有栖川有栖のレビュー一覧

  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    「堕ちる」が面白かったので今作も期待して読みました。期待以上でした。
    今作品もネコが出てきます。ネタバレ感想

    アイソレーテッドサークル
    異世界に大学生達が迷い込み殺戮に巻き込まれる。得体の知れないモノに殺される恐怖とリセットされたかと思いきや夢の続きは…。

    お家さん
    このお話一番怖かったし戦慄しました。
    まじめな丁稚くんが主人公でお家さんに気に入れられるが数々の霊を目撃していき…。
    お家さんの得体の知れなさに恐怖しました。ショート映画を見てるみたいで面白かったです。

    窓から出すヮ
    今話題の背筋さん作品。
    途中意味わからなくなりましたが現実なのか非現実なのか混乱してしまう作品でした。どこか

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    2025年09月13日
  • 女王国の城 下

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    マリアがいいキャラクター。この辺りはシリーズものの良さだよねえ。
    やはり宗教とミステリは親和性がある(というよりも、とても興味を惹かれる)なあ。宗教についての深掘りがもっとあっても、とは思ったが、世俗的になってしまうのも違う気もするし。
    とにかく面白かった。

    1
    2025年09月07日
  • 女王国の城 上

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    宗教とミステリは相性がいい(というよりも、とても好き)んだよなあ。
    上巻としては理想的な終わり方では?
    江神さんは何か隠している感じだし、マリアの思わせぶりな言葉の真意も気になる。

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    2025年09月06日
  • 女王国の城 下

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    94点:「辛辣な奴やな。まぁ、図星か。ここだけの話やけど、つい最近、失恋してな。色んなことがどうでもようなってる」
    一瞬、絶句した。

    EMCの面々がわちゃわちゃ話しているのも面白いけど、誰かと誰かが2人だけになったときの会話も面白い。モチとアリスが2人で話している時にそれまでの会話の文脈と全く関係なくいきなりぶっこまれるモチの失恋話。アリスと同様にこっちも絶句して、少しして笑ってしまう。なんかふと喋ってしまうモチがなんだかいとおしくなって。

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    2025年09月02日
  • 新装版 46番目の密室

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    「名探偵、助手、密室殺人(しかも二人)、孤立した住宅」

    とミステリ要素満載
    中だるみ一切なく、起承転結が完璧

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    2025年09月01日
  • 禁断の罠

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    最近のアンソロジーは本当に豪華というか、ハズレがなくおもしろいよね。

    有栖川有栖『ミステリ作家とその弟子』は【砂男】で既読だったけれど、再読でも作家と弟子のやり取りがおもしろい。

    退職代行とかZ世代とか、境界知能、ペロペロ動画に闇バイト…すごく今が詰まっている一冊だった。
    何十年後かに読まれたら「あ~令和っぽい」ってなるんだろうな。

    米澤穂信『供米』は途中まで「うーん、好きな米澤穂信ではない」なんて思ったけど、最後がすごく良くてさすが!という感じ。
    中山七里『ハングマン-雛鵜-』は最後続きが気になる終わり方だったな。スッキリさせてほしい!
    せっかくだから『祝祭のハングマン』を読んでみよう

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    2025年08月13日
  • 月光ゲーム

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    最高のクローズドサークル!
    軽快な関西弁の掛け合いがクセになる一冊です。
    知ってる場所や言葉が満載なので、関西在住の方はより楽しく読めると思います。

    個性的な名探偵と楽しいサークルメンバのキャラがとても良くて一気に読み切りました。
    読者への挑戦状もあり、ミステリー好きは犯人当てゲームで遊べるのも魅力です。

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    2025年08月05日
  • 月光ゲーム

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    本格ミステリの巨匠、有栖川有栖の伝説はここから始まりました。
    学生アリスシリーズの1冊目。
    青春を謳歌する大学生たちですが…山で次々と大変な目に遭います。
    みんな強く生きてくれ…。

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    2025年08月05日
  • 猫はわかっている

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    この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。
    アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。
    1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。

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    2025年08月03日
  • 双頭の悪魔

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    91点:「どうして僕に彼女の声を聞かせてくれないんですか?」思わずそんなことを言ってしまった。

    中だるみすることなく最後までおもしろい大傑作。個人的に好きなパートはやはりアリス、もち、信長がそれぞれの推理を話したりそれにツッコミをいれたり、意外と真相に近づいていたりするかけあいのところ。
    登場人物も作者も、事件の謎=ミステリということに関してなんとなく誤魔化したりあやふやにしたりメタに逃げたりせず、正面から堂々と立ち向かおうという姿勢はどんなに賞賛してもしすぎるということはない。30年以上売れ続けているのは驚異!

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    2025年07月23日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    まさに「戦慄」の如き作品の応酬。
    特にやはり注目は、北沢陶さん。大阪舟場を舞台にさせたら、右に出る人はいません。御本人も昔の人の言い回しや、当時の表現にこだわって書いているだけあって、時代小説のような雰囲気ですが、説明や描写表現は現代語を極力使っているので、どっちらけになることはありません。

    どれも短いながらも、天下一品でした。

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    2025年07月16日
  • 日本扇の謎

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    事件の謎解きよりもそこに至るまでの過程に重きを置いて描いていた印象。記憶喪失の青年の境遇が切なかった。家族間でのすれ違いがずっと尾を引いていて、苦しかっただろうな。物語の中の時間もどんどん進み、火村先生の暮らす下宿もインバウンド需要を見越した土地売却の提案があるらしい。少しずつみんな変わっていくんだなあと思うと寂しい…火村先生が歳をとる日も近いかも。変化していくものがある中でも変わらない火村先生とアリスの距離感とコミカルなやり取りになんだか安心する。火村先生が過去に家族に関することで何かあったんだろうな、と察しつつ決して無理に踏み込まないアリスはやっぱり優しい。

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    2025年07月12日
  • 日本扇の謎

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    ネタバレ

    切ない。

    なんて切ない物語なんだろう。
    不幸とすれ違い。
    断罪と許し。

    受け入れがたい事を、受け入れるしかない。生きていれば、そういう事は何度も出てくる。努力ではどうにも越えられない壁の向こう側に、なんの努力もなく立っている人を見続けなければならない理不尽。

    息子を許せなかった雛子も、ぎくしゃくしている母と弟の間を取り持ってあげれなかった兄と妹も、甥たちの将来を思って手助けするつもりだった夫婦も、どれもこれも殺意に繋がるものではなくて、でも簡単に解決するものでもなく、双方ともに納得のできる落としどころがあるわけでもない。

    蟹江が一線を越えてしまった気持ちは、分からないではない。でも、そ

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    2025年07月09日
  • 神様の罠

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    全編面白かった〜
    なんて豪華な作家陣なの…!

    ハラハラしたり驚いてみたり、あっという間に読み終えました。

    夫の余命 
     余命わずかと知りながら結婚した2人。
     時間を遡りながら思い出を振り返るが…

    崖の下 
     スキー場で遭難した4人。
     そのうち1人が他殺体で見つかる。
     この何もない雪原で凶器は一体何…?
     誰が殺したのか?

    投了図
     将棋ファンと夫と暮らしているが、地元でタイトル戦が開かれることになった喜ばしい時、なぜか夫の様子がおかしい。

    孤独な容疑者
     23年前に殺人を犯した男。
     事件が再調査され…。

    2020年のロマンス詐欺
     コロナ禍、軽い気持ちで始めたバイトが詐欺の

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    2025年07月08日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    『猫と雨と助教授と』が笑えました。『スイス時計の謎』では二次創作が書けそうなくらいアリスと火村の間の、実はここではこう思ってたみたいな事が想像をかきたてられました。
    ジャバワォッキーも面白かった。
    流石、傑作集!

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    2025年06月30日
  • 鍵の掛かった男

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    過去を封じ込めた被害者(=鍵の掛かった男)の鍵を、アリスと火村がロジカルに開けていく展開が面白かった。大学入試の時期なので火村先生は前半安楽椅子探偵状態だけどその分アリスの推理が的を得ていたりと今までのシリーズと違ったところも見られて良い。
    また、この作品には印象的なセリフが多かった。
    火村先生がアリスに向けてボソッと言う「俺のハートに火を付けてくれるねぇ」とか、事件解決後にアリスがとある人から言われる「鍵のかかった男をもう1人知ってますよ。火村先生の鍵も有栖川さんが開けるんですか?」とか。火村の鍵を開けるのはアリスなんだとは思うが…どうなるのか気になる

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    2025年06月13日
  • 本からはじまる物語

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    面白かったー。
    「本」からはじまるのがテーマといっても、それぞれの作家さんごとにアプローチが違って、ジャンルもそれぞれで楽しかった。
    恩田陸さんの「飛び出す絵本」、「飛び出す」の意味をそう持っていくか、というのが面白いし、阿刀田高さんの『本屋の魔法使い』も素敵。石田衣良さん三崎亜記が久々だった。
    どれもよかったけど、やっぱり、なんと言っても朱川湊人さん!ここで猫の話が読めるなんて、最高すぎる。朱川さん、大好きだー。お初の山本一力さんも猫♪
    はい、もう、これはかんっぺきに猫本である!!

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    2025年05月26日
  • 日本扇の謎

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    初めて読む有栖川有栖氏の本。すごく切ない話と犯行の動機のやるせなさ。
    記憶喪失の男性が実家に帰らなければ起こることのなかった犯行に怒りとそして記憶喪失の男性が家族と再会して嬉しかったのかどう感じていたのかどうかわからないまま終わってしまった。

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    2025年05月08日
  • 捜査線上の夕映え

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    永遠の(たぶん)34歳である火村とアリスも、34歳のまま2020年のコロナ禍に突入。
    今までも震災や事件などの時事は取り入れられてきたけど、コロナ禍を過ごす二人は長年の読者としても同時代を生きてる感じが今までになく感じられて感慨深い。
    火村先生が黒マスクなの火村先生過ぎる。

    最初の方でアリスが昨今の特殊設定ミステリの話をするが、コロナ禍は現実でありながら特殊設定みたいな非現実感がある妙な生活だったことを思い出す。

    コロナ禍まっただ中に起こる殺人事件は、あの当時の停滞を思い出すかのようになかなか捗らない。
    今回は大阪府警サイドの視点が多く、火村とアリスが刑事たちにどう見られてたがわかっておも

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    2025年04月24日
  • スウェーデン館の謎

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    ネタバレ

    面白かった!3分の1ぐらいは中々物語が進展しなくて悶々としたけれど、後半からの火村の登場シーンほんとにいい。「風のように」とかキザなこと言って登場したけど、親友の大ピンチかと思ってすぐ新幹線飛び乗って駆けつけてくれたの、本当に愛おしすぎる。謎解きも点と点が繋がる感じで気持ちよかった。

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    2025年04月22日