有栖川有栖のレビュー一覧

  • 暗い宿

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    再読。
    「宿」がテーマの短編集。

    本のタイトルにもなってる「暗い宿」が割と好き。
    最後の話は火村先生が気の毒になっちゃったわ。
    災難だったねぇ。

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    2024年12月14日
  • 捜査線上の夕映え

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    小説家アリスと火村シリーズ。
    スーツケースに入れられた死体が見つかった事件。関係者も少ない中、単純そうに見えた事件だが、なかなかアリバイが崩せず、一行は関係者たちの出身の瀬戸内海の小島へ。

    瀬戸内海の島に行ってみたくなったなー

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    2024年12月07日
  • ブラジル蝶の謎

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    ネタバレ

    国名シリーズ第3弾。表題作を含む6篇からなる短編集。
    今回も楽しく読ませてもらいました。

    表題作の「ブラジル蝶の謎」が最も印象的でした。殺人事件の現場の天井に、色とりどりと羽を広げた美しい蝶々の標本が何十匹もいた。びっくりして誰でも天井を見上げてしまうでしょう。それが犯人の意図するところだったとは。

    「彼女か彼か」の本筋も良かったですが、バー(?)の蘭ちゃんが個性的で面白いキャラクターでした。

    最後の「蝶々がはばたく」は殺人が起きるわけでもなく、日常の謎に近いストーリー。ただ、ラストに阪神・淡路大震災が出てきて衝撃的でした。そういう時代に書かれた作品なんですね。

    以下、収載作品。
    ブラジル蝶の謎
    妄想日記
    彼女か彼か
    鍵
    人喰いの滝
    蝶々がはばたく

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    2024年11月25日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    誰もが知っているような作家の短編集を八つも集めたホラー短編集。
    特に面白怖かったのは、宮部みゆきさんの「影牢」と、三津田信三さんの「集まった四人」、小池真理子さんの「山荘奇譚」、有栖川有栖さんの「赤い月、廃駅の上に」
    あくまでも自分の好みというところですが。

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    2024年11月22日
  • 菩提樹荘の殺人

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    何回目かわからない再読。
    「探偵、青の時代」は火村先生の学生時代の話。
    ちょっとほろ苦いなお話。
    先生、友達いたんだなって失礼なこと思ったわw

    「雛人形を笑え」での火村とアリスの漫才は普通に笑っちゃう。

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    2024年11月21日
  • 鍵の掛かった男

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    前回まで読んでいた榎本シリーズがとにかく怖すぎたんで「これは久々に私の大好きな火村シリーズに癒してもらうしかないな!」と思って読み始めたんですけどビックリするくらいこっちも最後の方が怖くて「やっぱり人間が一番怖いんだ……」と思い知らされた。


    そろそろ全部読み切ってしまいそうなんで少しずつ読んでる火村シリーズですが、今回の話は何と言うかちょっと火村シリーズっぽくない話でしたね。
    勿論ある事件が起きて火村がその謎を追求していくっていう流れは変わらないんですけど、今回の話は「あるホテルで人が死んだ。自殺か他殺か分からないから結論を出して欲しい」みたいな依頼から始まるんですよね。普通探偵ものって殺人事件であることが確定している状態で探偵に話が来るものが多いので(私が読むものは特に)、この始まり方は珍しいなぁと思って。


    そしてもうひとつ珍しいのは話が半分くらい進まないと火村が本格的に登場しない事。そう、今回の前半パートの探偵はアリスなんですよね、そこが珍しい!
    や、今までもアリスが解決した話はあるんです、あるんですけどそれは短編ばっかりだったのでこんなにアリスがガッツリとフィーチャーされるのも珍しいなぁと。珍しい尽くしですね。
    それにしてもアリスのパートは観光旅行も兼ねてのんびり、って感じだったのに火村が来た途端にサクサク展開し出すのちょっと笑ってしまいました、火村ちょっとせっかちすぎんか。


    話の展開もひとりの男の生涯を追いかけていく感じだったし、途中で何回か「あれ?私って今東野圭吾作品読んでたっけ?」となるシーンがありました。感覚的には火村シリーズを読んでるというより凄く東野圭吾作品に近い気がします。
    それにしても長い話だった……これきっと火村シリーズ最長なのではあるまいか。

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    2024年11月12日
  • 菩提樹荘の殺人

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    ネタバレ

    臨床犯罪学者・火村英生 シリーズ

    「若さ」をモチーフにした短編四篇

    「若さ」に対して、いろいろな切り口があり、短編の軽さの中にも、火村の推理は被害者や犯人の人柄に迫っており、面白かった。

    少年法への憤り。若さ故の軽率さ。切なさ。歳を取ることへの捉え方。それぞれの話でちょっと考えさせられました。

    火村と有栖川有栖の距離感が程よく、二人の掛け合いが読んでいて楽しかったです。


    『未熟な少年が殺人などの重大事件を起こすと、大人たちは驚いたり恐れたりしますけど、それもおかしな話ですね。成人して、より分別がついた人間が殺人を犯す方が驚きや恐怖の対象になるはずなのに』

    『彼はまたもや「しょうがない、すんでしまったことだ」と自分をあっさり赦し、すべてを流してしまおうとする。同じことの繰り返しです。そして─────アリバイまで捏造しようとした。人の心の弱さは、このような凶暴性を発揮するんですよ』

    『人間というのは、波に乗っていたら余裕綽々で他人に優しくできますよね。謙虚になることも難しくない。不遇な境遇にある時にそういうふるまいができるかどうか、で本当の姿が判ります』

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    2024年11月10日
  • 新装版 マジックミラー

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    有栖川有栖作品のシリーズものは、いい意味で派手さはないが安定している。
    その分、こういったノンシリーズは誰が主人公で誰が犯人かわからないので、サスペンス色が強くそれはそれで面白い。共通しているのは描写がとても丁寧で、ありありと読み手の頭の中に情景が浮かぶところ。
    私は路線やダイヤなどに明るくないので探偵役が一生懸命推理しているのを傍観しているだけだったが、作者と同じく鉄道が好きな人にとってはたまらないのではないかと思う。
    時刻表トリックや双子の登場、首なし死体などミステリの王道と言うべき要素が散りばめられた珠玉の一冊。

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    2024年09月30日
  • 新装版 マジックミラー

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    なんだか常に真相をチラつかされている感じ。

    きっとこうなんだろうなと思いながらも
    しっかり裏切ってくれるところが好き。

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    2024年09月02日
  • 英国庭園の謎

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    火村英夫シリーズで尚且つ国名シリーズ4作目。
    個人的に国名シリーズの中では一番面白かったかも
    全編バラエティ豊かで楽しかった。
    特に「三つの日付」「完璧な遺書」「ジャバウォッキー」がお気に入り。

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    2024年09月02日
  • マレー鉄道の謎

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    未読の長篇を堪能!まさか本当に国外が舞台とは、新鮮だった。フィールドワーキングホリデーとなった休暇。日頃と違った環境ともあってかいつも以上に火村の鋭い視点や切り込んで行く感じは頼もしかった。登場する人物が感情的な人間や情がある人、嫌われ者などキャラクターも面白かった。
    旧友が登場するのも学生時代が垣間見えて、今のタイミングで読むのも感慨深い感じがする。

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    2024年08月26日
  • 怪しい店

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    再読。「ショーウインドウを砕く」の外から見た火村アリスコンビが目新しくて好き。潮騒理髪店のノスタルジーもいい、有栖川有栖らしい短編。

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    2024年08月22日
  • 禁断の罠

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    有名作家6名によるミステリ短編集。後腐れのない読み切り。面白かった!
    普段読まない作家に触れられたのも良い。
    火曜サスペンスみたいだなと思った。

    中山七里さんの短編の題名は『ハングマンー雛鵜ー』
    他の作者の短編は題名と内容が重なっていたけど、中山さんの題名はそうは思わなかったなあ。どういう意味なのだろう。

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    2024年08月12日
  • スウェーデン館の謎

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    館に雪密室という本格ミステリー好きを唸らせるのに充分なパーツが散りばめられていて、「この謎は、そして物語はどのように帰結するのか」を楽しみながら読んだ。火村先生の優しさも印象的だった。

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    2024年08月10日
  • 海のある奈良に死す

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    作家アリスシリーズ4作目。
    今回は、旅行ミステリでした。
    クローズドサークルもいいですが、旅モノは情緒があっていいですね。
    最後には、全ての謎が解けてスッキリしました。

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    2024年08月10日
  • ロシア紅茶の謎

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     作家アリスシリーズでもあり国名シリーズである短編集で、奇怪な暗号に毒の混入経路の謎、読者への挑戦状など本格ミステリー好きには堪らない部分や火村&アリスの軽快なやり取りが良かった。国名シリーズ以外にも作品が出ているようなのでそちらも追いかけたい。

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    2024年08月09日
  • スウェーデン館の謎

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    ネタバレ

    国名シリーズ第2弾。今度は長編ミステリです。
    有栖川有栖がペンションを舞台にしたミステリ小説を書くために泊まっていた宿のお隣のスウェーデン館で殺人事件が起きてしまう。臨床犯罪学者の火村英生に助けを求めて事件解明に乗り出す。
    1995年に刊行された本作、今読んでも面白かったです。(有栖のカメラがフィルムカメラで現像に出さないと写真が見られないという部分には時代を感じましたが)
    雪の上の足跡トリックになるほど!となりました。
    ペンションの息子さん(大地くん)の心のつっかえが取れたのは救いかなぁ。

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    2024年08月06日
  • ダリの繭

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    有栖川有栖の長篇ミステリ作品『ダリの繭』を読みました。
    有栖川有栖の作品は昨年3月に読んだ『英国庭園の謎』以来ですね。

    -----story-------------
    幻想を愛し、奇行で知られたシュール、リアリズムの巨人-サルバドール・ダリ。
    宝飾デザインも手掛けた、この天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。
    現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。
    そして他にも多くの不可解な点が…。
    事件解決に立ち上った推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が難解なダイイングメッセージに挑む。
    ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。
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    探偵役である臨床犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(アリス)のコンビが活躍する作家アリスシリーズの第2作……1993年(平成5年)に刊行された作品です。

     ■プロローグ
     ■第一章 死の繭
     ■第二章 カナリアと犯罪学者
     ■第三章 助教授の現場検証
     ■第四章 葬儀を終えて
     ■第五章 雑踏の猟犬
     ■第六章 最低の夜
     ■第七章 真珠の目の女神
     ■第八章 生者たちの繭
     ■第九章 鳥羽にて
     ■第十章 きらめくもの
     ■エピローグ

    幻想を愛し、奇行で知られたシュールレアリズムの巨人サルバドール・ダリに心酔してやまない宝石チェーン社長・堂条秀一が神戸・六甲の別邸で殺された……現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない、、、

    そして他にも多くの不可解な点が……事件解決に立ち上がった推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が辿り着いた意外な真実とは?! 都市を舞台に、そこに生きる様々な人間たちの思惑を巧みな筆致と見事な理論で解き明かした、有栖川ミステリの真髄。

    アリバイ崩しに兇器に付いた指紋の謎、そして動機……トレードマークのダリ髭が剃られていたこと含め、伏線が全て回収される終盤の展開が愉しめましたね、、、

    関係者の立場が逆転する、驚きの結末も良かった……作家アリスシリーズは面白いですねー 機会があれば、また読みたいですね。

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    2024年08月04日
  • ロシア紅茶の謎

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    本格ミステリ6篇の短篇集。
    毎月、作家有栖シリーズを1冊読んでいて
    短篇集は初めて。

    まだ4冊しか読んでないけど今のところは1番!
    他の短編集も楽しみ。
    表題作のロシア紅茶の謎は
    犯人の思い切りにビックリ!

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    2024年07月28日
  • ロシア紅茶の謎

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    ネタバレ

    作家アリスの国名シリーズ第1弾。表題作を含む6篇からなる短編集。
    初出が1993〜94年と30年程前の作品ですが今読んでも面白い本格ミステリでした。
    表題作の「ロシア紅茶の謎」が一番面白かったです。犯人の命懸け?の殺害方法が凄い!

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    2024年07月20日