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Posted by ブクログ
火村&アリスの店をテーマにした短編集。
5編のうち2作品が非殺人事件もの。
「古物の魔」
古物商が舞台。
抜け駆けアリスが珍しい。
関西は骨董市とか古本市たくさんやってそうだな、と思う北国在住。うらやま。
「燈火堂の奇禍」
火村の下宿の近くの古書店でおこるちょっとした事件。
日常系ミステリと言えなくもない。火村シリーズではレア。
ばあちゃんこと時絵さんの誕生日お祝いする回。微笑ましい。
「ショーウインドウを砕く」
これまた火村シリーズでは珍しい倒叙物。
犯人視点から見る火村とアリスめんどい存在だな。
変な動機なので犯人視点がよかったんだろうな。
「潮騒理髪店」
火村先生が殺人現場に行く以外のフィールドワークをしているのを初めて見る。たぶん。
犯人の生い立ち調査とかしてたんだな。
殺人事件ではない、田舎のちょっとしたミステリとも言えないミステリ。
火村とアリスの長電話の話。
「怪しい店」
アリスのサラリーマン時代が垣間見えたり、アリスとコマチさんコンビがかわいかったりする回。
アリス自身もなんで火村が自分をフィールドワークに連れて行くのかようわからんと思ってたんだな。
「みみや」という人の話を聞くだけの変な店でおこる殺人事件。
東川篤哉の解説が自キャラ対話形式であまりにも平成すぎる。ちょっとむずむずしちゃう。
Posted by ブクログ
有栖川有栖の中短篇小説集『怪しい店』を読みました。
有栖川有栖の作品は昨年12月に読んだ『こうして誰もいなくなった』以来ですね。
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大人気!火村英生シリーズ、切れ味鋭い作品集が待望の文庫化!
推理作家・有栖川有栖は、盟友の犯罪学者・火村英生を、敬意を持ってこう呼ぶ。
「臨床犯罪学者」と。
骨董品店〈骨董 あわしま〉で、店主の左衛門が殺された。
生前の左衛門を惑わせた「変な物」とは……。(「古物の魔」)ほか、
美しい海を臨む理髪店で火村が見かけた、
列車に向かいハンカチを振る美女など、
美しくも恐ろしい「お店」を巡る謎を、
火村と有栖の名コンビが解き明かす。
火村英生シリーズ、珠玉の作品集が登場。
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探偵役である臨床犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(アリス)のコンビが活躍する作家アリスシリーズの作品……2014年(平成26年)にKADOKAWAが発行・編集するエンターテインメント小説誌『小説 野性時代』等に発表された5篇を収録して同年に刊行された作品です。
■古物の魔
■燈火堂の奇禍
■ショーウィンドウを砕く
■潮騒理髪店
■怪しい店
■あとがき
■文庫版あとがき
■解説 『怪しい店』に入ってみた 東川篤哉
骨董品店で起きた店主殺人事件、偏屈な古書店主を襲った思いがけない災難、芸能プロダクションの社長が挑んだ完全犯罪、火村が訪れた海辺の理髪店でのある出来事、悩みを聞いてくれる店“みみや”での殺人事件……「どうぞお入りください」と招かれて、時には悪意すら入り込む、、、
日常の異空間「店」を舞台に、火村英生と有栖川有栖の最強バディの推理が冴える……極上ミステリ集。
日常の異空間「店」を舞台にした5篇、、、
骨董屋の骨董・あわしまの店主・粟島左衛門が殺害され、押入れに突っ込まれた状態で発見される……どことなく元気のなかった粟島は誰の手で、なぜ殺害されたのか!? ひと癖ある容疑者たちの中から唯一無二の真犯人を導き出す『古物の魔』、
偏屈な商売をしていた古書店・燈火堂の店主・半井(ならかい)が万引き犯を追いかけながら心臓発作で倒れる……しかし、店から奪われたものは何もない! 店主は何を奪われたのか?を推理する本シリーズでは珍しい安楽椅子探偵モノの『燈火堂の奇禍』、
芸能プロダクションの社長・夕狩正比古が、歪んだ理由から恋人の柄沢愉良を殺害、強盗の仕業に見せかけた犯行は一見すると完璧なもの思われたが……本シリーズでは珍しい倒叙モノの『ショーウィンドウを砕く』、
火村が旅先で見かけた美女・リカは岬に立ちながら特急列車にハンカチを振っていた……不思議に思いつつ火村は一軒の理容院・潮騒理髪店に入り、本日で閉店するという店の主人と何気ない会話を交わすが、その中で火村が辿り着いた意外な真実とは!? 爽やかな余韻が印象的な『潮騒理髪店』、
「みみや」の看板を掲げた怪しい店を営む中年女性・磯原紀久子が首を絞められて殺害される、紀久子は「みみや」で聴いた話をもとに複数の人物からカネを強請り取っていたらしい……犯人は紀久子に強請られていた人物なのか? 夫の謙介にも怪しいところが? 有栖が囮となって犯人を誘き出す『怪しい店』、
クオリティの高い作品ばかりで愉しめましたね……面白かったです。
Posted by ブクログ
今年最後に誰の話を読もうかなぁなんて思っていたら自然と火村シリーズに手が伸びてしまった。
やっぱり私の中で火村とアリスのコンビが活躍するのを眺めるのは実家に戻ってきたかのような安心感があるみたい。
今回は「お店」に纏わるミステリー話。
少し前に「宿」に纏わる短編集があったから何か趣向が似てるなぁと思ったんですけど作者さんもそう思ってたみたいですね。
この中なら「潮騒理髪店」が一番好きだったなぁ……ほぼほぼ毎回何かしらの殺人事件を解決してばかりの火村にもこういう時があってもいいと思う。
思考ゲームみたいな話ではあるのだけど、私は火村の考えた結論が本当だったらいいなと思いましたね、たまにはこういう誰も不幸にならない話もいいじゃないって。
他にも古物に魅せられてしまった犯人やら他人の不幸を覗くことを商売にしてしまった人やらまぁ色んな人が出てくるんですけど、「ショーウィンドウを砕く」の犯人に対しては何かこう……遭遇した相手が悪かったね、とちょっと同情してしまいました。
いや犯人なんだしやったことは決して許されることではないんだけど、でもまぁ……「何事にも上には上がいるんだなぁ」って感じの話ですよね、それがいい事であっても悪いことであっても。
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