していく過程に痺れる。
このメンバーだったからこそ成立する設定も本当によく考えられている。
精密なスイス時計のようにすべてがカッチリとはまっていくような、完成度の高い大満足の作品。こういうのが読みたかった!
アリスの高校時代の切ない思い出も余韻を残した。
『あるYの悲劇』
ダイイングメッセージもの。
メッセージを見た瞬間、「はは〜ん、これはわかったぞ」と火村になりきって推理した。
解決編でまったく違うとわかり、自信満々だった自分が恥ずかしい。
火村先生、ごめんなさい( ´•ᴗ•ก )
『ジャイロクックの密室』
またもや大好きな倒叙もの!
狼狽する犯人に「これでもか!」とトドメを刺す火村。自分が犯人だったら、絶対に火村には会いたくない。
あとがきによると、『ブラジル蝶』以降は倒叙ものを一編ずつ入れるようにしているとのこと。まさに私が願っていたことで、こんなに嬉しいことはない。
前作『ペルシャ猫』から4年ぶりだったそうだ。
当時の読者のみなさんが待ちわびた4年を、自分は1日で味わってしまい、申し訳ない気持ちになる。
毎日楽しんでいる「国名シリーズ」も、気付けば残りが少なくなってきて寂しい…
Audibleにて。