あらすじ
名だたる本格ミステリの書き手があなたを仰天させる!ミステリには不可欠のラストの驚き、どんでん返し。6人の作家が自作から「これは」というどんでん返し作品を自ら選び、読者に届けます。どうぞみなさん、だまされてください。
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綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉という、めちゃめちゃ豪華なミステリ作家たちによる短編集。
ストーリーとして好きなのは有栖川有栖の作品、ミステリとして好きなのは西澤保彦の作品だった。
収められている作品は、ミステリという枠にとらわれない作品ばかりだが、その著者の作風には見合っている気がする。
もしこれらの作家の中で気になっている方がいれば、その入門編という形で読んでみてもいいかもしれなき。
ただ、どの作家も、長編になると一気に癖のある作品を書かれるような、そんな方々ばかりのような気がするが。
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ミステリーを楽しみたい、という人にオススメかなと思います。
どんでん返しと分かっていながらでも楽しめますよ。
ただ有名な作者の作品が集まってるので、本格ミステリーが好きな人には既読の内容はいくつかあるかもしれません。
個人的には法月綸太郎さんの作品がいい意味でも悪い意味でも印象的でした。
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タイトル通り、どんでん返しもの。
自薦だけあって、それぞれの作家さんの特徴が出てて大変面白く読めました。
なーんか読んだことある話ばかりだなー
まー自薦だから他ので読んだんだろーなー
と思ってたら同じ本が自宅の本棚にあったのは内緒
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そうそうたる著者たちのどんでん返し短編集。
40-50ページの中で、ストーリーを展開しつつ、ミステリーとしてどんでん返しもあり、満足感がある一冊でした。
綾辻行人さんの短編はホラーミステリー。
世にも奇妙な物語で出てきそうなオチでした。
貫井徳郎さんの短編は、解答編に移るまで、物語の「キー」に気づけませんでした。確かにヒントは散りばめられていました。
東川篤哉さんの短編は、毎度お馴染み「烏賊川市シリーズ」。ミイラ取りがミイラになる展開はオチとして、最高でした。
この三作品が特に好きでした。
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6名の作家さん自らが推す、どんでん返し小説の決定版!短編小説ながら何れも濃ゆい内容で仲々楽しめる小説本だと思います。
どんでん返しのイメージで読むと多少違う感じがするがある意味、どんでん返しだと思います。
スラスラと読めて大変面白い仕上がりです。
著名な作家さんの小説がこの一冊で読めるので大変お得だと思う。
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どんでん返しと言うには少しインパクトが薄い感じがしたけど、内容はそれぞれさすがと思える程に面白かった。法月綸太郎のガリバリズム小説が唯一どんでん返しを感じた作品だった。
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最初からどんでん返しが用意されていることは
分かっているので、その部分は期待するところではなく
どういうどんでん返しになるのか、
それよりも途中で語られている何気ない描写に
その時きづくことができたか、なども楽しめる。
推理ものとおもって読み始めたら
いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
もちろん謎解き、コンパクトながらも
ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。
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自薦のアンソロジー。有栖川有栖「書く機械」と東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」は再読。法月綸太郎「カニバリズム小論」はずっと教科書のようにカニバリズムについての話が続いて嫌になったけど、最後は面白かった。これぞどんでん返しか。旅のお供には気軽に読めて良かった。
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多種多様な作風を楽しむにはうってつけだが、どんでん返しが待ってるというよりは奇妙な話が集まっている印象。
タイトルと内容の不一致を感じる一冊。
私だったら、「少し奇妙なミステリ短編集」というタイトルにする。
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騙されたー!となるような「どんでん返し」は1つもなかった。タイトルでかなりハードル上げちゃってるので難しいとは思う。
6人の豪華なミステリー作家さんの作品をサクッと読めたのは良かった。
綾辻行人『再生』
★★☆☆☆
ストーリーには1番のめり込んだけど、ホラーが強くて好みではなかった。
有栖川有栖『書く機械』
★★☆☆☆
ここまではいかなくても、作家さんは命を削る想いで執筆されているんだろう。
西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
★☆☆☆☆
何か読みにくいなと感じた。以前読んだ『七回死んだ男』でも同じ感想だった。自分には合わないみたい。
貫井徳郎『蝶番の問題』
★★★★☆
クローズドサークル。全員死亡しているので被害者が残した手記から推理する。
これ当てられる人いるのかな?もう少し手記にヒントがあった方が好きだ。
法月綸太郎『カニバリズム小論』
☆☆☆☆☆
人食の話。
この手のグロは苦手だし興味もない。
無理なので途中で読むのをやめた。
東川篤哉『藤枝邸の完全なる密室』
★★★☆☆
好きな倒叙ミステリー。読みやすい。
ダメダメな犯人のコント劇で面白い。
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⚪︎短編集
▪️再生 綾辻行人
★★☆☆☆
ホラー>ミステリー
▪️書く機械 有栖川有栖
★★★☆☆
世にも奇妙な物語のような空気感
▪️アリバイ•ジ•アンビバレンス 西澤保彦
★☆☆☆☆
文体や展開がラノベ感があって合わなかった
▪️蝶番の問題 貫井徳郎
★★★☆☆
探偵役のキャラクターが好感が持てる
▪️カニバリズム小論 法月倫太郎
★★★★☆
グロ寄りの描写もあるが、まさにどんでん返しの面白さ
▪️藤枝邸の完全なる密室 東川篤哉
★★☆☆☆
コメディ寄り
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各々が自ら推薦した「どんでん返し系」短編アンソロジー。
綾辻さんと東川さんのは既読済みだったが、サラッと読めて面白かった。
◆個人的には西澤さんの「アリバイ・ジ・アンビバレンス」が好きだった。探偵役の二人の関係・やりとりが好きで、この二人が活躍する話をもっと読んでみたい!
◆どんでん返しという意味で印象に残ったのは法月さんの「カニバリズム小論」。なるほど。そういうことか。。。
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綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉『自薦 THE どんでん返し』双葉文庫。
6人の作家による6編収録のミステリー・アンソロジー。このアンソロジーが刊行された時に6人の作家のうち貫井徳郎以外の5人は余り読まない作家だったので、敢えて購入しなかったということを覚えている。古本屋の100円本ならと手に取ってみた。
綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎の短編がまあまあ面白かった。
綾辻行人『再生』。ホラー短編。微かに記憶があると思ったら『眼球綺譚』に収録されていた1編。首の無い状態で揺り椅子に座る若い女性を目の前にして、ひたすらあることが起きるのを待ち続ける主人公。そういうどんでん返しだったか。綾辻行人は大昔に何冊か読んでいる。★★★★
有栖川有栖『書く機械』。ベストセラーを目指せと編集長に発破を掛けられた新人作家は嫌々ながらも短期間での執筆に同意するが、次第に『書く機械』に魅了され、自ら進んで『書く機械』へと変貌してしまう。どんでん返し的な展開は弱い。有名な作家だが、有栖川有栖という奇妙なふざけたような筆名に読む気にならなかった作家。★★★★
西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』。西澤保彦も何冊か読んでいる。明確なアリバイがあるにも関わらず殺人を自供する女子高生。その理由に終始するストーリーには面白味は無い。★★
貫井徳郎『蝶番の問題』。貫井徳郎はかなり読んでいる。貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明。ノートパソコンの中に残された手記から犯人を特定しようとするが……今一つの捻りかな。★★★
法月綸太郎『カニバリズム小論』。法月綸太郎は何冊か読んでいるが、好みではない。著者が実名で小説の中に登場することにどうしても拒否反応を示してしまうのだ。物語の主人公が猟奇殺人の動機を解明すべく、法月綸太郎に頼る。大どんでん返しはラストの1行。★★★★
東川篤哉『藤枝邸の完全なる密室』。東川篤哉は読んだことが無い。独身の資産家の遺産を独り占め指しようと甥が完全犯罪を目論むが……どんでん返しは何処だ。★★
本体価格583円(古本100円)
★★★
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私には後味が悪い話が多め、かつ、どんでん返し?と思う話が多めで、話やコンセプトはとても面白かったが、ちょっとタイトルに期待しすぎた感は否めず。
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どんでん返しがあるお話は好みだし、自薦というのも気になったので楽しみに読んだ。
□綾辻行人「再生」
おっとそうだったの?という面白さ。この後どうなったんだろうと想像すると、怖いんだけどちょっとニヤニヤしてしまう。
□有栖川有栖「書く機械 ライティング・マシン」
読みやすかったけれど、どんでん返しっぷりはそうでもなかったかな。
□西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
この作品も難しい名字がいろいろ出てきたなー。谷谷谷谷(たにかべやつや)とか刀根館(とねだち)とか。
ほとんど会話の中での推理だけで動機を導き出せるのすごい。なるほどなーと思える結末だった。
□貫井徳郎「蝶番の問題」
手記のところから謎解きの部分が面白かった。終わり方はちょっと気が抜けちゃった。
□法月綸太郎「カニバリズム小論」
カニバリズムについて語っているパートは少し読みづらかったけれど、展開は面白かった。
こどもが小さい頃に「生首に聞いてみろ」を読んだけれど、途中で読書スイッチ切れてそのままになっている。今なら最後まで読めるかな。
□東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
語り口が軽くて読みやすい。セリフのチョイスや探偵とのやり取りがちょっととぼけてて楽しめた。
気になる展開に、わかりやすく気持ちいいオチ。短い作品なのに満足感あった。
76ページ
頭に中に→頭の中に
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6人の作家が自作から自選したミステリ・アンソロジー
異なった作風の6篇が楽しめます。
唯一、綾辻行人の「再生」が既読で、ミステリというよりホラーの作風でしたが・・・ま、概ね楽しかったです。が・・
どんでん返し?な作品は・・・
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6つの物語からなる短編集。
■綾辻行人「再生」
非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
オチについては想定できたが、物語に魅せられた。
■有栖川有栖「書く機械」
こちらも非現実的な物語だが、
綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。
■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
特に最初のブログのような独り語りとか。
どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。
■貫井徳郎「蝶番の問題」
この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
プロットがしっかりしているからこそ、フェアな内容になっているのだが、私は探偵に向いてないみたいだ。
■法月綸太郎「カニバリズム小論」
カニバリズムについての実例や考察が語られ、
そこに集中されるからこそ最後のオチでどんでん返し。
■東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
東川さんの小気味いいやり取りは絶望先生の絵が出てくるイメージ。
途中で出てくる伏線をしっかり回収し、オチも面白い。
単純に見えて意外と思いつかない発想。
Posted by ブクログ
綾辻さんの作品がホラーチックでオチが怖く、面白かった。
法月さんの作品は食人についてひたすらしつこく論じていく形式で、気持ち悪くて流し読みしてしてしまった…
他の作品はまずまず。短編ミステリーとしては面白いが、どんでん返し感は思ったより薄かった。
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綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉のあっと驚くどんでん返しの短編集。驚き方はそれぞれだが、まあ工夫されている。綾辻行人の「再生」は既に読んだものだったが、これは秀逸。うわーそう来たかという終わり方だ。貫井、東川のは、もうひとひねり欲しいところだ。
Posted by ブクログ
6人の作家さんによるどんでん返し
綾辻行人:再生
有栖川有栖:書く機械
西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
貫井徳郎:蝶番の問題
法月綸太郎:カニバリズム小論
東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室
気分転換や脳みそをリセットする為にちょうどいいのが
アンソロジーだと思ってます。
新しい作家さん発掘にもなりますしね。
今回はたまたま全員体験済み作家さんでしたが
西澤保彦氏のアリバイ・ジ・アンビバレンスが
心臓をギュっとさせられました。
Posted by ブクログ
作者自身が推薦した、どんでん返しの短編達。
6人の作者の、どんでん返しばかりの話でしたが
読んだ事があるものもあり、ないものもあり。
どちらにせよ、確かにどんでん返しばかり、でした。
一番最初の話だけは、想像すると怖いものがありますが。
Posted by ブクログ
大好きな作家さんばかりの「どんでん返し」短編集。
お馴染みのキャラクターが登場したり、既読作品もあったけど、さらっと読めるので悪くない。
いちばん好きなのは「蝶番の問題」。
面白かったのは「藤枝邸の完全なる密室」。
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作者自身が選ぶどんでん返しをテーマとする6篇の自作品。
【綾辻行人「再生」】
既読の作品だったが、言われてみれば確かにこれはどんでん返し(笑)
【有栖川有栖「書く機械(ライティング・マシン)」】
これは究極の缶詰め状態。作家としては自虐的ネタだろうか。
【西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」】
アリバイ崩しの作品だが、犯人の行動は今一つ腑に落ちない。
【貫井徳郎「蝶番の問題」】
探偵役による手記の解読は鮮やかだったが、どんでん返しとなる結末はどうも・・・。
【法月綸太郎「カリバリズム小論」】
『法月綸太郎の冒険』収録作とのことなので、既読のはずだが、ストーリーをまったく覚えていなかった。「私」と向き合う綸太郎の態度がどうもおかしいことの理由が最後の最後に明らかになり、なるほどそういうことかと納得するとともに、空恐ろしくなった。
【東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」】
言うなれば二重密室という状況になるのだが、後半の探偵と犯人のやり取りがおかしくて、笑ってしまった。でも、もう一ひねりした結末を私は予想したのだが。
Posted by ブクログ
綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。
特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。
ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。
Posted by ブクログ
6名の作家さんが最後に「どんでん返し」のある話をそれぞれの形で書いている。
作家さんそれぞれの作風が出ていて面白かった。
中でも印象的だったのが貫井徳郎さんの話。
貫井さんの別小説「被害者は誰?」の中に出てくる吉祥院先輩と桂島とのコンビが出てきたので面白く読めました。
もう一つ印象に残ったのは法月綸太郎さん話
もう最初から気持ち悪さ全開で最後までまともに読めなかった。
この本のパート2も積読していますがこのように気持ち悪さ100倍の作品があったらちょっと躊躇してしまう。
早速読んでみよう。
Posted by ブクログ
綾辻行人さん、有栖川有栖さん、西澤保彦さん、貫井徳郎さん、法月綸太郎さん、東川篤哉さんが、本のタイトルにもなっているように、それぞれ自薦のどんでん返しとなっている内容の短編集です。
半分ぐらい、すでに読んでいた作品のため、★3としていますが、未読だったらもう少し高評価を付けていたと思います。
全篇ミステリーというわけではなく、サスペンスホラー的な作品もあるため、それを踏まえて読んだ方が良いかと思います。
Posted by ブクログ
どんでん返しとまでは、正直いかないかな。
というか、タイトルで「どんでん返しあるのね」ってなるからハードルの上がり方が凄いから。どうこられても「あーなるほど」で終わってしまった。それでもそれぞれのお話は面白いから、読んでつまらなかったとかは全くない。
Posted by ブクログ
綾辻行人「再生」(既読)
有栖川有栖「書く機械(ライディング・マシン)」
西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
貫井徳郎「蝶番の問題」
法月綸太郎「カニバリズム小論」(既読)
東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
どんでん返しというよりブラックユーモアな話もいくつか。
既読作品があったせいか、新鮮味はなかった。
貫井さんの作品は珍しくコミカル。東川さんは如何にもな。
有栖川さんはこんな感じもあるんだなと発見。