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旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は大龍に。帰国までの数日で、火村は友人を救えるか。第56回日本推理作家協会賞に輝く、〈国名シリーズ〉第6弾。
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Posted by ブクログ
バチバチに面白かった。というのも、やはりトリックがバチバチに奇抜だったからだ。さすが有栖川有栖。 人生何が起こるか分からなく、自分も今年マレーシアに行くことになった。その事前学習として本書を選んだわけだが、、、異国情緒たっぷりだった。 キャメロンハイランドを舞台にしているのでジム・トンプソンの事件...続きを読むは外せない。それあってこの結末かとため息が漏れる。絶妙だった。 松本清張の『熱い絹』も外せない本になりそうだ。 ちなみにマレー鉄道に乗る前にはあまりおすすめはできる本ではない。でもきっとマレー鉄道には乗る。そして色々この本のことを思い出すだろう。
いつもの2人が日本を飛び出して海外で事件に遭遇。日本なら簡単に行ったことが異国ではそうもいくまい。聞き取れない英語に苛立つアリスや、日本での通りにいかない歯痒さ。さらには友人にかけられた嫌疑と帰国までのタイムリミット。微笑ましい旅路からジリジリと迫るリミットにハラハラ。そして登場警察官へのイライラ笑...続きを読む 鉄道ミステリーではないけど、鉄道で繋がるミステリー。
「有栖川有栖」の長篇ミステリ小説『マレー鉄道の謎』を読みました。 気にはなっていたけど、読んだことのない「有栖川有栖」作品… 期待して読みました。 -----story------------- マレー半島を訪れた推理作家「有栖川有栖」と臨床犯罪学者「火村英生」を待ち受ける「目張り密室」殺人事件...続きを読む! 旧友「大龍」の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた「火村」と「有栖川」。 二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。 ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は「大龍」に。 帰国までの数日で、「火村」は友人を救えるか。 第56回日本推理作家協会賞に輝く、国名シリーズ第6弾。 ----------------------- 探偵役である臨床犯罪学者「火村英生」と、ワトソン役の推理作家「有栖川有栖(アリス)」のコンビが活躍する作家「アリス」シリーズの作品… その中でもタイトルに国名を冠した作品は特に国名シリーズと呼ばれており、本作品は国名シリーズの第6弾となる作品、、、 旧友「衛大龍(ウィ・タイロン)」の招きによりプライベートでマレー半島を訪れた二人が密室殺人に出くわし、犯行の容疑をかけられた「大龍」を救うために活躍する物語です。 ■フラッシュ・バック ■第一章 キャメロン・ハイランドへ ■第二章 雲の影 ■第三章 封印された死 ■第四章 フィールド・ワーキング・ホリデー ■第五章 増殖する謎 ■第六章 蓮の庭で ■第七章 赦されざる者 ■終章 夜間飛行 ■あとがき ■文庫版あとがき ■解説 鷹城宏 ■有栖川有栖 著作リスト 実業家でキャメロン・ハイランドに豪邸を構える「百瀬虎雄」の敷地内にある使われていないトレーラーハウスで、「百瀬」家のメイドとして働いている「シャリファ」の兄「ワンフー」の死体が発見される… トレーラーハウスには鍵はないものの、ドアや窓は全て内側から粘着テープで密閉してあり密室状態となっており、遺体は車内のキャビネットに押し込まれ胸にナイフが刺さった状態で発見された、、、 他殺であれば脱出経路が不明であるが、自殺にしては不自然であることから、現地警察は数日前に「シャリファ」のことで「ワンフー」とトラブルのあったバックパッカー「津久井航」に容疑を向ける… しかし、事件後に行方不明となっていた「津久井」は、「百瀬」家の近所の廃屋で絞殺死体として発見され、廃屋に残された手袋にはトレーラーハウスの密閉に使用した粘着テープの跡と、「津久井」を絞殺した紐の跡があり、二人の殺人は同一人物の犯行と思われた。 さらに、密室トリックを暴いたと吹聴しており、本事件の真相について「火村」、「有栖川」との意見交換を予定していたイギリス人作家「アラン・グラッドストーン」が撲殺され、遺体の近くには"100"か”OOI”と読み取れるダイイングメッセージが遺されていた… 「大龍」の苗字「衛(ウィ)」は「OOI」という綴りだったことから、警察は「大龍」に疑いの目を向ける、、、 「火村」と「有栖川」は、親友を窮地から救うために帰国までの残された限られた時間で真相を究明するために奔走する… 民間人である素人探偵に警察が安易に情報共有や協力をしてくれたり、トレーラーハウスで凝った密室トリックを行ったり等、リアリティの薄い設定でしたが、本格ミステリでは定番の二人のコンビが、丁寧に事件を解決してくれるので、わかりやすくて愉しめる新本格ミステリに仕上がっていましたね。 それにしても… 自らの成功のために、一緒に事業を推進していた二人を殺害していた過去を持ち、今回の三人の殺害に手を下した男は赦せませんが、、、 親の仇とはいえ、遠まわしに事件が起きるように誘導し、自分は安全な場所にいて、自らの手は汚さずに復讐を果たした男の方が赦せませんね… でも、倫理的には赦せないですが、法的には罰することができないんですよね、悔しいなあ。 本シリーズ、初めて読みましたが、面白くて愉しめました… 他の作品も読んでみたいですね。
国名シリーズで短編が続いていたので、長編嬉しい! 今回は海外旅行先での事件。 帰国のタイムリミットが迫る中で、殺人事件が次々と起こる。 海外と言うことで言葉の壁(アリスの英語力)がちゃんと表現出来てるのも面白かった。 旅行目的の友人である大龍もすごく良い人で好感が持てる。 火村&アリスの掛け合いも...続きを読む多いし、アリスの内心の突っ込みなど笑えるところがする多かった。 トリックは最初の密室くらいだったけれど、これがまた難しい。 真相が明らかになる最後の最後もまた驚く事実が残っていたし。 複雑… でも楽しそうな3人で締めくくられていて良かった!
作家アリス、国名シリーズの第六弾。初の海外が舞台の長編ミステリィでした。 『』は英語のターン「」は日本語のターンと分かれていて、ややこしくはなかったです。 今回のトリックは好みでした。動機の移ろいも楽しめました。
未読の長篇を堪能!まさか本当に国外が舞台とは、新鮮だった。フィールドワーキングホリデーとなった休暇。日頃と違った環境ともあってかいつも以上に火村の鋭い視点や切り込んで行く感じは頼もしかった。登場する人物が感情的な人間や情がある人、嫌われ者などキャラクターも面白かった。 旧友が登場するのも学生時代が垣...続きを読む間見えて、今のタイミングで読むのも感慨深い感じがする。
トリック等に目新しさはないものの、久々の長編である。このシリーズのいつもの短編に比べ、人物等がより細かく描写され、伏線になっていたりもするので短編では味わえない面白さがある。
海外旅行なので、有栖の英語力で、聞き取れない相手の会話などがリアルで良かった。トリック自体は他の作品と比べてそうでもなかったが、様々な登場人物の思惑が絶妙に絡み合っていて、最後まで驚きがあった。
国名シリーズはロシア紅茶の謎から始まり、これが6作目。長編でマレー鉄道の事故から始まる。 舞台はキャメロンハイランドへ。私が訪れた時も長閑な紅茶畑のある避暑地のイメージだった。確かジムシンプトンが行方不明になった場所だったような記憶がある。(この作品にも少し触れていた) そのキャメロンハイランドで...続きを読む連続いや連鎖殺人が起こる。連鎖のため複雑な構成になっていてそれが良い。火村と有栖川が謎を解いていく。密室トリックは楽しめる。マレーシア の滞在期間という締切もあり、制限が加わる事も作品を引き締めている。長編で読みやすい作品だった。
分厚さに少し慄きはしたものの、中だるみすることなく読んだ。寝落ちしまくって十日間くらいかかったけど。 アリスと火村の掛け合いのファンとしては、最初から最後まで余すことなくたっぷりと見れてうれしかった。あと、アリス視点だからこそできる斬新な表現には笑っちゃった。 ここまで聞き取れるなら相当英語は話せる...続きを読むと思うけど。 時刻表トリックものだったら無理だと思ってたので、関係なくて安心した。すごく丁寧に伏線を描き鮮やかに回収してくれるので、物語に没頭できる。あと、描写がとても美しい。蛍のシーンはうっとりとしてしまった。 余韻が残る話が大好きなので、有栖川有栖の話はどんぴしゃ。ハウダニットより、ホワイ・フーダニットが好きなので犯人と対峙し謎を解き明かすシーンはいつもぞくぞくする。 たしか有栖川有栖自身も、余韻が残る話が書きたいって言ってなかったっけ? どこでそのエピソード聞いたんだっけな……。
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