有栖川有栖のレビュー一覧

  • インド倶楽部の謎

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    ネタバレ

     久しぶりに読みました、火村&アリスの長編作品。やはりこのコンビの掛け合いが良い……そしてシリーズが続くにつれ、二人の関係性の深みが増していく……。今作は臨床心理士と前世についての論戦を繰り広げるシーンで、二人がそれぞれを慮ってフォローし合う場面がグッと来ました。あとカレー食べたくなった(笑)
     それと今作で驚いたのは、このシリーズのタイトルが、「火村が関わった事件にアリスが勝手に命名したもの」という設定だと判明したこと。そうだったのかアリス……ちょっと痛いぞアリス……(待)

     事件そのものについては、トリックや犯人・動機を解明することよりも、真相へ迫るための各々のアプローチ方法がメインなの

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    2021年08月28日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    最後の誘拐の話だけ犯人予想が合ってた
    時計の話は説明読んでもなにがなんだか理解できなかった かなしみ むつかしすぎる

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    2021年08月27日
  • カナダ金貨の謎

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    火村英生と有栖川有栖の〈国名シリーズ〉。このシリーズに限らず火村シリーズは信頼して読める。今回は5編収録の短編集。表題作はもちろん楽しめるけれど「あるトリックの蹉跌」という一編がいい。火村と有栖の大学での出会いを描いた作品。短いなかに二人の今につながる空気があって面白くオチも見事。火村シリーズは長編のほうが好きだけど今作は全編を通して楽しめた。

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    2021年08月24日
  • 闇の喇叭

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    ネタバレ

    ずっと積んだままだったのを発掘。有栖川さんファンを自認してるくせに、ソラシリーズは未読だった。なんか哀しい事件だったな。そして、ソラはこれからどうなるのかな。シリーズの続きが気になるな。エピローグがめっちゃせつない。いつか再会できますように。

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    2021年08月15日
  • 暗い宿

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    何度目かの再読。作家アリスシリーズ。宿を舞台とした四編が収録されている。どの話も何かしらの宿が舞台となっているわけだが、中でも最後の「201号室の災厄」は一風変わっている。作中では火村先生が悲惨な目に合っているのだが、そんな状況でも必要に迫られてとはいえ事件を解決してみせるのは流石としか言いようがない。

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    2021年08月05日
  • 菩提樹荘の殺人

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    ネタバレ

    若さをモチーフにした4篇のお話。
    どの話も様々な年代における「若さ」について考えさせられた。
    特に表題作は、老いに抗うようなアンチエイジングの第一人者が被害者の話。
    その流れで若さを考え、アリスが自分を創作の世界へと掻き立てた青春時代の苦い思い出を火村に吐露する場面が好き。揶揄するでもなく、それは辛かったなって受け止める火村先生も好き。2人の関係性が出ててとても好き。
    「探偵、青の時代」も大好き。ツンツンツンツンな火村青年が、疎外感を感じながらもちょっと申し訳なさそうに謎解きする感じがなんともいえないね!
    最後の現在のアリスの謎解きも可愛い。「俺の方がわかってんのさ」的などや感?的な(笑)

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    2021年08月04日
  • 絶叫城殺人事件

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    様々な建物やお城を舞台にした事件。題名からどんな事件が起こるのかを想像し、わくわくしながら読み進めました。
    個人的には映像化された際の人物に当てはめてスラスラ読めました(ドラマの内容は知らずです)

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    2021年08月04日
  • 絶叫城殺人事件

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    何度目かの再読。作家アリスシリーズ短編集。今作は陰惨というか憂鬱というかそういう負の感情に支配された話が多い。一番面白かったのはやはり表題作でもある「絶叫城殺人事件」。犯人の意外さもさることながら動機の点については作家アリスシリーズでは珍しい部類ではないだろうか。

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    2021年07月04日
  • 鍵の掛かった男

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    #鍵の掛かった男
    #有栖川有栖
    人気の『火村英生シリーズ』
    ホテルに長期宿泊していた、謎多き男の自殺案件をひょんな事から調査する事になった有栖と火村。
    しかし火村は、しばらく調査に加わることができない。
    まずは有栖のみで調査に乗り出すのだが…。
    謎に包まれ、鍵が掛かったような男の謎を少しずつ有栖がほどいていく中、火村英男の推理が炸裂する。
    男はやはり自殺なのか?
    それとも他殺なのか?
    最後まで一進一退の本格ミステリ。
    #本格ミステリ
    #火村英生シリーズ
    #有栖がメインで動く
    #終盤は二転三転
    #人間ドラマ
    #登場人物が少なくわかりやすい
    #長編ですがさっくり読めます
    #読書

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    2021年07月01日
  • 菩提樹荘の殺人

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    中学生の頃に読んでた有栖川作品を久々に読んだけど、火村と有栖と自分が同い年になっててショック…そんなに時が過ぎてたんだな…

    子供の頃から現在までシリーズが続いてるのは嬉しい。作中の登場人物が年齢を重ねないのもありがたい。新しい作品なのに、昔懐かしい気分になれる。

    何年経ってもやっぱ有栖川さんの本は面白いな。新シリーズも始まってるそうだし、そっちも読んでみたい。

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    2021年06月28日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    とあるビルの2階に構えられた探偵事務所。探偵は年齢不詳のダンディーな心霊探偵。
    スマホも出てくる現代設定なんだけど、なぜかそこはかとなくする昭和感。いや、本編には特に影響ないんだけど、ビルの2階とか、登場人物の名前とかでなんとなくノスタルジーを感じた。

    幽霊が関わってくるのだけど、論理的な推理で真相を解き明かす濱地さん。
    やっぱり怖いのは生きてる人間。

    助手のユリエさんと彼氏との行く末も気になるので、続きも読もう。

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    2021年06月25日
  • 絶叫城殺人事件

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    ネタバレ

    ――

     再読。

     家にいる時間が長くなると、気付かなかったことにも気付くようになるもので。
     多分近所から逃げ出したインコが家の裏で鳴いてたり、
     いまとても綺麗にカッコウが鳴いてたり。
     調布飛行場の空便は案外真上飛ぶんだなぁとか。
     裏のお家は紫陽花育ててて、いい季節。紫陽花ってちゃんと育てると長生きするのねぇ。

     そんなわけで短編集、『絶叫城』です。
     有栖川作品の中でも結構好きで度々手に取るのだけれど、どれも非常にらしくて良いのです。
     黒鳥邸は全体の、静かに謎に浸る感覚と真相のやりきれなさと。
     壺中庵の密室トリックはいかにも有栖川、って感じ。
     月宮殿はそのタイトルと、実際に

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    2021年06月02日
  • 朱色の研究

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    ネタバレ

    死後に神の裁きが待っているのなら、人間が人間を裁くことは僭越であるばかりか、犯罪的に傲慢です。この世には人間しかおらず、あの世は存在しないから、犯罪者は人間の手で裁かれるべきなんです

    by 火村英夫

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    2021年05月21日
  • モロッコ水晶の謎

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    ネタバレ

    ここのところ作家アリスシリーズを集中的に読んだのは、ずっと積読してた本作品をいい加減何とかしたかったから。(←シリーズモノは刊行順に読みたいタイプ)
    4編収録だけど、ひとつは超短いので中編3編って感じ。
    「意図しない共犯モノ」でまとめたわけじゃないんだろうけど、どれもちょっと変わり種な感じで、楽しかったです。

    「助教授の身代金」
    元俳優の誘拐事件が殺人事件に発展するんだけど、被害者の死亡推定時刻は誘拐より前だった。
    自分が殺したはずの人を誘拐したなんて電話を貰ったら、さぞかし怖いだろう。犯行現場を見られたと思うだろうか。録音された台詞がなければ、死んだと思った被害者は実は生きていたと思うんだ

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    2021年05月19日
  • 海のある奈良に死す

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    ネタバレ

    火村英生シリーズ第四弾

    (紙の本で読んでいるので)残り少なくなるページ数に対して、散りばめられた伏線をどうやって回収するのだろう?
    と気になりつつ、そんな事も伏線として張ってあったのか!と驚きもあると言うスピード感のある展開で、後半をほぼ一気に読み切りました。

    色々な注釈が数ページに渡って書かれてあり、朧気にしか知らなかった事等も知れたのは、知識が深まった様な気がして嬉しいですね。

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    2021年05月04日
  • ペルシャ猫の謎

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    ネタバレ

    大分このシリーズの虜になってるのでもう冷静な判断が下せないけど、本作品も楽しかった。
    各話がバラエティに富んでいて退屈しなかった。解説ではその印象が見事に文章化されていて、解説ともども好き。
    単に相性の問題かもしれないけど、有栖川さんの作品は自分にしっくり来る。考え方なんかが似てるのかも。


    「切り裂きジャックを待ちながら」
    本書の中では最も正統派ミステリっぽい。でも短編なので、殺人が起き、火村が登場し、事件が解決し、犯人がどうにかなる、というミステリのハイライトだけが無駄なく抽出されて仕上げられた感じを受けた。つまり手っ取り早く満足できる。
    動機は確かにやや弱いか。でも作家アリスシリーズっ

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    2021年04月09日
  • マレー鉄道の謎

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    ネタバレ

    面白かった!
    これまで読んできた作家アリスシリーズの中でもトップレベルだと素直に思う。
    夢中で読んだし、二回読んだ。
    賞獲ったのも納得。

    アリスと火村が大学時代に交友した留学生の経営するマレーシアのホテルに遊びに行く話。
    最初っからマレーシアで観光していて、作品を通して旅特有の夢心地な雰囲気が漂う。
    珍しく火村のもとに殺人がもたらされるまでが長い。でも最初から火村とアリスは蛍見ながらイチャイチャしているので、退屈しない。アリスがずっと訊けずにいた「お前は、何と戦ってるんや」なんてシリアスな質問を初っ端から発しちゃうあたりにも、旅行中の開放感を感じる。

    旅先での事件ゆえ警察に顔が利かないはず

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    2021年03月21日
  • 怪しい店

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    お店を題材にした火村英生シリーズの短編集。
    「潮騒理髪店」が少し変わってて、火村とアリスの日常が見えて楽しめた。
    謎解きでいうと、表題作の「怪しい店」が好き。読み返してやっと理解できた。

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    2021年03月15日
  • 朱色の研究

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    ネタバレ

    火村センセ、頭良くてイケメン(多分)で腕っぷし強くてクールでちょっと闇抱えてるの、ホントにどストライクです。

    2年前の殺人事件の解決を教え子貴島朱美に依頼された火村、引き受けた矢先に、怪しい電話で新たな犯行現場に呼び出されて殺人の第一発見者になるという、犯人からの挑戦を受ける。殺されたのは朱美の伯父だった。果たして今回の殺人と2年前の殺人との関係性は? 更には6年前の放火事件との繋がりは? 火村(とアリス)は2年前の現場である周参見の宗像家別荘へと赴く。
    みたいな。

    作家アリスシリーズの長編は、角川文庫モノの方が総じて質が高いように思う。
    本作品も、矢継ぎ早に事件が起きるわけではないから分

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    2021年03月11日
  • 7人の名探偵

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    どの作者名を見ても、ミステリ好きなら知らない者はいないと言ってよい作家ばかりで、その人たちの個性が感じられるアンソロジーなのである。
    7人の名探偵とは、とりもなおさず作者達自身のことであり、この名探偵達の生み出す世界にゆったりとひたるのがよい。
    とはいえ、一つ一つは決して長くないので、どんどん読み進めることができる。

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    2021年02月28日