有栖川有栖のレビュー一覧

  • マレー鉄道の謎

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    ネタバレ

    面白かった!
    これまで読んできた作家アリスシリーズの中でもトップレベルだと素直に思う。
    夢中で読んだし、二回読んだ。
    賞獲ったのも納得。

    アリスと火村が大学時代に交友した留学生の経営するマレーシアのホテルに遊びに行く話。
    最初っからマレーシアで観光していて、作品を通して旅特有の夢心地な雰囲気が漂う。
    珍しく火村のもとに殺人がもたらされるまでが長い。でも最初から火村とアリスは蛍見ながらイチャイチャしているので、退屈しない。アリスがずっと訊けずにいた「お前は、何と戦ってるんや」なんてシリアスな質問を初っ端から発しちゃうあたりにも、旅行中の開放感を感じる。

    旅先での事件ゆえ警察に顔が利かないはず

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    2021年03月21日
  • 怪しい店

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    お店を題材にした火村英生シリーズの短編集。
    「潮騒理髪店」が少し変わってて、火村とアリスの日常が見えて楽しめた。
    謎解きでいうと、表題作の「怪しい店」が好き。読み返してやっと理解できた。

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    2021年03月15日
  • 朱色の研究

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    ネタバレ

    火村センセ、頭良くてイケメン(多分)で腕っぷし強くてクールでちょっと闇抱えてるの、ホントにどストライクです。

    2年前の殺人事件の解決を教え子貴島朱美に依頼された火村、引き受けた矢先に、怪しい電話で新たな犯行現場に呼び出されて殺人の第一発見者になるという、犯人からの挑戦を受ける。殺されたのは朱美の伯父だった。果たして今回の殺人と2年前の殺人との関係性は? 更には6年前の放火事件との繋がりは? 火村(とアリス)は2年前の現場である周参見の宗像家別荘へと赴く。
    みたいな。

    作家アリスシリーズの長編は、角川文庫モノの方が総じて質が高いように思う。
    本作品も、矢継ぎ早に事件が起きるわけではないから分

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    2021年03月11日
  • 7人の名探偵

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    どの作者名を見ても、ミステリ好きなら知らない者はいないと言ってよい作家ばかりで、その人たちの個性が感じられるアンソロジーなのである。
    7人の名探偵とは、とりもなおさず作者達自身のことであり、この名探偵達の生み出す世界にゆったりとひたるのがよい。
    とはいえ、一つ一つは決して長くないので、どんどん読み進めることができる。

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    2021年02月28日
  • インド倶楽部の謎

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    アガスティアの葉ー。
    それはその人の来し方行く末がすべて記された賢者の葉。
    前世を未来を知ることができるなら、あなたはそれを聞きたいですか?

    火村&アリスのソウルメイトコンビが送る国名シリーズ第9弾(らしい)
    インドって神秘の国というイメージが強い。
    古代文明発祥の地で、ゼロを発明した国で、現代では証明できないナニカをたくさん持ってても不思議じゃない国って思っているので、輪廻転生とか言われてもなんとなく「そーなんかー、そうかもなー」と受け入れてしまう。(わたしだけか)
    アリスは輪廻転生を「あるかもしれないこと」としながらも、とことん懐疑的につっこみ、火村は「信じない」といいながら柔軟に推理に

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    2021年02月28日
  • 狩人の悪夢

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    動機は無視して論理で推理し犯人を“狩る”男、火村英夫の事件簿。悪夢に囚われている男でもある火村もアリスのやりとりがとても良かった。
    あと最後のサプライズ!!マジか!!

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    2021年02月26日
  • 江神二郎の洞察

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    有栖川有栖といえば「学生アリス」と「作家アリス」のシリーズが二枚看板であり、互いが互いの小説を執筆しているというパラレル設定である(それにしたら学生アリスは多作すぎ作家アリスは寡作すぎるのだがそういうことを気にしてはいけない)。
    「学生アリス」シリーズ初の短編集である「江神二郎の洞察」はもうタイトルそのまんま、謎の大学生名探偵江神二郎が深い洞察を披露してくれる短編集である。
    連作短編ではなく、書かれた時期も相当バラバラだが、最初から通して読むと有栖川有栖くんがEMCに入部したところから始まり、1年を経て有馬麻里亜が入部するところで終わる。
    短編はきちんと独立して謎を提示して解決しているものの「

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    2021年02月02日
  • 絶叫城殺人事件

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    作家アリスシリーズ、短編集。基本的に短編は嫌いだが、これは全体的にどれも高評価で甲乙つけがたい…。良かった点は「黒鳥亭」のアリスと少女のやり取り。「月宮殿」のタイトルの意外性+幻想的な建築美。「雪華楼」の犯行?の意外性。表題作の「絶叫城」はドラマ化もされました。大分前に観ましたが犯人などの細かい点は忘れ、初読のように楽しめました!連続殺人のあの結末にはなんとも言えない悲しい気持ちになりました…。星四つ半。

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    2021年01月25日
  • 暗い宿

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    様々な「宿」で起こる事件に挑む短編集。各話が短くスピード感溢れるので、一気に読んでしまった。特に好きなのは2話目「ホテル・ラフレシア」で、明るい爽やかなリゾートホテルの雰囲気の中に漂う不気味さが印象に残る。

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    2021年01月22日
  • 月光ゲーム

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    それぞれが異なる犯人を思い描きつつ、なかなか判明しない真犯人と暗号の謎、事件にも影響しつつ皆を追いつめるクローズド・サークルなど、思った以上に読み応えあり。

    0
    2021年01月16日
  • ダリの繭

    ネタバレ 購入済み

    錯乱した現場、混乱した被害者・加害者・第三者の立場。前作よりさらに、人の内面にウェイトをおいた謎解きが面白い。秀一のフロートカプセル、優子のライトハウス、相馬の女装癖etc. 例え共感されずとも、その人にとって特別な繭というのはある。守られた世界、あるいは子宮内の楽園。それが動機となっているのが悲しく、冒頭を読み返すと一層哀れだ。
    それにしてもアリスが小説を書くのも、意外に重い理由があるんだなぁ。知らないだけで皆いろんなものを背負ってるもんなと暗くなりかけたところで、絶妙に新婚ごっこをやる二人。いいコンビ。

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    2021年01月16日
  • 火村英生に捧げる犯罪

    ネタバレ 購入済み

    いい感じの表紙に、このタイトル、そりゃ一体どんな犯人が出てくるのかとドキドキしちゃう。あとがきでも触れてあって思わず笑ってしまった。確かにママやら妻やらに捧げる犯罪だったら、犯罪者不在のいわゆる人が死なないミステリーっぽさがあるな。今度読んでみようかしらん。
    鸚鵡返しや殺風景な部屋とかも変わりネタだったけど、ネタより火村の安楽椅子探偵ぶりに驚嘆。今回は二人で出掛けていって謎解きっていうの少なかったけど、「くるか、アリス?」「付き合えということやな」から受けるコンビの安定感に和む。

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    2021年01月16日
  • 高原のフーダニット

    ネタバレ 購入済み

    オノコロ島はトリックがなかなか突飛だったけど、それよりも見所は相手の立場をいかに正しく見抜いて尋問するか、だな。
    表題作といい、火村の頭脳の冴えと、繊細な駆け引きの巧さに嘆息するばかり。それに、頑迷固陋だと思ってた野上さんの以外な一面も知ることができて、ちょっと好感が持てるようになったのもうれしい。
    ミステリ夢十夜は、ミステリかどうかはさておき、これは西宮神社かしらと思いつつ、福男をかけてめっちゃ頑張る火村の姿を想像して笑ってしまった。

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    2021年01月16日
  • インド倶楽部の謎

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    読み応えも意外性もあり面白かった。

    スマホが出てきて少し時代の流れを感じたり2人のいい距離感に良い後味を感じた点も好ましかった

    2021.1.14
    5

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    2021年01月14日
  • 江神二郎の洞察

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    春のキャンパスで一年生のアリスは運命的な出会いをする。
    ぽとりと落ちた「虚無への供物」の導きによって。
    落とした男は江神二郎。推理小説研究会の部長である。

    ということで学生アリスシリーズの短編を読みました!
    内容は「日常の謎(といっても血なまぐさい話もあったりする)」とミステリーの哲学的な考察を織り交ぜた青春のエピソード。
    名作ミステリーがたくさん登場し、ミステリー本案内としても価値あり。
    江神さんがミステリアス。うわさに聞く彼の背景については何もわからなかった。
    もう1冊短編集が出るらしいのでそれを待とうっと。

    学生アリスのシリーズは、なんだか単なる虚構としては読めないんですよね。
    アリ

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    2020年12月21日
  • ミステリ国の人々

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    ネタバレ

    楽しそうに語ること語ること。
    連載の独自ルールが『故人の著書』ということもあり、私が苦手な「比較的古い」「外国」の作品が多かったけれど、それでも大変魅力的に思えてきた。古典に挑むつもりで読んでみるかなぁ。
    すでに連載は終了しているようだけど、今回とは逆のルール(現役のミステリ)の紹介もぜひ読んでみたい。

    251219再読

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    2020年12月17日
  • インド倶楽部の謎

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    文庫も購入。最後、二手にわかれて歩き出すことを提案するアリスが、火村への無言の励ましというか、生き方を楽にするために考えることへ背中を押すというか。支えるのではなく、ポンと背中を叩いて励ます程度なのが、この距離感の良さなんだなと思う。

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    2020年12月08日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    まるでおもちゃ箱の様な、バラエティに富んだ一冊。
    短篇集だったので8本収録されているのだけど、方向性も長さも全然違うものが沢山あって、楽しんで読み進められたなと言う印象。

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    2020年11月25日
  • 狩人の悪夢

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    ひょんな事から、売れっ子作家の家に泊まりに行き事件に巻き込まれる、ミステリー作家アリス。謎解きをしながら次々と殺人事件がおき、犯罪心理学者・火村と共に解決。犯人の心情と犯罪に至るまでの経緯、その背景に秘密が隠されている。読み応えのある作品。

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    2020年11月14日
  • 怪しい店

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    犯罪学者火村と推理作家アリスの名コンビシリーズ。店にまつわる5つの謎をコンビて解決に導く。中でも、潮騒理髪店はシャーロック・ホームズ同様、自分の体験談を語りながら1つずつ整理して謎ときするのが面白い。飄々としていて、とらえどころのない火村に振り回されたりしているが、このコンビ好きです。

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    2020年11月12日