有栖川有栖のレビュー一覧

  • 鍵の掛かった男

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    ネタバレ

    有栖川刑事、大活躍!

    久しぶりの火村英生シリーズ。
    刊行順に読んでるのだけれど、停滞していた。無性に読みたくなって、購入。
    (中山七里先生に影響されて新品を購入した。ページ同士の紙がくっついたりしてて、ぺりぺりページをめくるのもなんだか楽しかった。)

    いつもは短編が多く、しかも最初から火村先生が探偵しているパターンが多いけど、今回は長編、かつ、探偵が遅れてやってくる。
    とても読み応えがあったし、物語の進み方がゆっくりで、読み進めるのが楽しかった。シリーズの中で一番好きかも。
    (探偵は遅れてやってくるシリーズ、アリかも?『謎解きはディナーのあとで』も遅れてやってくるシリーズか。)
    好きの理由

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    2025年10月02日
  • 高原のフーダニット

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    いつも通りの有栖川有栖でしっかり面白い。
    オノコロ島ラプソディの最後、予想外だったなー。夢十夜は正直よく分かんなかった。SF好きな人は好きそう。
    結局火村と有栖の会話が見られればそれで満足なんだけどね。

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    2025年09月30日
  • ロシア紅茶の謎

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    6篇の短編集

    どれも内容の濃い短編集で驚く
    短編はさっくり読み切れるのでこれはこれでいい

    国名シリーズのハードルを上げないで読み進めたい

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    2025年09月17日
  • 怪と幽 vol.009 2022年1月

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    テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
    タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
    タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
    あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
    そして、2025年現在、ピンピンしておられます

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    2025年09月14日
  • 新装版 46番目の密室

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    著者と同姓同名の主人公が登場するというのも珍しく、またトリックの方法なども、かなり現実に出来得る様な内容で描かれており、本格という冠が付くのも頷ける内容でした。個人的にはホームズの様にヒーロー的な探偵が活躍する推理小説の方が好きですが、こちらはこちらで楽しく読ませて頂きました。

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    2025年09月13日
  • 双頭の悪魔

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    中学生時代ミステリを読んでいたら後輩に有栖川有栖を読んでください先輩!!と言われていたもののあんまり手をつけてなかったアリスシリーズ
    面白い!!!
    読者への挑戦が3回差し込まれていて自分の推理が当たった時のミステリファンのアハ体験たるや脳内麻薬。

    分厚いミステリの場合
    とにかく前半、事件が起こるまでの人物や舞台の描写シーンは丁寧な伏線と知りながら進まない展開に耐えるしかないので正直前半を乗り切れれば何回も読み返して推理をしたい1冊。
    いやー名作。

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    2025年09月12日
  • 双頭の悪魔

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    ネタバレ

    700ページくらいあるので、こりゃ大変だな…と思ってたけど、おもしろくて最後までスルスルと読み進められた!

    所々で出てくる過去の事件については後半で明かされるのかなと思ってたら、これはまた別のお話なのね。前作も気になってしまった。

    読み終えるまでが長いけど、舞台が交互に入れ替わるので意外と飽きないのがよかった。
    元々1999年刊行らしく、スマホはもちろんガラケーも個々で持っていない設定なんだけど、有栖たちのやり取りとかを見ているとそこまで古めかしさを感じさせないから、抵抗感なく読めたのもよかった。

    推理研究会のメンバーも良かったなぁ〜と思いつつ、読み終えた今も織田と望月の区別は全くついて

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    2025年09月08日
  • スウェーデン館の謎

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    国名シリーズ2
    今度は冬の長編

    中盤までアリス1人での推理なのが新鮮だった
    インスタントカメラの写真を現像しないと確認出来ない辺りに時代を感じる
    トリックは分からなくても犯人はこの人かな?というのはなんとなく分かりつつ読み進めた
    終盤で火村が来てくれるのアツい

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    2025年08月24日
  • 日本扇の謎

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    アリスと火村が揃ってるだけでなんかいいのはなぜでしょう。おっさん2人だし、すごく仲の良いバディ感もないのだけど独特の空気感が心地よい。

    結構分厚いし二段構えだけど、フィールドワークパートがしっかりかかれていて、謎解きはあっさり。あぁ、これっていつものことだけど、と読んでから思い出す。
    犯人の同期もあっさりで終わる。
    そのあっさりさがまたこの作品の味わいなのかなぁ、と思います

    2025.8.24
    168

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    2025年08月24日
  • ロシア紅茶の謎

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    暗号、毒殺、ダイイングメッセージなどを使った本格的なミステリーが手軽に読める
    「ロシア紅茶の謎」「屋根裏の散歩者」が特に好き

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    2025年08月24日
  • 日本扇の謎

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    謎としては結構あっさりめの印象だけど、記憶喪失の話とか、アリスと火村先生のやり取りとかすごく興味深く、読み応えがあって面白かった。
    なによりも颯一に関わった人々の喪失感考えると、すごく切ない話だなぁと。

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    2025年08月22日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。
    北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。
    櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。
    多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。

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    2025年08月21日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    背筋さん以外は面白かった。
    なんかもわーっとする怖さ。
    1番好きなのが決めきれない。
    背筋さんは前から色々読んでるけど、もやもやしていつも終わる。ホラーってそんなもんかなぁとも思うけど、すっきりはしない

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    2025年08月10日
  • 孤島パズル

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    絶海の孤島を舞台に繰り広げられる連続殺人。
    犯人は誰なのか、3年前の出来事が事件を解く
    ポイントとなる。
    前作の「月光ゲーム」でも出てきた読者への
    挑戦状、私は全然分かりませんでした。
    でも、物語はとても王道のミステリとして、読み応えがあり、構えて読むことは必要ないと感じました。江神の推理力が事件を解決していきます。

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    2025年08月07日
  • 月光ゲーム

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    クローズドサークルミステリ。といっても屋外であり、自然現象という仕掛けあり。

    古い&著者デビュー作というので読みにくさがあると覚悟して読み始めたのだけど、驚くほどそんなこと無かった。寧ろ読みやすい。

    結構登場人物が多くて、多分最後まで区別ついてなかったです。ただ学生特有の明るい空気感と連続殺人の不気味さが程よい塩梅で物語になっており、テンポも良くて最後まで一気読み。

    犯人の動機だけはちょっぴり?だったけど、まあそういうものか。

    思わせぶりに描写されていた有栖君の恋路の結末には笑いました。

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    2025年08月07日
  • 闇の喇叭

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    ネタバレ

    何年も積読していたソラシリーズ。
    2年前に読みかけたけど、異なる世界線の説明でなぜか読み進められずそのままになってしまっていた⋯。

    今回も途中までゆっくり目に読んでたけど、2人目の殺人が起きたあたりでブーストがかかって読みきった。

    不穏な国家情勢と世の中の閉塞感の描かれた方が気になって、ミステリーとしては読み進めにくかったのかもと思う。
    でも最後がなかなか衝撃的で、最初は単発で終わる予定だったなんて信じられない。
    良かった。続編が読めて。

    ソラの行く末も気になるし、高校生3人の爽やかな好意の関係性の行く末も気になる。

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    2025年08月06日
  • 菩提樹荘の殺人

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    4話収載。被害者が服を脱がされている謎など読み応えある表題作もいいけど、シンプルながらも謎の解明が面白かった「雛人形を笑え」が好き。コンビ2人の出会いやアリスのほろ苦い思い出のエピソードが読めるのはシリーズ物のお楽しみ。

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    2025年08月05日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    トータル3.5くらい。
    書き下ろしなので全部新作だったのが良かった。

    この中で好きなのは貴志祐介の『猫のいる風景』かな。曖昧オチではなく、きっちりミステリーもしてホラーもやってる。お化け無しで楽しませてくれた。


    有栖川有栖『アイソレーテッド・サークル』
    クローズドサークルの定義について話をしていて、どこかミステリーな雰囲気はあるものの、結局何かは不明で、結局どこかの異界らしいということで終わる。でも面白かった。
    ミステリー小説だったら犯人がいるのに、この話では何かを見つけてはいけない、見てはいけない。犯人を見つけることが禁じられる恐怖。


    北沢陶『お家さん』
    丁稚奉公目線なので時代がわ

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    2025年07月30日
  • ダリの繭

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    ネタバレ

    社長の死に関係ないところで個々が抱えた秘密が積み重なって謎が複雑になってるところが、謎解きの難易度上げてて面白いなーと思った

    以下、自分を推理間違い反省会。
    フロートカプセルに死体を入れたのは、氷かお湯で死亡推定時刻を誤魔化すため?→そんなメフィスト賞じみたことではなかった
    ヒゲを剃った理由、実は社長以外の誰かに見せかけるためでは?→半分正解だったのが惜しい

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    2025年07月20日
  • 孤島パズル

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    ネタバレ

    先に3作目の『双頭の悪魔』を読んでいたので、終わり方はなるほど、そこからああ続くのかと面白い。
    今作ではモアイの謎を解く宝探しという当初の目的から(案外あっさり解かれた)、密室殺人が起こり、さらに死人は増え…とメインはもちろんコチラ。

    モアイ像の暗号はそんなサクッと解けるものかと、答えを見ても微妙なところだ笑
    殺人の方も、犯人はなかなか頑張っている。
    犯人のその後は呆気なかったが、発狂したがるほど精神的に参っていたし、妥当か。

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    2025年07月17日