有栖川有栖のレビュー一覧

  • 禁断の罠

    購入済み

    全体的に割と面白かった、印象に残るような話はとくになかったけど、がっかりという感じは全然しなかった。

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    2024年02月20日
  • 猫はわかっている

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    読み終わり。まさかのホラー要素が出てきたのは少しびっくりしたけれどとても良かった、特に最後の話が好き。

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    2024年02月13日
  • 論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集

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    ”差がつく読書術”から。以前読んだ、重松版文庫解説集が全然ダメだったから、ひょっとして本作も…って読む前から危惧してしまったけど、杞憂でした。こちらは扱われる作品がミステリ中心で、必然的にネタバレなしになるから、その分、対象作品の周辺事項とか、同作者の案内とかに文章が費やされることになり、今日を削がないってのも一因か。実際、本書を通読しだ場合、著者のミステリ論議として楽しむことが出来る結構。ブックレビューというよりは論考、そしてその趣向が上手く活かされている。だからというか、ピックアップ作品は、残念、なし。

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    2024年02月06日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    一つ前に読んだ有栖川有栖作品が短編集だったせいか、長編の冒頭部分がなかなか進まなかったが、それでも読んでいくと止まれなくなる。
    章が変わるところまでで今日は終わりにしようと思っていたのに…もう少しだけ、あとちょっとだけ…と、とうとう寝不足になる。
    事件を解決して一件落着、めでたしめでたし!という爽快感が ない のが有栖川有栖作品の いいところ だなと思っている。
    一抹の不安のようなものが心に残る。「君はどう思ったかな?」と作者に問われているようでその余韻に浸るのが私は好きだ。

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    2024年02月03日
  • 菩提樹荘の殺人

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    有栖川有栖という作家の名前は存じていたものの、初めて作品を読む。
    タイトルの「菩提樹荘の殺人」を含む短編の殺人事件からなる1冊で、作家の有栖川と古くからの友人の火村教授が警察からの協力を仰ぎ事件の解決に挑む。作者と同じ名前の登場人物が出てくるのも面白かったし、いずれも解決編及び後日談がさらりと語られており、事件解決までのやり取りを楽しむ作品だった。

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    2024年01月28日
  • こうして誰もいなくなった

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    ネタバレ

    有栖川有栖の作品はどこまでも作者と読者の対決である。犯人さえ知りえない事柄によって最後が結ばれるのはこれまでに読んだことの無い展開で、爽やかな悔しさが残る。いつも素晴らしい作品をありがとう、これからも読ませて頂きます。

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    2024年01月27日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    お恥ずかしながら、有栖川有栖の怪談を読んだことがない。
    もっぱらミステリーの側からばかり拝読していたので「探偵」というタイトルにとんでもない事件が起こる予感を抱いていたが、そういうお話ではなかった。

    とても穏やかな話が多い、と思った。
    それは残忍な殺人が行われるミステリーばかりを読んでいたからそう感じてしまうわけではなく、探偵が、とても穏やかなのだ。
    私はこの探偵がとても好きだ。

    ひとつずつの話が短くて読みやすいのもあり、サクサク進んであっという間に読んでしまった。
    ミステリーもしくは怪談、あるいはその両方に苦手意識のある方でも読みやすいのではないだろうか。

    続編も読むのが楽しみである。

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    2024年01月20日
  • 海のある奈良に死す

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    旅行記のように様々な県の地名や歴史が詳しく書かれて、検索しながら読んでおりました。それだけで面白い&わくわくする。
    いつもながらにトリックは何一つわからず。エピローグ、加えて我孫子さんの解説まで読むと、どれだけ練られた構想なんだと驚嘆する。終わり方は切ない気がしますが、全ての伏線が綺麗に回収され脳みそにグッとくる作品でした。
    蛇足ですが、歴史や地名、行事、神仏のことなどが楽しく書かれたこういう本、この令和の世ではもっと読まれてほしいなぁと思いました。遠敷(絶対読めん)、須弥壇、お水取りエトセトラ。恥ずかしながら平成生まれも検索しながら読みました。そう言う意味でも脳みそにグッとくる。生き

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    2024年01月17日
  • 禁断の罠

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    大代行時代 結城真一郎
    これが1番好きだった!
    読後感もよかった!

    供米 米澤穂信
    とっつきにくい文体だなと思ったが、そんなの一瞬で、おぉ、、、となる結末まで一気に読み進めてしまった。

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    2024年03月05日
  • ダリの繭

    購入済み

    最後は少し泣いてしまった…

    犯人はだれだだれだと話しが進み、ようやく犯人が明かされたときは少しだけ泣いてしまいました。

    被害者?側の話はダリだとか繭だとかで重いので、火村先生のアリスさんに対する愛ある毒舌が話を陽の方に傾けている気がします。

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    2024年01月14日
  • 鍵の掛かった男

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    同シリーズは初めて読みましたが、
    特段問題なく読み進められました。

    被害者の人物像、過去を追っていく、
    というスタイルが新鮮で面白く読めました。
    宮部みゆきの火車は犯人を登場させずに、犯人の人物像、過去を追っていく作品であり、それに似た面白さを感じました。

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    2024年01月03日
  • 怪しい店

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    今年最後に誰の話を読もうかなぁなんて思っていたら自然と火村シリーズに手が伸びてしまった。
    やっぱり私の中で火村とアリスのコンビが活躍するのを眺めるのは実家に戻ってきたかのような安心感があるみたい。

    今回は「お店」に纏わるミステリー話。
    少し前に「宿」に纏わる短編集があったから何か趣向が似てるなぁと思ったんですけど作者さんもそう思ってたみたいですね。

    この中なら「潮騒理髪店」が一番好きだったなぁ……ほぼほぼ毎回何かしらの殺人事件を解決してばかりの火村にもこういう時があってもいいと思う。
    思考ゲームみたいな話ではあるのだけど、私は火村の考えた結論が本当だったらいいなと思いましたね、たまにはこう

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    2023年12月28日
  • 双頭の悪魔

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    有栖川有栖先生の本を読むのは2冊目。

    700ページ弱の長編だが、面白く読み通せた。

    江神やマリアなどのキャラクターも魅力的。

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    2023年12月20日
  • 菩提樹荘の殺人

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    最近は少し長編を読み続けていた感が自分の中であったので、久々に短編を読みたいなぁと本棚を見てたら自然と手が伸びました。
    ほぼほぼミステリーしか読まない私ですが、やはり火村とアリスのコンビが漫才みたいな会話を繰り返しつつ事件を解決するのを見ているのが一番好きな時間かもしれません。

    今回の4つの作品、全て「若さ」がモチーフになっていたんですね(作者さんもあとがきで言っていたので間違いないかと)。
    それとは別に今回の事件は誰かの思い出も絡んでいたような気がするなぁ。
    私はこの作品テレビドラマ版を先に観ているのもあって、原作だと火村の大学生時代の話はアリスが聞かせてもらうパターンだったんだ!?に一番

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    2023年12月18日
  • 妃(きさき)は船を沈める 新装版

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    うわー久しぶりにやっぱり良かった。見逃していた、こちらは新装版の発売のタイミングで読んでいなかった事が発覚。火村とアリスのコンビはやっぱり最高。煽るような伏線もないしどんでん返しも無いし、読んでいて安心感がある。

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    2023年12月14日
  • こうして誰もいなくなった

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    お気に入りは『本と謎の日々』

    どれも読み応えのある短編集でおもしろかった
    ファンタジー色が強いものもリアリティが感じられてよかった

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    2023年12月12日
  • 双頭の悪魔

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    正攻法の犯人あて本格ミステリの傑作。シリーズ3弾にして700ページに迫る大ボリューム。その中で「読者への挑戦」が3度も挿入されており全てが違うパターンでのアプローチされているのが凄い。加えて精緻でフェアなのがこのシリーズの良い点。犯人へと至る道標が分かりやすく示されている。それを如何に料理するかが読者への挑戦に繋がるのだが今作は絶妙なバランスとなっている。犯人あてに特化しているので物語は希薄となるのだが青春小説としての味もあり笑える部分もある。特に第3の「読者への挑戦」部分は一読の価値あり。

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    2023年12月04日
  • スウェーデン館の謎

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    ネタバレ

    有栖川有栖が小説の題材として泊まったペンションの隣には通称「スウェーデン館」と呼ばれる建物があり、その持ち主である絵本作家と美人な妻、彼らの友人と知り合うが、そこで殺人事件が起きてしまう、という内容。
    前半はその場にいるのが有栖川有栖だけなのでかなりもどかしい部分が多かったけど、有栖川有栖というキャラクターを考えるとあれくらいうだうだと考え込んでしまうのも納得、という感じ。後半で火村英生が来た途端の勢いが気持ちよく、一気に読んでしまった。
    友人の言葉にすぐ駆けつけてくれる火村先生がいいですね……。殺人事件に巻き込まれた友人の「嫌な予感がする」をここまで信じてくれる人いないんじゃないかな。あと沼

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    2023年12月03日
  • 月光ゲーム

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    謎解きが気持ちいい 序盤は青春ドラマで、中盤からディザスター物としてハラハラした。
    ボロボロの中でのトリックは新鮮だった。

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    2025年12月04日
  • スイス時計の謎

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    二人の関係性が良い。 面白くて読みやすい、
    特に最後の、時計をめぐる話。
    男の無駄なプライドにゲンナリする。

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    2025年12月04日