有栖川有栖のレビュー一覧

  • インド倶楽部の謎

    Posted by ブクログ

    目の前に最初から提示されていた事柄に全く気付かずすっかりもう一方の方へとミスリードされてしまいました。
    読み応えもあり、然りとて途中で飽きることもなく、最後までとても楽しかったです☺️

    0
    2021年01月02日
  • 火村英生〈国名シリーズ〉9冊合本版

    購入済み

    お得

    『インド倶楽部の謎』が面白かったので作者買いしました。ミステリですので内容については特に触れませんが、お得なのは間違いないです。年末年始、家籠りのお供にも良いと思います。

    1
    2020年12月13日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    ミステリーアンソロジー7作品短編集。あとがき解説無。
    新本格30周年記念に寄せて7人の名探偵を一気に味わえる心にくい演出です。
    順に読み進め7作目の『仮題・ぬえの密室』に全てが集約され、ずっしりとした本格の歴史を感じました。これから読まれる方にも入りやすい作品を探すのにお勧めです。

    0
    2020年11月03日
  • 菩提樹荘の殺人

    購入済み

    この本は、「若さ」をテーマに4つの作品がまとめられている。4作品とも、従来通りの論理的推理で犯人わ導きだしている。さらに、どの作品の作者(火村)が考える年齢について触れている。とても面白く読みごたえがあった。

    0
    2020年09月25日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

    Posted by ブクログ

    まずは文章が美しい。慣れない現象に戸惑いながらも、読むことをやめられなかった。このあと、濱地探偵が登場する、『幻坂』を再読しようと思う。

    −異論を唱えたいですね。人生の楽しみは無数にあります。無数から一を引いても、依然として無数です。−

    0
    2020年09月23日
  • 狩人の悪夢

    Posted by ブクログ

    初めての有栖川有栖さんの本を読んだ。もっと難しいかと思ったけど読みやすくて一気に読めた。
    火村英生シリーズも初めてだけど楽しめた。

    0
    2020年09月12日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新本格30周年の記念アンソロジー。
    新本格に夢中になってたのが20年前くらいなので、思えば自分も年をとったものだなあと。あと、出産~育児で読書から離れていたのもあり、これで久しぶりに読んだ作者も結構いたりして懐かしくなった。
    全体を通して、ストレートな本格の割合が低くて、結構意外だった。全員の個性が良く出ているというか。意外とみんなゴリゴリの本格というわけではないんだねえ、なんて思った。でもそれがつまらないわけでは無くて、それもとても楽しめた!!

    ○「水曜日と金曜日が嫌いー大鏡家殺人事件―」
    麻耶雄嵩らしい。「7人の名探偵」と言われてメルカトル出してくるのがすごいと思ってしまった。でもやっぱ

    0
    2020年09月07日
  • 江神二郎の洞察

    Posted by ブクログ

    有栖川有栖作品の二大看板。「作家アリスシリーズ」の火村英生と「学生アリスシリーズ」の江神二郎。

    共通点としては二人ともミステリアスで、意外と茶目っ気があるやり取りをする、というのが自分の中であります。
    と言っても、火村は作品数も多いのでミステリアスながらもなんとなくキャラは掴めるのですが、江神さんは未だに謎が多い印象。

    『女王国の城』で彼の家族なんかも少しだけ分かったものの、やはりどこか超越しているというか、まだまだ彼の本質を掴み切れてない印象があります。

    そしてこの『江神二郎の洞察』は、シリーズ五作目にして、『月光ゲーム』事件前の英都大学推理小説研究会(EMC)の日常から、『孤島パズル

    0
    2020年07月25日
  • ジュリエットの悲鳴

    Posted by ブクログ

    有栖川さんの短編集では一番好きかも!宇宙人が容疑者だと密室事件が成り立たないのが面白かった(笑 どれもほんと好き。

    0
    2020年04月19日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

    Posted by ブクログ

    今までもクールな主人公だったけど、更に大人でクールな探偵。
    目に見えないものを扱うと、キワモノ感がでてしまいがちなのに、そこをサラッとカッコよくこなしていく。
    どうやら、続きが出るそうなので楽しみで仕方ない。

    0
    2020年03月29日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

    Posted by ブクログ

    心霊探偵濱地健三郎の出てくる、「ミステリ色の濃い怪談」
    「見知らぬ女」
    「黒々した孔」
    「気味の悪い家」
    「あの日を境に」
    「分身とアリバイ」
    「霧氷館の亡霊」
    「不安な寄り道」
    の七編。

    有栖川有栖作品の優しい視線、安心して読める倫理観が好きで、文庫化を楽しみにしてた。それは怪談でも。期待通り。
    濱地探偵は江神さんとも火村先生ともまた違う紳士で、読んでいてとても楽しかった。
    「笑顔のパターンをたくさん持っている」というと、本心を明かさない、仮面をつけたような人物かなと思ってしまうけど、言葉一つ一つにあたたかさがあって、安心できる優しい人物だと読み手の心を開かせてくれる。そういう登場人物が好

    0
    2020年02月26日
  • ペルシャ猫の謎

    Posted by ブクログ

    切り裂きジャックを待ちながら

    わらう月

    暗号を撒く男

    赤い帽子

    悲劇的

    ペルシャ猫の謎

    猫と雨と助教授と

    0
    2019年12月18日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

    ネタバレ 購入済み

    よく鮮やかな推理っていうけど、「赤い稲妻」の現場や関係者の証言だけで真相を言い当てるのはこれこそ鮮やか! って感じで面白かった。
    その後も火村の推理は論理的でスマートな感じで、この前に読んだ御手洗シリーズとはまた違って面白かった。
    解説からは選者のこだわりも感じられたし、シリーズの他の作品も読んでみようと思った。

    1
    2019年12月03日
  • 新装版 46番目の密室

    ネタバレ 購入済み

    一晩で二つの密室二つの殺人と起こる事件はシンプルだけど謎は手ごわく面白かった。
    あっと驚く叙述トリックや奇想天外な建物もいいけど偶然出来た密室や物理トリックもいいなぁと思った。
    動機のところで最近似たような話を読んだのを思い出した。

    0
    2019年12月03日
  • 菩提樹荘の殺人

    Posted by ブクログ

    爽やかな読後感が好きで、有栖川さんの本を読んでいます。
    今回の短編集で印象に残ったのは「雛人形を笑え」と「探偵、青の時代」。自分の若い頃のもがいていた苦しいような気持ちを思い出しました。多分、アリスの感傷的な独白に引きずられてます。

    0
    2019年10月27日
  • 火村英生に捧げる犯罪

    xfh

    ネタバレ 購入済み

    先生とアリスのペアが光ってます

    作家アリスシリーズは火村先生とアリスの両方がいて成り立つ世界なんだなぁと改めて感じられる話の集まりで、短編集では1、2を争うくらい好きです。

    【鸚鵡返し】
    新聞を読めとニヤニヤしながらアリスに指示され、面倒臭いと言いながらも素直に読む火村先生。こういう風に友人関係が描写されるのは珍しいと思うので、読んでいて楽しいです。
    火村先生からアリスへの言葉だけで完結する、何だか凄い構成の短編。

    【火村英生に捧げる犯罪】
    個人的に大好きな話です。中編。
    アリスには、盗作疑惑を指摘する電話。
    大阪府警には、火村先生への恨みから事件を起こすと予告する手紙。
    京都府警の管轄下では、殺人事

    0
    2019年10月05日
  • スイス時計の謎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結構前に出ているのに本なのにどうして読んでいなかったのか、と思いつつ開いて、納得。
    あるYの悲劇、女彫刻家の首の二作品を他のアンソロジーで買い求めていたために手元に置いていなかったんだ。
    でも、作家アリスファンとしては、本格ミステリとして以外のところでもスイス時計の謎は必読だった。

    アリスの創作の原点についてはシリーズの中で何度か言及されているけれど、初出のダリの繭に続いてこの作品はとても重要な触れられ方をしてると思う。
    アリス良かったね。泣きそうだよ。

    0
    2019年10月01日
  • 怪しい店

    Posted by ブクログ

    なんとも魅力的な店が並びます。行ってみたいお店近づきたくないお店、色々。確かに言われるとお店って全く知らない人を無条件で受け入れてくれるけど、考えてみると少し怖いかも。

    0
    2019年06月09日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有栖川有栖氏が古今東西の密室トリックを扱ったミステリについて解説する良質なミステリのブックガイドとなっているが、「図鑑」となっているとおり、イラストレーターの磯田和一氏の力によるところが大きい。

    なかなか文章を読んだだけでは密室の状況が想像しづらい作品もある中で、磯田氏が作品を読んで想像の翼を目いっぱい広げて描いた密室現場のイラストが秀逸で、これなくしては本書を語れないだろう。

    本書で紹介されている未読の作品群は読みたいと思うが、特に著者が口頭でトリックのネタを聞いた時に「あっ」と声を発したという小森健太朗氏の『ローウェル城の密室』はぜひ読んでみたくなった。どうやら今は絶版のようだが・・・

    0
    2019年06月02日
  • 朱色の研究

    Posted by ブクログ

    どうしてさっさとレビューを書かなかったんだろうと思ったけれど、たしか長い感想を書き終わったあとすぐに消してしまってショックすぎてほったらかしにしてたんだった。
    ミステリとしてもかなり好きな内容だった。ドラマの前に読み切ろうと頑張った記憶が。噂の新婚ごっこもあっさりしつつ面白かった。二人の掛け合いが絶妙。こんな親友ほしい。
    生徒の秘密の告白から、事件は動き出し、二年前、五年前のふたつの事件がつながっていく。そこに隠された恋と呼ぶには幼いような感情が、それでも存在を否定されなかったことはアリスの存在が大きかったのかなぁ。
    火星の話、素敵な未来だ。

    0
    2019年04月25日