有栖川有栖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
有栖川有栖の長篇ミステリ作品『ダリの繭』を読みました。
有栖川有栖の作品は昨年3月に読んだ『英国庭園の謎』以来ですね。
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幻想を愛し、奇行で知られたシュール、リアリズムの巨人-サルバドール・ダリ。
宝飾デザインも手掛けた、この天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。
現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。
そして他にも多くの不可解な点が…。
事件解決に立ち上った推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が難解なダイイングメッセージに挑む。
ミステリー界の旗手 -
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Posted by ブクログ
前作に引き続き、犯人を当てるために検討する材料は決して多くない。そのわずかな材料から、とんでもない一点へと収束していく様はお見事なんだけど、若干納得感が薄い気も?
江神さんが真相に辿り着く終盤の演出は最高。カッコ良すぎ。映画のようだった。
実際にパズルが随所に現れる本作の、孤島パズルというタイトルも秀逸で、各章題にも毎回パズルと付けられていてなかなか洒落ている。
マリアとの海のシーンはドキドキさせられてしまった。こういった青春描写があるのも、学生アリスシリーズの魅力?
と、良いところ盛りだくさんなのだが。
ネットの情報を見る限り、学生アリスシリーズの本丸はどうやら次作らしい。
楽しみでしょう