有栖川有栖のレビュー一覧

  • スイス時計の謎

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    再読。表題作の、推理を論理パズルに落とし込むためのストーリーと人間系が同時に存在してる味わいが好き。

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    2024年07月14日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    ほかの本から短編を寄り集めた短編集。
    火村英生シリーズのどれから読み始めようか悩んでるならこれから読んでみてもいいかも。
    この短編集の中だと「雨と猫と助教授と」が一番好き。

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    2024年07月05日
  • 本からはじまる物語

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    まだ本を本格的に読み始めたばかりなので、各作家さんの特徴など、自分にとって読みやすかったなどが分かり、これから本を…という人におすすめ!
    本屋を巡る話しはどれも面白かった!

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    2024年06月27日
  • ジュリエットの悲鳴

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    鉄道に関するトリックが多いですが、バラエティ豊かな12の物語を楽しめました。
    ヘンテコなものから、後味の悪いものまで。
    飽きない1冊です。

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    2024年06月07日
  • 神様の罠

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    コロナ禍を舞台にそれぞれの作家さんの罠に楽しくハマれるアンソロジー
    特に乾くるみさんは初読みでしたが、張り巡らされた罠があまりにも自然すぎて真相がわかった時は思わず「えっ!」と声が出たほど
    他の作品も読んでみたくなりました!
    コロナ禍の息苦しい感じも思い出しました

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    2024年06月01日
  • 禁断の罠

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    ネタバレ

    6人の作家によるアンソロジー。
    それぞれ個性豊かで良かった。
    斜線堂有紀氏の動画と宝石強盗に殺人事件を絡めた聞き取りによる作品が面白かった。

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    2024年05月28日
  • ダリの繭

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    作家アリスシリーズ2作目。
    今回も、火村とアリスのコンビが謎を推理します。
    有栖川さんの小説は、テンポがよく読みやすいです。
    最後には全ての謎が解けてスッキリしました。

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    2024年05月23日
  • 幻坂

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    9つの坂にまつわる話。
    すべて違うテイストで描かれている。
    よく練られた作品ばかり。
    芭蕉の視点で彼の最期が見えたのもよかった。
    土地勘があったらもっと面白く感じただろう。

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    2024年05月19日
  • 濱地健三郎の幽たる事件簿

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    ネタバレ

    濱地健三郎シリーズ第2弾の短編集。
    前作よりも怪談度が増してるがミステリー好きも楽しめる。怪談度がより濃い「それは叫ぶ」と学園モノのような「ミステリー研究会の幽霊」が特に面白かった。ミス研はキャラが良くスピンオフがあってもいいと思う。幽霊に臆すること無い「浴槽の花婿」のラストも印象的。
    ユリエの能力向上は活躍の場が増えるのか危険なフラグか、次作も楽しみ。

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    2024年05月10日
  • スイス時計の謎

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    ネタバレ

    短編集……というか、短編+中編くらいの感じかな?
    4作収録

    以下抜粋して雑感

    『あるYの悲劇』
    とてもシンプルな「Y」というダイイングメッセージに解をつけて、それをちゃんと納得できるものにするのすごいなー
    一方言葉の方のダイイングメッセージ「やまもと」、これについては検索してもそれらしいものが出てこないのだけど、本当に存在するのかしら?
    「山崎 やまもと 読み方」あたりで調べてもいっこうに見つからないぞ!(笑

    『スイス時計の謎』
    作中やあとがきでも書かれているように、たったこれだけの条件で犯人当てが成立するなんて!という感動すら覚える
    推理を知ったうえで思い返してみると「そりゃそうなるよな」ってなもんなのだけど、読んでいる途中ではもうそんな考えなんて微塵も浮かばないんだから参っちゃいますよホント
    すごい、きれい、うつくしい、大好きです
    読後感を、アリスが過去に思いを寄せていた女性とその後の行方、でまとめてくれているので、なんとも言えないしんみりした気持ちになれるのも良い

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    2024年05月10日
  • 禁断の罠

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    読んで良かった。アンソロジーだから、読んだことのない作家の作品も気軽に読めるし、と手を出してほんとに良かった。
    どれも、趣向が違うし、雰囲気もそれぞれだけど、とっても面白い。
    トリックの面白さというより、人の面白さ。
    しばらくしたら、また読もう。

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    2024年05月06日
  • ブラジル蝶の謎

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    火村が下宿先のおばあちゃんを結構大事にしてたり、猫がすきだったり、意外と人間味あるんだなというのがふんわりわかってくる巻で、今までの数冊より親しみを持って読めた。
    短編集。
    『蝶々がはばたく』はたまたま居合わせた男性から昔の事件の断片を聞いた有栖川が「こんな不思議な話をされたんだけど」という切り口で火村に話を伝えて、火村がすべて想像で「こういうことだったんじゃないか?」と回答する。本当はどういう背景の事件だったのかは結局わからないままという変わった切り口のミステリでおもしろかった。

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    2024年05月06日
  • 暗い宿

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    ネタバレ

    宿に関する、ちょっと長めの短編4本。短編は物足りなく感じることが多いけど、今回はどれもそこそこ分量があり話がまとまってたのですごくよかった!
    全部それぞれに趣向が違って面白かったのだけど、特に印象に残ったのは「ホテル・ラフレシア」かな。
    自分の事業の失敗を妻に隠し、何も言わないまま心中しようとする夫はすごく愚かだったけど、結局は妻を残して一人で死んでしまう。
    妻の視点だったらどっちが幸せだっかを考えてしまって、自分だったら前者の形で、何も知らず幸せなまま夫と一緒に死ねた方が良かったかも、と思った。
    突然残された妻は、きっと火村とアリスから真相を聞かされるのかなとか、これからどんな思いで過ごしていくのかなとか考えると非常〜にしんどい。重い。。

    *

    2000年の時点で男性の整形や醜形恐怖に言及した「異形の客」は、有栖川有栖の先進的な価値観・認識にただただ感服。2024年現在に通じるテーマだし、2000年当時のありがちな価値観を打破していて、今読んでも不快にならないどころが本当に的を射ていた。

    「顔を変えたがる人というのは、おのれの心を変えたいと考えてそうするんですよ」
    「現実とうまく適合できない原因を顔のせいにするのをやめないかぎり、満足は得られません」
    「世間の人々も、顔を信用してないんですよ。それでいて、顔について無関心ではいられない。あれはいい顔だ、これは人相がよくない、彼女は美人だ、(中略)。信じていないものに振り回される。おびただしい人間の悲劇と喜劇が顔の上で交錯する。おかしいですな」

    *

    どれも話がまとまってるけど、犯人の動機や経緯、事件後のことが詳細に描かれはしないので、想像の余地があるという点でも楽しめて、非常に満足。
    あえてインパクト順にするとしたらこんな感じかな。
    ①心がしんどい賞:ホテル・ラフレシア
    ②有栖川有栖のリベラルな価値観に拍手したい賞:異形の客
    ③火村先生を存分に楽しめる賞:201号室の災厄
    ④ぞわぞわくるホラー賞:暗い宿

    短編はいつもと違う構成をたくさん楽しめるからいいなーと思いつつ、やはり読みごたえという点では長編に劣るので、星は4。
    とはいえ短編集としては最高点、という感じ。

    作家アリスシリーズファンの視点だと、もうほんと、相変わらず火村とアリスのキャラが良いし、今回は片桐さんも「こんな可愛い人だったのか」とびっくりするほど人柄が出ていて満足。3人とも仲良しな。
    飲み足りない火村先生も、酔っ払って部屋の階を間違えちゃう火村先生もすこぶる可愛いな。

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    2024年05月04日
  • 禁断の罠

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    6人のミステリ作家のアンソロジー。
    どれも面白かったけど、ワタシにとってお初の中山七里さんの話が後引く面白さ。シリーズモノの一編だけど、違和感なく読めて、シリーズを最初から読みたくなった。
    なんか豪華な一冊でした。

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    2024年04月28日
  • こうして誰もいなくなった

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    バラエティに富んだ短編集。
    ファンタジー系や短編集は
    サラッと読むことが多いけど
    展開が気になるものは程よく引っ張られ
    疾走感あるものはリズミカルで
    どの物語も緩急がよく、楽しく読めた( ´∀`)

    結末はあっさり?と感じることが多かったけど
    答えがなかったり、続きを想像させられたり
    するような終わり方よかった。
    不思議な世界に入り込めたので楽しかった。

    特に好きな物語は
    タイトルの「こうして誰もいなくなった」もとても面白かったんだけど、意外にも
    「線路の国のアリス」がお気に入り。
    世界観と屁理屈、最高。
    ↓
    この電車はどこに行くの?
    ドコカへ行けるよ。
    ドコカはあっち?
    そっちもドコカだけどあっちもドコカ。どっちへ行ってもドコカへ着く。
    ドコカという駅が二つあるの?名前の意味がない。
    アリスという名前は世界中でおまえだけが独占しているのか?

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    2024年04月25日
  • 江神二郎の洞察

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    シリーズ初の短編集。『四分間では短すぎる』と『除夜を歩く』が特に良かった。謎解きもミステリーと同じように、どこまでが観客を騙すために作られた罠で、どこまで考えを巡らせたらいいのかが判断できないというジレンマがあるよなと思った。

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    2024年04月12日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    傑作ホラーを集めたアンソロジー。1993年以降に発表された全8編を収録する。「七つのカップ」の姉妹編。
    浮遊する水(鈴木 光司)
    猿祈願(坂東 眞砂子)
    影牢(宮部 みゆき)
    集まった四人(三津田 信三)
    山荘奇譚(小池 真理子)
    バースデー・プレゼント(綾辻 行人)
    迷い子(加門 七海)
    赤い月、廃駅の上に(有栖川 有栖)

    読み終えると、なんとなくじんわりゾクッとくる作品ばかり。さすが実力派作家の皆様だと感じる。

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    2024年04月12日
  • 女王国の城 下

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    長かったーーー。けど気になる伏線が多くて最後まで読み切った。ちょっと強引じゃないかと思うトリックも、まぁなるほどーと思わせられる。読み続けたいシリーズ。

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    2024年04月09日
  • 女王国の城 下

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    色んな意味でスケールが大きい話だった。真相の尻尾は掴んでいる気がするのに、やっぱり最後までは辿り着かなかった。このシリーズはずっと追っていたい。

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    2024年04月08日
  • 禁断の罠

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    めっちゃ面白い、長編作家って短編もすごい!当たり前なんだけど、改めて凄さがわかった。
    時事的な内容も多く、世相を切ったシュールなオチ。
    短編だから展開も早くすぐに話に引き込まれる、とても読みやすかった。

    長編で創り上げる世界観とはまた違い、あれだけの展開をこんな短編にギュッと詰め込みしっかりオチつけるなんて天才だと思う。
    文章力って短編の方がより力量が問われるのではと感じた。

    読んだことのない作家に触れる良い機会にもなりました。

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    2024年04月02日