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Posted by ブクログ
『猿の手』という名作怪奇小説が出てくる。
三つの願いを叶える、干からびた猿の手。
ただし、願いには思わぬ結末が待っている…。
読んだ側に想像させる余白が残されていて、とても面白い話。
その『猿の手』を火村がミステリとして読み解いていく。こんな読み方ができるのか!と、さらに物語が面白くなった。
原作も読んだので、それはまた違うレビューで。
さらに、1974年の別府3億円保険金殺人事件も出てくる。こんな劇場型犯罪事件があったとは。こちらも興味深かった。
古典小説や実際にあった事件も絡まって、ミステリへと繋がっていく。
この混ざり具合が巧みで面白い。
そして『捜索線上の夕映え』の高柳真知子刑事(コマチさん)は、この作品が初登場だったんだとニヤリ。
催眠術を犯罪に利用できるのか?
そういえばコロンボには催眠術を使った犯人がいたよな…。
はたして今回の犯人は…。
『妃は船を沈める』『猿の左手』『残酷な揺り籠』。どれも読み終えてから、タイトルがじわじわ効いてくる。
★4.5
Posted by ブクログ
2008年。長編というが、中編2つだと思う~ どちらも妃沙子がメイン。若いころ保険セールスレディで財産気づき、不幸な生い立ちの若い男の子を集めて喜んでいた。
「はしがき」ジェイコブスの「猿の左手」のストーリーに触れているため、あとがきでなくはしがきからはじまり、でその注意を促す。筋少の歌で知ってる。
「猿の手」男が殺された。妃沙子の友人の夫で何千万も貸していたらしい。若い男の子を養子に迎え、ママと呼ばせている。猿顔が好き。交通事故で足を悪くし、杖をついている。
「残酷な揺り籠」妃沙子結婚したが、相手は猿顔ではなかった。足はますます悪くなってとうとう車椅子。昔囲っていた男の子が銃で撃たれた。
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