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Posted by ブクログ 2023年05月06日
綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉という、めちゃめちゃ豪華なミステリ作家たちによる短編集。
ストーリーとして好きなのは有栖川有栖の作品、ミステリとして好きなのは西澤保彦の作品だった。
収められている作品は、ミステリという枠にとらわれない作品ばかりだが、その著者の作風には見...続きを読む合っている気がする。
もしこれらの作家の中で気になっている方がいれば、その入門編という形で読んでみてもいいかもしれなき。
ただ、どの作家も、長編になると一気に癖のある作品を書かれるような、そんな方々ばかりのような気がするが。
Posted by ブクログ 2021年01月12日
ミステリーを楽しみたい、という人にオススメかなと思います。
どんでん返しと分かっていながらでも楽しめますよ。
ただ有名な作者の作品が集まってるので、本格ミステリーが好きな人には既読の内容はいくつかあるかもしれません。
個人的には法月綸太郎さんの作品がいい意味でも悪い意味でも印象的でした。
Posted by ブクログ 2017年10月17日
タイトル通り、どんでん返しもの。
自薦だけあって、それぞれの作家さんの特徴が出てて大変面白く読めました。
なーんか読んだことある話ばかりだなー
まー自薦だから他ので読んだんだろーなー
と思ってたら同じ本が自宅の本棚にあったのは内緒
Posted by ブクログ 2024年03月07日
6名の作家さん自らが推す、どんでん返し小説の決定版!短編小説ながら何れも濃ゆい内容で仲々楽しめる小説本だと思います。
どんでん返しのイメージで読むと多少違う感じがするがある意味、どんでん返しだと思います。
スラスラと読めて大変面白い仕上がりです。
著名な作家さんの小説がこの一冊で読めるので大変お得だ...続きを読むと思う。
Posted by ブクログ 2022年09月04日
どんでん返しと言うには少しインパクトが薄い感じがしたけど、内容はそれぞれさすがと思える程に面白かった。法月綸太郎のガリバリズム小説が唯一どんでん返しを感じた作品だった。
Posted by ブクログ 2018年08月30日
最初からどんでん返しが用意されていることは
分かっているので、その部分は期待するところではなく
どういうどんでん返しになるのか、
それよりも途中で語られている何気ない描写に
その時きづくことができたか、なども楽しめる。
推理ものとおもって読み始めたら
いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
もちろ...続きを読むん謎解き、コンパクトながらも
ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。
Posted by ブクログ 2017年09月09日
自薦のアンソロジー。有栖川有栖「書く機械」と東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」は再読。法月綸太郎「カニバリズム小論」はずっと教科書のようにカニバリズムについての話が続いて嫌になったけど、最後は面白かった。これぞどんでん返しか。旅のお供には気軽に読めて良かった。
Posted by ブクログ 2024年03月02日
2024.03.02
いろんなパターンのどんでん返し短編。面白いものと私の脳で理解できないものと。お気に入りは東川篤哉さん『藤枝邸の完全なる密室』。こういうミステリーもありなんだ!と衝撃を受けたのと、間の抜けた雰囲気の中が面白かった。
Posted by ブクログ 2023年04月26日
⚪︎短編集
▪️再生 綾辻行人
★★☆☆☆
ホラー>ミステリー
▪️書く機械 有栖川有栖
★★★☆☆
世にも奇妙な物語のような空気感
▪️アリバイ•ジ•アンビバレンス 西澤保彦
★☆☆☆☆
文体や展開がラノベ感があって合わなかった
▪️蝶番の問題 貫井徳郎
★★★☆☆
探偵役の...続きを読むキャラクターが好感が持てる
▪️カニバリズム小論 法月倫太郎
★★★★☆
グロ寄りの描写もあるが、まさにどんでん返しの面白さ
▪️藤枝邸の完全なる密室 東川篤哉
★★☆☆☆
コメディ寄り
Posted by ブクログ 2023年01月14日
各々が自ら推薦した「どんでん返し系」短編アンソロジー。
綾辻さんと東川さんのは既読済みだったが、サラッと読めて面白かった。
◆個人的には西澤さんの「アリバイ・ジ・アンビバレンス」が好きだった。探偵役の二人の関係・やりとりが好きで、この二人が活躍する話をもっと読んでみたい!
◆どんでん返しという意味で...続きを読む印象に残ったのは法月さんの「カニバリズム小論」。なるほど。そういうことか。。。
Posted by ブクログ 2022年03月05日
私には後味が悪い話が多め、かつ、どんでん返し?と思う話が多めで、話やコンセプトはとても面白かったが、ちょっとタイトルに期待しすぎた感は否めず。
Posted by ブクログ 2021年09月28日
どんでん返しがあるお話は好みだし、自薦というのも気になったので楽しみに読んだ。
□綾辻行人「再生」
おっとそうだったの?という面白さ。この後どうなったんだろうと想像すると、怖いんだけどちょっとニヤニヤしてしまう。
□有栖川有栖「書く機械 ライティング・マシン」
読みやすかったけれど、どんでん返し...続きを読むっぷりはそうでもなかったかな。
□西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
この作品も難しい名字がいろいろ出てきたなー。谷谷谷谷(たにかべやつや)とか刀根館(とねだち)とか。
ほとんど会話の中での推理だけで動機を導き出せるのすごい。なるほどなーと思える結末だった。
□貫井徳郎「蝶番の問題」
手記のところから謎解きの部分が面白かった。終わり方はちょっと気が抜けちゃった。
□法月綸太郎「カニバリズム小論」
カニバリズムについて語っているパートは少し読みづらかったけれど、展開は面白かった。
こどもが小さい頃に「生首に聞いてみろ」を読んだけれど、途中で読書スイッチ切れてそのままになっている。今なら最後まで読めるかな。
□東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
語り口が軽くて読みやすい。セリフのチョイスや探偵とのやり取りがちょっととぼけてて楽しめた。
気になる展開に、わかりやすく気持ちいいオチ。短い作品なのに満足感あった。
76ページ
頭に中に→頭の中に
Posted by ブクログ 2021年09月20日
6人の作家が自作から自選したミステリ・アンソロジー
異なった作風の6篇が楽しめます。
唯一、綾辻行人の「再生」が既読で、ミステリというよりホラーの作風でしたが・・・ま、概ね楽しかったです。が・・
どんでん返し?な作品は・・・
Posted by ブクログ 2021年07月23日
6つの物語からなる短編集。
■綾辻行人「再生」
非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
オチについては想定できたが、物語に魅せられた。
■有栖川有栖「書く機械」
こちらも非現実的な物語だが、
綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。
■西澤保彦「アリバイ・ジ・ア...続きを読むンビバレンス」
西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
特に最初のブログのような独り語りとか。
どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。
■貫井徳郎「蝶番の問題」
この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
プロットがしっかりしているからこそ、フェアな内容になっているのだが、私は探偵に向いてないみたいだ。
■法月綸太郎「カニバリズム小論」
カニバリズムについての実例や考察が語られ、
そこに集中されるからこそ最後のオチでどんでん返し。
■東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
東川さんの小気味いいやり取りは絶望先生の絵が出てくるイメージ。
途中で出てくる伏線をしっかり回収し、オチも面白い。
単純に見えて意外と思いつかない発想。
Posted by ブクログ 2021年07月10日
綾辻さんの作品がホラーチックでオチが怖く、面白かった。
法月さんの作品は食人についてひたすらしつこく論じていく形式で、気持ち悪くて流し読みしてしてしまった…
他の作品はまずまず。短編ミステリーとしては面白いが、どんでん返し感は思ったより薄かった。
Posted by ブクログ 2021年04月04日
綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉のあっと驚くどんでん返しの短編集。驚き方はそれぞれだが、まあ工夫されている。綾辻行人の「再生」は既に読んだものだったが、これは秀逸。うわーそう来たかという終わり方だ。貫井、東川のは、もうひとひねり欲しいところだ。
Posted by ブクログ 2021年02月28日
6人の作家さんによるどんでん返し
綾辻行人:再生
有栖川有栖:書く機械
西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
貫井徳郎:蝶番の問題
法月綸太郎:カニバリズム小論
東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室
気分転換や脳みそをリセットする為にちょうどいいのが
アンソロジーだと思ってます。
新しい作家さん発掘...続きを読むにもなりますしね。
今回はたまたま全員体験済み作家さんでしたが
西澤保彦氏のアリバイ・ジ・アンビバレンスが
心臓をギュっとさせられました。
Posted by ブクログ 2020年10月05日
作者自身が推薦した、どんでん返しの短編達。
6人の作者の、どんでん返しばかりの話でしたが
読んだ事があるものもあり、ないものもあり。
どちらにせよ、確かにどんでん返しばかり、でした。
一番最初の話だけは、想像すると怖いものがありますが。
Posted by ブクログ 2019年09月27日
大好きな作家さんばかりの「どんでん返し」短編集。
お馴染みのキャラクターが登場したり、既読作品もあったけど、さらっと読めるので悪くない。
いちばん好きなのは「蝶番の問題」。
面白かったのは「藤枝邸の完全なる密室」。
Posted by ブクログ 2019年04月14日
作者自身が選ぶどんでん返しをテーマとする6篇の自作品。
【綾辻行人「再生」】
既読の作品だったが、言われてみれば確かにこれはどんでん返し(笑)
【有栖川有栖「書く機械(ライティング・マシン)」】
これは究極の缶詰め状態。作家としては自虐的ネタだろうか。
【西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」】
...続きを読むアリバイ崩しの作品だが、犯人の行動は今一つ腑に落ちない。
【貫井徳郎「蝶番の問題」】
探偵役による手記の解読は鮮やかだったが、どんでん返しとなる結末はどうも・・・。
【法月綸太郎「カリバリズム小論」】
『法月綸太郎の冒険』収録作とのことなので、既読のはずだが、ストーリーをまったく覚えていなかった。「私」と向き合う綸太郎の態度がどうもおかしいことの理由が最後の最後に明らかになり、なるほどそういうことかと納得するとともに、空恐ろしくなった。
【東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」】
言うなれば二重密室という状況になるのだが、後半の探偵と犯人のやり取りがおかしくて、笑ってしまった。でも、もう一ひねりした結末を私は予想したのだが。
Posted by ブクログ 2019年02月03日
綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。
特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。
ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラ...続きを読むックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。
Posted by ブクログ 2018年07月27日
6名の作家さんが最後に「どんでん返し」のある話をそれぞれの形で書いている。
作家さんそれぞれの作風が出ていて面白かった。
中でも印象的だったのが貫井徳郎さんの話。
貫井さんの別小説「被害者は誰?」の中に出てくる吉祥院先輩と桂島とのコンビが出てきたので面白く読めました。
もう一つ印象に残ったのは法月綸...続きを読む太郎さん話
もう最初から気持ち悪さ全開で最後までまともに読めなかった。
この本のパート2も積読していますがこのように気持ち悪さ100倍の作品があったらちょっと躊躇してしまう。
早速読んでみよう。
Posted by ブクログ 2018年03月11日
綾辻行人さん、有栖川有栖さん、西澤保彦さん、貫井徳郎さん、法月綸太郎さん、東川篤哉さんが、本のタイトルにもなっているように、それぞれ自薦のどんでん返しとなっている内容の短編集です。
半分ぐらい、すでに読んでいた作品のため、★3としていますが、未読だったらもう少し高評価を付けていたと思います。
全篇...続きを読むミステリーというわけではなく、サスペンスホラー的な作品もあるため、それを踏まえて読んだ方が良いかと思います。
Posted by ブクログ 2017年10月01日
どんでん返しとまでは、正直いかないかな。
というか、タイトルで「どんでん返しあるのね」ってなるからハードルの上がり方が凄いから。どうこられても「あーなるほど」で終わってしまった。それでもそれぞれのお話は面白いから、読んでつまらなかったとかは全くない。
Posted by ブクログ 2017年09月06日
綾辻行人「再生」(既読)
有栖川有栖「書く機械(ライディング・マシン)」
西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
貫井徳郎「蝶番の問題」
法月綸太郎「カニバリズム小論」(既読)
東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
どんでん返しというよりブラックユーモアな話もいくつか。
既読作品があったせいか、新鮮...続きを読む味はなかった。
貫井さんの作品は珍しくコミカル。東川さんは如何にもな。
有栖川さんはこんな感じもあるんだなと発見。
Posted by ブクログ 2017年08月25日
6人の本格ミステリ作家によるアンソロジー。
どんでん返しという点では、タイトルがハードルを上げているのでそれほど驚愕した話はなかったが、どの作品もそれぞれ作家の個性が出ていると思う。
ベストは貫井徳郎、好みなのは東川篤哉。
Posted by ブクログ 2017年05月08日
錚々たるメンバーによ自薦短編集、そのメンツに惹かれて読んでみたが・・・肩透かし感はある。
綾辻氏の作品は氏の好きなホラータッチの話で、オチのエッジが効いているのだけど、残念ながらこのオチは他の作品で読んだことがあって強烈度が薄まった、残念。
有栖川氏の作品は、作家の悪夢といったところがだ話が短編で...続きを読むもなお長く感じる。
西澤氏の作品は掴みがいいが、キャラが魅力無いうえにただ単に論理のアクロバットで現実感にかける。
貫井氏の作品が一番ヒネリが効いているし小粒ながら読みごたえがあった。
法月氏の作品はいかにもこの人ならではのブラックさが際立つが、あまり面白みを感じれない。
東川氏の作品は、ユーモアミステリーの味が活かされて密室物のパロディでもあって楽しく読める。
本来長編で実力をいかんなく発揮される作家だけに期待が大きかったのかもしれない、と同時に短編の難しさというのも分かった一作。