有栖川有栖のレビュー一覧

  • インド倶楽部の謎

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    読み応えも意外性もあり面白かった。

    スマホが出てきて少し時代の流れを感じたり2人のいい距離感に良い後味を感じた点も好ましかった

    2021.1.14
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    2021年01月14日
  • 江神二郎の洞察

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    春のキャンパスで一年生のアリスは運命的な出会いをする。
    ぽとりと落ちた「虚無への供物」の導きによって。
    落とした男は江神二郎。推理小説研究会の部長である。

    ということで学生アリスシリーズの短編を読みました!
    内容は「日常の謎(といっても血なまぐさい話もあったりする)」とミステリーの哲学的な考察を織り交ぜた青春のエピソード。
    名作ミステリーがたくさん登場し、ミステリー本案内としても価値あり。
    江神さんがミステリアス。うわさに聞く彼の背景については何もわからなかった。
    もう1冊短編集が出るらしいのでそれを待とうっと。

    学生アリスのシリーズは、なんだか単なる虚構としては読めないんですよね。
    アリ

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    2020年12月21日
  • ミステリ国の人々

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    ネタバレ

    楽しそうに語ること語ること。
    連載の独自ルールが『故人の著書』ということもあり、私が苦手な「比較的古い」「外国」の作品が多かったけれど、それでも大変魅力的に思えてきた。古典に挑むつもりで読んでみるかなぁ。
    すでに連載は終了しているようだけど、今回とは逆のルール(現役のミステリ)の紹介もぜひ読んでみたい。

    251219再読

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    2020年12月17日
  • インド倶楽部の謎

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    文庫も購入。最後、二手にわかれて歩き出すことを提案するアリスが、火村への無言の励ましというか、生き方を楽にするために考えることへ背中を押すというか。支えるのではなく、ポンと背中を叩いて励ます程度なのが、この距離感の良さなんだなと思う。

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    2020年12月08日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    まるでおもちゃ箱の様な、バラエティに富んだ一冊。
    短篇集だったので8本収録されているのだけど、方向性も長さも全然違うものが沢山あって、楽しんで読み進められたなと言う印象。

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    2020年11月25日
  • 狩人の悪夢

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    ひょんな事から、売れっ子作家の家に泊まりに行き事件に巻き込まれる、ミステリー作家アリス。謎解きをしながら次々と殺人事件がおき、犯罪心理学者・火村と共に解決。犯人の心情と犯罪に至るまでの経緯、その背景に秘密が隠されている。読み応えのある作品。

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    2020年11月14日
  • 怪しい店

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    犯罪学者火村と推理作家アリスの名コンビシリーズ。店にまつわる5つの謎をコンビて解決に導く。中でも、潮騒理髪店はシャーロック・ホームズ同様、自分の体験談を語りながら1つずつ整理して謎ときするのが面白い。飄々としていて、とらえどころのない火村に振り回されたりしているが、このコンビ好きです。

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    2020年11月12日
  • 狩人の悪夢

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    登場人物の言動に対する細やかな心理観察やツッコミで流れていく物語はとても自然で読んでいて気持ちがいいです。有栖川さんの本は初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと思いました。

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    2020年11月01日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    密室。その言葉を聞くだけで、その字面を見るだけで、心が躍るミステリファンは多いだろう。かくいう私もその一人。

    本書は有栖川有栖先生が、イラストレーターの磯田和一さんとタッグを組んで、古今東西の密室の名作をセレクトし、イラストを添えて解説したもの。
    密室が苦手という友人から、その間取り等が頭に浮かびにくいと言われたことがある。しかし、本書なら、磯田さんの情感あふれるイラストで、密室の雰囲気をたっぷりと味わうことができる。

    各イラストには、磯田さんの感想が書き込まれているが、有栖川先生の解説と同じくらい、このコメントが面白い。有栖川先生がベタ褒めする作品を磯田さんはお気に召さないケースもチラホ

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    2020年10月26日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    作家してる有栖川先生の描写がとてもすきでした。有名どころの文学あまり好んで読もうとしないけど有栖川先生と一緒なら読めちゃうな…

    当時の社会状況に思いを馳せながら、毎度おなじみ綺麗ーーーなロジック、孤島の舞台を楽しめました。あとがきで「やっぱりモデルこの人か」となりました。

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    2020年10月25日
  • インド倶楽部の謎

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    国名シリーズ第九弾。いつもながら安心して読めるこのシリーズ。殺人事件の関係者同士のつながりや火村と有栖のコンビの推理と今作もシリーズの魅力がたっぷりある。ずっと読んでいたくなるような心地よさと人の心のうちにあるものの悲しみなどの感情もあって今作も満足。

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    2020年10月10日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    短編いい。火村の魅力が色濃く出る。
    今回の中では長い影が一番面白かったな

    2020.9.27
    96

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    2020年09月27日
  • 狩人の悪夢

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    雷で大木が倒れ道路が不通となった結果のクローズドサークル物。状況がちょっと特殊だが、こうしないと犯人が絞れないからそこは仕方ないところ。

    犯人の設定や動機はなんとなく分かるし、事件を入り組ませる●の切断も、強引なロジックであまりにも作り物っぽい。

    とはいえ、話はスムーズだし最後まで一気に楽しめた。
    このシリーズは探偵役の氷室と助手役の有栖川の会話がメインになるが、初期の作品に比べて会話もずっとこなれてきて違和感なく読めるようになってきて、安定のシリーズとなっている。

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    2020年09月27日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    なかなか雰囲気のある作品で1日で完読。
    孤島と火村は雰囲気がマッチする。

    いつの時代の作品か迷うような現代と一昔前がミックスされたような世界観が妙だった。

    2020.9.13
    90

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    2020年09月14日
  • 高原のフーダニット

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    有栖川有栖の火村シリーズは大体読んだ筈なのだが、私が長編好きなのもあって時折読み漏れがある。
    「高原のフーダニット」はこれまで未読の中編集(「ミステリ夢十夜」は中編と呼んでいいのか分からないが)。
    叙述トリックの話題を枕に、禁じ手に近いアリバイ工作が暴かれる「オノコロ島ラプソディ」。本編中に何度かラプソディ・イン・ブルーが流れるからラプソディなのか。「ラプソディ」という響きはなんだか使いたくなる響きである。日本語にすると狂詩曲でミステリっぽいし。
    「ミステリ夢十夜」はちょっと意表をつかれたというか、意欲作ではあるのだが、型に嵌ったミステリ好きな私には戸惑いの方が大きかった。むしろアンソロジーと

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    2020年08月15日
  • 赤い月、廃駅の上に

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    岩手に住んでいた学生時代、終電の終わった人気のない小さな駅舎でストーブに当たりながら、大学の先輩と話こんでいたことがあった。結局現れたのは、家出を疑った近所の人の通報でやって来たお巡りさんだけだったけど、何故だろう、誰もいないホーム、田舎の小さな駅舎、自分以外姿が見えない車両、どこまでも続くトンネル、カンカンと響く踏切‥、鉄道に関するものは死者の世界に繋がっている気がするんだろう。
    もしあのまま真夜中までいたら、私も作中の高校生のように、別の世界の何かが電車に乗ってやって来るのが見えただろうか。死者の世界を少しでも覗き見られただろうか。

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    2020年08月09日
  • 猫が見ていた

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    ・マロンの話 ★★★★★
    ほたんとマロンの関係がいいね!
    私も猫と話したい

    ・エアキャット 欲しい★★★
    火村先生のシリーズの短編だった!
    ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
    内容としては、まあまあね。

    ・泣く猫 ★★★
    普通。悪くはない!

    ・「100万回生きたねこ」は絶望の書か ★★★
    後半が良かったわ。
    特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。

    ・凶暴な気分 ★★★
    始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
    ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。

    ・黒い白猫 ★★★★
    興味深いタイトル

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    2020年08月10日
  • 海のある奈良に死す

    匿名

    購入済み

    面白かった

    犯人はこの人だろうなとは思ったけれど、トリックや火村がどこで分かったのかは全然分からず。
    色々と勉強になりました。
    こういう展開も面白かったです。

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    2020年08月03日
  • ミステリ国の人々

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    古今東西のミステリーに出てくる探偵、怪人、刑事、ワトソン役、犯人について語ることを切り口に、ミステリーの面白さやあれこれを、著者の思うがままに述べたもの。結構古い作品が多いので、知らない人物がたくさん出てくるが、それでもその人物像が生き生きと伝わって来る。有栖川有栖さん、小説よりエッセイの方が上手じゃないの、と思うくらい。52人が紹介されている。泡坂妻夫の探偵亜愛一郎が出てきたので、ほほう有栖川さん、ちゃんと分かってるじゃないの、と偉そうにもつぶやいてしまいました。

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    2020年07月17日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    慰安のために旅行にでたはずが!
    妙な島にたどり着き妙な事件に遭う!

    ばあちゃんの気遣いも虚しく
    全然休めない二人でした
    34歳で完徹しても平気だなんて羨ましい

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    2020年07月08日