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「買いなさい。損はさせないから」話題騒然の表題作。「ペルシャ猫の謎」。血塗られた舞台に愛と憎しみが交錯する「切り裂きジャックを待ちながら」、名バイプレーヤー・森下刑事が主役となって名推理を披露する「赤い帽子」など、粒よりの傑作集。〈国名シリーズ〉第5弾、火村・有栖川の名コンビはパワー全開!
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Posted by ブクログ
火村英生シリーズ・「国名シリーズ」の第五作目。論理的な謎解きメインの本格ミステリの他に、火村英生にまつわる掌編2編と、警察が主人公の短編1編も収録されており、他の短編集とは作品の雰囲気が異なる。本格ミステリでは「わらう月」のアリバイトリックは書かれた年代の技術が反映されていて巧妙だった。表題作「ペル...続きを読むシャ猫の謎」は、最後の火村の下した判断に意外性があった。有栖川作品の短編の中でも異色作である。
切り裂きジャックを待ちながら わらう月 暗号を撒く男 赤い帽子 悲劇的 ペルシャ猫の謎 猫と雨と助教授と
火村英生と有栖川有栖の国名シリーズ、第5弾だそう。 このコンビのシリーズ、小劇団がよく出てくるような気がします。 それから、この本には7つの短編が収録されているのだけれど、「親から相続した一軒家に住む30代くらいの独身男性」が3人も登場する。 それぞれ違う作品に。 何か思うところがあっての事でしょう...続きを読むか。 『切り裂きジャックを待ちながら』 小劇団の女優が行方不明になり、劇団に脅迫ビデオが届く。 クライマックスの、火村と犯人のやりとりが演劇を見るよう 『わらう月』 幼い頃の祖母の一言から、月の呪縛に自ら捕らえられるようになった若い女性。 火村はちゃんと見抜く 『暗号を撒く男』 先輩小説家・朝井小夜子と居酒屋で飲みながら、意味を知らない人から見たら、世の中のありとあらゆることが暗号になる、という話に。 この人は、どうしてこんな事をしたのでしょうか・・・ ちょっとユーモラス 『赤い帽子』 火村とアリスは登場せず、若手刑事の森下恵一の捜査と推理が描かれる。 『悲劇的』 たしかにたしかに・・・世の中にはあってはならない死があふれている。 この世に神も仏もいないのか!?と天を仰いで叫びたくもなる。 でも、その中の多くは、人間自身で解決しなくてはならない問題なのだな。 とはいえ、傷ついている今の彼に、それはアカンよ、火村センセ。 『ペルシャ猫の謎』 死ななくて良かった。 ペルちゃんはラッキーキャットですね。 『猫と雨と助教授と』 火村の下宿に桃ちゃんが来た日
国名シリーズ第五弾だそうだ。もはや私にはなん弾であろうと意味はなさない。 短編7作品が読める。 切り裂きジャックを待ちながら→舞台で使われるクリスマスツリーに劇団の看板女優が自体で吊るされる。相当大きなツリーだ。演目が切り裂きジャックの舞台、本作で娼婦を切り裂き内臓を取り出すのか? 笑う月→月が...続きを読むカギとなる。私はこの作品の主観の女性と同じく、なぜか月には魅力を感じる。アリバイの攻防が面白い作品。 暗号を撒く男→普通の会社員が自宅で刺殺される。その自宅の不自然な置物が複数あり謎が深まる。犯人探しよりなぜこんなところにこれが置いてあるのかが興味を駆り立てられた。確かに世の中は暗号に満ちている。 赤い帽子→森下刑事が主人公だ。赤い帽子の男が川で溺死、ビオラがカギになる。構成も王道で好感が持てた。 悲劇的→短編というよりショートショート。課題図書のレポートから、ちょっとした展開がある。 ペルシャ猫の謎→強盗に入られ頭を殴られ、薄ぼんやりと肩にペルシャ猫を乗せた双子の弟が見える。だが、猫のペルにも弟にも完璧なアリバイがある。結末が意外すぎるが、嫌いではない。 猫と雨と助教授と→・・・
「ペルシャ猫の謎」まさかのオチにこういうのもありか~!って印象的に残ってる。アリスの小説のファンがいたことに安心した(笑)火村の皮肉がきいててめちゃくちゃ好きだった。最後はよかったねアリスって思った。 「赤い帽子」森下刑事も好きだから、彼が主役でとても面白かった!一つの事件をこれだけの人数総動員で...続きを読む解決するんだ。すごい。 最後まで語らせないのがまた良い。きっと報われたでしょうね。 警察の社内誌で連載されたっていうのがすごいな。 でも一番好きなのは「悲劇的」 すごく短い話なんだけど、最後に火村が付け加えた一言が痛快。面白い話に長さは関係ないのだと思った。
昨年5月にケーブルTVで録画した『臨床犯罪学者 火村英生の推理 another story』#1〜3の#1が『探偵、青の時代』で、#2&3が『切り裂きジャックを待ちながら』だった。原作を読んでから視ようと決めていたので、#1だけ視聴し、長らく録画を残しておいた。 ようやく『切り裂きジャック〜』所...続きを読む収短編集を見つけたので真っ先に読む。そして視る。関西の小劇団の設定が、ドラマ版だと華やかで内実ドロドロな地下アイドルの話にされている。原作では抽象的な殺害動機も解りやすくなっている。その原作で、現場に火村が現れる場面はまさに「名探偵登場」。大向うから「火村屋!」と声がかかりそうだ。 他の短編。『わらう月』、「(前略)うんと欠けた三日月なんて大好きだよ。あの真っ黒い部分はなくなってしまったんじゃなくて、地球の影が落ちているんだ(後略)」に引っかかった。月の満ち欠けと月蝕を混同している。月の影が地球だとすると、半月の時に地球は四角いのか。 『暗号を撒く男』のトリックは解った。 火村&アリスが出てこない『赤い帽子』は読み応えがあった。マンション住民のマナーを嘆く森下刑事の述懐に、以前どこかで接したように思うのだが、大阪府警の機関誌を読めるはずがない。森下を主役にすえたスピンオフが別にあるのだろうか。 表題作のトリックは反則気味で面白かった。
短編集。 ちょっと風変わりな話もあったり、火村先生やアリスの登場しない話があったりと飽きない。 『赤い帽子』では、主役が森下刑事で面白かった。 今までにもちょくちょく登場していた刑事らしくない刑事。 今回どうしてブランド物のスーツを着ているのかとかが知れてよかった。 最後の小話では、火村先生の猫...続きを読む好きが描かれててほんわか和んだ。
題名と表紙の猫ちゃんに惹かれて手に取った。短編集だが、全て舞台が大阪で、登場人物たちがみんな関西弁を話すのが新鮮だった。アリスや火村をメインとする普通の推理ものだけでなく、脇役の刑事が主役のもの、そもそも推理ものでないもの、意外なおちのもの、などレパートリーにとんでいたが、後書きを読んでその理由に納...続きを読む得した。題名の付け方も何かのオマージュだったりして面白い。一番好きなのは、本の題名でもある「ペルシャ猫の謎」。火村と同じく猫が好きだからという理由で。他の作品も読んでみたい。
国名シリーズ五作目の短編集 良く言えば無難にまとめられている 悪く言えば突出して面白いというのが欠けている気がした 表題作のペルシャ猫の謎はうーん...という感じ 個人的には赤い帽子が好きだった
有栖川有栖、異色の短編集。 星3は、作家アリスシリーズが大好きだからこそ正当な評価だと思う。 ミステリのルールを逸脱した問題作たちだから。 オタクとしてはもちろん星5です。
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