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ミステリランキングを席巻! 火村シリーズ傑作長編 大阪のマンションの一室で、元ホストの死体が スーツケースに押し込められた状態で発見された。 凶器や被疑者はすぐに見つかり、 難なく解決するかに思われた事件は、 鉄壁のアリバイと捜査を攪乱する “ジョーカー”によって不可能犯罪と化す。 火村とアリスの辿りついた真相が心震わす、 シリーズ新境地の傑作長篇。 解説・佐々木敦 単行本 2022年1月 文藝春秋刊 文庫版 2024年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
ああ面白かった!!! いつの間にかアリスがスマホを持っていることに不思議だなと思いながら、同じ時代を生きてるんだなと今巻ほど感じたことはなかったかもしれない。 猫パラダイスに反応する火村英生と自転車競争するアリスと、今作のふたりはいつにも増して一緒の時間過ごしてたから掛け合い読むの楽しかったなあ!
永遠の(たぶん)34歳である火村とアリスも、34歳のまま2020年のコロナ禍に突入。 今までも震災や事件などの時事は取り入れられてきたけど、コロナ禍を過ごす二人は長年の読者としても同時代を生きてる感じが今までになく感じられて感慨深い。 火村先生が黒マスクなの火村先生過ぎる。 最初の方でアリスが昨今...続きを読むの特殊設定ミステリの話をするが、コロナ禍は現実でありながら特殊設定みたいな非現実感がある妙な生活だったことを思い出す。 コロナ禍まっただ中に起こる殺人事件は、あの当時の停滞を思い出すかのようになかなか捗らない。 今回は大阪府警サイドの視点が多く、火村とアリスが刑事たちにどう見られてたがわかっておもしろい。わりと微笑ましく見られてたんだな。 あと、記者の因幡はただのひむアリコンビファンらしい。お前は俺か。 捜査会議でアリスが無茶振りされるのはドラマ版の逆輸入かな。 そんな中、レギュラーキャラが事件の中心に突如浮上したりという意外性もあり、後半旅行(捜査)に行く火村とアリスがいたり、展開の読めない1作。 島での二人があまりに青春でまぶしい。 有栖川先生の狙い通りエモーショナルな本格ミステリになっていたと思う。 火村先生は引退後猫島で安楽椅子探偵したらいいんじゃないかな。
まさかコロナ禍のアリスとセンセのフィールドワークが見れるとは。まだ記憶に新しいあのソーシャルディスタンスの寂しさと足踏みするようなもどかしさも思い出した。それだからかな、今回は常よりふたり一緒に行動する事が多かった感じがする。ふたりでGo toトラベルするとか最高だわよ〜 後書きに、読者から「同じ世...続きを読む界にふたりがいるみたいだ」という感想があったというけど、ほんとそう。連載を追っていた人はさぞ楽しみにしていたのでは… ネコをひざに乗せる火村先生のパラダイスが見られたり、聞き込みでアリスをフォローする先生や、火村の過去を思いつつ黙っているアリスとか、ふたりのファンとしても嬉しい読みどころが満載だった。 事件自体は割と地味な感じなのに、なかなか決めてが無い。前半の地道な捜査や裏付けを進めながら犯人に迫っていく刑事さんたちのパートも好きだ。ほんと、靴底をすり減らすような丁寧な聞き込みをするんだなぁ… 船曳さんの厳しくビシっとした部分が見られたのも良かった。 後半はGo toトラベルでガラリと雰囲気が変わる。うん。刑事ドラマと紀行ドキュメンタリの二本分。その分のボリュームがあるけど、ぐいぐい読めた。 いつも思うけど、有栖川先生の文章てミステリだけど柔らかいんだ。優しいっていうのかな。人間に対する愛情があって。殺人事件なのに…ん?殺人事件だからより感じるのかな。 隙間時間を使った読書だったので、読んでいた期間は長いけど本を開くとスッと中に入れる楽しい読書だった。
簡単なはずの操作が意外と進まない。進んでいるはずなのに思わしくない。不思議な始まり方からしてコロナ禍の捜査が始まる。 久々に長編小説を読んだが、1番楽しく読めたシーンが「蚊」にまつわるどうでもいいとさえ思える火村とアリスのやりとり。思わず笑ってしまった。雑学を知るのは好きだ。 所々で交わされる二人の...続きを読むやりとりが面白かったし、意外な接点も楽しめた。
最初の展開はなんだかゆっくり?停滞?な雰囲気を感じる。 その所為か旅に出てからの展開がほんと早く感じる。 後半、ちょっと青春小説みたい。 この本、オーディオブックでも聞いたけどなんだか旅に出たくなった。 そして、表紙が綺麗なのよねぇ。 表紙だけでも見てられる(´-ω-)ウム
89点「小説というのはアドリブで書くのではないことを理解してもらいたい。大喜利ではないのだ。と思いつつ、私は即興のトリックを口走る。」 火村と有栖川が仲良くイチャイチャしている場面を数多く堪能できるだけで楽しい。特殊設定ミステリにありがちなトンデモ展開はないよ、ということを随所にちりばめていて、事件...続きを読むの推理も常識的に犯人はそういう行動はとらないということをちゃんと吟味する。小説の登場人物が自分と地続きにある思考をしてくれるので、事件がどう展開しても、納得感が高くなる。ちゃんと人が生きているミステリ。
登場人物: 有栖川有栖…ミステリー作家。通称アリス。 火村英夫…大学社会学部准教授 船曳…大阪府警警部 高柳真知子…大阪府警巡査部長 繁岡…大阪府警巡査部長 奥本栄仁…被害者。元ホスト。 歌島冴香…投資家。奥本の恋人。 黛美浪…歌島と奥本の友人。元ホステス。 久馬大輝…奥本に借金している会社員。 ...続きを読む物語の始まり: 大阪のマンションで、スーツケースに詰められた遺体が発見。 被害者の身元や背景が分からず、捜査は混乱。 コロナ禍の中であまり人と接していなかった火村英生とアリスにも声がかかり、大阪府警とともに調査を開始する。 価値観: コロナ時代の小説。 マスクやソーシャル・ディスタンスが必須となっている時代に発生した殺人事件。 捜査においてもコロナを意識した捜査を行う中で、人と人との関係や世界の美しさを改めて実感させる。 テーマ: チェンジ・オブ・ペースの小説。 物語の途中でアリスたちは遠い場所へと赴き、それまでとは雰囲気ががらりと変わる。 コロナ禍において、逼塞している社会だからこそ浮かび上がる自然の美しさ。
コロナ禍のミステリで興味を読んだ。中盤まで二時間ドラマみたいで退屈だったが、島にいってから俄然面白くなる。 旅情ミステリとしても良い。
マンションの一室で見つかったスーツケースに詰められた死体。容疑者全員に鉄壁のアリバイがあり… 久しぶり読んだ火村シリーズ、とても面白かった。 途中までなかなか捜査が進展せず、ヤキモキするがアリスと火村の掛け合いが楽しく退屈しない。後半からは物語が大きく動き、加速度的に面白くなり一気に読んでしまった...続きを読む。 瀬戸内の描写が美しく、アリスと火村が見た夕映えを見に一度訪れてみたい。
久しぶりの火村シリーズ長編作! コロナ禍に対する筆者のもどかしさが全編から切実に伝わってきました。これも数年後には懐かしく思い出されるように&この時代をしらない世代が出てくるようになると思うと感慨深いものがありますね……。 全ての情報が最初から出揃っているわけではないため、刻々と変化する捜査状況と、...続きを読む小出しにされる新情報によって、推理や容疑者がどんどん変わっていくのが新感覚で面白かったです。 そして瀬戸内に旅に行きたくなります……
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