有栖川有栖のレビュー一覧

  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。
    北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。
    櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。
    多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。

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    2025年08月21日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    背筋さん以外は面白かった。
    なんかもわーっとする怖さ。
    1番好きなのが決めきれない。
    背筋さんは前から色々読んでるけど、もやもやしていつも終わる。ホラーってそんなもんかなぁとも思うけど、すっきりはしない

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    2025年08月10日
  • 孤島パズル

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    絶海の孤島を舞台に繰り広げられる連続殺人。
    犯人は誰なのか、3年前の出来事が事件を解く
    ポイントとなる。
    前作の「月光ゲーム」でも出てきた読者への
    挑戦状、私は全然分かりませんでした。
    でも、物語はとても王道のミステリとして、読み応えがあり、構えて読むことは必要ないと感じました。江神の推理力が事件を解決していきます。

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    2025年08月07日
  • 月光ゲーム

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    クローズドサークルミステリ。といっても屋外であり、自然現象という仕掛けあり。

    古い&著者デビュー作というので読みにくさがあると覚悟して読み始めたのだけど、驚くほどそんなこと無かった。寧ろ読みやすい。

    結構登場人物が多くて、多分最後まで区別ついてなかったです。ただ学生特有の明るい空気感と連続殺人の不気味さが程よい塩梅で物語になっており、テンポも良くて最後まで一気読み。

    犯人の動機だけはちょっぴり?だったけど、まあそういうものか。

    思わせぶりに描写されていた有栖君の恋路の結末には笑いました。

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    2025年08月07日
  • 闇の喇叭

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    ネタバレ

    何年も積読していたソラシリーズ。
    2年前に読みかけたけど、異なる世界線の説明でなぜか読み進められずそのままになってしまっていた⋯。

    今回も途中までゆっくり目に読んでたけど、2人目の殺人が起きたあたりでブーストがかかって読みきった。

    不穏な国家情勢と世の中の閉塞感の描かれた方が気になって、ミステリーとしては読み進めにくかったのかもと思う。
    でも最後がなかなか衝撃的で、最初は単発で終わる予定だったなんて信じられない。
    良かった。続編が読めて。

    ソラの行く末も気になるし、高校生3人の爽やかな好意の関係性の行く末も気になる。

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    2025年08月06日
  • 菩提樹荘の殺人

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    4話収載。被害者が服を脱がされている謎など読み応えある表題作もいいけど、シンプルながらも謎の解明が面白かった「雛人形を笑え」が好き。コンビ2人の出会いやアリスのほろ苦い思い出のエピソードが読めるのはシリーズ物のお楽しみ。

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    2025年08月05日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    トータル3.5くらい。
    書き下ろしなので全部新作だったのが良かった。

    この中で好きなのは貴志祐介の『猫のいる風景』かな。曖昧オチではなく、きっちりミステリーもしてホラーもやってる。お化け無しで楽しませてくれた。


    有栖川有栖『アイソレーテッド・サークル』
    クローズドサークルの定義について話をしていて、どこかミステリーな雰囲気はあるものの、結局何かは不明で、結局どこかの異界らしいということで終わる。でも面白かった。
    ミステリー小説だったら犯人がいるのに、この話では何かを見つけてはいけない、見てはいけない。犯人を見つけることが禁じられる恐怖。


    北沢陶『お家さん』
    丁稚奉公目線なので時代がわ

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    2025年07月30日
  • ダリの繭

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    ネタバレ

    社長の死に関係ないところで個々が抱えた秘密が積み重なって謎が複雑になってるところが、謎解きの難易度上げてて面白いなーと思った

    以下、自分を推理間違い反省会。
    フロートカプセルに死体を入れたのは、氷かお湯で死亡推定時刻を誤魔化すため?→そんなメフィスト賞じみたことではなかった
    ヒゲを剃った理由、実は社長以外の誰かに見せかけるためでは?→半分正解だったのが惜しい

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    2025年07月20日
  • 孤島パズル

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    ネタバレ

    先に3作目の『双頭の悪魔』を読んでいたので、終わり方はなるほど、そこからああ続くのかと面白い。
    今作ではモアイの謎を解く宝探しという当初の目的から(案外あっさり解かれた)、密室殺人が起こり、さらに死人は増え…とメインはもちろんコチラ。

    モアイ像の暗号はそんなサクッと解けるものかと、答えを見ても微妙なところだ笑
    殺人の方も、犯人はなかなか頑張っている。
    犯人のその後は呆気なかったが、発狂したがるほど精神的に参っていたし、妥当か。

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    2025年07月17日
  • 暗い宿

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    ネタバレ

    どこかの宿で火村とアリスが巻き込まれる事件の短編集。
    好きだったのは、「ホテル・ラフレシア」と「201号室の災厄」
    ホテルラフレシアの犯人当てイベントは、綾辻行人のでやったことがあってちょっと親近感。
    ホテルの感想がみんな取り憑かれているみたいにべた褒めだったのはちょっと怖かったけど。
    201号室のはどこかで読んだ気もするし、某所の二次創作だった気もする……?
    火村がこうもガッツリ巻き込まれるイメージがなかったので新鮮。
    ちゃっかりしているというか、図太さというか、新たな一面が見れた気がする。

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    2025年07月16日
  • ペルシャ猫の謎

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    ネタバレ

    いままでの作品とは毛色の違う短編集だった。どちらかというと外伝とかに近いイメージ。
    好きだったのは「赤い帽子」と「悲劇的」かな。
    赤い帽子の森下さんとかすごくかっこよかった。
    火村もアリスも出てこないが、すごく読んでいて楽しかった。
    悲劇的については、火村の価値観?神というものの考え方?が垣間見えた気がする。

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    2025年07月16日
  • 朱色の研究

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    ネタバレ

    「朱色」がさまざまなところでキーになった物悲しい事件だった。
    火村の夢の内容を突然知ることになったアリスもちょっと寂しいよな……
    「人は複雑さと単純さの混血児」がまさしく当てはまるような事件だった。犯人の心情を語るアリスがとてもよかった。
    登場人物みなの心の奥底にある想いやトラウマが「朱色」によって照らされて外に出てきているようだった。

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    2025年07月16日
  • スウェーデン館の謎

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    ネタバレ

    半分ぐらいずっとアリスが1人で調査や推理を頑張っていてちょっと新鮮だった。
    少々女性(美人)に弱めなアリスがかわいい。
    男の子の心を開く火村先生が意外だった。すごく刺さったので、子供とのからみもっと見たい気持ち。
    子供の頃の「僕に任せて」を忘れないで生きていきたい。

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    2025年07月16日
  • ダリの繭

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    ネタバレ

    純粋に面白かった。
    登場人物すべてに何が秘密にしたいことがあって、それがその人にとっての繭だったってことね。
    人として全ての者が持っているであろう繭に、どこか危うさと歪さと安心感みたいなものを感じた。
    火村とアリスが本当にくだけた友人である描写がリアルでリアルじゃなくて、オタク心をくすぐられる。
    依存してるのかといわれると、どっちともとれない関係がよい。

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    2025年07月16日
  • 砂男

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    どれも面白かったけどどれも今まで世に出てなかったのもなんかちょっとわかる気もする感。

    ミステリ作家とその弟子
    海より深い川
    この2つが面白かったな。

    江神と火村両方一気に読めるお得感あり。

    2025.7.16
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    2025年07月16日
  • ダリの繭

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    火村助教授の嫁力
    ラストの愛する人との別れ
    有栖川先生のコーヒーのお誘い

    謎大き事件よりもロマンチックな演出多めでこういうのも好き

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    2025年07月14日
  • 砂男

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    いろいろな短編や長編化を言っていながらならなかった「砂男」など、バラエティに飛んだ作品集でした。

    2964冊
    今年192冊目

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    2025年07月14日
  • スウェーデン館の謎

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    ネタバレ

    雪に閉ざされたペンションでの密室殺人となると、いかにも新本格モノが好きそうなテーマだが、 本作の場合はとにかく文体が飄々としているためか、あまり凄惨な事件だという気がしない。 そもそもこういったテーマが新本格モノでよく使われるのは、 雪に閉ざされてしまうクローズドサークルの中で次々と殺人が起こってしまうというモチーフがいかにも謎解きに向いているからだ。

    ところが本書の場合は、主人公たちも含めて自由に外に出かけることが出来るので、まず緊迫感というものがほとんどない。何せ探偵役である火村からして、有栖川に呼ばれて福島県まで来るという設定なので、出入り云々は問題にすらならないのだ。

    またこういっ

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    2025年07月07日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    豪華作家陣による多様なホラー短編集で、「最大級の恐怖」というテーマをミステリや心理、怪談、幻想など多彩なアプローチで表現している。
    日常に潜む不気味さや人間の闇を掘り下げられていた。
    特にミステリ好きに響く作品が多いような気がして、ホラーもミステリも好きな自分のような読者には、どんぴしゃで刺さる作品だった。
    全体的に新鮮で読み応えのある一冊。

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    2025年06月29日
  • 孤島パズル

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    88点:「だけどどうして今そんなこと言うの?恋のメッセンジャーが仕事を思い出したの?」

    マリアが登場したことで青春小説としての魅力がアップしている。
    探偵役と犯人の最後のやりとりがストーリーとして納得感あり、ただそれが周囲を更に傷つける衝撃となってしまうことも納得できる。
    小説としての完成度がめちゃ高い。

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    2025年06月29日