有栖川有栖のレビュー一覧

  • 菩提樹荘の殺人

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    最近は少し長編を読み続けていた感が自分の中であったので、久々に短編を読みたいなぁと本棚を見てたら自然と手が伸びました。
    ほぼほぼミステリーしか読まない私ですが、やはり火村とアリスのコンビが漫才みたいな会話を繰り返しつつ事件を解決するのを見ているのが一番好きな時間かもしれません。

    今回の4つの作品、全て「若さ」がモチーフになっていたんですね(作者さんもあとがきで言っていたので間違いないかと)。
    それとは別に今回の事件は誰かの思い出も絡んでいたような気がするなぁ。
    私はこの作品テレビドラマ版を先に観ているのもあって、原作だと火村の大学生時代の話はアリスが聞かせてもらうパターンだったんだ!?に一番

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    2023年12月18日
  • 妃(きさき)は船を沈める 新装版

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    うわー久しぶりにやっぱり良かった。見逃していた、こちらは新装版の発売のタイミングで読んでいなかった事が発覚。火村とアリスのコンビはやっぱり最高。煽るような伏線もないしどんでん返しも無いし、読んでいて安心感がある。

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    2023年12月14日
  • こうして誰もいなくなった

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    お気に入りは『本と謎の日々』

    どれも読み応えのある短編集でおもしろかった
    ファンタジー色が強いものもリアリティが感じられてよかった

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    2023年12月12日
  • 双頭の悪魔

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    正攻法の犯人あて本格ミステリの傑作。シリーズ3弾にして700ページに迫る大ボリューム。その中で「読者への挑戦」が3度も挿入されており全てが違うパターンでのアプローチされているのが凄い。加えて精緻でフェアなのがこのシリーズの良い点。犯人へと至る道標が分かりやすく示されている。それを如何に料理するかが読者への挑戦に繋がるのだが今作は絶妙なバランスとなっている。犯人あてに特化しているので物語は希薄となるのだが青春小説としての味もあり笑える部分もある。特に第3の「読者への挑戦」部分は一読の価値あり。

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    2023年12月04日
  • スウェーデン館の謎

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    ネタバレ

    有栖川有栖が小説の題材として泊まったペンションの隣には通称「スウェーデン館」と呼ばれる建物があり、その持ち主である絵本作家と美人な妻、彼らの友人と知り合うが、そこで殺人事件が起きてしまう、という内容。
    前半はその場にいるのが有栖川有栖だけなのでかなりもどかしい部分が多かったけど、有栖川有栖というキャラクターを考えるとあれくらいうだうだと考え込んでしまうのも納得、という感じ。後半で火村英生が来た途端の勢いが気持ちよく、一気に読んでしまった。
    友人の言葉にすぐ駆けつけてくれる火村先生がいいですね……。殺人事件に巻き込まれた友人の「嫌な予感がする」をここまで信じてくれる人いないんじゃないかな。あと沼

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    2023年12月03日
  • 月光ゲーム

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    謎解きが気持ちいい 序盤は青春ドラマで、中盤からディザスター物としてハラハラした。
    ボロボロの中でのトリックは新鮮だった。

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    2025年12月04日
  • スイス時計の謎

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    二人の関係性が良い。 面白くて読みやすい、
    特に最後の、時計をめぐる話。
    男の無駄なプライドにゲンナリする。

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    2025年12月04日
  • 高原のフーダニット

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    今回は中編2本にショートショートを加えたちょっと特殊な仕立て。

    中編2本も楽しかったのだけれど、個人的にはショートショート10本が面白かったなー。
    火村シリーズでは絶対に有り得ないであろう展開のものも沢山あったし、何より登場人物がオールスターな感じで「おっ、この人ここで出てくるんだ!」みたいな楽しみがあった。

    そして「高原のフーダニット」で最後に語られるアリスにとっての探偵論に物凄く納得して頷いてしまった。
    私も探偵はそうだと思う、最近は本当にそういうタイプの探偵もちらほらいるけれど(というより作者の別シリーズにもいた気がするけども)。


    もうそろそろこのシリーズも読破してしまいそうな感

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    2023年11月14日
  • マレー鉄道の謎

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    ネタバレ

    作中の有栖川先生があまり英語を得意としていないという設定の使い方がとても好き

    アラン殺害時の、電話でのジョン・ジャック・ジャッキの勘違いネタだけでなく、作中で聞き取れない英語は『××××』で表してその後の(括弧書き)でいろいろと遊んでいるところとか
    第四章のラストの『××××(聴き取り不能)』という使い方、ホント好きです

    トレーラーハウスの密室は、「傾ける」という発想よりも作中でさらっと流されていた「ショーケース内のコップの水は凍らせておく」という部分に感心してしまいました
    本当にシンプルだし、先述したように作中ではさらっと描かれていたのだけど、自分的にはそこが思考の外側の部分だったので思

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    2023年11月13日
  • 朱色の研究

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    火村英生シリーズ8作目。
    動機が弱いという感想がよく出てくる作品ではありますが、
    人間なんてどんな動機で何をしでかすか分からないので、いいんじゃないでしょうか。
    今回は火村先生の内面に少し触れる部分もあり、読み進めると面白いものが出てきそうだなと思わされる回でした。

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    2023年11月10日
  • スイス時計の謎

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    表題作を含め、『あるYの悲劇』『女彫刻家の首』『シャイロックの密室』の全4篇が収録されています。

    『あるYの悲劇』
    「あっ」と言いたくなる一文があります。
    作中のロックに対する語りが面白かったです。悲劇といえば悲劇なのですが、ユーモアのある作品でした。被害者の父親が書いた『消えない蒙古斑を持つ地母神の偉大な臀部が一発の放屁とともに覚醒する朝』という芝居、一体どんな芝居なんでしょう。

    『女彫刻家の首』
    なぜ犯人は遺体の首を彫刻の首にすげかえたのか?
    犯人は、最初の方で当たりがついたのですが・・・
    最後の火村のセリフが印象的でした。『天の裁きだって? 神の御手のなせる業か。勝手なことをしてくれ

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    2023年11月02日
  • 双頭の悪魔

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    ネタバレ

    木更村と夏森村。
    二つの別々の村で起きた別々の事件。
    唯一繋がる橋を落として無関係かに見せた事件に繋がりを見せた有栖川先生の技術にただただ感服。
    月光ゲーム以来のEMCフルメンバーにテンションがあがる。今回はマリアもいるしね。
    ただやはりというか、メンバーを分断することは忘れない。全員揃う日は来るのか。
    マリアの語り部はいいなあ。まだまだ女性というよりは少女といった心の揺れ方にいちいち共感してしまう。そういえば始まりは父親の捜索願からのスタートだったけれど、最後はそんなことは忘れていたな。次作で拾われるのだろうか。
    犯人について月光、孤島では潔く犯行を認めた犯人たちとは違い、最後までシラを切り

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    2023年11月01日
  • 妃(きさき)は船を沈める 新装版

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    新装版を再読。
    猿の手の話がとても好きだ…
    そこから閃く火村先生かっこいい。

    そして、コマチさん登場回。

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    2023年09月22日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    心霊探偵という、思いっ切り異色なキャラクターが主人公だが、「死者の声を聞く」という点では、普通の探偵も心霊探偵も一緒(尤も、本作に登場する幽霊達は、殆ど喋らない)――そう思ったら案外と違和感は無いものであった。続編もあるようなので、こちらも文庫化待ちである。

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    2023年09月07日
  • 神様の罠

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    えてして人生こんなもの。小さな「神様の罠」はそこいら中に隠れている。
    今日買った品物が、翌日にお買い得品になっていたりしたら、つい「やられた!」とつぶやいてしまう。

    この作品集では、もっと致命的な出来事であるわけだが・・・罠なんか仕掛けていません。自業自得でしょう、と神様はおっしゃるかもしれない。
    作者の罠だったりもする。
    初出が2020年〜2021年なので、コロナ禍にまつわるものもあり、本当にこういう事があったかもしれないね、と遠い目になってしまった。

    『夫の余命』乾くるみ
    タイトルからして罠だった

    『崖の下』米澤穂信
    凶器はつららだと思っていましたが、エグかったです

    『投了図』芦沢

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    2023年08月22日
  • 朱色の研究

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    長編は本当外れがないなって思う。

    過去と現在で起きた事件を追ううちにだんだんと分かってくる真相とは。

    タイトルの通り夕焼けがちょくちょく出てくるので夕焼けが見たくなる。

    ただ動機に賛否両論あるのかな…

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    2023年08月18日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    読む順番が前後してしまったけど、こちらが濱地健三郎シリーズ一作目。個人的には、こっちの方がミステリ色が強かった気がする。アニメとか映像化したら面白そう。濱地先生にハマってしまったな〜。

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    2023年08月15日
  • 英国庭園の謎

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    短編集。

    どの話も面白かった。
    一番好きなのは最高の遺書。
    英国庭園の謎は自分でも謎解きしてやってみたい気持ちはあったけど気力がなかった。
    面白い謎解きだった。

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    2023年08月15日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    「有栖川有栖」の長篇ミステリ小説『乱鴉の島(らんあのしま)』を読みました。
    『虹果て村の秘密』、『孤島パズル』、『朱色の研究』に続き「有栖川有栖」の作品です。

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    絶海の孤島、「火村」と「有栖」を「魔」が襲う。
    精緻な推理、瞠目の真実、傑作長編ミステリ。

    犯罪社会学者の「火村英生」は、友人の「有栖川有栖」と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。
    人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。
    彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。
    島を覆う死の気配。
    不可思議な連続殺人。
    孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、「火村」の精

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    2023年08月12日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    読んだあと一番に思ったのは「この話はミステリーなんだろうか、SFなんだろうか」ということだった。
    いや、殺人事件はあるししっかりとしたミステリーなんだけど、「事件が起きて探偵がそれを暴く」っていうベースも同じなんだけど、それでも根底にあるテーマがテーマだからかそんなことを考えてしまう。
    この話が書かれた時よりも今はずっと技術は進歩しているんだろうけれど、でも実現したと言う話を聞かないのは法律もあるんだろうけど倫理観とかそういうものがあるのかなーなんて。
    でも、この小説の中では、せめて創作の世界の中では叶えて欲しかった。
    謎解きのシーンが本当に辛くて……そこまで解かなくてもいいじゃない、そこは崩

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    2023年08月06日